リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

REPORT

2025.10.30

刻まれた新たな歴史、そして実現した“観たかった景色”――“ウマ娘プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 秋公演”DAY1レポート!

刻まれた新たな歴史、そして実現した“観たかった景色”――“ウマ娘プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 秋公演”DAY1レポート!

10月18日・19日に、さいたまスーパーアリーナ(以下、SSA)にて“ウマ娘プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 秋公演”が開催。5月に開催された春公演に続く今回の秋公演は、『ウマ娘プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)の世界をさらに広げる新たな試みや充実のパフォーマンスでいっぱいのものとなっていた。本稿でレポートをお届けするDAY1は、『ウマ娘』のライブイベント史上初となる男性アーティストの出演や、新曲のサプライズ披露、さらには出演が叶わなかった出演者の意外な形での登場など、見どころ満載の一夜となった。

TEXT BY 須永兼次

“当日実装”に初披露の新曲、序盤から驚きでいっぱいのDAY1

まずは開演直前に「うまぴょい伝説」が流れ始めると、トレーナー(『ウマ娘』ファンの呼称)が大きなコールを送り、スタンド は緑一色に。春に続いてこの日も、SSAに大きな“ターフ”が生まれウマ娘たちの“出走”を待つ。そして曲が終わると、流れ始めたファンファーレと共にウマ娘ダンサーズが登場。場内の期待をさらに高めると、メインスクリーンが2つに分かれてポーズを決めたウマ娘たちが姿を現し、6th EVENTのテーマ曲「Shake The World!!」からライブはスタート。1サビ前でのオグリキャップ役の高柳知葉から の「もっともっと叫べー!」や、2サビ前でのマチカネフクキタル役の新田ひよりからの「さぁ、一緒に叫ぼう!」といったセリフ、ステージ上での跳ねながらのパフォーマンスがトレーナーのテンションをいきなり上げにかかる。また、2サビ明けの間奏での実況役の明坂聡美の実況に続くウマ娘たちの自己紹介では、アグネスタキオン役の上坂すみれが「“(アグネスタキオンの)因子研究”は明日までだよ!」とゲームアプリ内イベントになぞらえたセリフでトレーナーを沸かせる。またカルストンライトオ役の望月ゆみこが明坂の紹介に名乗りをかぶせてカルストンライトオらしいせっかちさをみせるなど、どの出演者も演じるウマ娘らしさを挨拶に盛り込み、挨拶後には場内を盛り上げるパフォーマンスを再び展開していった。

曲明けには明坂からのインタビュー形式でMCが進行。ナンバリングイベント初出走組からの意気込みなどが届けられると、続く「UMA Summer」では歌唱メンバーがタオルを手にしてトロッコに乗車。序盤から、デュランダル役の野木奏が跳ねたりタオルを回し突き出したりと楽しさ溢れるステージングをみせたのを筆頭に、すぐそばまで近づいたトレーナーと笑顔を交わしながら歌唱していく。サビではタオルを回しながらの歌唱にコールにと、秋めいてきたSSAに再び夏のような熱気をもたらしていった。

それとはまた違った色合いの興奮がSSAを包んだのが、続く「Glorious Moment!」。アニメ『ウマ娘プリティーダービー ROAD TO THE TOP』の主題歌であるこの曲を、テイエムオペラオー役の徳井青空、アドマイヤベガ役の咲々木瞳、ナリタトップロード役の中村カンナと原曲通りのメンバーが揃って歌唱する。Bメロではメインステージのセンターに集まり三方から中央へ手を突き出すなど、作中でぶつかり合う3人の関係性を想起させるパフォーマンスも心を捉える。咲々木の眼光の鋭さや徳井の力強さ、中村の力いっぱいな懸命さといった各々のウマ娘らしさ滲むパフォーマンスもまた胸に響いた。

