REPORT
2025.09.02
後半戦のトップバッターを務めたのはMyGO!!!!!。まずはアニメの映像を背負った「聿日箋秋」は、それに非常に近いアングルからメンバーの生の演奏の姿を映しながらのステージング。高松燈役・羊宮妃那(Vo.)の、儚くもありエモーショナルさもはらむ歌声を、時折微笑みも称えつつ、感情の機微やトゲ立ちを繊細かつ大胆に表現し響かせていく。最後はメンバーが向き合い輪を作って曲を締めると、続く「音一会」でもさらに疾走感あるサウンドに乗せて、切実な想いを吐露していく。この日は残念ながら体調不良のため椎名立希役・林鼓子(Dr.)が不在だったのだが、この非常にハイテンポなナンバーでもその影響をほとんど感じさせない、一丸となった懸命な演奏と歌声でさらにSSA中と想いを繋げると、「焚音打」では羊宮がドラムセットの近くに歩み寄り言葉をかけるひと幕も。2サビ明けには羊宮の呼びかけで観客がペンライトを掲げて場内に一体感を生み出すと、ラストは拳を突き出しながら締めくくり、改めて前へと進んでいく決意を示してみせた。
続いてセンターステージに登場した小倉唯は、とにかくラブリーさあふれるステージを展開。まずはダンサーを従えての「So☆Lucky」で、キュートさあふれるパフォーマンスを披露し観客のハートを打ち抜き会場をピンクに染め上げてみせると、「今の自分だからこそ届けられる表現で」とリアレンジしたバージョンでの「Baby Sweet Berry Love」へ。サビ部分にややブラスなどがプラスされ、サウンドの跳ね感がやや強くなったこのバージョンでも、持ち前のキュートさやキャッチーさは健在。生パフォーマンスを通じてさらに観客を惹き込めば、「ハイタッチ☆メモリー」でトロッコに乗車。ピンクの光の海の中を、視線を交わしたり手を振りながら歌唱。間奏部分では観客とエアハイタッチも交わしつつ、とにかくラブリーさを振りまいて魅了し尽くしてくれた。
その雰囲気を、キラーチューン「ANIMA」でまたもガラリと変えたのがReoNa。赤と青の輝きに染まった客席へと力強い歌声を響かせ、のっけからその魂を燃やしてみせる。しかも2-Aメロ冒頭ではしゃがみ込んで視線を落としたりと、魅せ方も含めてキラーチューンであることに甘えない進化もみせていくと、続いては自身もギターをかき鳴らしながら「Debris」をスタート。ノリもノビも良好なボーカルに引き続きエモーショナルさも乗せていき、さらには神々しいコーラスで幕開ける「End of Days」へ。序盤は儚さすら感じる歌声で聴かせつつ、サビではそこにぐっと力が込められ、哀しみと祈りとを表現していった。
そして「死ぬ気で遊べ」の言葉に歓声上がるなか、彼女のギターを合図にスタートした「GG」は、氷川紗夜(工藤晴香)・愛音(立石凛)・楽奈(青木陽菜)・Ommy・荒幡亮平・山崎淳・IMAJOからなる“GreatGuitarists”を並び立ってのスペシャルな披露。ReoNaの曲の中でもとりわけストレートにロッキンなナンバーにはピッタリだ。サビに入った瞬間に青木がくるりと1回転したりと魅せたり、楽曲中盤ではテクニカルなソロプレイを次々のリレーしたりと、中身の詰まった非常に濃厚なコラボに。熱のこもったReoNaの歌声も観客を高ぶらせていくと、それを受けてさらにReoNaが「ぶっとばせー!」と、フェスなどではあまりみられないザラついたがなりのような声で煽っていたところに、彼女自身の高まりも表れていたようだった。
そこに「ノーザンクロス」を引っ提げて、さらなる衝撃を与える形で登場したのがMay’n。沸き起こった大歓声に包まれながら、たまらなくパワフルな歌声で歌い出しからSSAを飲み込んでしまう。その登場を歓迎するかのようなピンクの輝きも視界に入れながら、銀河の映像をバックに美しくもスケール感の大きさを感じさせる歌声を響かせていくMay’nは、2サビ最後には早くも髪を振り乱し、大サビ前にはすさまじい迫力のロングトーンが場内をざわつかせるなど、1曲目から段違いの凄みを発揮していく。そしてそのまま歌い始めたライブでの鉄板曲「Belief」でも、ダンサーを従えながら“鬼気迫る”という言葉を体現するかのような、気迫こもったステージを披露。“沸かせる”を通り越して、SSAを“圧倒する”ほどのパフォーマンスをみせると、パワー感そのままに楽曲にマッチしたシャープさも持たせて「Chase the world」を歌唱。楽曲中盤ではセンターステージへと移動して、オーディエンス一人ひとりに歌を届けに行き、最後まで魂のこもった熱唱でその姿を心に刻み込んでくれた。
そんな熱いパフォーマンスからバトンを受け取った西川貴教は、まずソロとしての最新ナンバー「HEROES」で登場。駆け出すような爽快感をもつナンバーを、2コーラス目には圧巻のロングトーンを披露するなど、パワフルでちょっぴりヤンチャなボーカルをもって会場中に希望を響かせ広げていく。
