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2021.06.26

朗読劇やカバー曲で人気女性声優の“素顔”に迫るフェス“EJ My Girl Festival 2021”レポート!

朗読劇やカバー曲で人気女性声優の“素顔”に迫るフェス“EJ My Girl Festival 2021”レポート!

熱いライブでDAY2がスタート!

DAY2のトップバッターは内田真礼! まずデビュー曲「創傷イノセンス」で初手から熱くぶち上がる。そして、「ハートビートシティ」「+INTERSECT+」、最後は「ストロボメモリー」の全4曲を披露。MCの向が「1曲目から『創傷イノセンス』は勝ち確」というほどの盛り上がりだった。

トークコーナーで語った内田真礼の素顔は、“せわしない”というもの。休日も予定を詰めに詰めないと気が済まないという。また、「やめたいけどやめられないことは?」という質問には「爆買い」と答え、夏なのにマフラーと手袋を買うなど、すぐに使わないものまで買ってしまうと話していた。

2番手の登場は富田美憂。デビュー曲のイベント以来1年半ぶりの有観客ライブなのだという彼女だったが、まったくそうは見えない堂々としたステージで「Broken Sky」「Ageha Twilight」「ジレンマ」を歌唱。6月30日発売のアルバム『Prologue』から、自ら作詞を行った「Letter」を初めてフルで披露するという、嬉しいサプライズもあった。

そんな富田美憂がトークコーナーで語った素顔は、“どちらかといえば陰キャ”だという。また、実は空手の黒帯を持っているほどの実力者で、ステージ上で見事な正拳突きの型を披露してくれた。

そして、2日目も前日同様に朗読劇が行われた。配役は以下の通り。

雨谷映月:内田真礼
天使:南條愛乃
死神:大橋彩香
小金井 繭:富田美憂

脚本はDAY1とまったく同じ。だが、キャストが変わることによって演じ方は違うため、同じ脚本でも違った劇に見えるのが面白いところ。声優の“演じる”という側面を深く味わえる企画となった。

“居心地のいい場所”としてのフェスに

朗読劇の後は、「後半戦も盛り上がっていきましょー!」と大橋彩香が登場。デビュー曲の「YES!!」からスタートし、「ダイスキ。」とかわいらしい曲を連打。今回の衣装は“戦うメイドさんっぽい”とのことで、かわいい曲だけでなく「HOWL」「START DASH」とかっこいい曲でも魅せた。

トークコーナーでは「人見知りだけど寂しがり屋」と自らの素顔について語った。猫みたいな性格だという彼女は実際に猫を飼っていて、よく食べてよく寝るところが飼い主そっくりだという。

そして、フェスの大トリを務めたのは南條愛乃。「涙流るるまま」「新世界」「simple feelings」「光のはじまり」の4曲を披露。純白の衣装で登場した彼女は「天使みたいでしょ?」と観客を和ませた。

そんな南條の素顔は“なんもしない”。超アクティブな内田真礼とは真逆だという。休日は気がつくと夜になっていて、Uber Eatsの配達が来るとドアを一瞬ガチャっと開けてすぐ閉める。そんな1日。だが、仕事で歌う時はスイッチが入り、曲は世界観があるから入り込みやすいと話していた。

さて、このあとは前日同様にカバー曲のコーナー。まずは富田が「大好きなこの曲で温かい気持ちになってほしい」と、EGOISTの「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」を。続いて、大橋が『Angel Beats!』が好きで、声優になろうと行動し始めた時期に聴いていた曲」としてGirls Dead Monsterの「Little Braver」、内田は「人生の節目節目にいる」というゲーム「FINAL FANTASY X-2」の楽曲「real Emotion」、そして南條は「学生時代よくカラオケで歌っていた」という林原めぐみの「Over Soul」(TVアニメ『シャーマンキング』OPテーマ)を披露した。

2日間にわたり開催されたフェスのラストはやはり4人で歌う「おかえり」。4人の歌声が温かい空気を作り出し、このフェスを“世界一優しいおかえりが待っている場所”にしたのだった。

公演終了後には、来年2022年3月5日、6日に今回と同じく舞浜アンフィシアターにて、“EJ My Girl Festival 2022”を開催することが発表された。思い入れの深い楽曲のカバーや朗読劇によって、声優の個性や演じるという側面にもスポットを当てた2日間のステージ。出演者や観客への配慮が行き届いた天津・向のMCも特筆すべきだろう。これからも“素顔”が感じられるフェスとして、ますますの発展を願ってやまない。

PHOTOGRAPHY BY 山内洋枝(PROGRESS-M)、青木早霞(PROGRESS-M)
TEXT BY 金子光晴

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