――続いて、その他の新曲4曲についてもお聞きしていきます。まず1曲目を飾る「ラミラミ♡」ですが、こちらも思い切りかわいいに振った曲になっていますね。
立花 そうですね。この曲はかわいいという意味では「Pink Twinkle Wink」と一緒かもしれないんですけど、ファンタジーな感じの世界をイメージして作っていただいた曲で。コード進行やメロディラインがちょっと不思議な感じに転がっているんです。元々ディズニープリンセスが大好きなので、この曲の雰囲気もすごく大好きで。「Pink Twinkle Wink」が割とあざとくて現実的なところもある“現代のかわいさ”だとしたら、「ラミラミ♡」はおとぎ話のような“幻想的な空気感のかわいらしさ”のある曲なように思っています。
――となると、レコーディングもやはり憧れのプリンセス像をイメージしながら?
立花 絵本をめくっているようなイメージだったかな?夢見がちな女の子の感じというか……ディズニープリンセスって基本的にすごくポジティブで、自分のことも他人のことも信じているんですね。その「真っ直ぐな、純真な自信」みたいなものを持っているのが好きなところなんですけど。それで、割とこの「ラミラミ♡」も曲調的にも自分に自信があるような感じだったりしますし、そこに「そうなって当然でしょ?」みたいなかわいらしさあるところがプリンセスっぽくてお気に入りだったので、お姫様になった気分で歌わせてもらいました。
――確かに、例えば1サビには「君を夢中にしちゃう♡」や「メロメロになるのなら私だけ」といったフレーズがあって……。
立花 いや、そうなんですよ!なんかもう、めちゃめちゃ“お姫様”なんですよね。それがすごく私としては、好みのテイストでした。
――続いて「恋のハイテンション」ですが、立花さんとしてはこの曲のように明確なバンドサウンドの楽曲は珍しいですよね。
立花 はい。この曲は、制作途中で阿部真央さんに作っていただくことが決まった時から、さらに楽しみになって!ご本人とも打ち合わせをさせていただいて、直接お願いしたい曲の方向性についてもお伝えしたんですけど。青春の感じもあり甘酸っぱい感じもあり、この曲に関しては毒っ気よりもちょっとかわいさを重視した感じでお願いしました。あとは逆に阿部真央さんから、私がファンの方から「どういう“かわいい”を、日頃受けているか?」みたいな質問をいただいて(笑)。
――「どういう“かわいい”を」と言うと?
立花 「例えば日菜ちゃんがあざといファンサをしたとして、ファンの方の反応は『かわいいー!』みたいな感じ?それとも『うっ……!』って撃たれるような感じ?」みたいなことを聞かれまして。それで「どちらかと言えば後者ですね」みたいなお話をして「わかった!」みたいな(笑)。そういうお話を通じて私が普段得意としている雰囲気も取り入れていただきつつ、阿部真央さんならではの爽やかなバンドサウンドもすごく入れていただいたので、大好きな曲です。
――となると、歌っていて自然に気持ちが乗ってくるようなところも?
立花 ありました。レコーディング、本当に楽しかったんです!でも阿部真央さんにディレクションしていただきながら録ったので、どうしても緊張してしまって(笑)。最初は少しだけ力んじゃってたんですけど、2番を録っていたあたりでちょっと脱力して歌ったら「ちょっと緩さとか軽さもある歌い方も、すごくいいね!」と言ってくださったので、その方向性で1サビを録り直して……そうやって、より私の声質や歌の魅力を引き出してくださったんです。実際自分で聴いてみても、そっちのほうが肩の力が抜けて等身大の感じが出ていたので、とてもいいものができたなと思っています。
――そしてアルバムの雰囲気を中盤にガラッと変えるのが、ポエトリーラップ「Honey Bee」です。先ほど、この曲も新たな挑戦だとおっしゃられていましたが。
立花 ガッツリラップみたいなことをするのが初めてだったので、どうしたらいいかわからないところもあったんですけど、普段と違ってガイドメロが存在しないので本当に自由にやらせていただきまして。歌入れはすごく楽しかったです(笑)。そのうえで「もっとここを強く言ったら、より乗ってるように聴こえるよ」みたいにディレクションしていただきながら、雰囲気を大事に歌わせていただきました。
――楽曲のテーマ自体は、どんなものなんですか?
立花 お部屋の中で1人で遊んでいるとか、ぐだぐだしている……みたいなものがテーマの歌です。なので私自身も変に無理したり作ったりしないで、本当にだらーっとした感じのまま出たもので収録してもらいたくて……多分、過去イチ猫背でレコーディングしたと思います(笑)。
――力が入っていない感じで(笑)。
立花 はい(笑)。この曲って1stシングルのカップリング曲「START!IN MY ROOM」にも通ずる系統の曲だと思うんですけど、こういう曲調ってあまり声優アーティストさんがやらないタイプな気がしていて。だけど個人的には、声質的にも私の性格的にもこういう曲ってすごくハマるような感じがするんです。なので、こういう系統の曲もこれからちょこちょこ出していきたいと、改めてこの曲を通じて思いましたね。
――ただ、その直後に来る「Unbalance Addiction」で、アルバムの雰囲気はまたもガラリと変わります。ここまでダークでハードな曲も珍しいですよね?
立花 はい。初めてです。この曲も歌がすごく難しくて。歌詞をちゃんと見ると結構激しいことや難しいことを言っているんですけど、その“心の内の奥底”みたいなことを考える間もないぐらい忙しい歌で……(笑)。
――特にサビは、すごく早口ですよね。
立花 そうなんです!しかも音も上下するので、一旦はもう「置いていかれないように」というのだけで精一杯だったんです。この曲は艶っぽさみたいなものを出して歌えたらより素敵になるかなぁ、という気がしていたんですけれども、現状ではまだコントロールしきれていない部分もあるように感じているんです。なので、ライブとかで歌っていって慣れたりするなかで、もっと乗りこなせるようになるといいなぁ……と思っています。それができたら、きっとさらに素敵な色の出る曲になるはずなので。
――その艶っぽさに加えて、最後の狂気的な笑いも印象的でした。
立花 あそこは何パターンか録って、一番良かったものを使っていただきました。この曲みたいなかっこ良くてちょっと中二病チックでもあるような個性を持った曲って、キャラソンであっても声優としての今の私の立ち位置だと、あまり求められないタイプのものなんです。そういう意味では挑戦でも新しい扉でもあったんですけど、もし声優としてそういう役をいただけたときにはこの経験を生かして、狂気的な表現をできたらいいなぁと思いますね。
――そこにデビュー曲「I’m GAME!」が続くのも、すごくいい流れですよね。
立花 はい。最後に笑い声が入ってくるので、どの曲を繋げるかが難しくて(笑)。すごく悩んだんですけど……今回「I’m GAME!」って、爽やかでどんな曲やMCの後にも置ける、空気を切り替えられるすごくバランスのいい曲なんだなと感じまして。そういう意味でもデビュー曲としてすごく誇りを持って歌える存在だなと、改めてこのアルバムを通じて思いました。
――そんなこのアルバムを引っ提げて、12月28日には1stワンマンライブを開催されます。まだ少々先ではありますが、どんなものにしたいかというイメージはありますか?
立花 1stワンマンなので、今できること全部を全力でやって、みんなに何かしらの感情を与えられるようなものにしたいです。ただ、本当に初めてなので全然余裕はないでしょうし(笑)、「どこまでできるかな?」という自分との戦いみたいにとらえているところもあるんですけど……だったら「楽しめたらOK!」といいますか。「みんなが楽しんで帰ってくれたら、もう大成功!」という気持ちもあるので、むしろみんなが観て楽しんでくれているのを現場で当日見て、そこで私も元気や自信をもらったりして、支え合って立てたらいいなぁ……と今は思っています。今はちょっとまだ緊張が強いけど、ステージからみんなの顔を見て「ここにいられて良かったな」と思えるような日を迎えられるように、ライブまでしっかり努力して準備していきたいです!
●リリース情報
立花日菜 1stアルバム
『HOLIC』
9月24日発売
【きゃにめ盤(CD+Blu-ray)】

