INTERVIEW
2025.04.20
『まんがタイムきららキャラット』にて連載中、あfろによる人気4コママンガ「mono」がTVアニメ化!4月より放送がスタートした。山梨県甲府市を中心とした景色や女の子たちの日常が丁寧に切り取られた本作。今回はそんな『mono』の魅力を様々なインタビューなどで深堀!まずは、メインキャストの5人、雨宮さつき役の三川華月、霧山アン役の古賀 葵 、敷島桜子役の遠野ひかる 秋山春乃役の上田麗奈、駒田華子役の河瀬茉希に、作品の魅力をたっぷりと語ってもらった。
PHOTOGRAOHY BY 堀内彩香
INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一
――今回は、TVアニメ『mono』の魅力について皆さんに語っていただこうと思っています。第2話まで放送された段階での記事掲載となりますが、まず、山梨の風景や景色が楽しめる作品でしたね。
三川華月 この作品を機に山梨に何度か行かせていただいたのですが、スタッフの方は、本当に何度も何度も何度もロケハンをしてくださったんだろうなと思いました。実際にある場所を描いている作品だからこそ、すごく大変なんだろうなと、第2話まででも強く感じました。あと、視聴者がカメラ越しの映像を見ているようなシーンもたくさんあって、これはすごい!と思いました。
古賀 葵 音などにもこだわってくださっていて、(秋山)春乃さんが乗っている車(PAO)の音も、実際にその車種の音を使っているなど、すべてにおいて本物を使ってくださっているところに、こだわりを感じました。
――360度カメラで撮った映像をグリグリ動かすところは、どう描いたのだろう?と思うほどの映像でした。
古賀 それも難しいらしくて、指でグリグリしているところは、挑戦的なことをしているとおっしゃっていました。
遠野ひかる 私たちも、実際に360度カメラを持ってお出掛けしているんですけど、どうやって映っているのかがいまだにわかっていなくて、まだ360度カメラの可能性を探っているところです(笑)。こうやって撮れているんだ!と、まさにアニメでさっちゃん(雨宮さつき)や(霧山)アンちゃんがやっているのと同じことを思わずしてしまうんです。「ああ、これ『mono』で観たやつだ~」って(笑)。それが日常の作品ならではというか、すごくリアリティがあるんですよね。
――皆さんで山梨に行く時、360度カメラやアクションカメラで映像を撮ってほしいです。
遠野 やりたいですね!第2話でお城を走っていたと思うんですけど、実際に私たちも舞鶴城公園に行ったんですよ!シネフォト部の3人は、作中で城門を走っていましたけど、実際はかなり段々になっていて、大変なんです。そこを息も切らさず駆けていく(敷島)桜子ちゃんってすごいなとか。景色が同じだからこそ足を運んでみて体感できることもたくさんあるなと思いました。
上田麗奈 ご飯もすごく美味しそうですよね。あと、撮った写真もそうだけど、カメラもリアルさを感じて、現実にあるカメラなんだなというのが、1カット観ただけでわかるんです。その描き込みがすごいと思いました。
――第2話だと、パフェや夕飯、そしてカメラなどのガジェットに至るまで、描き込みに妥協がないなと思いました。
河瀬茉希 普通に食べたかったです(笑)。
遠野 すごく美味しそうな顔で、春乃さんと(駒田)華子さんが食べているから、それを観ているだけでお腹が空いてきます。
――いかに観ている視聴者をアウトドアにするかというか。ここに行ってみたいと思わせてくれるアニメですよね。
河瀬 華子さん的には、バイクに乗っているので、バイク+風景や道なんかもすごくこだわっているんです。画角も含めてとてもかっこ良く描いてくださっていて、すごかったです!
三川 速度的なところとか、爽快感が出てたよね。
遠野 風を感じたよね!
河瀬 華子さんって身長が175cmなんですけど、その華子さんが乗っている大型バイクも本当にかっこ良かったです。実際、それに近いモデルのバイクを見させていただいたんですけど、あれを前傾姿勢で乗っている華子さん、すごすぎる!と思いました。しかも2人乗りですからね。前傾だと、スピードも風もすごく感じるだろうし、恐怖も感じるだろうけど、それを楽しみに変えて、モトブログをしているのが、すごいなあと思いました。
――春乃は、そんなバイクの後ろに乗っていましたが、第1話の春乃の自動車の運転も、なかなかにスリリングでした(笑)。
上田 「ウインカーじゃなくてウォッシャーが~~」とか(笑)。かわいかったなあ。
古賀 (第1話ラストの)帰り道の運転は、どんなアトラクションよりもスリルがありましたよね(笑)。
上田 「春乃さーーん!」って、さつきとアンちゃんが言っている時に、引きで車がそれに合わせてぴょこぴょこ動いていて、かわいかった!
