INTERVIEW
2026.02.04
――カップリング曲「Rose」は、先ほどお話しにあった通り、ASCAさんが大切にしてきたお花をモチーフにしたアッパーなロックチューン。作詞は音楽ユニット・キミのねのでも活動しているつむぎしゃちさん、作曲・編曲は『28』収録の「Fighter!!」を手掛けていた吉岡大地さんが担当しています。
ASCA 実はタイトルをお花の名前にしてほしいとは、特にお伝えしてなかったんですよ。つむぎしゃちさんとはこの曲が初めましてだったんですけど、流れとしてはまず楽曲テーマをお伝えして。
――そのテーマというのは?
ASCA 「Giver」は自己犠牲の歌ですけど、自分の命や心を削ることには限界があるので、そこから一歩進みたい気持ちがあったと思います。そこは今も模索中なんですけど、自己犠牲があるからこそ見られる景色や幸せがある、というのはゆるぎない事実としてある。その中で私がこれから人生をかけて辿り着きたい領域は、自分自身のことを愛して満たしながらも誰かのことを満たしていく、循環型の愛なんです。だから両方シングルのA面という気持ちで、それぞれが繋がりを感じるようなカップリングにしたいということをお伝えしました。
――「Giver」とテーマを共有している曲なんですね。
ASCA 今自己犠牲をしている最中の人、誰かのために心を削って苦しんでいる人にぜひ聴いてもらいたい曲です。歌詞に“さぁ 咲かせてみましょうか”とあるのですが、今の時代、“咲く”ってすごく難しいことだと思うんです。自分のことを愛するのは難しいけど、どれだけ心を殺されたり、感情を踏み荒らされたりしても、それに影響されない姿勢、自分の心を誰にも奪わせない。そういう世界でこそ真っ直ぐ立って、咲き誇っていきたい。そういう決意表明を書いてください、とお願いしました。
――アルバム『28』は“自分を愛する”“自己愛”がひとつの大きなテーマでしたが、この曲からもそれを感じたんですよね。ただ、それと同時に、歌詞に“どれもこれも私で君なら愛と呼ぼう”とあるように、自己だけでなく他者も見つめた愛がここでは歌われているように感じて。
ASCA わかります!私もそこの歌詞がすごく好きです。私は自己犠牲で苦しんだ時間があって、でもそれも悪くないと気付けたからこそ、ちょっとずつ“自己愛”を育んでこられたなと思っていて。なので次はそれを分け与えていきたい。ライブをしていると、みんなに伝えたいメッセージはいつも、「自分のことを最高だと思って欲しい」というところに辿り着くんです。この楽曲も、ライブで絶対的に盛り上がれる曲を作る、というところからスタートしたなかで、ライブで「私たちって最高だよね!」と叫べるような時間があってもいいんじゃないかと思って出来た曲で。今後のライブで、この曲を作りたいと思った理由を言葉でみんなに伝えながら育てていきたいと思っています。
――みんなで一緒に花を咲かせていく楽曲であると。
ASCA そう!皆さんが今そこにいる場所で咲いていてほしい。なかなか難しいんですけどね。「#kwk」で発信している“Kill with kindness=親切心で殺す”とも精神性は通じているんですけど、どんな状況になっても自分自身の心は奪わせない、優しく美しく生き抜く。これが何よりの復讐になると思うんですよね。
――復讐なんですか?
ASCA まあ恨みはないんですけど(笑)。でも、そういう精神が一番強いと思うんですよ、究極を考えていくと。私もそういう人がかっこいいと思うし、そうなりたい。実際ちょっとずつなれてきていると思うし、どんなことがあっても「いやいや、私は最高なので」と言える回数が増えているので、それをみんなにも伝播させたいです。ライブで一緒に歌いながら、みんなでそういう気持ちになれたら究極だよなあと思うんですよね。
――少し話を戻すと、この曲は“Rose=バラ”をモチーフにしていますが、つむぎさんにはお花をモチーフにしてほしいとは伝えていなかったんですよね?
