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2025.06.18

玉置成実、誕生日の夜をファンと祝う!“Nami Tamaki LIVE 2025 -SUPER DUPER TOUR-”日本公演をレポート

玉置成実、誕生日の夜をファンと祝う!“Nami Tamaki LIVE 2025 -SUPER DUPER TOUR-”日本公演をレポート

2023年のデビュー20周年を越え、ますます精力的に活動を繰り広げている玉置成実が、日本のみならず世界に飛び出す“Nami Tamaki LIVE 2025 -SUPER DUPER TOUR-”。その初日は玉置の誕生日である6月1日、横浜1000 CLUBで「SUPER DUPER BIRTHDAY」として幕を開けた。その模様をレポートする。

TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY ホキモトタカフミ

誕生日開催のライブは懐かしい曲がいっぱい!

“Nami Tamaki LIVE 2025 -SUPER DUPER TOUR-”日本公演の開幕を、今か今かと待ちわびる横浜1000 CLUBのフロアに開演前の注意事項のアナウンス、いわゆる“影ナレ”が響く。その第一声から歓声が沸いたのは、その声の主が玉置成実自身だったからだ。開演を待ち望んでいるのは玉置も観客と同じだと伝わるような期待感と興奮がその声にも滲んでいた。そしてライブは「Speciality –Inst.-」の近未来を思わせるサウンドをSEに幕を開ける。その瞬間、会場がどよめいた。そこにいたのは金髪の玉置成実!ダンサーと共にアグレッシブなステップとダンスパフォーマンスを見せると、ライブモードへと切り替わったフロアにペンライトの光が揺れ、「オイ!オイ!」とコールが響く。同曲がタイトルとなったアルバム『Speciality』に収録されていた「New World」のハイスピートなエレクトロロックが続けて轟くと、会場はスタートから熱に席捲された。約20年前に発表された1曲ながら、伸びやかな彼女の歌声には初期の頃と変わらぬピュアネスが宿っているのを感じる。そして「今日は皆さん、来てくれてありがとう!最後まで一緒に盛り上がっていきましょう!」という玉置の声に大歓声が応えた。軽快なビートに彩られたナンバーに続いたのは「Realize」。『機動戦士ガンダムSEED』のOPテーマである大人気曲は、イントロから歓声に包まれ、オーディエンスは高く上げた手でクラップし、ライブを盛り上げる。ダンサーと共にキレあるパフォーマンスを見せながら、長く共に歩んできた1曲を軽やかに、情感たっぷりに歌い上げる玉置に「ヘイ!ヘイ!」とフロアの声が重なり、1000 CLUBを1つにしていった。

「皆さーん!こんばんはー!」と挨拶をする玉置に「こんばんはー!」とフロアが応える。この日、眩いブロンドヘアで現れた彼女。今日の日のために金髪にしたという玉置は、ファンを驚かせるためにも金髪を隠しぬいたのだとか。そんな誕生日ライブでは、バースデーだからこそ懐かしさのある10代の時以来に歌う曲もあると宣言し、ハイスクール時代へとタイムスリップさせるぞとばかりに「High School Queen」を響かせる。2004年リリースの4rhシングル「Shining Star ☆忘れないから」収録の、オールドスクール的なビートとダイナミックなロックンロールがキュートなハイスクールガールを思わせる1曲。これはさすがにオーディエンスを驚かせたはず。甘い歌声を盛り上げるようにダンサーはチアダンスで沸かせ、フロアも歓声で応えた。そんな懐かしい曲に続いたのはこちらも懐かしさある「Distance」。2004年リリースの5thシングル「大胆にいきましょう↑Heart&Soul↑」のカップリング曲。軽やかなギターの旋律とかわいらしいエレクトロサウンドが散りばめられたポップチューンにピンクのライトが揺れた。このステージに参加する5人のダンサーの紹介を挟み、ライブはそんな5thシングルのタイトル曲「大胆にいきましょう↑Heart&Soul↑」へ。スウェーデンのポップグループ・A*Teensのカバー曲であるボーイミーツガールソングをキュートな歌声とステップ、そしてホットなダンスとで魅せた。

「楽しんでる~?」と跳ねる声で問いかける玉置にフロアから大歓声が返る。「どう?みんな。青春が蘇りました?」と笑顔を見せる。ハイスクールクイーンの歌だから、大人になって歌いづらさもあり、セットリストに入ってこなかった曲だったとか。しかしこの夜は、誕生日だからこそキラキラとした曲を組んだ前半に。「Distance」も常にセットリストを決める時には惜しいところで落選してきたからこそ、ようやく歌えて嬉しいと話せば、フロアから拍手が沸いた。

日本初披露の「荒波鳴踊」が新たな玉置成実を見せつける!

