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INTERVIEW

2023.02.08

鬼頭明里、『暗黒兵士』EDテーマ「Dear Doze Days」へ込めた愛おしい気持ち――。2022年の活動を経て生まれた自身の想いを語る

鬼頭明里、『暗黒兵士』EDテーマ「Dear Doze Days」へ込めた愛おしい気持ち――。2022年の活動を経て生まれた自身の想いを語る

愛おしい気持ちを込めて歌った“おはよう”

――ニューシングル「Dear Doze Days」がリリースされます。TVアニメ『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ』のEDテーマですが、タイアップの話を聞いたときはいかがでしたか?

鬼頭 それが、アフレコ収録時にはまだ知らなくて、アフレコに行ったときに、「EDテーマも歌っていただけるみたいで」と原作の先生がおっしゃってくれて、びっくりしたんですけど、すごく嬉しいなと思いました。

――作品にはどんな印象を持ちましたか?

鬼頭 原作がすごく面白かったんです!だから声優として出演させていただけることも、とても嬉しかったです。ちょっとギャグテイストではあるのですが、ほっこりするし感動もする。色々な要素が詰まった作品なんです。なので、こういうかわいらしい曲で終わる感じも、作品的にはいいのかなと思っていました。

――鬼頭さんは、レーディ役としてご出演されますが、どんなキャラクターなのですか?

鬼頭 勇者に選ばれた女の子なんですけど、すごく真面目で強いんです。ただ、ちょっと抜けているところがあったり寝起きがふにゃふにゃだったりする愛らしいキャラクターで。結構後半に出てくるキャラクターではあるので、楽しみにしていてください。

――「Dear Doze Days」はかなりかわいらしい曲でしたが、聴いたときの印象を教えてください。

鬼頭 かわいらしい曲だし、歌詞も少女マンガかな?っていうくらい甘々なんです。それが主人公ダリエルとヒロインのマリーカの関係性にすごく合っていると思ったので、原作を読んで仲良しなんだろうなぁって思っていたところを、歌でも表現できたらいいなと思いました。

――アルバムはかっこいい歌い方の曲が多かったので、驚きました。

鬼頭 たしかに(笑)。

――歌い方の方向性は相談して決めたのですか?

鬼頭 いえ、今回もこれまで通り自分で持っていったものを歌って、「良い感じです」と言ってもらえたので、そのままレコーディングしました。もっとこういう方向性で、とかは言われたことがないかもしれないです……。

――逆に鬼頭さんのボーカル次第で曲の雰囲気も変わりそうですね。

鬼頭 そうですね。私、歌は家であまり練習していかないんです。メロディだけを覚えて、現場に行って出た声で歌おうという感じなので。

――そうなんですか!?

鬼頭 たまにこうやって歌おうって、はっきりと決めているときもあるんですけど、だいたいは現場で出た感じで、曲の雰囲気に合わせて歌っていることが多いです。

――今回の曲のお気に入りな部分はどこですか?

鬼頭 音はすごくかわいいなと思いました。あとは、歌の中で何度も“おはよう”という歌詞が出てくるんです。そこはしっかり感情を込めて歌おうと思いました。この歌詞の主人公的に、すごく愛おしい気持ちで言っているんだろうなぁと思ったので、それを考えながら歌いましたね。

――前後の歌詞によって意味合いも少しずつ変わってきますからね。では、この曲をどんなときに聴いてほしいですか?

鬼頭 そうだなぁ、晴れた日に(笑)。電車とかに乗って、外を眺めながら聴いてくれたらいいかもしれないです。

――MVは、暖かそうな部屋でくつろいでいる雰囲気でしたね。

鬼頭 1日かけて、群馬のハウススタジオを借りて撮っていたんですけど、もうスローライフって感じでハンモックに寝たり、暖炉の前でごそごそしていたり、画的にもかわいらしいMVになりました。衣装もスローライフ感があって。

――スローライフ感ですか?

鬼頭 それは見てもらえればわかると思います(笑)。すごくナチュラルな感じで、かわいい雰囲気でした。

――ちなみにスローライフはしてみたい?

鬼頭 してみたいですけど、結構出掛けたがりなのでどちらにも家がほしいです。別荘にして、何もないときはそこで過ごしていたいです(笑)。

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