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2025.04.16

生バンドをバックにライブステージも披露!『A3!』MANKAIカンパニーの秋組による<MANKAIカンパニーpresents “Autumn Party!” 2025>ソワレ公演をレポート!

生バンドをバックにライブステージも披露!『A3!』MANKAIカンパニーの秋組による<MANKAIカンパニーpresents “Autumn Party!” 2025>ソワレ公演をレポート!

摂津万里をリーダーに、兵頭十座、七尾太一、伏見 臣、古市左京、泉田 莇の6人で構成される『A3!』のMANKAIカンパニー・秋組。カンパニーの中でもハードなアクション劇を得意とする彼ら「秋組」の、劇団員を演じるキャストが一堂に集結しての単独公演、ファンミーティング<MANKAIカンパニーpresents “Autumn Party!” 2025>が開催に。マチネを終え、緊張もほぐれた(?)ソワレ公演をレポートする。

TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 本多大介

すべての監督の、ファンが待ち望んだ秋組ファンミーティング、開演!

ざわめく会場の照明が落とされる。開演を知らせるブザーが鳴れば、イベントホールはあっという間にMANKAIカンパニーの劇場へと姿を変えた。「待たせたな!」とMANKAIカンパニーの秋組のリーダーである摂津万里の声が響き、フロアは盛大な拍手が沸く。ここまでに春組夏組、と単独でのファンミーティングを開催してきて、ようやく秋組の出番となった。「春組、夏組に負けないようにぶちかましていくからよろしく!」と言う万里に促されるように続いたのは兵頭十座の声だ。「朝から稽古場でアップしてきたから準備は万全だ」と言う。その後を受けて挨拶をするのは七尾太一。「みんなに会えるの、めっちゃ楽しみにしてたッス!」と笑顔を見せれば、伏見 臣は「みんな、ちゃんとお昼ご飯は食べてきたか?」と会場へと投げかける。「は~~い!」と観客から大きな返事が返ると満足そうに笑う。「今日は日頃支えてもらっているみんなに感謝を伝えたいと思って、秋組全員、気合入れてきた」と語り掛ける古市左京に続いて、泉田 莇は「普段の舞台とは違った話とかもしたいと思っているから、よろしくな」と柔らかな声で告げる。秋組メンバーの後ろには生バンドが待機している。秋組らしいイベントにするためにどうするかと話し合った結果、バンドを入れたという彼ら。リハーサルから盛り上がったと言い、バンドの迫力には負けないように勢いをつけたいと話す。ギターにベース、ドラムにキーボードというバンドのメンバーを紹介すると、秋組揃ってのトークやコール&レスポンスの場面では、日常の彼らのやりとりが見えるようで、その楽しい雰囲気で会場は笑い声に包まれた。

絶えない笑い声がファンのみならずステージをも幸せにする前半戦

2020年に開催を予定していた『A3!』各組のファンミーティングはコロナ禍により生放送へと切り替わった。つまりは5年越しでの、念願の開催となったのだ。会場にはそれぞれの推し劇団員のグッズや彼らを象徴するカラーの洋服を着たファンをはじめ、たくさんの観客が集結していた。劇団員としての冒頭の朗読が終わると、万里役の沢城千春に十座役の武内駿輔、太一役の濱 健人、臣役の熊谷健太郎に左京役の帆世雄一、莇役の小西成弥がそれぞれ挨拶をし、盛大な拍手に迎えられた。マチネ、ソワレの2回公演で開催されたこの単独イベントはその始まりから熱を帯びる。まずはマチネ公演の感想を伝え合うキャストたち。緊張もあったマチネだったが、監督の存在に助けられ、楽しいことばかりだったと楽しそうに話す6人にフロアからは絶え間なく笑い声が響いた。

ここでイベントは「秋組公演トークショー!」へ。マチネでは公演曲を振り返ったが、ソワレは新生秋組旗揚げ公演『なんて素敵にピカレスク』から第十一回公演『ピカレスク・リターンズ』までの各公演を振り返りながら、自身がやってみたい役、または衣装を着てみたいキャラクターを発表することに。沢城は『なんて素敵にピカレスク』で十座が演じるランスキーを選択。銃を固定するホルスターに憧れがあるのだとか。続いて武内は第五回公演『燃えよ饅頭拳!』で万里が演じたシンを選ぶ。動きやすそうな衣装と髪を後ろで結ぶヘアスタイルも気に入っていると話す。続く濱は第四回公演『DEAD/UNDEAD』で左京が演じたビルを選ぶ。意外性に会場から感嘆の声があがる。服が好きなことと共に太一があまり演じたことのないヒールをやりたいとのこと。熊谷は第六回公演『Fallen Blood』で万里が演じたダスト。ミリタリーかつストリートな衣装が好きだから選んだと話す。ポケットの多さに「調味料とか入れられそう」とツッコミを受け慌てる熊谷だった。帆世は第五回公演『燃えよ饅頭拳!』で十座が演じた赤龍。「赤眼鏡がかっこいい。そして強さがある」と言い、往年のカンフー映画を思い出すと興奮が声に滲んだ。最後の小西は旗揚げ公演『なんて素敵にピカレスク』で万里が演じたルチアーノだと言う。ジャケットとパンツと揃いのハットは着こなすのが難しそうだが、かっこいいと熱弁を奮った。

続いて『A3!』第四部のストーリーについてのトーク。秋組がメインとなる第15幕を6人が語り合う。芝居に向かう気持ちや環境が変化していく劇団員たちの経験を通して感じたことなどをクロストークで語り、それぞれが思い入れのある場面や芝居への向き合い方、収録に臨んだ時の話など、演じる立場からの裏話を披露。これには観客もうなずいたり驚いたりと楽しむ様子が見受けられた。そんなトークの後には、春組、夏組もそれぞれの個性で会場を爆笑の渦へと巻き込んだゲームコーナーへ。秋組は公開生稽古でも視聴者を捧腹絶倒させた「質素・倹約・節制うんぬんかんぬんゲーム」をステージで見せることに。Autumn Partyバージョンとして進化したゲームは、2023年の秋組公開生稽古で生まれた。ルールとしては「せんだみつおゲーム」に近しいもので、公開生稽古の際には熊谷が罰ゲームの対象になったが、この秋組単独公演イベントバージョンでは初挑戦となる武内がマチネでは負けてしまった。そんなゲームをソワレでもやろうとなった時、「失敗するビジョンが見えない」ほどこのゲームに強い濱、帆世、小西は濱の提案でハンディをつけることが決まる。まさか自身から出したその提案に苦しめられることになろうとは、この時の濱は想像もしていなかったことだろう。観客も「うんぬんかんぬん」の掛け声で参加し、会場が一体に!ゲームの展開に合わせて沸き上がる笑い声がフロアを満たす時間となった。

次のページ:ファンからの想いと劇団員の想い重なる後半へ

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