ASCA そうでした!危ない、回収しこねるところだった(笑)。これまでASCAを表現する時に、SNSとかでバラの絵文字を使ったりしていたんですよ。それに、ファンの皆さんからバラをいただくことも多くて。多分「ASCA=バラ」のイメージを持ってくれているファンの方も多いなかで、このタイミングで「Rose」というタイトルの曲が生まれたことには、何か意味があるんじゃないかと感じました。
――というのは?
ASCA 自分の中で“お花”の存在が年々大きくなっていて。昔の私は感情が希薄だったみたいで、お花を見ても綺麗とは思わなかったり、綺麗なものを見ても何も感じなかった時代があったんです。でも、20代になってから、皆さんからいただくお花を純粋に綺麗と思うようになりましたし、それまでは何も心が動かなかったイルミネーションを綺麗だと思うようになって。感受性が養われてきて、美しいものを美しいと思えるようになって、自分にとって“お花”が特別なものになっているなかで、「Rose」というタイトルの曲をいただいた時に、ある種の集大成を感じたんですよね。今まで何度もお花を掲げて歌ってきたなかで、「これから一緒に咲き誇っていこうね」というメッセージを2026年の最初に届けることに意味があるのかなと思います。
――バラの花言葉は色や本数によって変わりますが、一般的には“愛”“情熱”という意味がありますから、今のASCAさんにはぴったりですよね。
ASCA この曲は愛なんですよ。サビの“さぁ 愛してみましょうか すべて明け渡そう”も自分事として歌えるようになったので。2曲とも根底には、私の「Giver」の精神が脈々と流れております!
――そんな2曲を収めた2026年一発目のシングル、自分の中ではどんな手応えがありますか?
ASCA また新しいことに挑戦させてもらって、自分の好きな気持ちやワクワクするものを見つけることができたし、2026年のASCAは攻めのマインド、どんなに困難で辛い状況になったとしても、真っ直ぐに歌を届け続けていく、という確固たる信念を詰め込むことができました。ある意味、2026年の決意表明みたいな一枚です。この2曲で無双していくので絶対についてきてください!
――今年もガンガン攻めていくと。
ASCA 攻めつつ、自分が放つ言葉に責任を持ちたいと思っています。昔は言語化するのは速さが命と思っていたんですけど、今はもうちょっと考えてから発言したいなと思っていて。速さを優先するがゆえに思考が浅かった気がするんですよね。速さも大事ですけど、言葉は毒にも薬にもなるので、特に大切な人に対しては、言葉をしっかり選んで伝えていきたいです。
●リリース情報
TVアニメ『龍族Ⅱ -The Mourner’s Eyes-』日本版エンディングEDテーマ
「Giver」
2月4日月発売
【初回生産限定盤(CD+BD)】

品番:VVCL-2838~9
価格:¥2,300(税込)
<CD>
01.Giver
02.Rose
03.Giver (Instrumental)
04.Rose (Instrumental)
<Blu-ray>
Giver (Music Video)
【通常盤(CD)】

品番:VVCL-2840
価格:¥1,600(税込)
<CD>
01.Giver
02.Rose
03.Giver (Instrumental)
04.Rose (Instrumental)
【期間生産限定盤(CD+BD)】

品番:VVCL-2841~2
価格:¥1,800(税込)
<CD>
01.Giver
02.Rose
03.Giver (TV Size)
04.Giver (Instrumental)
05.Rose (Instrumental)
<Blu-ray>
TVアニメ『龍族Ⅱ -The Mourner’s Eyes-』ノンクレジットエンディング映像
ASCA オフィシャルサイト
https://www.asca-official.com/
ASCA X
https://x.com/ASCA_and_staff
ASCA 公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCKSpe0bX39VZQtRcaQcJ9RQ
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