REPORT
2025.08.18
アニソンシーンに燦然と輝く最強グループ・JAM Projectが、ファンクラブ主催ライブ“MOTTO! MOTTO!! + presents JAM PARTY 2025 ~ We Can Fly ! ~”を7月17日にZepp Haneda(TOKYO)にて開催した。7月17日はJAM Projectの結成記念日であり、結成から25周年を迎えた記念すべき日のライブは久々となるバンドを従えて行われた本公演。大阪・神奈川での25周年ライブを11月に控えるなか、彼らが今なお最強のアニソングループであることを証明するストロングなステージを繰り広げた。
TEXT BY 澄川龍一
PHOTOGRAPHY BY 尾形正茂(SHERPA+)
先日リリースされたばかりの15枚目のベストアルバム『JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN』からの楽曲が流れるこの日の会場・Zepp Haneda(TOKYO)のステージ上には、本イベントのタイトルが記された巨大なバックドロップが掲げられている。この日はJAM Projectのファンクラブ「MOTTO! MOTTO!! +」の会員を対象としたアニバーサリーライブということもあって、この日詰めかけた多くのガーディアンズ(JAM Projectのファンの総称)の熱量も高く、バンドを背負った久々のワンマンライブの幕開けを待っていた。そして会場が暗転し、荘厳なSEが流れステージ上のバックドロップが赤く照らされると、客性もそれに呼応して赤いペンライトを灯す。この日のバンドメンバーである奈良悠樹(g)、山本直哉(b)、青山英樹(ds)、西村奈央(key)、Leda(g)の5人、そして遅れて福山芳樹、影山ヒロノブ、奥井雅美、きただにひろし、遠藤正明の順で、JAM Projectのメンバーがステージに歓声と共に登場、横一列に並んだ。SEが終わって一瞬の静寂の後に影山の口から歌われたのは、2001年にリリースされた5thシングル「鋼の救世主」最初のフレーズだ。どよめきと歓声が交錯するなかすぐさま5人の声が重なる重厚なボーカリゼーションが響き渡れば、健在なハーモニーにバンドサウンドが重なる。その音像たるやとにかくラウド。今回からLedaが加わってツインギター体制となったこともあり、バンドのサウンドはタイトながら爆音を鳴らし、JAM Projectメンバーの5声とも相性がぴったりだと感じさせる。もちろん、中盤の福山によるスクリームや終盤の遠藤による超ロングトーンといったお馴染みの光景も見られる。7月17日というJAM Project結成の日、しかも25周年というメモリアルな瞬間のオープニングで鳴らされるべきアンセムによってこの日のパーティは幕を開けた。
続いては2011年リリースの43thシングル「Vanguard」へ。2001年から2011年と、10年の時をまたぐというそのキャリアを改めて感じさせる構成ながら、ステージ上のメンバーは変わらずアクティブなステージングを展開。最年長の影山も“いくぜ!”と歌ってジャンプするなど、エネルギッシュな空間が作られていった。そしてそのまま、更なるアンセム「レスキューファイアー」を投下し、会場の熱量は延焼を見せる。終始テンションの高いボーカルを聴かせる5人のパフォーマンスは圧巻の一言で、最後はもちろん遠藤の「爆鎮完了!」のシャウトで締め括られた。
とてつもない盛り上がりで幕を開けた最初のブロックで、上気した会場のなかで、遠藤が「平日にもかかわらず集まってくれてありがとうございます。会いたかったぜー!」と叫ぶ。そしてこの日でJAM Projectが結成25周年を迎えたことを告げると、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が響き渡った。そこから残りのメンバーが次々と挨拶をすると、最後に影山が「この曲をやるのめっちゃ久しぶりだと思うんやけど」と言って続いての曲へ。荘厳なイントロと共に始まったのは2012年作「鋼のレジスタンス」だ。遠藤のソロから始まって影山ときただに、遠藤と福山というデュオで聴かせた後に奥井と福山がソロでというマイクリレーを見せれば、サビ直前には5人による“Z”のシャウトが振付と共に見られる。そこからファストなビートも加わった「Believe in my existence」を披露し、先日リリースされた最新ベストアルバム『JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN』にも収録されたメロディアスな「But still we…」へと続く。
ここからのMCでは福山と奥井が担当。『JAM Project BEST COLLECTION XV FINAL COUNTDOWN』収録楽曲に触れつつ、続いての楽曲もまたアルバムの収録曲であることを告げる。影山のタイトルコールでスタートしたのは、今夏リリース予定のゲーム「Nintendo Switch(TM) / PlayStation(R)5 / STEAM(R)「スーパーロボット大戦Y」のOP主題歌「反撃 Fight Back!」だ。中東風のミステリアスなイントロから一気に火を注ぐかのようなエネルギッシュかつグルービーなサウンドが響く、新たな「スパロボ」アンセムにふさわしい熱い1曲だ。そのまま「暁を撃て」のロマンチックなメロディが鳴らされた後は、影山が「ここからもう1レベル上げてくぞー!」と叫んで、JAM流のロックンロール「Over the Max ~魂の継承~」と続ける。途中にはドラム、ベース、キーボード、ギターのソロパートを挟んで更にテンションアップ、まさにMAXを超えた熱量がZepp Hanedaを包み込んだ。そんなあまりに熱い余韻のなかで、5人のアカペラから始まったのは「其れは穢れなき修羅の涙」へ。ブルージーな風合いのなか5人のボーカルが分厚くも哀愁漂う1曲だ。
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