――Edel Noteは他の3ユニットと比べてどんな特色があると考えていますか?
進藤 一番の特色としては、やっぱり世界観を大事にしているところだと思います。スリーズブーケ、DOLLCHESTRA、みらくらぱーく!は、スクールアイドルクラブが代々継承してきた伝統ユニットでもありつつ、自分たちの経験を活かした歌詞を書いて、それぞれの今の姿を表現していますけど……。
三宅 Edel Noteは、楽曲ごとに別の世界観を構築したうえで、比喩として2人の関係性を表現する作り方が多いんです。
進藤 その意味では演劇に近いよね。楽曲ごとに1つの演目を毎回作り上げている感じがあって。
三宅 「チリコンカン」だったら“西部劇”の世界観で、ニューシングルの「片翼のトリバガ」であれば天使と悪魔みたいに、毎回、明確にモチーフが設定されていて。その世界をパフォーマンスで再現する、というのがEdel Noteの立ち位置です。
――リアルでの活動やお二人の関係値も含めて、他の3ユニットと比べて「ここは負けない!」というアピールポイントはありますか?
進藤 やっぱりお笑いですかね(笑)。
三宅 面白く過ごすことへの想いの強さは絶対に負けない(笑)。
進藤 蓮ノ空には「ハッピー至上主義!」(かほめぐ♡じぇらーと)という楽曲があって、みらくらぱーく!も“楽しいが一番”をコンセプトにしているんですけど、私たちは結構そのマインドで生きている2人かもしれないです。何事も笑って乗り越えよう!っていう気持ちが強くて。
――それは、進藤さんと三宅さんがそういう性格同士だからなのでしょうか?
進藤 どうなんだろう?私は結構ポジティブ思考というか、沈んだらそのまま沈んでいってしまうので、無理にでも笑って過ごそうとするマインドなんです。何かあっても「まあポジティブに考えればいっか」みたいな。
三宅 私はめちゃくちゃネガティブなんですけど、あまちゃんがそういう性格だから。蓮ノ空に入ってから、落ち込み続けるのは無駄なことだなっていうのがわかるようになって(笑)。今は結構前向きに生きられています。しかも、時間は有限なので、今を楽しんでおかなくちゃと思って。せっちゃんも今の活動をめちゃくちゃ楽しんでるから、私がまず楽しまないといけない。そういう思いもあって、楽しく生きられています。せっちゃんも転んでもすぐに起き上がる子なので。
進藤 泉自体も楽しいを求めているので、お互いメンバーに引っ張られていますね、本当に。
――メンバーにも、相方にも支えられて、ですね。
進藤 105期メンバーの8人で集まってダンスの練習をしている時も、みんなから「何でそこの2人はそんなに明るいの?」と言われることが多くて。
三宅 ロケの時とかもそうだよね。撮影が長引いたりした時も、「2人はずっと楽しそうだね」って言われます(笑)。
――では、今回のニューシングルを除く、これまでのEdel Note楽曲の中で、特に思い入れのある曲や、初めて聴く人にお薦めしたい曲を教えてください。
三宅 私はやっぱり最初のオリジナル曲「Edelied」への思い入れが強いです。初めてのレッスンの時からずっと練習してきた曲ですし、メンバーの気持ちが一番こもっている楽曲でもあるので。で、初めましての人にお薦めするなら……楽しい気持ちになりたい人には「チリコンカン」ですけど、自己紹介曲という意味ではやっぱり「Edelied」かな?個人的にお気に入りの曲は「天地黎明」です。
――「Edelied」には、メンバーのどんな気持ちが込められていると感じますか?
三宅 この曲は(作品の設定上では)せっちゃんが作ったのですが、元々いた瑞河女子という場所でスクールアイドルをやりたいっていう切実な思いが込められていますし、「それを実現するために命を燃やすぞ!」という決意とか、強い意志みたいなものを100%込めて投げるような曲なので、一番セラスが入っている楽曲だと思います。
――「天地黎明」がお気に入りの理由は?
三宅 私はメロディで曲を聴くタイプなんですけど、普通に曲がすごくいい のでお気に入りです。しかも単純にかっこいい。Edel Noteの“Edel”は“高貴な”“気高い”という意味なのですが、この曲はその中でもトップの“気高い”イメージがあって。神々というか天上の存在みたいな感じがして圧倒されます。
――ありがとうございます。進藤さんはいかがでしょう?
進藤 悩みますけど、やっぱり思い出深いのは「Edelied」ですね。最初は3rdライブにサプライズで出演して1人で歌ったのもそうですし、その時に蓮ノ空のこと好き好きクラブのみなさんは「すごくいい曲!」と反応してくれましたけど、「本来はもう1人いて完成形なんだよ……!」と思ったのも印象深くて。しかも自分の大好きな作品の一番大切にされているステージ、ラブライブ!の決勝大会が私のデビューステージになったので、皆さんの反応も含めてすごく楽しかった思い出があります。みんなにお薦めしたい曲は……純粋に泉のことを知ってもらうなら「フュージョンクラスト」ですね。
――作中の設定では、泉が作詞、セラスが作曲した楽曲ですね。
進藤 あの曲は桂城 泉の本質を、そのままを描いているので。でも、サウンドやメロディからはセラスの優しさというか、セラスの泉にかける想いが感じられて。いつもは別の世界観を作っているEdel Noteが、メンバーの人生や性格に合わせて楽曲を作るとこうなる、っていう意味での紹介曲としてもお薦めしたいです。
三宅 「フュージョンクラスト」は、作詞と作曲を誰が担当しているかの情報も踏まえたうえで聴いていただけたら、2人の関係性も推し測ることができてさらに味わいが増すと思います。
――「フュージョンクラスト」に込められた泉の本質については、どのように受け止めていますか?
進藤 夢を持てなくて空っぽな自分の表し方として、すごく美しい歌詞だなと思いました。最終的に諦めない気持ちで終わっているのもそうですし、“燃やせるはず”“燃やそうとすれば”“燃えなくたって”“燃やしてやる”という「燃える」の“四段活用”は、初めて歌詞を見た時にびっくりしましたし、「絶対に燃やしてやる!」という強い意志が感じられてすごく素敵だなあと思って。自分も夢を叶えた後に「次の夢はなんだろう?」と迷った時期があったので、その時の気持ちにも似ているなと思いました。
三宅 ここの“燃えなくたって燃やしてやる”というフレーズは、泉が書いた歌詞にしては拙い感じの言葉遣いだけど、それが逆に真っ直ぐ刺さってくるから、私もすごくお気に入りの部分です。
進藤 そう!いつもの泉であれば、もっと言葉を上手く使って表現するであろうところを、泉が本心で書いたからこそ、あの「燃える」四段活用の言葉が出てきたんだろうなと思います。
SHARE