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INTERVIEW

2025.11.23

13周年を迎えてなおのぞかせる新たな面が、未来へのさらなる期待を高める充実作!i☆Ris 26thシングル「夢へのヒトカケラ」リリースインタビュー

13周年を迎えてなおのぞかせる新たな面が、未来へのさらなる期待を高める充実作!i☆Ris 26thシングル「夢へのヒトカケラ」リリースインタビュー

声優とアイドルのハイブリッドユニット・i☆Risの勢いが止まらない。11月15日にぴあアリーナMMでの2年連続となるワンマンライブ“i☆Ris 13th Anniversary Live -TITLE MATCH-”(以下、“TITLE MATCH”)を成功させた彼女たちは、勢いそのままに11月19日に26thシングル「夢へのヒトカケラ」をリリース。TVアニメ『嘆きの亡霊は引退したい』第2クールエンディング主題歌に起用された表題曲は、同アニメ第1クールオープニング主題歌も手掛けた松隈ケンタが楽曲提供した軽快なロックナンバー。そしてカップリング曲「Romantic Showdown」はパチンコ遊技機『カケグルイ』挿入歌に起用されたWタイアップ作だ。そんな本作は両収録曲からi☆Risの新たな一面と可能性の広がりを感じさせる1枚に仕上がっている。そこで本稿ではi☆Risより山北早紀、茜屋日海夏、久保田未夢の3名を招きインタビューを敢行。充実した本作が形作られるまでの裏側に迫る。

INTERVIEW & TEXT 須永兼次

久々のアニメタイアップ曲は、聴けば聴くほど心になじむ軽快なナンバーに

――まずは皆さんに、2025年がi☆Risにとってどんな1年だったと感じているかをお聞きしたいです。

山北早紀 なんだかすごく昔に似ているというか、ちょっと“コロナ禍前のi☆Ris”感があったように思います。去年は劇場版アニメ『i☆Ris the Movie – Full Energy!! -』や、ドキュメンタリー映画『Live & Documentary Movie ~i☆Ris on STAGE~』が公開されたり、ぴあアリーナMMでの初ワンマンライブ“i☆Ris 12th Anniversary Live ―初☆アリーナMM(マジみて)―”があったりとすごく勢いに乗っている感があって。そんななかで始まった今年のツアーもチケットのSOLD OUTが続き、「なんかこの流れ、2019年っぽいな」みたいに感じたんです。2019年はいい流れに乗ったあとにコロナ禍が来ちゃいましたけど、今年は無事ぴあアリーナMMでのライブも開催できそうですし(※注:インタビューは“TITLE MATCH”前に実施)。13年目にして「またひとつ波に乗ってるな」というワクワク感がありました。

茜屋日海夏 私もコロナ禍前の良い勢いの時期と重なるところがあったので、ここにきてあの時の悔しさを解消できたような感覚がありました。あと個人的には、ありがたいことにグループ活動を楽しんでやれている感覚があって、自分的にもすごく調子いいなと感じています(笑)。

久保田未夢 でも、去年の12周年ライブでチケット完売できずに悔しい思いをしたからこそ、今年も燃え尽きることなく“やるぞモード”を続けられたのかもしれないですね。「(着席率を)100%にしたい!」と目指したいものがあったからこそ、いきなりツアーのチケットが完売したんでしょうし。やっぱり一生懸命頑張っていれば、それなりの結果がついてくるんだなって思います。

山北 それにスタッフさんたちがSNS投稿をすごく頑張ってくれたのもあって、初めましての方と多く出会えたこともありがたかったよね。

茜屋 うん。おかげで私たちと一緒に年齢を重ねてくれている昔からのファンに、憧れのお姉さん的な感じで好きになってくれる若い子も加わりまして。現場でよく「ぴあアリやるんだよね!」と言っていただけたりと、関係者の方々からもとても注目していただけていると感じているんです。なのでこのチャンスをうまく活かせたらいいなと思った1年でした。

久保田 あとSNSについてはマネージャーやスタッフさんはもちろん、特に今年の春頃はツアーの撮影OKの曲とか、リリースイベントのTikTok撮影会の様子をファンの皆さんもすごく投稿してくださったんですね。それもあってまだ私たちのことを知らなかった方にもより知ってもらえた1年になったように思います。

――そして、13周年ライブの直後にリリースされるのが26thシングル「夢へのヒトカケラ」です。表題曲に最初どういった印象を持たれましたか?

山北 最初「この曲が26thシングルの表題曲です」と送られてきた時に、少し不安な気持ちがあって(笑)。サウンド的には「うわー!」って盛り上がるような曲ではないじゃないですか? i☆Risはアニメの曲を歌わせてもらうことも多いですけど、キラキラしてたり「イエーイ!」ってできる激しい表題曲が多かったから最初そう思ったんです。でもこの曲って聴けば聴くほど好きになる“スルメ曲”なんですよね。年齢を重ねている私たちや、私たちのファンみたいな大人が聴いてもすごく元気になる曲ですし。テンション感は落ち着いているけど歌詞の1つ1つがすごくヒットしてくる、一見シンプルだけどずっと味がする……“白米”って感じです。「噛めば噛むほどうまい」みたいな。だからすっごい好きかもとも感じましたね。普段自分のグループの曲ってプライベートではそんなに聴くことはないけど、この曲はラジオとかを聴いていて流れてきても励まされるなと思いました。

茜屋 私は正直この曲を聴いたとき「あー、こういうのこういうの!」って思いました。やっぱり自分たちの昔の曲も含めて、アニソンってキーが高かったり「元気!ポップ!」みたいな曲が多いイメージがあったんです。でもこの曲は音の上下が激しすぎないメロディラインが個人的にすごく好きで。歌詞も、例えばサビでは“僕を置いていった”とか“見捨て去った”みたいなネガティブな言葉を置いているのに、メロディはずっと明るく前向きなのがすごく素敵なんですよ。やっぱり松隈さんさすがだなぁと思いましたね。

久保田 私はレコーディングのタイミングで『嘆きの亡霊は引退したい』のタイアップだと聞いていましたけど、逆に「アニメタイアップって、こうこう!」みたいに思ったんですよ。歌詞にアニメで出てくる大事なワードとか、本作の主人公(=クライ・アンドリヒ)の心情を落とし込んでくださっていて。特にみんなが言っていたちょっとネガティブっぽい雰囲気はクライにすごく繋がる要素だと思うんです。彼はネガティブではないけど、基本的にやる気がない人というか……(笑)。

――やる気がなくて、自分の能力にちょっと諦めがあるような人ですよね。

久保田 はい。だから「それが文字になると、こんなにネガティブに感じるんだ!」とは思いました(笑)。それと『嘆きの亡霊は引退したい』って第1クールではエンディング主題歌に次回予告のラップが入っていたんですけど、それが好評だったので「きっと第2クールでもあるだろう」と予想していて。「この曲で私もいつかは、キャラクターとしてラップするのかな?」という思いもよぎりました(笑)。

次のページ:曲調にもアニメにもマッチした歌唱アプローチで、また見えた新境地

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