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INTERVIEW

2023.05.06

待望の1stアルバム『Do you agree?』が完成!大西亜玖璃がアルバムの魅力をたっぷり語る

待望の1stアルバム『Do you agree?』が完成!大西亜玖璃がアルバムの魅力をたっぷり語る

2021年3月3日に『本日は晴天なり』でアーティストデビューを果たし、2年間で3曲のOP・ED主題歌を含む4枚のシングルをリリースしてきた大西亜玖璃。彼女が誕生日翌日となる5月3日にファン待望の1stアルバムをリリースする。『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(上原歩夢役)や本人のキャラクターも相まって愛らしいルックスと歌声で聴く者を魅了しているが、それだけに留まらない表現力を証明する1枚でもある。大西亜玖璃が、彼女のために作られた珠玉のポップス群をナチュラルに歌いつづった軌跡を紐解く。

INTERVIEW & TEXT BY 清水耕司

どんなことも「ラッキー」と思えるアーティスト活動

――1stアルバムを作ることが決まったときの感想は?

大西亜玖璃 アルバムの話自体は以前からあって。2022年の1月に『大西亜玖璃 First Contact ~1st LIVEのその前に~』を開催したとき、(昼公演で)「結んで、ひらいて」と(夜公演で)「Love・Me・Do」を歌唱した後のMC台本に「いつかアルバムで出すかも?」って書いてあったんですよ。だから、次に出すのは(シングルではなく)アルバム、という気持ちになっていました。先程の2曲もアルバムに入ると思っていたんです。でも、『このヒーラー、めんどくさい』のオープニング主題歌「ジェリーフィッシュな君へ」や『新米錬金術師の店舗経営』のオープニング主題歌「はじまるウェルカム」を連続してシングルでリリースしたので、「あれ、シングル?」「アルバムはいずこへ?」って感じでした。

――そしてついに。

大西 はい。でも実は、リリースに向けた会議に参加するのが初めてだったので、どういう曲がいいのかを話し合うと思って楽しみにしていたんですけど、すでに2、30曲用意してくださっていて、その中からスタッフの方と一緒に曲を選ぶ、というところからのスタートでした。

――大西さんの選曲の基準は?

大西 「いいな」って思ったものを。それに「◎」をつけていきました。でも、曲を選んでいたらプロデューサーの工藤(智美)さんが、「一生あぐぽんについていく! って思えるリード曲が欲しいね!」って。

――熱い。

大西 『千と千尋の神隠し』みたいな。

――はい?

大西 並んでいる豚さんを前に「ここにはお父さんもお母さんもいないもん」と言ったくらいの勢いで。

――あぁ、なるほど(笑)。

大西 「じゃあ作りましょう」という流れで作ってもらったのが「Do you agree」でした。

――大西さんも、工藤プロデューサーの言わんとしていることを理解できたんですか?

大西 そうですね、なんとなく。今のアイドルの王道というか。

――AKB48のように盛り上がれる曲でしょうか。

大西 そういうものを求めているんだろうと思いました。大西亜玖璃としてのアーティスト活動は、清楚な「本日は晴天なり」から始まりましたけど、「ジェリーフィッシュな君へ」、「はじまるウェルカム」はどれも女の子過ぎず、衣装も少年っぽさがあったんですよね。だから、明るくてボーイッシュな部分もある感じなのかな、と思いました。

――今日は清楚なワンピースを着ていますが、普段はそういった服が多いですか?

大西 多いですね。それこそチェックの服も自分では着たことがなかったです。でも、音楽活動を始めてから思ったのは「嫌なことってあんまりないな」って。歌ったことがなかった「Elder flower」みたいな曲もかっこいいと思えるし、ジーンズ着ても楽しいし。(「はじまるウェルカム」のMVで)アフロになって歌うなんて想像もしてなかったです(笑)。幅が広がることはいいことですよね。なので今、「ラッキー♪」って思っています。

――なんでも楽しめるタイプ?

大西 かもしれないですね。

――ラジオやYouTubeなどの番組を見ていても、結構トークが尖っていますし。

大西 尖ってますかね(笑)。

――楽しいことが好きな感じは伝わってきます。CDの初回限定盤に付属されるDVDにはMVのメイキング映像が収録されていますが、そちらでもふざける気満々でした。

大西 確かに。アイドル時代は自由にやっていたんですけど、声優としてはどうしてもキャラクターがいるので、抑えるところがあって……、でもおちゃらけるのは好きですね。MVでもふざける曲ではないと言われたので抑えたつもりが、メイキング映像を見たら可愛いよりも面白いことしているシーンの方が多くて。普通にしていても出てきちゃうな、と思いました。

――話はアルバムに戻りますが、大西さんからの要望や、大西さんが決めたことはありましたか?

