INTERVIEW
2025.02.12
sMiLeaプロダクション所属の3ユニットの中でもダンスミュージックに特化したパフォーマンスでファンを沸かせるLEGIT。ライブで見せる豊かな表現力とキレあるステージングに定評のある彼らが、TVアニメ第2期『UniteUp! -Uni:Birth-』でもその魅力を余すことなく放つ。今回は、メンバーである助川真蔵(高尾大毅役)、森蔭晨之介、(二条瑛士郎役)、坂田隆一郎(東郷楓雅役)が情熱を持って届けたい、LEGITの歌とライブについて熱く語る!
PHOTOGRAPHY BY 堀内彩香
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
★TVアニメ第1期『UniteUp!』振り返りコラムはこちら
――TVアニメ第2期『UniteUp! -Uni:Birth-』が放送中です。2023年4月まで放送されたTVアニメ第1期からこのTVアニメ第2期までの時間の活動のなかで、忘れられない出来事を教えてください。
助川真蔵 TVアニメ第2期の準備期間もありつつ稼働する感じでしたが、一番印象に残っているのは2024年4月のライブ(sMiLea LIVE -Unite with You- ELEVEN)と2024年11月のユニット単独ライブ(UniteUp! 1st Unit LIVE“To The Top”)です。もちろん11人集まれたこともそうですし、このプロジェクトが発足してからずっと「いつかユニットごとのライブをしたいね」と話していたので、念願叶って満を持して開催できたことが印象深いです。
坂田隆一郎 僕は自分たちだけじゃなく外部のアーティストの方との共演の場となった“リスアニ!LIVE 2024”や“Animelo Summer Live 2024 -Stargazer-”です。大きなステージに「UniteUp!」として立てたことは忘れられないですね。誰もが知っている場所ですし、想像すらしたことがなかったほどの貴重な経験でした。でもこの状況に満足せず、この先も何度でも呼ばれるように頑張りたいですし、いつかワンマンで立ちたいという新たな目標もできました。
森蔭晨之介 色んなステージに立たせてもらったことで、そのたびにライブに対する意識が更新されていく感覚があって。毎回、目標を持ってステージに臨んでお客さんに満足してもらいたいという思いを抱きました。それもあって1つ1つのライブを大切にできたと思いますし、自分たちの熱をお客さんに伝えることを意識して歩めたんじゃないかなと思います。
――皆さんそれぞれの忘れられない出来事がすべてライブに繋がるというのも、すごくLEGITらしいなと感じます。
助川 ライブは、僕たちの醍醐味でもありますから。そこだけは譲れないという想いがそれぞれの意識としてもあるのだと思います。
――ユニット単独でのライブは、皆さんのアイデアを詰め込んだということをMCでもお話されていました。どのように作っていかれたのでしょうか。
助川 もちろん演出のアイデアを出しても、それが現実的にできるのかできないのかという問題はありましたが、やりたかったことはほぼできました。ただ、隆くん(坂田)が出してくれた「Anelaのカバーはどうだろう?」というアイデアはいくつかの課題があったので、「できたらいいよね」くらいの軽い気持ちでいたので、順調に進んだことは本当に良かったです。
坂田 最初に何をやりたいかを出し合って、スタッフさんに共有したあとは確認をしてもらうくらいでした。それこそはじめの話し合いでセットリストの大枠も決まりましたね。なので準備期間の中盤ではそれぞれの仕事もあったので、会ってはいなかったよね?
助川 会ってなかったね。
坂田 会えるのはアフレコくらいで、それぞれが個人で練習を重ねていったのですが……前日のリハーサルで1曲増やしたんです。
助川 「THE DAY」ですね。振りの復習もしていなかったのですが、「できるかな?」ってやってみたら、できました!(笑)。
坂田 やっぱり2年間くらいずっと歌って踊ってきた曲でしたし、一度思い出したら歌えたし踊れたので「追加しよう」ということで、リハーサルは一度だけ通しでやって、本番に臨みました。
森蔭 準備していなかった曲とは言え、各々が自主的に意識をしていた曲だったのではないかと思います。坂田くんが仕事で参加できなかった時でも、僕と助川が振りを思い出してみようと話題には出ましたし、少し踊ってもいたので。むしろ坂田くんは、合流したときに大変そうだったよね。
坂田 今回、初めて「怖い」と思って。この期間は自分自身も別の仕事があったので、あまりリハーサルに参加できなかったんです。しかもAnelaのカバー曲の振付は初めてで、3人バージョンに変えてくださったものだったんです。2人と一緒に合わせる時間が取れなかったので、家のカーテンを全開にして窓ガラスに姿を映しながら練習するという人生で初めての経験もしました(笑)。
――Anelaのカバーについては、イントロが鳴った瞬間に会場には「ぎゃああああ」という悲鳴が響きましたね。
助川 サプライズ大成功でした。きっと会場に来ていた方は誰も、あの曲(1部では「TARGET」、2部では「Break border」をカバー)をやるとは思っていなかったでしょうから。皆さんに喜んでもらえて嬉しかったです。
