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2025.12.29

小倉 唯の多彩な“LOVE”が詰め込まれたメドレー含む30曲超!Wアンコールも実現した“小倉 唯 LIVE TOUR 2025 「Love♡Ratory」”千秋楽レポート

小倉 唯の多彩な“LOVE”が詰め込まれたメドレー含む30曲超!Wアンコールも実現した“小倉 唯 LIVE TOUR 2025 「Love♡Ratory」”千秋楽レポート

Wアンコールのプレゼントも!心の隙間を埋める最大級の“LOVE”

左手で箸を使ってシュウマイを掴む運動実験や歴代パンダの名前を覚える記憶力実験、スライムにビーズなどのいろんなものを混ざ合わせて「めちゃかわいいスライム」を作るまぜまぜ実験を挿み、ライブは後半戦に突入。「スライムと言えば?」ということで、自身も声優として出演したTVアニメ『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました ~そのに~』のOPテーマ「So☆Lucky」で華やかに後半戦の幕を開ける。フリル多めのかわいらしい衣装を着た彼女が会場にハッピーフィーリングを振りまくと、続く「Future Strike」ではダンサーのサポートで白黒のスカートが広がってゴシックドレス風の衣裳に変化。なおかつアレンジもパワフルなサウンドに新調されており、小倉はステージを赤々と染めるライトに照らされながら、より熱くドラマチックに楽曲を届ける。観客の声援も会場の空気を揺らすほどの勢いがある。続く「Wish」での力強くも優雅な表現も素晴らしく、高貴ささえ感じさせるその美しい姿に、目も耳も心も奪われる。

MCでは、リアレンジ曲について、本ツアーの実験というテーマに基づいてチャレンジしたことを報告。「今回のツアーでまた歴史が積み重なって、今の私だからできる表現になったんじゃないかなと思っています」と伝える。さらにフリートークの時間では、会場の神奈川・横浜にまつわるものということでシュウマイについてトーク。小倉の生まれ育った群馬県では、シュウマイにはウスターソースを付けて食べる文化があるとのことで、会場からの「えー!」の声に「えー!はこっちですよ」「こちとらそれで育ってますから」とご立腹の様子。だが、デビューから十数年、地元・群馬を離れてかなりの年月が経った今、小倉もシュウマイはしょう油とからし派になったことを告白して会場は笑いの渦に包まれる。結果、どっちの食べ方も美味しいということで、今後はみんなも気分に合わせて二択の食べ方でシュウマイと付き合っていこうと呼びかけていた。

そしてライブは早くもラストブロックに。小倉は自身がロスモンティス役で出演したTVアニメ『アークナイツ』のシーズン3にあたる『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』が2025年に放送されたことに触れると、その原作ゲームのイメージソングに起用されたシングル曲「ハートフォレスト」をひさしぶりにライブで歌唱。透明感とスケール感のあるサウンドに小倉の可憐で清廉な歌声が広がり、一面グリーンに染まったペンライトの揺れる景色も相まって、優しくも温かな空気が会場を満たしていく。“大丈夫 だいじょうぶ 歩いてゆける”というフレーズは、過酷な環境で生きる『アークナイツ』の登場人物たちのみならず、ファンに向けた言葉でもあるのだろう。こうしてライブでお互いの絆を確かめ合いながら歌う光景がエモーショナルな気持ちを呼び起こす。

そんな感動的な1曲に続いては、「君色のキセキ」「Lovely Happily Shiny Days」「ハピネス*センセーション」をメドレーで披露。“君(きみ)”との日常の尊さを小倉自身が歌詞に書いた「君色のキセキ」、どれだけ時間が経っても愛される存在でいたいと願う「Lovely Happily Shiny Days」、溢れんばかりの“好き”の気持ちを伝える「ハピネス*センセーション」。どの曲も小倉 唯と共にある時間のハピネスを凝縮したようなナンバーだ。そしてライブは最後のナンバーへ。小倉は「私にとって大切な“LOVE”の入った曲を歌いたいと思います」と告げると、代表曲のひとつ「Baby Sweet Berry Love」を最新ミニアルバム『Labo-Ratory』にも収録されたニューアレンジで届ける。ラブリーでスウィートネス、いつ聴いても甘酸っぱいトキメキが詰まっていて、エバーグリーンな名曲であることを改めて実感する。後半の間奏では、この日何度目かのファンへの素直な気持ちを直接言葉にして伝えると、最後は最高の笑顔と共に“ずっと Baby Sweet Berry Love”と歌ってライブ本編を締め括った。

その後、すぐさま客席から巻き起こった“ゆいちゃん”コールを受けてのアンコール。袖全体にふわふわのフリルが付いたピンク色の衣裳を着た小倉がダンサー2人と一緒にステージ2Fに登場すると、『Labo-Ratory』よりヤマモトショウ提供の華やかなバースデーソング「Magic♡Happy」をパフォーマンス。コール&レスポンスのパートでは、会場の横浜にちなみ「赤レンガ」「トントントン」や「シュウマイ」「しょうゆ」「ソース」「どっちかな?」などのやり取りで楽しい時間を作り上げる。さらにこの日が誕生日の人を「マジハッピー!」とみんなでお祝い。続く「Fightin★Pose」の間奏では小倉の呼びかけにより綺麗なウェーブを行い、会場の多幸感をさらに高めていく。

