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2022.07.06

【ライブレポート】「何度も皆さんと約束できるようなAqoursでいたい」―“ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock ‘n’ Roll TOUR~<WINDY STAGE>”レポート

【ライブレポート】「何度も皆さんと約束できるようなAqoursでいたい」―“ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock ‘n’ Roll TOUR~<WINDY STAGE>”レポート

6月25、26日に東京ドームで“ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock ‘n’ Roll TOUR~ <WINDY STAGE>”のファイナル公演が開催された。伊波杏樹(高海千歌役)、逢田梨香子(桜内梨子役)、諏訪ななか(松浦果南役)、小宮有紗(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏(渡辺 曜役)、小林愛香(津島善子役)、高槻かなこ(国木田花丸役)、鈴木愛奈(小原鞠莉役)、降幡 愛(黒澤ルビィ役)というAqoursの9人と、浦の星交響楽団で作り上げた圧巻のステージ。本稿では、2度目となる東京ドーム公演のDay.2の模様をレポートする。

2022年2月12日・13日、愛知・バンテリンドーム ナゴヤの<OCEAN STAGE>、同年3月5日・6日、埼玉・ベルーナドームの<SUNNY STAGE>を経てのファイナル公演は、東京ドームでの<WINDY STAGE>。この公演でもっとも大きな変化といえば、Aqoursの9人だけでなく、加藤達也率いる浦の星交響楽団がステージにいたことだろう。オーケストラとバンド演奏をバックに響く歌声。それだけで感動的だった。

浦の星交響楽団の演奏によるオープニングからライブが始まると、Aqoursが登場し、このライブのテーマソング「なんどだって約束!」を歌い上げていく。これまで何度も何度も新型コロナウィルスに振り回されてきたAqours。その間彼女たちに取材をしたこともあったが、いつでも希望を語っていた。やってきた努力が報われない悲しさや悔しさを誰よりも知っているはずなのに、彼女たちはいつだって前を向いていた。そんな想いが全部込められた歌詞を、最高の笑顔と力強い歌声で届けていく。そして高槻かなこ(国木田花丸役)が「<WINDY STAGE>へようこそ!」と叫び、「未体験HORIZON」がスタート。生演奏の素晴らしさと大きなステージで躍動するAqours。ステージの横幅を目一杯使った巨大スクリーンの迫力もあり、その光景に飲み込まれていく。

Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~

曲が終わりに「みんな~ただいま!」と全員で挨拶をすると、伊波杏樹(高海千歌役)が「4年という時が……時間がかかってしまいましたが、東京ドーム、約束通り帰ってきました!」と伝える。この言葉がすべてを物語っていたが、Aqoursにとって2018年11月以来、2度目の東京ドーム。本来なら2020年に5周年のドームツアーでここに立つ予定だったが、残念ながら中止。この言葉を聞きながら、諦めずにここまで来たんだなという感慨が込み上げてきた。その後、メンバーの自己紹介を終えると、9人でステージを広く使って、時に飛び跳ねながら「Future flight」を歌っていく。

Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~

続くのは小林愛香(津島善子役)、高槻、降幡 愛(黒澤ルビィ役)の1年生と伊波、逢田梨香子(桜内梨子役)、斉藤朱夏(渡辺 曜役)の2年生が、かわいらしいやり取りを交えたダンスとともに届けた「ハミングフレンド」。2年生がトロッコで会場をゆっくり回りながら歌った「空も心も晴れるから」を経てのDay.2のソロコーナーでは、Day.1ではソロ曲を歌っていない5人が順に登場。まず、諏訪ななか(松浦果南役)が「RUN KAKERU RUN」をセンターステージへと続く花道を歩きながら爽やかに歌うと、続いて高槻がメインステージでアコギを弾きながら「やあ!行雲流水!?」を歌っていく。後方のステージで「Paradise Chime」を軽やかにステップを踏みながら歌う斉藤の姿も最高だった。

諏訪ななか(松浦果南役)

諏訪ななか(松浦果南役)

高槻かなこ(国木田花丸役)

高槻かなこ(国木田花丸役)

斉藤朱夏(渡辺 曜役)

斉藤朱夏(渡辺 曜役)

トロッコに乗って美しい歌を響かせたのは、鈴木愛奈(小原鞠莉役)。「Love is all, I sing love is all!」を会場の隅々にまで届けると、ソロコーナーのラストでは、小林が新曲「迷冥探偵ヨハネ」でコロコロ変わる豊かな表現力を見せつける。巨大スクリーンを使った演出も凄まじく、歌っている小林を中央に映し、大きな翼が羽ばたくという迫力満点の演出を見せつけた。

鈴木愛奈(小原鞠莉役)

鈴木愛奈(小原鞠莉役)

小林愛香(津島善子役)

小林愛香(津島善子役)

朗読パートのあとは、浦の星交響楽団による素晴らしい演奏が響きわたる。東京ドームでオーケストラの演奏が聴けるというのは、なかなかに贅沢だが、ゆっくりと心と体を休める時間になっていた。

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