――そして本作のもう1つの魅力として、音楽、劇伴の良さがあると思います。
河瀬 天気が良さそうな音楽だなと思いました。青空の下で出掛けている感じがして、映える映像や写真が撮れるんだろうなあと思える劇伴で。それを音で表現できるって、やっぱりプロの音楽家はすごいんだなと思いました。
三川 掛け合いをしている時から『mono』の世界って、楽しくてウキウキるんるん幸せ!っていうのがあったんですけど、そこにさらにぴったりの音楽が流れていたので、アフレコで掛け合いしていたとき以上に、みんなとの世界や空気が見えました。
――アフレコの時はセリフだけですからね。
三川 そうなんです!だからたまに間ができると、黙っちゃったかも……って思うんですけど、そこすら音楽が居心地の良いものにしてくれているんですよね。
古賀 第1話のビデオ編集もすごくこだわってくださったみたいで。そうやって第1話ができていると思うと、一音も聴き逃さず観てくれ!と思っちゃいますよね。
上田 私は第1話だと、冒頭に長尺で流れていた音楽に、高校生の青春感が詰まっている感じがしたんです。全体的に、キラッとしすぎずに、でもルンルンとしていて明るさがある。ゆるさと明るさとコミカルさのバランスが絶妙だなと思って聴いていました。
古賀 劇伴は、日常に寄り添ってくれている感じがありましたよね。
上田 そうだね。その中でもこの曲は、さっちゃんたちの等身大のキラキラ感が見える気がして、かわいい!って思いました。
――何かが始まる予感をさせてくれる、キャッチーな音楽でしたね。
遠野 『mono』ならではのほっこりぽかぽか感がありつつ、切なくて胸がいっぱいになるような感じの曲もあって。
古賀 (力強く)わかるっ!!!!
河瀬 我々は最終話まで録っているから、それも相まって、グッと来るよね。
遠野 別に悲しいわけではないんですけど、今しかない刹那的な瞬間を切り取っているんですよね……その時は当たり前に過ぎていくけど、振り返るとキラキラしている思い出だよねっていうのが、この音楽と共に見ると、より映えるんです。それが素敵でした。
――なぜか泣きたくなるシーンが多くて、それには映像だけでなく劇伴も影響していると思いました。
古賀 そうなんです!なぜか涙が出るんですよ。明確なポイントがあるわけではないんですけど、じわ~~っとくる。あfろ先生の作品ってそういう感じがあって、『mono』にもそれを感じていました。
――第2話では、さつきとアンと桜子が歌う主題歌「メニメリ・メモリーズ!」も流れます。
上田 めっちゃかわいい曲だった!
三川 「メニメリ・メモリーズ!」って、最初全然言えなかった……(笑)
――ここを聴いてほしい!というポイントはありますか?
古賀 3人とも、個性がしっかりありつつだけど、心地良さがあったし、最初にさっちゃんから入る感じが、私には気持ちが良くて。この一言目の“目覚めた”の“め”がすごくいいんですよ!
三川 独特な感想(笑)。そこは意識してなかったところです。
古賀 あと桜子ちゃんの“シミュレーション”を“シミレーション”って歌っているところがめっちゃかわいくて!!桜子ちゃんが歌っている感がすごくあって、大好きです。
上田 みんな、喋り言葉みたいに歌っていて、キャラ感がすごくわかるよね!
遠野 キャラクター感はすごく大切にレコーディングをさせてもらいました。
上田 すごくナチュラル!テンポも速いから、歌うのもきっと難しいだろうなと思ったんだけど、すごく自然体でかわいかった!
三川 オープニングのアニメーションも素晴らしくて、さつきが憧れていた先輩を追い越した先に、撮りたい景色とみんなが広がっているというのが、すごくいいんですよね!
上田 ジ~ンとくるOP映像だよね。
河瀬 素晴らしかった!
古賀 ひとコマひとコマ、実際にあるところを描いてくれているから、そこを一時停止して、どこなのか調べたくなるくらい凝っているんですよね。
三川 オープニング聖地巡礼したくなるね!
遠野 映像と合わせて、歌も耳を澄ませて聴いてほしくて。“イエーイ”や“メモリーズ!”みたいな追っかけがあったりするんですけど、そこは特にキャラ感が感じられrます。1人トーンが低い桜子の声もかすかに聴こえました(笑)。あと、フルサイズで聴くと、また印象がガラッと変わるんですよ!
河瀬 落ちサビやDメロがいい感じなの?
遠野 はい!今しかない3人が詰まっているんです!そこで2人(三川さんと古賀さん)と目を合わせると、本当に胸いっぱいになって、涙が溢れてきちゃうくらいで。すごく楽しい曲だけど、聴いているだけで、じんわりと心を包み込んでくれるような曲なんです。
三川 歌詞の“目の前に広がるのは 絶景パノラマ 隣には君が笑ってて”とか“ひとりきりじゃ想像すらできなかった思い出たちが増えてく”とかね。
上田 あとは(3月29日に山梨で開催された先行上映会)「monoをしる会 ~TVアニメ「mono」先行上映会 in 山梨~」でのみんなの涙も見ているから、アニメサイズの歌詞にある、最後の“思い出を 見つけに行こう!”というところが余計に良くて。私たちのことも誘ってくれて、一緒に旅してくれようにしていて、本当に楽しい旅をありがとう!みたいな気持ちになったんです。
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