曲明けには今のアニサマやアニソンシーンを支える全ての人へのリスペクトを言葉にし、あわせて「挑戦者としてステージに立つ」と宣言し、「FREEDOM」の歌唱へだ。楽曲自体のスケールも大きなこの曲を、すさまじい声量をもった歌声が、だからこそ生める押し引きも含めた多彩な表現を実現させていく。するとさらにシームレスに「BEYOND THE TIME-メビウスの宇宙を越えて-」をカバー。2曲続けて小室哲哉楽曲を、しかも今年『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』で再度脚光を浴びたナンバーを光の海に向けて力強くエモーショナルに叩きつけ、歌声ひとつで会場中の心を掴んでしまう。これぞまさに、“圧巻”の具現化だ。
そしてスクリーンに「GUNDAM W 30th Anniversary」や「Programed by TWO-MIX」の文字が浮かび上がると、ステージには西川に加え奥井雅美も登場!この日のためにTWO-MIXの永野椎菜が自らアレンジを手掛けた「RHYTHM EMOTION -ANISAMA 20th Anniversary-」のコラボカバーへと展開!ときに歌声をぶつけ合いときに力強くも美しいハモで聴かせたりと、熱く心を燃やす1曲として届け、この場でしか味わえない特別な瞬間をプレゼントしてくれた。
そこからバトンを受けた、アニサマを形作ったうちの1人である奥井は、まずはサプライズ登場したボンジュール鈴木とともに、新曲「Baby Baby Baby」から披露。鈴木の歌声はとろけてしまいそうなくらいに甘く、一方奥井は凛としつつもこの曲ならではの艶っぽさも醸し出す。そんな特性の違う2人の歌声が絶妙なバランスで絡み合い、会場中を魅了していった。曲明けには手探りだったアニサマ初期の回想を経て、日本武道館で開催された2007年のアニサマで歌唱した思い出のナンバー「空にかける橋」へ。リリースから20年以上を経たナンバーにもかかわらず、楽曲の持つ晴れやかさを活かす歌声をキーも変えずに響かせていく奥井。そのこと自体の“すごさ”を改めて感じさせると、彼女の代表曲のひとつ「輪舞-revolution」へ。強くカッコいい女性アニソンシンガーという道を開拓してきた彼女が、それを推し進める大きな存在のひとつとなった大事なナンバーだ。サビ前には起こる大きなコールを先導するかのように歌唱する奥井の姿はこの日もたまらなくカッコよくて、今でもみんなの“憧れ”だった。
そんな長年アニソンシーンを引っ張り続ける彼女からバトンを受けたDAY1のトリは、今のアニソンシーンの最前線に立つ男・オーイシマサヨシ。まずはハードなロックナンバー「L’oN」に乗せてトゲもある歌声も聴かせて、Dメロ前にはハイトーンなロングトーンをソウルフルに歌い上げ今年リリースのナンバーで心を掴む。
曲明け「今年のアニサマやばない?」と切り出したオーイシは、トリを務めるために“全部乗せ”という結論に到達したと語り、今までのアニサマで特に盛り上がった曲による「アニサマ大感謝メドレー」の披露へ。その幕開けを飾るのは、彼のアニサマでのはじまりの曲「君じゃなきゃダメみたい」だ。随所で大きなコールを巻き起こしつつ、ギターをかき鳴らしながら伸びやかでソウルフルな歌声を放つと、「オトモダチフィルム」からはしばしダンスも交えながら歌唱。「ギフト」ではダンスに加えポップで明るい歌声が楽曲の華やかさをさらに増してみせると、「なまらめんこいギャル」では再びすさまじいコールを響き渡らせる。さらに「サインはB -アイ Solo Ver.-」からはセルフカバーコーナーに突入。もちろん原曲キーで歌唱しながら、サビの最後にハートマークを作って“爆レス”したりとパフォーマンスも交えれば、「ようこそジャパリパークへ」で場内の熱は一気に爆発。緑に染まったスタンドから大きなコールが上がるなか、オーイシはセンターステージに移動してさらに近くで観客を巻き込んで、今日もSSAを“大騒ぎ”させる。しかも、ボルテージ最高潮を迎えた会場をとっ散らかったままにしないのも彼の凄いところ。「uni-verse」へと繋げ、大団円感をも生み出してしまう。大勢のアニソン好きが作る光の“宇宙”の真ん中で、ひときわまばゆく輝く歌声を響かせていくオーイシ。しかもラストには、その光の海をバックにしたアングルの映像に幾度も「ここが僕らのユニバース」の文字が重なり、その光景が大きな感動を生んでいた。
こうしてすさまじいメドレーをやり遂げたオーイシは、改めてアニサマへの感謝を述べつつ「アニソン王になって優勝したい!」と宣言。誰もがから曲も自身も愛される今の彼は、もはや疑いようもなく“アニソン王”なのではないか?などと思っていると、それに続けた「『お前、何様やねん』と問われるかもしれませんけど……」の言葉に“何か”を察してざわめく観客。「オマエナニサマ!?」「オレアニサマ!」のコーレスから、彼が手掛けたアニサマ2020-21のテーマソング「なんてカラフルな世界!」を、2021年のアニサマにも出演したDAY1の出演者とともに歌唱。遺憾なく個性を発揮してカラフルな世界を形作る多彩なメンバーとともに、賑やかに自身の出番を締めくくった。
