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INTERVIEW

2021.06.09

「ラブライブ!サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG ~Welcome to Dazzling White Town~」が待望の映像化!Saint Snowインタビュー

――さて、お話をセットリストに戻しますが、「Dazzling White Town」のあとは「CRASH MIND」「DROPOUT!?」と続きます。

田野 怒涛のね(笑)。アグレッシブな曲ばかりですよね。

佐藤 こんなに怒涛のようにアガる曲ばかり続くのかという曲が並びましたよね。私たちも一瞬でも気を許してしまったら、ぽろっと崩れてしまうぐらいで。

田野 そこはピーンと緊張していたよね。

佐藤 それもあって最初は「お客さんたちもついてきてくれるのかな?」って思っていたんですけど、お客さんも最初からアガった状態、100から始まってさらにアガってくれるっていうのを間近で感じることができました。「CRASH MIND」とかも初めてパフォーマンスをする楽曲だったので、お客さんひとりひとりの目を見て見る気持ちで、本当にお客さんの近くまで行けている気持ちでやれました。残念ながらトロッコには乗れなかったんですけど(笑)。

田野 夢なんです、トロッコに乗るのが(笑)。

佐藤 だからそれが印象的でしたね、みなさんの顔が近くで見られる3曲というか。

田野 今まではシークレットで出て1曲歌って、という感じでしたから、連続して歌うというのもなかったしね。

――まさにこうして連続して、かつ広いステージを動きながらパフォーマンスが新鮮であり、印象に残りましたね。

田野 あと「DROP OUT!?」のときに日向が「行くぞ横浜!」って言ったときにさらにまたグンと会場がアガって、みんなぐっとひとつになる瞬間で。あれを聞いたあとの私、めっちゃいい目をしていると思うんですよ(笑)。「っしゃあ!」みたいな、あそこがまたスイッチが入る瞬間で、あれを聞いたあとに前を向いて見る瞬間が好きで。「いけー! いってくれ理亞ー!」みたいな。

佐藤 うれしいです(笑)。私も「まだいけるでしょ!」っていう気持ちで言っているんですけど、あそこでみなさんの拳が強くなるというか、「あ、ノってきたノってきた!」っていう。

――そしてそのあとはトークパート”GIG Talk”を挟んでライブパート後半へと移ります。一度トークを挟んでのパフォーマンスなので、そこで気持ちをふたたび作ることについてはいかがでしたか?

田野 ふたりでも結構葛藤したよね。

佐藤 しゃべる喉になっているところから高音の曲に行くのが難しくて、はけている間も袖で自分が苦手な音域のパートをずっと歌うというのをやっていましたね。それはメイキングにも収められていると思います。

田野 流れ的にトークでわきゃわきゃとしたあとに、ビシッともう一回締め直したかったので、そこで「Lonely Snow Planet」という理亞から始まる曲を持ってくるというのが最大の答えで。私たちのセットリストの流れをみなさんも理解してくださっていて、あそこからもう一段アガるということができたので、横浜の1回目をやったあとからは私は安心して行けました。これで大丈夫だっていう気持ちが強かったです。

――そこから「SELF CONTROL!!」、そしてバラードの「After The Rain」へと続く流れが素晴らしかったですね。

田野 これもダズ会をしていたときに話し合っていて、すぐにポンと「After The Rain」には気持ち的に行けないかもと考えていたんですね。なので一度雨の音を流してもらって、私の気持ちを作る時間を少しだけいただきました。それが私的にはありがたくて、あの大きな会場に私だけポツンと立つこともなかなかないし。私はあの歌詞を噛み締めながら、端から端まで、前から奥までみんなに届けようと、歌というよりも言葉のメッセージだと思って歌いました。なので最初のひとりのときは語りみたいな感じで歌った記憶がありますね。レコーディングのときは歌でみんなに届けるという気持ちが強かったんですけど、ライブになったら目の前の人たちに語りかけるという感じが強かったです。

――また「Awaken the power」のSaint Snowバージョンも印象的でした

田野 理亞とルビィちゃんが作った11人曲ですね。

佐藤 私たちの声はかわいいというよりかはかっこいいというか、そのふたりとAqoursの9人が合わさった「Awaken the power」が、かっこいいだけが残ったときにどういう曲になるのかなって思っていたんですけど、いざライブで披露してみたらまたちょっと違った捉え方ができたかなと。キラキラ輝いている、勇気をもらえる曲から、ひたすらガッツをくれるようになったというか、「大丈夫だよ!!」って聞こえるような、私はどちらも好きですけど、私がいつもアサミさんからもらうガッツというのはこの曲にあるような気がしますね。聴いただけでパワーをもらえるような。

