初の地元・埼玉開催！ペイトン尚未3rd LIVE「物語」最速ライブレポート！

声優・アーティストとして活動するペイトン尚未が、2025年9月23日（火・祝）埼玉・ところざわサクラタウンにて3rd LIVE「物語」を開催。

9月12日(金)に4thシングル「ねがいプロローグ」をリリースするなど、着実にオリジナル楽曲が増えてきた今だからこそ魅せられる、”ペイトン尚未の物語”を届けるライブとなった。

会場となるジャパンパビリオンホールAのあるところざわサクラタウンは、ペイトン尚未の出身・埼玉県にあり、公演前には＜ペイトン尚未Official YouTube Channel＞にて、会場に隣接するミュージアムやショップを見学するなど、”ところざわサクラタウン”を満喫するロケ動画を公開。開場前、会場近くではその動画をチェックしたファンがペイトン尚未と同様に“ところざわサクラタウン”を楽しんでいる様子も見られた。

冒頭のオープニング映像で、一冊の臙脂色のアンティークな本が開き、一気に“物語”の世界へと誘う。映像の終わりと共に、本を手にしたペイトンがステージに登場。3rd LIVE「物語」は、一本のライブを通して「ペイトン尚未の物語」を読み進めていくような世界観の演出となっているようだ。

1曲目は、9月にリリースしたばかりの最新曲「ねがいプロローグ」からスタート。まさに「物語」の始まりにふさわしい明るいサウンドに、ペイトン尚未らしい、前向きでファンを思う心が描かれた楽曲だ。この曲は7月に開催した「ペイトン尚未バースデーパーティー2025『花束』」でサプライズ初披露されて以来、楽曲のリリースを待ち望む声が大きく、満を持してのライブ披露にファンの熱も一気に高まる。2曲目には、自身の楽曲では数少ないダンスナンバー「Unlock Story」を披露。「次の物語に進む前に、この曲を聞いてください！」というMCから、軽快なギターロック「リコルド」で一気にライブは加速していく。再びペイトン尚未が本を開くと、＜第１章「魔法の世界」の物語＞というストーリーが映し出された。

映像の終わりと共に、1stシングル表題曲「魔法」を披露し、本の世界から飛び出した様な世界が広がる。続いて披露された楽曲「7月1日」は未発売曲ながら、ペイトン尚未が初めて作詞・作曲を手掛けた”歌”や“ファン”に対する思いを綴った人気曲だ。再びステージの片隅で彼女が本を開くと、ずっしりとしたBGMと共に＜第２章「ひとりぼっちの世界」の物語＞が映し出される。＜第１章＞のストーリーとは異なる空間に、次の楽曲への期待も高まる。

＜第２章「ひとりぼっちの世界」＞から続く楽曲は、人間の表裏を描いた「ネメシス」。ペイトン尚未の楽曲の中で最もダークなサウンドながら、”楽曲の主人公”を演じる様に歌う姿は、まさに本から飛び出した光景の様だ。続く「水想」は最新シングルのカップリングとして収録された、今回が初披露となる新曲。夢を抱く姿や、夢を追い掴もうとする儚さを込めたミディアムバラードを、切なくも丁寧に歌い上げる。しっとりと落ち着いた会場の空気から一転、続く「Shine on you」では、まるで客席に一筋の光が差し込むような雰囲気に。ワルツのリズムに合わせ軽やかに歌う「アリア」を披露し、再び物語の本の世界へ…。

映し出された＜第3章「星空の世界」の物語＞と重なる様に披露された「コスモノーツ」では、疾走感のあるアップテンポな楽曲を力強く披露し、客席もそんなペイトン尚未に応えるように手を掲げて会場全体の一体感が増していく。ボルテージが上がってきたところで、彼女がステージに置かれたキーボードに歩み寄ると、“これから何が起きるのか…”驚きと期待とで会場の空気がガラリと変わる。そして、まさかの「ピアノ弾き語り」から始まった「浪漫てぃっく！」は、普段のキラキラした明るい曲調に“ロマンティックさ”が加わった彩り豊かなパフォーマンスとなった。続いて、“ファンを思い、歌い続ける”という彼女が抱く一貫したメッセージを自身の作詞・作曲で描いたバラード曲「だから」を披露、柔らかくも真っすぐな歌声が響き渡る。＜物語の世界＞を結ぶ映像となる「エピローグ」を見届け、一冊の本の様に描かれた3rdライブ「物語」は幕を閉じた。

鳴りやまないアンコールに応え再びステージに登場すると、最新シングル収録曲「ボイ」を初披露。ライブでファンが掛け声をしながら一緒に盛り上がれる様にと“応援ガイド動画”を公開していたこともあり、ファンの“ボイ！”というコールで一体感が会場を包む。「アンコールありがとう～！」とファンに感謝を伝え、ラストには「ねがいプロローグ」をもう一度披露し、熱気に包まれたままライブは幕を閉じた。

10月にはソウルでのファンミーティング開催、11月には約3年ぶりの開催となるファンクラブ限定イベント「浪漫派みーてぃんぐ」大阪公演の開催、そして翌日には台北にてライブ出演と、国内外での活動が控えているペイトン尚未。これから彼女の描く”物語”に期待をせずにはいられない一日となった。

＜3rd LIVE「物語」　セットリスト＞

-Film：プロローグ-
M1：ねがいプロローグ
M2：Unlock Story
M3：リコルド
-Film：第１章「魔法の世界」-
M4：魔法
M5：7月1日
-Film：第２章「ひとりぼっちの世界」-
M6：ネメシス
M7：水想
M8：Shine on you
M9：アリア
-Film：第３章「星空の世界」
M10：コスモノーツ
M11：浪漫てぃっく！
M12：だから
-Film：エピローグ-
＜ENCORE＞
EN1：ボイ
EN2：ねがいプロローグ