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2021.07.27

桜咲千依の悪夢を紡ぐDJや、大坪由佳の食べっぷりが光るBJで盛り上がった“CINDERELLA REAL PARTY! 07 Derepa is Gentle and Elegant”をレポート

桜咲千依の悪夢を紡ぐDJや、大坪由佳の食べっぷりが光るBJで盛り上がった“CINDERELLA REAL PARTY! 07 Derepa is Gentle and Elegant”をレポート

「アイドルマスター シンデレラガールズ」発のラジオ番組「CINDERELLA PARTY!」(通称「デレパ」)のリアルイベント“CINDERELLA REAL PARTY! 07 Derepa is Gentle and Elegant”が2021年7月11日、東京・有楽町よみうりホールにて開催された。今回は昼の部をレポートする。

同イベントには番組パーソナリティ(主宰)で本田未央役の原 紗友里、多田李衣菜役の青木瑠璃子、ゲストとして三村かな子役の大坪由佳、白坂小梅役の桜咲千依が出演した。「デレパ」としてのリアルイベント開催は2019年に開催された“CINDERELLA REAL PARTY! 06 ~超!Excited!! ノリ遅れるな 輪になろう◎~”以来となり、客席の約50%を利用した有観客開催となった。

開演とともにイベントTシャツを着た四人が登場すると、会場は大きな拍手に包まれた。四人が久々のイベント開催を祝してバズーカ型の大型クラッカーをぶっ放して、イベントはスタート。

最初のプログラムは、メールを紹介する「祝辞」。今回の出演者は全員が「シンデレラガールズ」最初のライブ“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 1stLIVE WONDERFUL M@GIC!!”(2014年開催)に出演した初期メンバーなこともあり、“7年で成長した点は?”というお題で盛り上がった。

桜咲が「ツーステップが踏めるようになった」と語ると、大坪は「最初は『お願い!シンデレラ』をちゃんと踊れるか心配だったのに、今ではダンスが簡単な曲の扱いになってる」とコメント。原は「私たちは積み重ねてきたからできているけど、今入って全部覚えてって言われたら無理だと思う」と語っていた。ダンスが大変な楽曲として「Vast world」の名前が上がると、青木が「イントロから難しい」と実感のこもった様子を見せ、「咲いてJewel」「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」の話題では、原や桜咲がダンスの難所を実際に演じて拍手を集めていた。

今回のイベントは感染症対策で観客は無発声だったが、「デレッパー」「お水おいしい?」といった掛け声を観客が拍手で表現したり(伸ばし棒は小さい拍手)、「Twilight Sky」のライブ披露でおなじみの客席を青とオレンジのサイリウムで染め分ける演出に即興で挑戦したりと、拍手とサイリウムでできるコミュニケーションで盛り上がっていた。

“体重維持について心がけていること”というお題では、原が「甘いもの食べるな」、青木が「1日のカロリーや栄養を把握して」と真っ当な回答をしているのに対し、大坪は「みんな厳しいなぁ、我慢しないでストレスを溜めない、食べた分運動すればいいの」とかな子イズム溢れる回答をしていた。

ここでステージに特設DJブースが登場、会場限定のDJコーナーだ。先陣を切ったのは青木と原の主宰コンビで、原が「AJURIKAさんに教わったテクニックをお見せしたいと思います」と宣言してDJをスタート。「でれぱDEないと」から「Treasure☆」という“デレパ”楽曲でスタートすると、「ミツボシ☆☆★」「Twilight Sky」と主宰それぞれのソロ曲を流す王道の組み立てだ。DJ二人が観客と一緒にPPPHで盛り上がったり、「Twilight Sky」の振付を実演する青木を原が盛り上げまくったりする様子が楽しい。「Advance」では青木と原が生歌を披露する場面もあった。

驚いたのは「風色メロディ -For Mio rearrange MIX-」と「ましゅまろ☆キッス -For Riina rearrange MIX-」。ほかのアイドルのソロ曲をリアレンジして歌う音源は定番だが、ライブでの披露は極めてレア。DJという形ではあったが、歌唱者本人と一緒にこれらの楽曲を楽しめたのは貴重な体験だった。ラストは「ゴキゲンParty Night」から「でれぱ音頭」で締め。この二人、そして「デレパ」ならではの構成だった。

そして、本職はだしのDJプレイを見せたのが桜咲で、曲の繋ぎのなめらかさが素晴らしい。「良い夢、悪夢かはわかりませんが楽しんでいってください」と告げると、「Home Sweet Home」でDJをスタート。ホラーテイストの楽曲で小梅らしさを存分に見せつつ、小梅の「おもてなしをしなくちゃ、楽しんでくれるかな」のセリフからフェードアウトさせて1曲目らしくまとめるところがさすがのテクニック。「Snow*Love」や「いとしーさー♥」、「秋めいて Ding Dong Dang!」といったシンデレラガールズ劇場楽曲多めのセットリストだ。桜咲のDJのラストナンバーは双葉 杏の「あんずのうた」。ラストフレーズの「…という夢を見たんだ」で、桜咲が紡ぐ夢(悪夢?)の時間を締め括るという、思わず唸らされる見事な構成だった。

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