田野 大丈夫じゃなくても大丈夫というね。

佐藤 たとえ大丈夫じゃなくても「いけるかもしれない!」って思えるような気持ちになりますよね。

――たしかにSaint Snowらしいパワフルさもあるパフォーマンスで、最後のポーズまでキマっていましたね。

佐藤 星形をふたりで作りました。

田野 あそこもまた11人とはまた違ったアレンジでしたね。

――改めてになりますが、こうしてふたりでのステージをこなすなかで、その呼吸の合わせ方はどうされているのかなと。

田野 私がすごく印象的だったのが、「After The Rain」で私がフェイクを歌ったあとに本線に戻るところがあって、そのタイミングをどうしますかってなったときに、日向が「私はアサミさんの気持ちのいいところで合わせます」って言ってくれたのが印象的で。どの公演も私の気持ちのいいタイミングで動いてくれているので、全部が一緒じゃないんですよ。私がスッと終わったときには日向がそこに合わせてくれるんですよね。今回のライブを経て改めてありがたいなって思うところはありますね。

佐藤 ちゃんと歌を聴いていると自分が行くタイミングがわかってくるんですよね。だから私もその言葉が言えたんだなって思いますね。

田野 すごくないですか?

佐藤 全然です(笑)。

田野 すごいですよ……(笑)。

――今回の経験でお互いについて改めて感じるところもあったのかなと。

田野 私って、メイキングやトークを見てもらえればわかると思うんですけど、結構とっ散らかったことを言っていたりとか、突き進んじゃったりするんですよ(笑)。そこを日向がしっかりリードを引っ張ってくれるというか、正しい方向を示してくれる存在だなって思いますね。妹だとかそうじゃなくて、ひとりの人間としてしっかりしているなって思いましたね。本当にいてくれてありがたい。

佐藤 私は改めてになるんですけど、アサミさんって時間の使い方がうまいというか。

田野 へえ。

佐藤 ひとつひとつやることが早いんですよ。

田野 せっかちなだけじゃない?(笑)。

佐藤 すごく早いんですよ。私はぼーっとしがちというか、「今なんの時間なのかな?」って思うことが多いんですけど、アサミさんを見ていると、「あ、ここでこうすればライブ前の時間にゆとりができるんだな」とか気づくことがあって、それでよくアサミさんの真似をすることが多いです。「あ、アサミさんがサインしているから私もしよう、アサミさんがメイクに行ったから私も行こう」とか(笑)。それでついていくと心に余裕を持ってライブに臨むことができます。

田野 よかった、せっかちがいい方向に(笑)。

佐藤 普段から誘ってくれるんですよ。「日向、ご飯食べに行こう」とか「着替えよう」とか。

田野 一緒に着替えに行こうってなんだよ、ひとりで行けよっていう(笑)。でも誘いがちですね。楽屋でひとりっていうのもあまりないかも。ステージに行くときも一緒だし、メイクのタイミングもいっしょだし。トイレぐらいじゃないですか?

佐藤 トイレはさすがにないですね(笑)。あとは私が持ってきたお菓子を食べてくれます。

田野 そう! いつもお菓子を持ってきてくれるんですよ! 「アサミさんこれ私のおすすめです」って、それを私が喜んで食べるっていう(笑)。

――そうしたおふたりの姿はBlu-rayのメイキングからも伺えますね。

田野 今回はステージ上では見られないすごく真剣に緊張して袖で待機している姿とかもメイキングでがっつり写っているので、私自身も、「私って直前はこういう顔しているんだ」とか「これが癖なんだな」とか、そういう発見もありました。田野アサミではなく聖良としての私の姿を客観的に見られたので、そういうものを自分でも観られて、新しい私を発見することができたBlu-rayでした。私が突っ走っちゃうので、日向が私を見ていても全然気づいていないところもあるんですよ。ずっと集中していて。そういうところも観ながら「なんで今微笑み返せなかったの?」とか(笑)。

佐藤 そこですか?(笑)。

田野 トークで椅子に座るときも日向が「よっこらせいら」って言ってくれているのに私は進行に夢中でスルーしているんですよ。

佐藤 反省点ばっかりです!(笑)。

田野 そういうのも自分で見られたりするので。そういうものも含めて楽しめるなって自分でも思いました。

佐藤 いろんな意味でリアルが詰まっているかなって思います。ライブパートでは、この公演ではここですごい感情が乗った歌い方になったんだなって気付いたり、ここダンスが激しいからこういう歌い方になるよねっていうのを振り返ることができましたし。メイキングでは普段見られないイヤモニの音量チェックとかから入っているので、そういうときはどういうふうに歌うのかっていうのも収録されています。本番直前はどういうルーティンが行われているのかとか、結構包み隠さず収められているので、素の私たちを感じていただけるのかなって思いますね。