そしてDAY1の出演者が勢揃いし、テーマソング「ONENESS -20th Anniversary-」の歌唱へ。歌い出しをオーイシが担い、氷川、そして西川へとリレーされていく。この垣根を超えたリレー、20年前に誰が想像できただろうか。様々なアーティストが声を重ね“ONENESS”になった美しい光景が生み出され、DAY1のステージは幕を下ろしたのだった。
初出演時の楽曲やここぞとばかりの勝負曲が次々に披露され、大勢のアニソンファンの感情を揺さぶり続けたDAY1のステージ。実に濃厚な5時間半だったのだが、それはまだ3分の1にすぎない。アニソンファンの懐かしい思い出を呼び起こし、それにとどまらず“今”の衝撃ももたらす真夏のアニソンの祭典は、DAY2へと続く!
「Animelo Summer Live 2025 “ThanXX!”」DAY1
2025.08.29@さいたまスーパーアリーナ
【SET LIST】
M01. Shuffle / 奥井雅美×Roselia
M02. ONENESS / Roselia
M03. BLACK SHOUT / Roselia
M04. FIRE BIRD / Roselia
M05. Re:Call / i☆Ris
M06. バラライカ / i☆Ris
M07. §Rainbow ~アルティメット☆MAGIC / i☆Ris
M08. チャンス! / 三森すずこ×オーイシマサヨシ
M09. ドキドキトキドキトキメキス♡ / 三森すずこ
M10. エガオノキミヘ / 三森すずこ
M11. 流星 / 藍井エイル
M12. IGNITE / 藍井エイル
M13. Party of Monsters / 氷川きよし+KIINA.
M14. 限界突破×サバイバー / 氷川きよし+KIINA.
M15. ユーレカ / TRUE
M16. UNISONIA ~ 飛竜の騎士 / TRUE
M17. Divine Spell / TRUE
M18. Shooting Star / KOTOKO
M19. Light My Fire / KOTOKO
M20. 黒崎真音&ALTIMAメドレー
楽園の翼 / KOTOKO×上杉真央×阿部寿世 ~ X-encounter / KOTOKO×上杉真央×阿部寿世 ~ PLASMIC FIRE / KOTOKO×上杉真央×SAT×MOTSU ~ I’ll believe / 上杉真央×SAT×MOTSU ~ CYBER CYBER / 阿部寿世×SAT×MOTSU ~ Gravitation / KOTOKO×阿部寿世×SAT ~ メモリーズ・ラスト / KOTOKO×fripSide
M21. Red Liberation / fripSide
M22. only my railgun -version 2024- / fripSide
M23. 聿日箋秋 / MyGO!!!!!
M24. 音一会 / MyGO!!!!!
M25. 焚音打 / MyGO!!!!!
M26. So☆Lucky / 小倉唯
M27. Baby Sweet Berry Love ~ ハイタッチ☆メモリー / 小倉唯
M28. ANIMA / ReoNa
M29. Debris / ReoNa
M30. End of Days / ReoNa
M31. GG / ReoNa with GreatGuitarists
M32. ノーザンクロス / May’n
M33. Belief / May’n
M34. Chase the world / May’n
M35. HEROES / 西川貴教
M36. FREEDOM / 西川貴教
M37. BEYOND THE TIME-メビウスの宇宙を越えて- / 西川貴教
M38. RHYTHM EMOTION -ANISAMA 20th Anniversary- / 西川貴教×奥井雅美
M39. Baby Baby Baby / 奥井雅美 with ボンジュール鈴木
M40. 空にかける橋 / 奥井雅美
M41. 輪舞-revolution / 奥井雅美
M42. L’oN / オーイシマサヨシ
M43. 君じゃなきゃダメみたい ~ オトモダチフィルム ~ ギフト ~ なまらめんこいギャル ~ サインはB -アイ Solo Ver.- ~ ようこそジャパリパークへ ~ uni-verse / オーイシマサヨシ
M44. なんてカラフルな世界! / オーイシマサヨシ with アニサマフレンズ
M48. ONENESS -20th Anniversary- / アニサマフレンズ
©Animelo Summer Live 2025
「Animelo Summer Live 2025 “ThanXX!”」公式サイト
https://anisama.tv/
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