――ソロ曲は1部と2部で披露する曲が違いましたね。
助川 ソロ曲については背後のスクリーンに映像が映ることは事前に聞いていましたし、その映像とのリンクをさせることも含めてそれぞれが演出も考えました。曲間の、どうやって次の曲にバトンを渡すかというのは一緒に決めましたが、それ以外は自分自身で。森蔭は「音程関係なく歌ってもいいですか?」と提案していましたね。
坂田 そうそう、そのアイデアは自分にはなかったからこそ「見てみたいな」と思いました。楽しみでしたし、リハーサルでも見ていましたが、本番はさらにリハーサルを超えてきていたので、袖で聴いていて熱いものを感じました。ソロはあえて3人それぞれ持ってきたものをぶつけ合う時間でもあったんですよね。
森蔭 ソロの並びは、1部も2部も僕が真ん中になることだけは決まっていたので、どれだけ自分がライブの流れをぶち壊したとしても、ソロパートの最後に助川か坂田くんがきれいにまとめてくれるはずだと思って、それほど作り込まずにソロに臨みました。自分が書いた歌詞ですし、間違えたとしても感情は届くと思ってのステージでした。
助川 ちゃんと届いていたよ。会場で観ていたmasa(JAXX/JAXX)にもね。
坂田 masaは泣いていたからね。
――ここからはTVアニメ第2期のOPテーマ「Uni:Birth」について伺います。受け取ったときの感想と実際に歌って感じた楽曲の魅力を教えてください。
助川 「Unite up!」は扉が開いて進んでいく感じだったのですが、個人的な感想として今回は進んで行った先で掴み取っていくイメージがありました。それぞれがキャラクターとしても個人としてもやりたいことを見つけて、進んだだけではなく、新たなものを掴むためにさらに進むような力がリリックにもあると感じます。
坂田 それこそ「Unite up!」はキラキラとした眩さがありましたが、「Uni:Birth」は様々な経験をしたことで、それぞれが目標や夢を明確に描くようになってからの歌という感じがしていて。宇宙くらい遠くに感じる夢だとしても手を伸ばそう、掴もう、という熱がある曲ですよね。聴いている人を鼓舞する曲ですし、歌っている僕たちも元気をもらいます。
森蔭 僕は“宇宙”が好きなんです。そもそも何もないところからビッグバンが起きて……。
助川 え?本当の“宇宙”の話?
坂田 ビッグバンが起きてから宇宙は広がり続けていてね?
森蔭 うん。そこに惑星や星雲が生まれて、その中にある太陽系の、地球という星に僕らは生まれているのだと思いながら夜空を見上げると、不思議な気持ちになります。なんで僕たちは地球に生まれたのか?なぜ何もない状況でビッグバンが起きたのか?なぜ何もない空間から宇宙ができて膨張していったのか?不思議ですよね。「Uni:Birth」は言葉の意味としても宇宙を表していますし、宇宙を掴み取ろうと歌うその声にも“無限”に湧き出る情熱があるなと思っています。
助川 0から1を生み出すとか、何もない無の状態から人を動かす何かを生み出すこともね。
森蔭 多次元アイドルプロジェクトの“無限の可能性”も同じですよね。星を掴み取るという熱意は、可能性しかない多次元アイドルプロジェクトだからこそ強い想いで届けられると思っています。あと、この曲は振りの最後が「Unite up!」と同じなんです。そこにリンクを感じます。
助川 歌の最後に「Unite up!」の始まりと同じ立ち位置になるんです。その繋がりがまた良いですよね。
――ここからまたファンの皆さんと育てていく1曲ですね。そんな「Uni:Birth」はシングルとしてリリースされ、カップリングには「Ready Steady Live」と「ユメノトビラ(11ver.)」が収録されています。
助川 「Ready Steady Live」は、レコーディングの時に落ちサビのオーディションがあったんです。ここを歌う人は決まっていなかったので、全員が歌ったんですよ。
坂田 勝ち取ったのは馬越(琢己)、(山口)諒太郎、(平井)亜門と僕でした。この曲、ライブで歌うのが楽しみなんです。歌い分けでのペアやセットもこれまでにない感じなので、楽しんでいただけると思います。
助川 「ユメノトビラ」はライブの武器が増えたなと思いましたね。元々、僕と(戸谷)菊之介とmasaで歌っていた曲ですが、今回の11人バージョンのために改めてレコーディングをしました。「Unite up!」と同時期の4年くらい前にレコーディングした曲なのでどういう感じで歌っていたかわからなくなっていたりもしたのですが、成長した大毅として歌えばいいのかなと思ってやりました。
坂田 「ユメノトビラ」は、ライブで歌っていましたし勝手にハモったりもしていたのですが、ちゃんとレコーディングする時にキーが高くてびっくりしました(笑)。ライブのテンション感だと歌えるのですが、レコーディングは苦戦しましたね。でも歌っていると勝手に笑顔になる曲なんです。ライブで手を振りながら歌った記憶が呼び起こされますし、楽しかった思い出と共に笑顔で歌えました。
森蔭 改めて「いい歌詞だな」と感じます。元々は3人で歌っている曲なこともあって、僕にはキーが高すぎて出せなかったのでオクターブ下で支えているのですが、スタッフさんに「これもいいね」と言われてほっとしました。
助川 確かに、元々の曲ではオクターブ下のラインはなかったから、新鮮に聴いてもらえるね。
SHARE