MCで「一体感が感じられて幸せです」と感想を伝えた彼女は、ここで新情報を告知。自身のファンクラブ「Yui’s*company.」初となるファンクラブ会員限定ツアーが2026年夏に行われることが発表された。小倉が夏にツアーを行うのは2016年以来、実に10年ぶりのこと。FC限定ということで、アツいライブになることは間違いなさそうだ。そして千秋楽公演ということで、改めて本ツアーへの想いを語り始める。自らコンセプトを考案し、ゼロから表現を作り上げていったとのことで、それを実現してくれたスタッフや観に来てくれたファンへの感謝の気持ちを伝えるうちに、だんだんとウルウルし始める小倉。普段表に出すことはないが、やはり背負うものや苦労もあるのだろう。涙をそらすように「今年も完走できたー!」と明るく振る舞う姿に見ているこちらもグッとなる。「これからも長きに渡り応援してもらえるように、どんな姿かたちなっても応援してもらえるような人になりたいなと思うし……なんかすごくお気持ち表明してるね(笑)」と、照れながらも胸の内を伝えてくれた。

そんな小倉がアンコールの最後に用意していたのはとびきりの“♡(ハート)”が詰め込まれたメドレー。まずはライブ初披露時がコロナ時期と重なっていたため、本ツアーが初の声出し解禁となる「pyu♥a purely」。小倉自身が手掛けた歌詞の愛らしくも純粋な想いが心にスッと入り込んでいく。そこからダンサーをステージに迎え入れて「秘密♡Melody」で会場のボルテージを一気に引き上げると、ラストはリリースから10年が経った今でも色褪せることなく輝き続ける代表曲のひとつ「Honey♥Come!!」で盛大なコールやクラップを巻き起こし、“LOVE”たっぷりの空間でライブは大団円を迎えた。

だが、この日はツアー千秋楽。小倉はファンとの特別な思い出を作るために最高のプレゼントを用意していた。終わりを惜しむファンからの「もう一回」コールが会場にこだまするなか、スクリーンにエンディングムービーが映し出され、ツアーの各会場での模様やバックステージの様子が紹介される。ファンがそれを眺めながら思い出に浸っていると、映像のラストに雪が降り始めて……なんとステージ2Fに照明が当たるとそこには小倉の姿!この季節にぴったりのウィンターソング「winter tale」を歌い始めると、会場からは割れんばかりの歓声が上がる。冒頭の一節を歌うと「Wアンコールありがとー!」「みんなで雪だるまを作ります」と呼びかけ、客席に大きな白い風船上のボールが投入される。そのボールが弾むように会場の心も大きく弾み、最後は小倉の「こっちに転がしてくださーい!」という指示を受けてみんなでボールをステージにパスすると、そのボールを顔にした大きな雪だるまがステージに完成。遊び心たっぷりの演出で会場の心をひとつにする。

さらに「今日はファイナルということでラストにもう1曲」と告げると、この日2度目の「治癒治癒ちゅっ♡」へ。しかも小倉は客席に向けてフリスビーを投擲しながら歌唱。歌や仕草にもたくさんの愛情を込めて「全部良くなれー!!!」と会場の全員のハートを治癒していく。決めの“必要なのはワタシ、、?”というフレーズと共に銀テープが発射され、最高潮の盛り上がりを見せるなか、愛と平和とかわいいを研究する“Love♡Ratory”ツアーはフィナーレを迎えた。

その後もフリスビーが届かなかった2F席のファンに謝りつつ、手でハートマークを作ったり「私のエアーフリスビーを届けます!」と会場中に隈なく感謝の気持ちと愛を伝える小倉。途中のMCで本ツアーについて「私のやりたいことを凝縮した」と語っていたが、実験と称してリアレンジ曲やステージ演出などでさまざまな新しい挑戦を盛り込みつつ、従来の“かわいい”表現もさらに突き詰めて、磨き抜かれた歌とダンスとステージングでファンを笑顔にした今回のツアーは、彼女のアーティストとしてのクリエイティビティーが結実した充実の内容だった。だが、小倉 唯の研究と実験はまだまだ終わらない。今後も我々を幸せな気持ちにしてくれる“LOVE”な音楽を、新たに発明して届けてくれることだろう。


『小倉 唯 LIVE TOUR 2025 「Love♡Ratory」』
2025.11.24 パシフィコ横浜 国立大ホール
<SET LIST>
01. すうぃ~と♡ぱーてぃー
02. I・LOVE・YOU!!
03. トキメキWeekend!
04. ココロテレパシー
05. Caramel Ribbon…
06. きょんきょん♡らぶぽーしょん
07. Empty//Princess.
08. 治癒治癒ちゅっ♡
09. ドキドキラビリンス
10~11. (メドレー)エンジョイ! ~ PRISM BEAT
12. True Path
13. So☆Lucky
14. Future Strike
15. Wish
16. ハートフォレスト
17~19. (メドレー)君色のキセキ~Lovely Happily Shiny Days ~ハピネス*センセーション
20. Baby Sweet Berry Love ~Labo-Ratory ver.~
<ENCORE>
21. Magic♡Happy
22. Fightin★Pose
23~25. (メドレー)pyu♥a purely~秘密♡Melody~Honey♥Come!!
<W ENCORE>
26. winter tale
27. 治癒治癒ちゅっ♡

関連リンク

小倉 唯オフィシャルサイト
https://ogurayui-official.com/

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