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REPORT

2024.04.16

XlariSと共に作り上げた“始まりのステージ”――。2次元アイドルオーディションプロジェクト「VS AMBIVALENZ」から誕生した7人組グループ・XlamVの初ライブをレポート!

XlariSと共に作り上げた“始まりのステージ”――。2次元アイドルオーディションプロジェクト「VS AMBIVALENZ」から誕生した7人組グループ・XlamVの初ライブをレポート!

2021年に立ち上がった2次元アイドルオーディションプロジェクト「VS AMBIVALENZ」。7色にわたる担当カラーそれぞれにアイドル候補生が2人存在し、二者択一でのユーザー投票によって14人から選ばれた7人によって結成されたXlamVが、その活動をスタートさせたのは2022年のことだった。アイドルの聖地・砦アリーナの地下でライバルと共同生活をしながらオーディション期間を過ごし、視聴者の投票を経てアイドルとなった彼らの1stライブ“XlamV 1st LIVE -To You-”が4月12日にKT Zepp Yokohamaにて開催された。披露された抜群の歌唱力と高度なダンスパフォーマンスによるステージ――目の前に立つ彼らの息遣いまで聞こえてくるような躍動感に満ちた一夜をレポートする。

TEXT BY えびさわなち
PHOTOGRAPHY BY 玉越信裕

オーディションで選ばれた7人による魅力溢れる1stライブ

XlamVの初ライブが行われた、砦アリーナと呼ばれるアイドルの聖地・ライゼンブリッツアリーナことKT Zepp Yokohamaにはライブの始まりを待ちわびるXlariS(※XlamVのファンネーム)の高揚感に満たされていた。そのフロアに夜公演の開演案内を担当するNAGOMU、AUGURI、39YEAH↗、LIONの声が響くと、大歓声が沸く。4人による開演の案内からすでにメンバーの個性が溢れ、期待感がより上昇していくのを感じさせた。そして会場が暗転。重厚なエレクトロサウンドに乗って、SUBARU、ISSEI、JINTARO、NAGOMU、39YEAH↗、AUGURI、LIONの名前が映し出され、XlamVの1stライブ“-To You-”はいよいよ幕を開けた。

ステージに登場した7人。ズラリと並ぶ姿に色とりどりのペンライトが揺れるとライブの始まりを告げたのは「Said that」だ。ずしりと重さのある攻撃的なダンスビートで描く強烈なメッセージ性を持った1曲。今年1月にリリースされた2nd EP『raise』でも1曲目を飾った本ナンバーは、デビューを経て成長した“今”の彼らの存在感をライブでも確かに示す。7人は力強い歌声をしなやかなダンスパフォーマンスと共に響かせ、「みんな、ようこそ」とSUBARUが手を振る。「最高の1日にしようぜ!」とJINTAROの元気な声も響くと、妖艶かつアグレッシブなダンスナンバー「A.S.A.P」へ。ISSEIと39YEAH↗のエモーショナルなボーカルに、LIONとJINTAROのパワフルなボーカル、SUBARUとNAGOMUの真っ直ぐな歌声に表情豊かなAUGURIの歌声、と個性豊かな声で紡がれる1曲に会場の歓声はどんどん大きくなっていった。

「XlariSのみんな、楽しんでくれていますか?」とSUBARUが正面を向くと、「楽しんでるかー?」「後ろまで見えているよ」とメンバーも口々に会場へと投げかける。「あなたに選ばれた、あなたのためのアイドル、僕たちがXlamVです」と全員で挨拶すればフロアは大歓声。「今日はXlariSに違う俺を見てほしくて髪の分け目とホクロを逆にしてきました……嘘です」と彼らしい冗談を飛ばすISSEI、「XlamVの緑担当の天才は誰だぁー?」とコール&レスポンスで会場を1つにするJINTARO、「XlariSは昨日、ちゃんと眠れた?俺はなんだか緊張しちゃって……」と弟のかずに作ってもらったホットミルクのエピソードで会場をほっこりさせたNAGOMU、「今日は家に帰っておやすみしてから夢で会うまでがライブだからね!夢で再会できるように、思いっきり39YEAH↗お兄さんの姿を目に焼き付けていっちゃって」と言う39YEAH↗、「みんな、すっごくかわいい!今日のために思いっきりお洒落してくれた感じ?さすがXlariS、ありがと♡」と笑顔のAUGURI、「待たせたな、XlariS。ついにお前らに本物のパフォーマンスを見せてやるときが来た。全力でいかせてもらう」とLIONは会場の熱気に満足そうにうなずく。最後は「思い出の場所である砦アリーナで、また皆さんの前に立たせていただくことを心から嬉しく思っています」と力強い声で挨拶をすると、夢を叶えた彼らは、サバイバル中に想いのこもった票を投じ応援してくれたXlariSへの愛を込めて「what about love」を歌う。2nd EP『raise』収録のこの曲は、7人の歌声での、様々な組み合わせのユニゾンでの化学変化を堪能させ、美しい旋律と共に紡がれる言葉が胸を叩いていく愛の歌。メロウなサウンドに柔らかなユニゾンで聴かせる1曲にXlariSはじっと聴き入る。