さらに、「Ready!! Steady!! Derby!!」ではセンターステージに上坂とダンツフレーム役の福嶋晴菜が立ったのに続き、冒頭のファンファーレ中にLEDスクリーンの奥から本楽曲の作詞作曲を担当したオーイシマサヨシ(作詞作曲は大石昌良名義)も登場! 3人の高らかで力強いユニゾンから歌唱が始まる。1サビ明けにはオーイシがセンターステージまでダッシュして合流すれば、そのオーイシは大サビ冒頭でソロで歌声を高らかに響かせていく。大サビでのコールに合わせて元気に跳ねながら歌唱する福嶋の姿はダンツとピタリ重なるもの。こうして楽曲制作者を交えた夢のステージを、内容濃く形にしてくれた。歌唱後にはオーイシがステージに残ってMCを繰り広げ、彼のタイトルコールを導入に「AmpReFire」がスタート。ウマ娘5人が炎が上がるなかでスタンドマイクを用いて力強く歌唱していく。その歌声と表情による表現でさらなる熱を与えていくウマ娘たち。そのなかでみせた上坂の、力強くもどこか不敵な笑みはアグネスタキオンそのもので、印象深く心に刻まれた。

と、ここで流れ始めたのはジャングルポケット役の藤本侑里の声。どよめきと歓声が巻き起こるなか、「来いダンツ!オレらと勝負だ!」のセリフに続いてアプリのガチャ演出と共にダンツフレームが登場。そしてステージに福嶋が1人で立ち、「私が主役じゃダメですか?」とセリフ調にタイトルコールをしてソロ曲の披露へ。Aメロのポエトリー部分は表情豊かに、スキップしながらのBメロやダンスを交えたサビでは歌唱を通じてダンツフレームならではの自然なキュートさを振りまいていく。そして落ちサビでは、彼女が胸に秘めていた想いを感じさせるキュンとくる歌声でさらに心を掴み、かわいらしさと華やかさの併存するステージを展開。自己紹介時の「今日の舞台の真ん中は、私!」のセリフ通り、堂々と“主役”を張ってみせた。歌唱後には福嶋からアプリでのダンツフレームの実装が発表され、福嶋の胸には熱いものが込み上げる。そしてここまで出演のウマ娘が合流してステージを振り返り、オーイシも再登場してMCを繰り広げると、事前に予告されていた「限界までPom Pon!!」の披露へ。

ステージにはチアや応援団風の衣装を身にまとったウマ娘たちが登場し、ポンポンを駆使しながらキュートかつポップにパフォーマンス。ナイスネイチャ役の前田佳織里がウインクを盛り込んで巧みに魅せれば、1サビ直前のセリフではマチカネタンホイザ役の遠野ひかるがゆるっとかわいくトレーナーたちを魅了したり、ラインクラフト役の小島菜々恵が終始笑顔をきらめかせ続けたりと、担当するウマ娘らしい表現にも隙がない。中盤には「ここからは私たちの、特別衣装をご覧なさい!」とキングヘイロー役の佐伯伊織が切り出し、衣装のポイントが紹介される。さらに楽曲終盤での“ウマ娘チアーズ”のチアの技術にも歓声が上がっていた。そこから盛り上がりをそのままに続いた「Unite!!」では、ウマ娘たちが再びトロッコに乗車。そのなかで、2-Aメロではトウカイテイオー役のMachicoとグラスワンダー役の前田玲奈が、各々のソロパートで歌詞になぞらえた表情表現を盛り込んだかと思えば、2サビではラヴズオンリーユー役の久保田未夢がカメラへ駆け寄りハートポーズを愛らしく決めていた。

そんな雰囲気が一気に変わったのが、クロノジェネシス役の真名瀬日和による「Logue」。未発表の新曲のサプライズ披露に、客席からは若干ざわめきが起こる。そんな空気の中で真名瀬は、ミドルテンポのダンスポップにクロノらしいファルセットを交えた歌声を乗せ、『ウマ娘』の歴史に新たな1ページを記すかのようなステージを展開。要所をダンスの華麗さで魅了し、クロノに似合う1曲として届けてくれた。そんな彼女の“歴史”がスクリーンで新聞記事として刻まれると、ラヴズオンリーユーとカレンブーケドールの記事も登場。その“同期”3人がセンターステージに揃い、「Special Record!」を歌唱すると、2-Aメロでは久保田未夢がステップをしながらカメラと客席に順番に目線を配る巧みさをみせれば、カレンブーケドール役の小田杏樹も温かな微笑みもたたえながらのステージで視線をひいた。

“3人揃って”のステージという、最大級に嬉しいサプライズ

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP