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2022.02.04

【イベントレポート】1stライブに向けてのスペシャルイベント!「大西亜玖璃 First Contact ~1st LIVEのその前に~」第2部公演レポート

【イベントレポート】1stライブに向けてのスペシャルイベント!「大西亜玖璃 First Contact ~1st LIVEのその前に~」第2部公演レポート

2022年1月15日、品川プリンスホテル ステラボールにて「大西亜玖璃 First Contact ~1st LIVEのその前に~」が開催された。2021年3月にソロアーティストとしてデビューした大西が、いつか来たる1stライブを万全の状態で迎えられるよう企画されたのが今回だ。歌、トーク、バラエティと彼女のいろいろな魅力が詰め込まれた本イベント(第二部)のレポートをお届けする。

2022年の目標は1stライブ開催&夏フェス出演

会場に着いてまず目に入るのは、カラフルなバルーンでポップに彩られたステージ。広いステージならではの装飾でありながらどこかアットホームにも感じられ、プレライブにぴったりのセットだ。

そこへ大西が登場すると、デビューシングル表題曲「本日は晴天なり」の披露からイベントがスタートし、晴れやかで明るい歌声を響かせる。その歌声がとってもキュートなのは当然ながら、装いもグッズのTシャツを用いたピンク色のジャケットスタイルにツインテール、ベレー帽と”かわいい”を極めたスタイリングで、全てがとにかくかわいい。間奏では「今日は来てくれてありがとう! 最後まで楽しもうね~!」と笑顔を振りまき、1曲目から会場は幸せいっぱいの空間に。

オープニングとなる一曲を歌い終えると温かい拍手に包まれ、そのままトークパートへと移る。このパートは大西のソロアーティスト活動に携わっている工藤プロデューサーが進行を担当するということで、「亜玖璃ちゃんが万全の態勢で自信を持って1stライブに臨めるように」との趣旨説明のあと、和やかにトークがスタートした。

「今年中に1stライブができたらいいな」「夏のフェスに出たい」と目を輝かせる大西。最初はそんな2022年の目標の一つである1stライブに向けて、大西のことをもっと知ってもらうためのコーナー「あぐぽんに聞きた~い!」が行われた。

用意された12の質問をくじ引き形式で選ぶ。1つ目は「歌がうまくなるために努力したこと、していることは?」という質問で、実家に住んでいた頃は母親の前で毎日歌い、抽象的なプチアドバイスをもらっていたそう。現在は「皆さんが勉強などを頑張るように家でコツコツやっている」「細いからか人より体力がない気がするので、走ったり筋トレしたり……」とのこと。

歌に関する質問を多く引き、「喉のケアで気をつけていることは?」という質問には「どんな環境でも対応できるように喉を甘やかさないようにしている」と回答し、真面目で努力家な一面を見せた(なお、本人的には「面白くなりたい」模様)。

そして、「ファーストライブ…! もしものために…!」のコーナー。1stライブで起こるかもしれない”もしもの事態”を乗り切る方法を考える、というものだ。老若男女に愛される大西。「ステージ上になぜか迷子の3歳児が乱入」「ライブ中、スタッフの手違いでスクリーンに(大西の)学生時代の写真が」「ライブ当日の朝、起きたら男性になっていた」といった想像力を試されるもしもの事態が次々と飛び出す中で、ファンの「性別なんて関係ない! 大西亜玖璃だからいいんだ!」という大きな愛に頬を緩める姿が印象的だった。

覚えておきたいのは、「ライブ中にしゃっくりが止まらなくなったとき」のお約束。しゃっくりがなかなか止まらないタイプだという大西。ライブ中、頭上で右手を小刻みに動かしていたら「客席のみんなに驚かせてもらいたい」とのことで、そんな事態は起こらないことを祈りつつ、いざというときのために備えたい。

トークパートのラストは、バラエティコーナー「あぐぽん1発チャレンジ!」。最も自信のある「けん玉」や「リコーダーの『ド』の音」などで成功を重ねてご褒美(ギフトカード)をゲットしていき、「キュンキュンファーストセリフ」はみんなの妹&姉になりきってチャレンジ大成功という判定。客席の興奮度合いと割れんばかりの拍手が想像以上のものだったのか、思わず「わーお」と大西。そうして各コーナーを順調に進めたうえモノマネまで披露してくれる彼女に、工藤Pは「これで1stライブも安心」と胸をなでおろした。

暗転してステージ&舞台裏案内とグッズ紹介のVTRが上映されたあと、再びライブパートが始まる。衣装は昼公演と異なり、赤いタータンチェックや大きなリボンがかわいらしいミニスカート姿だ。

はじめは「初恋カラーズ」から。こちらも「本日は晴天なり」を手掛けた鶴﨑輝一による作詞・作編曲で、一段と笑顔が似合って見える楽曲だ。歌詞に合わせて照明とペンライトのカラーが切り替わって会場がカラフルに染まる様子と、体を揺らして聴きたい軽やかなリズムが楽しい。「Ready to fly」にはなんと今回初めて振り付けがつき、苦手だというウインクにも挑戦した。

2曲続けて歌い終え、「まだ4曲しか持ち曲がないのに何をするんだろうって思いましたよね? 実は初披露の曲があるんです!」と大西。そして「一緒に盛り上がってください」と、新曲「ジェリーフィッシュな君へ」をお披露目&初パフォーマンスする。

この曲は大西がメインキャラクターのカーラ役を務めるTVアニメ『このヒーラー、めんどくさい』(2022年4月放送開始)オープニングテーマに起用され、2022年4月13日には3rdシングルとしてCDが発売されるとのこと。オープニング曲らしいアッパーチューンという印象で、メロディラインが心地良く、ラスサビでの転調もぱっと開けたような解放感があって癖になる楽曲だ。かわいくポーズを決めて締める。

昼・夜公演それぞれの限定曲もあり、夜公演では「Love・Me・Do」が披露された(昼公演では新曲「結んで、ひらいて」)。「振り付けは1stライブのために取っておきたい」とのことで、お立ち台へと上がって客席に手を振るなどのびのびとステージを動き回りながら歌い上げた。

そんなキュート&ポップな楽曲たちから一転、「Elder flower」でクールに魅せる大西。彼女のポテンシャルと新たな可能性を感じさせる一曲で、きりっとしたストリングスアレンジも良いアクセントになっており、その世界にぐっと飲み込まれてしまいそうな力強いボーカルを聴かせた。

改めてファンへの感謝の気持ちを口にし、ラストナンバーには2回目の「本日は晴天なり」を披露。感極まって潤んだ瞳、1番のサビを歌い終えて涙を拭う姿に、ファンも心の中からエールを送った。

「2022年もたくさんの皆さんに会えますように。会いに来てね」

最後は涙ながらにそう一言。1stライブ開催の折にはぜひその成長を見届けたい。

TEXT BY 友安美琴(セブンデイズウォー)

「大西亜玖璃 First Contact ~1st LIVEのその前に~」
1月15日(土)品川プリンスホテル ステラボール

<第2部 セットリスト>
1.本日は晴天なり
2.初恋カラーズ
3.Ready to fly
4.ジェリーフィッシュな君へ
5.結んで、ひらいて(昼公演)/Love・Me・Do(夜公演)
6.Elder flower
7.本日は晴天なり

関連リンク

大西亜玖璃レーベルサイト
https://columbia.jp/onishiaguri/

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