そして続いたのはかわいらしさのある「アワソラ」。シャボン玉が舞うステージで伸びやかな歌声を響かせるXlamV。ところどころラップ調に散りばめられたアクセントあるリリックが楽曲に軽快な色を加えていくようだ。1st EP『climb』に収録された1曲で軽やかなダンスでも魅せた7人は、続けて「みんなで声出して楽しんでいこう!」というNAGOMUの言葉と共に「蜜柑」の軽快なサウンドへと会場を誘う。AUGURIのかわいらしさに引っ張られるように、メンバーのポップな魅力に溢れていた。

輝きの世界に導いてくれたXlariSへ贈るステージ

「XlariSのみんな、まだまだ元気ですか?」とSUBARUが笑顔を見せる。「1stライブはまだまだこれからだよ~!」と39YEAH↗が会場を見渡すと、「お前らの応援、ビシビシ俺たちに届いてるぜ!!!」と両腕を広げたJINTARO。「ペンライトも振ってくれてありがとう!」とジャンプしながら喜ぶAUGURIに「みんなの熱気が伝わってくるよ」とNAGOMUも続く。「ほなこのへんで俺らも水分補給させてもらうんで、みんなも水分補給しよか」とISSEIの声でメンバーがステージドリンクを手に取ると、「せっかくだからみんなで飲もう」とフロア含め全員で一斉に水分補給タイム!JINTAROから“強そうな飲み方”がレクチャーされると、「なんだこの茶番は……」と呆れるLIONだったが、ここからメンバーだけが知っている秘蔵エピソードを披露するトークコーナーへ。リハ前に楽屋でMCを練習するSUBARUの姿やライブに向けて練習していたLIONとISSEIの息ぴったりなレッスンの様子、中華街を楽しむJINTAROやAUGURIやNAGOMUたちの姿が披露され、XlariSは歓喜。さらに喜びの声が上がったのは、後半戦の始まりを飾った「You & Me」と銘打たれた1曲だった。そう、初公開の新曲だ。39YEAH↗がセンターに立ち、歌い始めると順に前を向くメンバー。出会えた奇跡と感謝、そして彼らの想いが込められたような1曲。神々しいまでに光を宿すナンバーには彼らがXlariSへと感じているであろう気持ちが込められているのを感じさせる。観客と共に歌い上げる場面では、この曲はYouとMeとで完成させる楽曲なのだなと思わせた。LIONのフェイクから幕を開けた「This is my way」は1st EP『climb』収録の1曲。サバイバルを経て結成した彼らが“名刺代わり”に放ったデビューEPでもその広がりあるサウンドが印象的だったが、さすがライブ。XlamVのコーラスにXlariSの歌声でサウンドが彩られる場面も。“共に作る”空間は温かさに満ちていて、彼らの「XlariSと進んでいく」という気持ちが届く1曲だった。

「次が最後の曲になってしまいました」とNAGOMUが告げると「えーーー!?」と残念がる声がフロアを満たす。「俺たちもまだまだやれるぜ!」と言うJINTAROだったが、これまでにあった出来事を思い出すと急に声のトーンを落とす。「言いたいことはわかる」というISSEI、「本当にここまで色々なことがあった」と続けたSUBARU。「少し前までここ(砦アリーナ)の地下で生活していたなんて嘘みたい」と笑みを見せたAUGURI、「そんな地下から俺たちを見つけてくれて、キラッキラの輝きをくれた大切な存在が今、目の前にいてくれる。奇跡みたいだけど現実なんだよね」と39YEAH↗も喜びを噛み締める。「そして晴れて地上に戻ってデビューできたわけだけど、そんなに簡単じゃないよな」とISSEIが言えば「課題だらけだ。ただ少しずつ前進はしている」とLIONも前を向く。「僕たちはまだまだ高みを目指していきたい。いや、目指さなければいけない」とSUBARUの言葉にこれからのことへの想いを強めた7人は、本編ラストとなる「Groovy Night」へ。彼らのデビューを高らかに宣言した1st EP『climb』の幕開けを飾ったアーバンなダンスナンバー。小説の最初の1ページのようにXlamVの“始まり”を感じさせた軽快なダンスチューンに、カラフルに光るフロアも躍動していた。一体となった会場を満足気に見渡したメンバーがステージを降りると、会場にはアンコールを求める声が湧く。そこにオーディションの案内人であり、オーディションを主催するREISENプロダクションの社長でもある稲元が登場。オーディションを見守り応援してくれたXlariSへの感謝を告げる。オーディションの思い出が蘇る映像に大歓声が上がる。

