リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2021.04.18

注目シンガー・ACCAMER独占初インタビュー! syudou、sakiyamaコメントと共に迫る『BLUE REFLECTION RAY/澪』ED主題歌「最深」に込めた想い

注目シンガー・ACCAMER独占初インタビュー! syudou、sakiyamaコメントと共に迫る『BLUE REFLECTION RAY/澪』ED主題歌「最深」に込めた想い

ACCAMER どちらの曲も、すっげえ曲だあ……と思いました。「stay night」はあの軽快なグルーヴに乗りながら歌うのが楽しくて、“いい女”になりきりながらレコーディングしました。「ダイバーシティ」は“自分を信じて生きていきたい”っていう曲なんですが、今の時代どうしても周りの意見や考えが気になっちゃうと思うんです。でも、そんな人生の難題を、柊キライさんの軽妙な詞とメロディで暗くならず前向きに表現できたかなって思っています。

――ACCAMERさんはYouTubeやTikTokにて様々なボカロ楽曲のカバーを発表しています。ボカロ音楽全体に対してどのような印象をお持ちですか? ボカロ音楽との出会い、魅力に感じる部分をお聞かせください。

ACCAMER 歌う人になりたいと思ったきっかけがボカロ楽曲でした。最初に聴いたのは「メルト」(supercell)や「弱虫モンブラン」(DECO*27)だったと思います。「人が歌えるのかな……?」と心配になるくらい高低差がある曲ばかりかと思えば、思わず涙がこぼれるような綺麗な曲があったり、色んな曲をボーカロイドを通して知ることができるのがいいなあと思います。

――ボカロ楽曲をカバーすることの魅力については、どのようにお考えですか?

ACCAMER 元の曲を人が歌っているとその表現に引っ張られがちなんですが、ボーカロイドが歌っているので自分なりの表現や解釈をしやすいのが醍醐味かなと思います。

――これまでに発表したカバー楽曲のなかで、リスアニ!WEBの読者に特におすすめしたい楽曲とその理由をお聞かせください。

ACCAMER Ayaseさんの「幽霊東京」のカバー動画です。地方から上京してきた身として自然と感情移入ができましたし、私も東京に来て大人になって、何かを得て何かを無くしてきたのかなと、色々考えさせられました。大好きな曲です。

――この4月に放送開始したTVアニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』では、ED主題歌「最深」を担当されています。この曲はsyudouさんが作詞・作曲した、ACCAMERさんにとって初のバラードですが、どのように受け止めて歌いましたか?

ACCAMER 綺麗なのに攻撃的で殻に閉じこもってて、繊細な曲だな、と感じました。感情を込めすぎてしまうと涙が出てくるし、曲に合わず熱くなってしまうので、いい塩梅を心がけました。何度聴いても鳥肌が立ちます。

――ACCAMERさんは本楽曲のタイアップ決定に際し、「この楽曲は“そう私は私が嫌い”で始まる詞が衝撃的で、アニメのストーリーや自分の思い出など、色んな感情が湧き上がり涙が止まらなくなってしまいました」とのコメントを寄せていました。ご自身の気持ちと重なった部分について、お聞かせください。

ACCAMER “そう私は私が嫌い”――その言葉通り、私は自信が持てない自分をどうしても好きになれないんです。歌っていると、syudouさんのストレートな詞が私の心に突き刺さってきて、私が歌っているのに、自分が問いかけられているような、自分を嫌いな私を認めてあげてもいいのかなって、救われたような気分になります。

――ACCAMERさんは自分の歌を通して、どんなことを表現し、伝えていきたいですか? ご自身が思い描く理想のアーティスト像について教えてください。

ACCAMER 今の私は「私を見て!」というのが根本にあるのかなと思います。「私」がどんな人間なのか、歌を通して表現しているんだと思います。私のアーティストとしての理想像は、自分のことが大好きで、自分に自信があって、歌に自分のすべてを捧げられる人です。あとは、歌で皆の人生に寄り添える人。そんなアーティストになりたいと思います。

――最後に、アーティスト活動における今後の目標・展望についてお聞かせください。

ACCAMER 皆さんに私のことをもっと知ってもらいたいです。ライブとか、配信だったり、いつか皆さんと同じ時間を過ごせたらなと思っています。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)

次ページ:syudou、sakiyama コメントはこちら

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP