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2026.02.27

いつかきっと、みんなの願いが叶うと信じられるライブ――10人の始まりたい気持ちがひとつになった“いきづらい部! 1st LIVE ~ What is my L ? ~”DAY2公演レポート

いつかきっと、みんなの願いが叶うと信じられるライブ――10人の始まりたい気持ちがひとつになった“いきづらい部! 1st LIVE ~ What is my L ? ~”DAY2公演レポート

ひとりひとり違う未来と同じ願い――お互いのレールが交差し合うステージ

ライブの前半を終えてのMCとインフォメーションを挟み、後半は、再び10人のソロコーナーが続く。歌ったのは、ソロシングルのカップリング楽曲になるのだが、こちらもメンバーの個性が炸裂している。

後半のソロコーナーも、トップを飾るのは綾咲穂音。軽快なステップを取り入れたダンスで「オドルポルカ」を披露。途中でみんなとジャンケンをしたり、ワルツのリズムになったり、賑やかさがある曲なのだが、“失敗したって生きてるからギリOK”“「とにかく踊ればなんとかなる!」”という歌詞にハッとするし、いきづらい部!のメンバーたちにとって、ポルカは光になっているのかもしれないと感じた。


そのバトンを受け取って、キレッキレのダンスで「Trick or Toxic」を歌った涼ノ瀬葵音。一度ハマったら逃れられないような翔音の魅力を歌とダンスで見せつけ、会場中を虜にさせる。瀬古梨愛の「センチメートル・ランデヴー」は、昭和のアイドルソングを彷彿させるメロディで、それが懐かしくもあり、若い世代には新鮮に響いたであろう。ステージにはベンチと街灯が用意され、最後はベンチに腰掛け、“愛おしい人”との物理的な距離を詰めていき、歌詞の“ふたりゼロ・センチの距離で”を表現。極めつけに、「愛してる」とつぶやいて終わる、最高の演出だった。


小戸森穂花の「LOVE♡YOU♡Save the EARTH!!」は、緑色の指差し棒を持ってのパフォーマンス。地球を守りたいという一途な真緑の想いを、純粋な歌声で投げかけ、会場も全力で盛り上がっていた。今度は天沢朱音が椅子を使ったパフォーマンスで「クラリトブライト」を披露。魅惑的なダンスも素晴らしかったが、何よりすべてを肯定してくれる陽な歌声とポジティブなオーラが、輝夜の魅力なのだと感じた。


台車を押して登場した坂野愛羽は、アラビアンな雰囲気から始まり、そこから目まぐるしく曲調が展開していく「マジカル♡レシピ・シルブプレ!」を披露。難しい曲だが、途中で瀬古と小戸森がサポートに加わりケーキ作りをするというお芝居も交えたパフォーマンスで、ファンを楽しませていた。奥村優季の「二人はいつでも Happy End」は、グルーヴィでスウィング感が心地良い洋楽ロックテイストの楽曲。軽快でハッピーなのだが、途中で一瞬、綾咲が登場してダンスをする仕掛けは、ポルカとゆくりの特別な関係を感じられる演出だった。


ライブは、ここからアクセルをさらに踏み込んでいく。まずは藤野こころの「First Ride」。花火の曲は、会場が真っ赤に染まった上で、ステージからは火花が上がるので、否が応でも盛り上がる。天沢と涼ノ瀬がはためかせた赤い布の奥から登場し、扇子を片手にヘヴィなバンドサウンドが響き渡る中、キャッチーなメロディをステージから放ち、会場を熱くした藤野の見事なステージだった。そこからギターロック「ジェットスターター」で、さらに会場をぶち上がらせた宮野 芹。大きな歓声を浴びながら、エモーショナルな歌を叩きつける。やはり玲のストレートさは胸に突き刺さるし、最後の「ありがとう」も込みで、かっこ良かった。

「あれ? L高生、ちょっと疲れてきたんじゃないの?まだまだ行ける?ほんとに行ける?しょうがないわね、さっさとやっちゃうよ!」と観客をクールに煽りつつ、スクールアイドルとして振る舞う遠藤璃菜が「ひっさつマイマイモード」を、キュートな笑顔とダンスで披露し、会場を熱狂させる。サビでレーザーが派手に飛び交う中、会場のペンライトも激しく揺れる。前半のソロ曲とは違う麻衣のパフォーマンスで、ソロコーナーの最後を締めくくった。

1stライブの本編ラストは10人で歌う「ヒミツミチ」。この楽曲の途中にソロパートを繋いでいくブロックがあるのだが、そのフレーズをイントロに持ってくるライブならではのスペシャルなアレンジ。トロッコも使い、会場中に散らばった10人が歌い繋いでいくところから、ステージに集まり、歌詞を紡いでいく。明るくてキャッチーで切ないポップソングを笑顔で歌い切り、ステージをあとにした。

次ページ:いきづらい部!が見つけた希望、その先に広がる“みんなで叶える物語”

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