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2023.04.29

結束バンドの生ライブが実現した瞬間――スペシャルイベント“ぼっち・ざ・ろっく!です。”の笑顔と熱狂に満ちた一夜をレポート!

結束バンドの生ライブが実現した瞬間――スペシャルイベント“ぼっち・ざ・ろっく!です。”の笑顔と熱狂に満ちた一夜をレポート!

4月23日(日)にヒューリックホール東京で開催されたTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』のスペシャルイベント“ぼっち・ざ・ろっく!です。”。結束バンドのキャストである青山吉能(後藤ひとり役)、鈴代紗弓(伊地知虹夏役)、水野 朔(山田リョウ役)、長谷川育美(喜多郁代役)と、結束バンドの演奏(レコーディング)メンバーである、三井律郎(Gt)、比田井 修(Dr)、高間有一(Ba)、akkin(Gt)が集結!アニメの振り返りトークで笑い、ミニライブに熱狂した一夜の模様をレポート。

TEXT BY 塚越淳一

制作秘話や笑えるエピソード続出!トークパート&企画コーナー

 息が合っているのか合っていないのかよくわからない結束バンドの会話……そんなクスッと笑ってしまう影ナレ。

会場が暗転し、「青春コンプレックス」を用いたイベントオープニングムービーが流れ、そこで出演キャストが紹介されると、そのキャストが1人ずつステージに登場する。客席からは大きな拍手と歓声が送られ、改めてコロナ禍以前の日常が戻ってきたことを実感した。もちろん会場は超満員!会場以外でも多くのファンが配信でイベントを視聴していた。リアルなファンの大歓声を受け止めた4人も、「BTR」コールを促して、会場を盛り上げていた。

イベントの最初のコーナーは、『「ぼっち・ざ・とーく!」出張版』。アニメ放送日にYouTubeで公開されていた動画の出張版となるが、最終話を終えたうえでの振り返りトークが聞けるのは嬉しいところ。

まずは4人が選ぶ「何度見ても笑ってしまうシーン」。青山は、後藤ひとりが結束バンドのアーティスト写真を部屋中に貼っている激ヤバシーンをセレクト(第4話)。イベントならではだったのが、それぞれに斎藤圭一郎監督からのコメント(制作秘話)があったところ。このシーンは、原作コミックでは押し入れの中いっぱいに写真が貼ってあったのだが、アニメでは部屋中になっていた。これは、ひとりの生態をリアルに捉えたときに、さすがに押し入れでは寝ないだろうという考えがあったからなのだそう。そのほかにも、長谷川はカオスだった第7話の虹夏と喜多ちゃんが「ひとり菌」に侵されるシーン、水野はギタ男とギタ女が浜辺でいちゃつく「Tropical love forever」のシーン(第9話)、鈴代は第12話の「レインボー虹夏」などをあげていた。『ぼっち・ざ・ろっく!』は音楽的なシーンだけでなく、ギャグも全力だったので、トークも盛り上がっていた。

次のテーマ「演技的に思い入れの深いシーン」では、ファンも納得のシーンが並ぶ。第8話のライブシーンのひとりや打ち上げでの虹夏とひとりの会話、第4話の歌詞について話すリョウとひとり、第12話の文化祭ライブ後の喜多ちゃんとひとりの会話など、いずれも名シーンばかり。それぞれが熱く想いを語っていたのが印象的だった。

続いてのテーマは「ぶっちゃけ DE 結束」。これはほかのメンバーについて思っていることや聞きたいことをぶっちゃけるコーナー。すでに結束力が高めなため、改めて聞くことも少なそうではあったが、以前鈴代にあげた洋服を「ぶっちゃけ着ているのか?」という青山の質問に「この前、着ました!」と鈴代が答え、青山が本気で喜んでいたり、水野が(『ぼっち・ざ・ろっく!』とコラボしていた)ヤマハ銀座店でギターを買った話、その際に水野が「フラッシュバッカー」を弾き、付き添っていた長谷川が歌ったというエピソードなど、4人の親密度がわかるトークで盛り上がっていた。

そして、青山が課題曲の「青春コンプレックス」を弾くためにギターを特訓するYouTubeの企画「ギターヒーローへの道」の番外編も実施!動画の最終回では、ガールズバンドのサポートを受けながら1曲を弾いていたが、今回はギター1本で「青春コンプレックス」を演奏。鈴代がタンバリン、水野がマラカス、長谷川がボーカルで加わり、とてつもない重圧がある中、高いハードルを力を合わせて超えていく4人の絆が素晴らしかった。

アニメを彩ったあの名曲たちを生バンドでパフォーマンス!

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