田野 みんなが「観たいよね」っていうのが全部入っている気がします。私たちもアーティストさんのここが観たいというのが、Saint Snowとして全部入っているのかなって。

佐藤 あと面白かったのは、開演前に円陣を急にやることになったんですよ。「ギー!」「グー!」って私とアサミさんが交互に言うんですけど、公演ごとにギグの数が違うんですよ。

田野 そう! 札幌になると結局「ギー! グー!」ってふたりで同じところを踏んじゃったり(笑)。

佐藤 本当に。横浜の2公演目は異常に短いとか(笑)。そういうところがSaint Snowらしいのかなって。あとメイキングではみんなでご祈祷するとき、みんな頭を下げて祈っているんですけど、私だけ祈りすぎてずっと上を向いていて、恥ずかしかった(笑)。

田野 お仏壇のCMの子役みたいなね(笑)。

佐藤 そうなんですよ。異常に綺麗なご祈祷の仕方で……メイキングはそんな感じです!(笑)。

田野 マルチアングルもあって、配信のときとは違うアングルで最初から最後まで、振りの細かいところまで見られるので、そこも魅力かな。

――こうして終えた記念すべき1st GIGがパッケージとしてリリースされて、ここからまた新しいSaint Snowの一歩が始まることになりそうですね。

田野 今後やりたいことがいっぱいありますけど、今の私たちの持ち歌からもうちょっと増えるとアルバムというものも見えてくるかなって。ここからさらにいろんなジャンルとか、みんなの背中をひと押しできる曲が増えたらいいなと思うので、そんな曲が詰まったアルバムも出せたら、それもまた”夢が叶う”だよねっていうのはありますね。

佐藤 今回の1st GIGは横浜と札幌でやらせていただいたんですけど、ツアーと銘打ったものができるのならいろんなところに行きたいなって思いますし、現地の方に直接会える機会ができたらいいなって。個人的にはやっぱり「DROP OUT!?」で「いくぞ○○」って全都道府県言いたいので(笑)。

田野 ダーツの旅みたいなね(笑)。

佐藤 刺さったところに行くという(笑)。という野望はありますね。

田野 いいじゃんいいじゃん! やろうよ! それぐらいみんなに会いに行きたいんですよね。この状況下ですけど、落ち着いたらいろんなところ、海外も含めて行ってみたいですね。

INTERVIEW & TEXT BY 澄川龍一


抽選で1名様にSaint Snowサイン入り色紙をプレゼント!

●応募期間
2021年6月9日(水)~6月16日(水)23:59

●応募方法
1:リスアニ!編集部の公式アカウント(@Lis_Ani)をフォローする
2:該当ツイートをRTする

【応募に関する注意事項】
・厳正なる抽選の結果当選された方には、リスアニ!編集部公式アカウントのダイレクトメールにて後日連絡させていただきます。リスアニ!編集部公式アカウント(@Lis_Ani)のフォローをお願いします。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることはできません。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者への譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。
・賞品の不具合、破損に関する責任は一切負いかねます。

【個人情報の取り扱いについて】
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


●リリース情報
「ラブライブ!サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG ~Welcome to Dazzling White Town~」Blu-ray Memorial BOX
Saint Snow

品番:LABX-8460~LABX-8462
価格:¥13,200(税込)
6月9日発売

<Disc.1>
1.Dazzling White Town
2.CRASH MIND
3.DROPOUT!?
4.GIG Talk
5.Lonely Snow Planet
6.SELF CONTROL!!
7.After The Rain
8.Awaken the power
9.Over The Next Rainbow
10.Dazzling White Town

<Disc.2>
1.Dazzling White Town
(マルチアングル:鹿角聖良(CV.田野アサミ)/鹿角理亞(CV.佐藤日向))
2.Lonely Snow Planet
(マルチアングル:鹿角聖良(CV.田野アサミ)/鹿角理亞(CV.佐藤日向))
3.Believe again
(マルチアングル:鹿角聖良(CV.田野アサミ)/鹿角理亞(CV.佐藤日向)
4.幕間映像 (SELF CONTROL!! Ver.)
5.幕間映像 (Believe again Ver.)
6.幕間映像 (Awaken the power Ver.)

<Disc.3>
1.Making of LoveLive! Sunshine!! Saint Snow 1st GIG ~Welcome to Dazzling White Town~

発売・販売元:株式会社バンダイナムコアーツ

©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

関連リンク

「ラブライブ!サンシャイン!!」公式サイト
https://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/

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