そして登場したXlamV。このオーディションのテーマソングにして、彼らの始まりの曲「Go My Own Way」を、オーディションを勝ち上がり、夢を掴んだ7人のバージョンで聴かせる。イントロからXlariSは歓喜。大きく手を振る7人の姿に景色がかすむような感動が沸き上がる。オーディションを応援してきた日々がXlariS1人1人の胸に去来したはず。あの日のこと、彼らの成長のために見守った衝突や苦悩、喜び。そのときの自分のこと。それらのすべてが歌詞に、メロディに、息づく。14人で歌っていたこの曲が今、7人の歌声で新たな命を吹き込まれたように響き、会場を1つにしていった。

アンコールへの感謝を口々告げるXlamV。「Go My Own Way」への想いも語り合う彼ら。XlariSへのサプライズとして、手紙を書いてきたという。全員で描いたという手紙を、代表してSUBARUが読み上げる。ライブ前に綴られたという手紙の真っ直ぐな想いはすべてのXlariSに、そしてGLANZ(グランツ=「VS AMBIVALENZ」を応援するファンの通称)に届いたはず。「もしこの先、しんどいことがあったら今日のことを思い出してくれよな。XlariSのことはこれからも俺が守る!一生の約束だ!」とJINTARO。「お兄さんのかっこいい姿、ちゃんと目に焼き付けたかな?今日は夢で会うまでがライブだからね?夢の中で会えるの、待ってるよ」と39YEAH↗も続き、「もしよかったらこの先も俺たちのことを応援してくれたら嬉しいな」とNAGOMUは少し照れながらハートを作ってみせた。「さっきの手紙でも伝えたとおり、XlamVというグループはXlariSの存在なくして生まれることはありませんでした。僕たちを輝きの中に導いてくれたXlariSに恩返しをしたい、させてください!」とSUBARUが告げると「終わったことにああだこうだ言うつもりはない」というLIONは今日を全力で盛り上がり、楽しんだかとフロアへ向けて確認。するとXlariSは大きな声で応え「じゃあこれからも全力で俺たちについてこい」と満足そうにうなずくと、ISSEIもコール&レスポンス。「世界で一番男前の青担当アイドルは?」とフロアへ投げかけると「ISSEI!」と大きな声が湧き、「世界で一番歌とダンスが上手い青担当アイドルは?」の声にも「ISSEI!」と歓声が響く。「よぉ、できました」と笑顔を見せたISSEIのあとに続いたAUGURIは「XlariS~!大好き!宇宙で一番、大大大大好き!」と声を上げた。XlariS大好きという気持ちを込めて歌ってきたというAUGURI。最後はXlariSに、そして“もう一人の君へ”と告げ、鳴り出したのは「From Me」。“もう一人の君”も、このステージを見ているだろうか。1人では辿り着けなかったという想い。XlariSの、そしてライバルへの想いが詰まるドラマチックな爽快ナンバーが砦アリーナをXlamV色に染め上げて、彼らの1stライブは幕を閉じた。

途中、「アリーナ!」「2階席―!」といったライブ現場ではよく見られるコール&レスポンスがあったが、そこでの「女子ー!」に続いたLIONによる「男子ー!」の声に応えた男性XlariSの歓声に、このコンテンツがまだまだ多くの人たちに広がっていくであろうことを予感させた。この先また新たなオーディションの開催や、XlamVのメンバーに選ばれなかったREISENプロダクション練習生のデビューも発表されている。きっとこの日の“始まりのステージ”は、プロジェクトの指針ともなるであろうステージだ。そんなライブから先のプロジェクト、オーディションで選ばれたXlamVの活躍と共に「VS AMBIVALENZ」から目を離せない。

<セットリスト>
1.Said that
2.A.S.A.P
3.what about love
4.アワソラ
5.蜜柑
6.You & Me
7.This is my way
8.Groovy Night

ENCORE1.Go My Own Way –XlamV ver.-
ENCORE2.From Me


●ライブ情報
XlamV 1st LIVE -To You-

2024年4月12日(金)
会場:KT Zepp Yokohama
・第1部 [開場]14:30 [開演]15:30
・第2部 [開場]18:30 [開演]19:30

■配信チケット発売情報
販売期間:2024年4月5日(金)18:00~2024年4月19日(金)20:59
配信日時:2024年4月12日(金)[開場]19:00 [開演]19:30
※配信公演は第2部のみとなります。
見逃し配信視聴期限:2024年4月19日(金) 23:59まで
配信限定特典:XlamV 1st LIVE -To You-オリジナルスマホ壁紙

配信チケット購入はこちら
https://stagecrowd.live/xlamv_streaming0412/

“XlamV 1st LIVE -To You-”特設サイトはこちら
https://xlamv.com/ja/1stlive

©VS AMBIVALENZ

関連リンク

VS AMBIVALENZオフィシャルサイト
https://vsambivalenz.com/

VS AMBIVALENZ オフィシャルX
https://twitter.com/vsa_official_jp

XlamV(クランヴ)オフィシャルサイト
https://xlamv.com/

XlamV オフィシャルX
https://twitter.com/xlv_members

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