品番:SCCG-00175
価格:¥8,470(税込)
きゃにめ盤仕様・封入特典
仕様:豪華特殊BOX、アクリルスタンド3種類付属
封入特典:25/12/28 1st LIVE 優先販売申込券、フルカラーミニフォトブックA、ランダムトレカ(計6種)
https://canime.jp/product/SCCG000000175/
【初回限定盤(CD+Blu-ray)】

品番:PCCG-02459
価格:¥5,280(税込)
初回限定盤仕様・封入特典
仕様:三方背BOX
封入特典:25/12/28 1st LIVE優先販売申込券、フルカラーミニフォトブックB、ランダムトレカ(計6種)
https://lnk.to/PCCG-02459
【通常盤(CD)】

品番:PCCG-02460
価格:¥3,300(税込)
通常盤封入特典
25/12/28 1st LIVE 優先販売申込券、ランダムトレカ(計6種)
https://lnk.to/PCCG-02460
<CD>
1.ラミラミ♡
作詞・作曲:鈴木裕哉 編曲:Yo-SK
2.Pink Twinkle Wink
作詞・作曲・編曲:PandaBoY
3.Dear my Soleil
作詞・作曲:草野華余子 編曲:やしきん
4.恋のハイテンション
作詞・作曲:阿部真央 編曲:渡辺拓也
5.最強?最高!Brave My Heart
作詞:畑亜貴 作曲:クボナオキ(M-AG) 編曲:フクイチモトキ(M-AG)、クボナオキ(M-AG)
6.Honey Bee
作詞:Zinee 作曲・編曲:Snail’s House
7.Unbalance Addiction
作詞・作曲・編曲:綿貫直行
8.I’m GAME!
作詞:烏屋茶房 作曲・編曲:emon(Tes.)
9.Stella
作詞:稲葉エミ 作曲:栁舘周平 編曲:樂、栁舘周平
10.この場所で、また
作詞:立花日菜 作曲:森元康介 編曲:中野雄太
<Blu-ray>
・「Pink Twinkle Wink」Music Video
・「Pink Twinkle Wink」Making Video
・Making of “HOLIC”
●ライブ情報
立花日菜1st LIVE
2025年12月28日 (日)
なかのZERO大ホール
立花日菜オフィシャルサイト
https://tachibanahina.com/
立花日菜オフィシャルX
https://x.com/hina_staff
立花日菜オフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@tachibanahina_official
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