大西 そんなに大きなことは言っていないですけど、曲順は自分で決めました。

――曲順の基準は?

大西 楽しく?(笑)。聴いていて心地よい順番みたいな。やっぱり感覚ですね。「Do you agree?」は最初か最後かな、とか。あとは、収録曲が決まるずっと前に「Elder flower」と「初恋カラーズ」はどちらか1曲だけ、多分主題歌の「Elder flower」を入れる、という話になったんですけど、「両方入れたいです」とこっそり言いに行って。そうしたら入れていただけることになりました。

――「初恋カラーズ」を外したくなかった理由というのは?

大西 「Elder flower」と「初恋カラーズ」は2ndシングルで両A面だったんですよね。でもリリース当時も「(「初恋カラーズ」は)カップリング曲?」と言われて、いつも「違うんだけど」という気持ちがあったんです。

――アルバム用の新曲としては5曲が作られました。どのような順番で制作されたんですか?

大西 「NTMUエイリアン」と「恋の視線」は『大西亜玖璃 First LIVE ~はじまりのはじまり~』でお披露目する予定があったので、その1か月前くらいにレコーディングしました。なので、ライブではちょっとドキマギでしたね。「NTMUエイリアン」は振付もつくということでしたし。次に「Do you agree?」を録ったので、これもライブで披露するかと思っていたんですけど、リード曲だから温めておきましょうと言われました。「夏夢花火」と「花と青空」は年明けのレコーディングでした。

――「NTMUエイリアン」は、リード曲ではないかもしれませんがアルバムならではの名曲になりました。

大西 いいですよね。これは、2、30曲を聴いていくうちの2、3番目に聴いた曲で、聴いてすぐに「◎」をつけました。おしゃれだけどレトロで聴きなじみのある雰囲気で、しかも歌詞も同じ世界観で書かれているということで、いつもよりも大人っぽいニュアンスで歌ってみました。ディレクションをしてくださる方からも、いつもと歌い方が違うけど、とは言われたんですけど、「Love・Me・Do」や「Elder flower」みたいに、別次元の私なんだけど私らしく、そしてこの曲に合わせたイメージで歌いました、と伝えたらすぐに、「理解、理解」みたいな感じでわかっていただきました。なので歌いやすかったですし、歌っていて楽しかったです。

――「恋の視線」はいかがでしたか?

大西 これもすぐに「◎」を付けました。曲が可愛かったですし、私がいつも歌っているJ-Pop曲という感じがしましたね。今まで歌ってきたので、アルバムにも恋の歌が欲しいと思っていたんですけど、歌詞ができてきたら本当に真っすぐで可愛すぎる感じで。ライブで歌ったらときめいてくれそうだと思っていたんですけど、実際、クラップでノってくれたのは嬉しかったですね。それに、ひと安心できる曲に感じるんですよね。こうして曲が全部揃うとパンチが強い曲が多くて、「Elder flower」まで聴き終わると「ふぅっ」ってなるというか。でも、「恋の視線」があることで、次の盛り上がる「はじまるウェルカム」や、最後の「Do you agree?」まで一気に聴くことができる気持ちになれます。自分がよくプレイリストを作るからか、こういう曲は4曲目や8曲目に入れたくなりますね。聴くほどに味が出てくるスルメ曲だと思っています。

――歌うときに意識したことはありますか?

大西 キャピキャピしすぎず、ナチュラルに歌いたいという意識はすごくありました。歌詞が甘酸っぱいのでキュインキュインするように可愛く歌おうかとも思ったんですけど、J-Popさのある曲なので「ジェリーフィッシュな君へ」みたいにまっすぐ歌うのがいいと思いました。

――大西さんのナチュラルさが込められた曲なんですね。

大西 そうですね。歌のナチュラルさはこれくらいのテンションかもしれないです。トークは基本、今みたいな感じじゃないですか?

――少しテンション低めな。

大西 インタビューだといつも緊張してしまうので。

――眉間に少し力が入られていますよね。

大西 そうですよね、ちょっと困り顔ですよね。「これを言っていいのかなー」って考えちゃうんですよ。表現の仕方がわからないというか。

――でも今日は少しリラックスされている気がします。いつもよりテンション高めで。

大西 なんでだろう? 夜だからかな?

――(笑)。夜行性ですか?

大西 そうですね。それとも富士そばを食べたからかな?

――それはテンション上がりますね(笑)。

大西 でも確かにいつもよりは緊張していないかもしれないです。やっぱり、インタビューを受けさせてもらうたびにちょっとずつ自信はついてきました。

次ページ:いつまでも変わらずに身近な「あぐぽん」として

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