「ちょっとまた久しぶりに歌う曲で、踊れる人もいると思うけど」と言いつつ、一緒に踊って欲しいと笑顔で告げて響かせたのは2006年の「春の高校バレー」のイメージソングであり、彼女の10thシングルとして同年にリリースされた「MY WAY」。「MY WAY Reproduction –Original Mix-」として新たなサウンド感となった1曲は、タイトルコールから歓喜の声に迎えられる。スペシフィックなエレクトロとエモーショナルなギターによって近未来ロックとなっているが、当時は女子高生チアグループと共に元気に溌剌と歌っていたナンバー。その変貌に驚かされながらも、バースデーのスペシャルなライブで新たな息吹を持って響く様は印象的だった。その1曲に続いたのはTVアニメ『D.Gray-man』のOPテーマ「Brightdown」。ヘビーにラウドに響くロックンロールはイントロからオーディエンスの大きな声に迎えられ、玉置のボーカルもパワーを増していくように力強さを帯びていく。深紅に染められるステージと共にフロアのペンライトも赤が多くなり、会場の歌声も加わり、強大な歌の塊が発生しているのを感じさせた。

「日本で初披露のこの曲を、やっちゃいましょう!」という彼女に会場が歓声を上げる。ゲーム『鳴潮』のテーマソング「荒波鳴踊」(「Waking of a World – Japanese Ver.」)が響くとフロアは聴き入る。玉置をして“お洒落”と言わしめる都会的なエレクトロダンスチューンのグルービーなビートにオーディエンスは徐々に体を揺らし始める。目まぐるしいダンスフォーメーションと共に魅せた1曲は、これまでの玉置のイメージに新たな一面を加えたホットチューンとして、彼女の誕生日の夜に刻まれた。

2008年にリリースのデビュー5周年記念アルバム『Don’t Stay』の冒頭を飾った「Don’t stay –Inst.-」ではダンサーたちが1人ずつソロでのパフォーマンスで見せ、フロアは歓声と拍手とでそのパフォーマンスを称賛。そんなダンサー紹介コーナーに続いたのは懐かしいナンバー「Girlie Night」だ。当時、韓国で活動中だった女性アイドルグループのGirl’s Dayをフィーチャーして女の子たちの本音トークのようなキッチュさを宿していたダンスナンバーを、黒いドレス姿の玉置が大人の女性らしく妖艶に歌い上げれば、時を経た楽曲は新しいカラーで放ち、フロアのペンライトは色とりどりの輝きで揺れた。

後半戦へとファンを誘うメドレーコーナーでは、アルバム『Don’t Stay』に収録され、灼熱を感じさせる艶あるサマーダンスチューン「EDEN」、2012年にリリースされた21thシングルであり畳みかけるダンスビートがフロアを躍動させる「LADY MIND」、そして2020年リリースの26thシングルのカップリング曲でビッグビートがダイナミックに響く「ウサギハサビシクナイ」へと繋ぐ。異色のメドレーはフロアの熱を上昇させた。

メドレーの後には2011年リリースのアルバム『Ready』収録の「My Style」だ。玉置が自身のテーマソングとも位置付けるこの曲は、K-POP的なディスコビートとダンサブルなエレクトロサウンドが印象的で、力強いビートにステップを踏みながら色香あるダンスと共にセクシーなボーカルで歌を紡ぐ玉置。オーディエンスのシルエットはダンスフロアさながらに揺れた。

「みんな、楽しんでるー?」と笑顔を見せる。誕生日だからなのか、緊張はしていないと話す玉置だが、前年のビルボードでのライブでは緊張のあまり手は震え、歌詞も飛んでしまったのだとか。そんな閑話を挟みつつ、ツアーについて語り出す。ファンと共に誕生日を過ごせること、足を運んでくれたことで幸せな誕生日を迎えられたと感謝の気持ちを告げる。

次のページ:ガンダムソングコーナーで披露されたのはあの名曲カバー!

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