時代が僕らを生んだ。青春には、まだ間に合う――。2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ・学芸大青春、1st LIVE「WHO WE ARE ! Return!!」レポート

2020年11月28日(土)、2次元と3次元を行き来するダンス&ボーカルグループ・学芸大青春(ガクゲイダイジュネス/相沢勇仁、内田将綺、仲川 蓮、星野陽介、南 優輝)の1st LIVE「WHO WE ARE ! Return!!」が東京・池袋の未来型ライブハウス harevutaiにて開催された。

約1年半に及ぶレッスン期間を経て2019年9月に活動を開始し、普段は主に2次元の姿=3Dモデルで活動している学芸大青春。3次元の姿をベースに3Dモデルのキャラクターデザインが作られ、本人がモーションキャプチャスーツを着用して3Dモデルの動きを生み出す、”2次元も3次元も本人”という類のない活動形態を取っている。そのため、3次元の彼らが「中の人」としてキャラクターに声を当てているわけではなく、パーソナリティも、語られるエピソードも、すべて現実のものなのだ。

今回のライブは、新型コロナウイルスの影響により配信ライブと改められた「WHO WE ARE !」(2020年5月)のリベンジ公演だ。今年9月に初めてCDでリリースされた1stアルバム『HERE WE ARE !』の全16曲がすべて披露され、3次元でのライブパフォーマンスも初お披露目された本公演の模様をレポートする。

※学芸大青春の2次元でのライブパフォーマンスは、ステージ上の全面LEDに”バーチャルライブ(=仮想空間上に実際のステージとパースを合わせたステージセットを作り、本人のダンスモーションを取り込んだ3Dモデルのほか、小道具、照明、電飾、VJ、カメラワークなど演出に欠かせない要素をすべて仮想空間上でリアルタイムに制御する)”の定点映像を映し、それに会場の照明・音響を同期させる仕組みで行なわれている。今回同時に行われたライブストリーミングではカメラワークのある映像が生配信されたが、客席では、生身のアーティストによるライブと同じように好きなメンバー・箇所に注目して楽しめる。

開演時刻を迎え、リビングルームを思わせるセットに佇んでいる5人。そのまま「スニーカー」のイントロが流れ出し、新章へ向けた第一歩は1stアルバムのリード曲でスタートした。緊急事態宣言下、自分たちに何かできることはないかというメンバーの動きをきっかけに急遽用意されたこの楽曲。学生生活をなぞるようにして夢追い人の背中を押す、どこかノスタルジーも感じられるナンバーだ。曲中、そんな儚い時間を記録するように5人がスマートフォンを手に取ると、インカメラを使って録画を始め、ほかのメンバーのカメラに映りに行ったり、ときにはアウトカメラで4人を撮影してみたり……。ライブストリーミングではその自撮り動画をスイッチングした映像が配信されており、仮想空間上でカメラアングルを自在に設定し操ることができるバーチャルライブならではの演出が届けられた。

さらに楽曲終盤で、セットはリビングからニューヨークの街へ、そして衣装も、レッスン着から前回の配信ライブでも着用していた赤いライブ衣装へと一瞬でチェンジ。セットデザインや照明・電飾類の配置はharevutaiのパースに合わせて作り込まれており、見上げれば実際のライブ会場と同じようにサスペンションライトも吊られているため、その奥行きを現実のもののように感じることができる。そんなステージの上で、細かな音ハメを畳み掛けてダンススキルも存分に発揮した。

バーチャルライブでしかできない演出を切り札的に取り入れつつも”現実感”を重視したライブを展開しているのが、学芸大青春の魅力の一つ。グループの在り方を1曲目で提示すると、「みんな、お待たせー! 最後まで楽しんでいってください!」(南)、「準備できてんのかお前らぁ!」(内田)という煽りから、5人の生い立ちとキャラクターがオールラップで表現された自己紹介曲「WHO WE ARE !」へ。各メンバーのバースは配信ライブのとき以上に個性がはっきりと表れており、その場のテンションから生まれる自由な動きもライブでの醍醐味である。たとえば、内田のキックに合わせて中腰状態で身体を左右に揺らしていた星野。南に目の前で手を振られても無表情を貫き、最終的には南もそのダンスを真似して二人で笑い合うのだ。これからもこの曲を披露するたびに様々なアドリブを見せてくれるのだろうが、とにかく微笑ましい。

ロック調のトラックが印象的なM3「Race !」も、ある意味では自己紹介ソングと言えるだろう。5人でお台場で遊んだあと、タダメシをかけて学芸大学駅付近の寮まで競争したエピソードをもとに制作されているため、筋肉自慢の内田は自転車に乗って帰り、真面目な南は最短ルートを検索してから出発し、星野は食べ物に引かれてお台場で迷子になり、相沢は駅で遭遇した友達の頼みを優先して離脱し、仲川にいたっては猫に気を取られてそもそも参加していなかった、という実話がそのまま歌詞になっている。ただ、今回のライブでは仲川も「今日は参加しようかな」と前向きな反応を見せ、東横線にRideする振り付けも含め、かっこよさの中にも遊び心たっぷりのパフォーマンスを見せた。

おなじみの名乗りで本当の自己紹介をしたあとは、その興奮からか大騒ぎしているメンバー(主に内田と星野と仲川)をしっかり者の南がなんとか落ち着け、暫しのトークタイム。

グループ名を伏せて各地のライブ会場や路上で”武者修行”していた時期を振り返ってから、「昨日の夜、ライブのイメージトレーニングをしていたら某内田将綺と某星野陽介が部屋に入ってきたんですよ。それで、ありとあらゆる家具に油性ペンでサインを書きはじめて」(南)など、ライブ直前の寮でのエピソードを明かした。また、今回のライブでは、1週間前にプロデューサーの気まぐれでリリースされた「Lazy Day」を除く16曲をすべてパフォーマンスするということで、話題はその「Lazy Day」へ。南は「今やったらだらだらなパフォーマンスになっちゃう」と見事に口を切る。星野から「蓮的にはどうなの? (この曲を)パフォーマンスするのはさすがに……」と振られた仲川は「”だるい”ね!」と即答し(※仲川が曲中の「だるい! ねむい! 寝転ぶだけ!」というフレーズを巻き舌で歌っていることにちなむ)、もはや持ちネタと化している見事な巻き舌を披露してくれた。

4曲目には「ノンフィクション」を歌い踊る。いじめられて自暴自棄になっていた過去、早く親に認められたくて夢への一歩を踏み出せなかった過去――タイトル通りノンフィクションな過去描写はなかなかに苦しくもあるが、だからこそ、この曲で歌い上げられる未来への決意には彼らの本気が感じられる。複雑に変化するフォーメーションがサビで初めて横並びになるのも、グループ結成という新たなスタートラインを体現しているかのようだ。セットの壁面には、「ノンフィクション」ダンス動画をはじめとした実写動画と、メンバーやスタッフがデビュー後の一年間で撮影してきた写真の数々が映し出され、”学芸大青春のこれまで”をここで一気に振り返ることができた。

続く「youthful days」は、青春をテーマにしているだけあってその突き抜けるような爽やかさが気持ち良い一曲。南の叙情的なラップも聞きどころだ。ボーカルパートのメインを担う相沢はここぞとばかりにアレンジを盛り込み、ラストはそんな相沢の「(My youthful days)」をきっかけに新たなライブ衣装へと早着替えした。

再びのMCパートでは、「youthful days」の見どころを熱く語る内田に仲川が「そんなことよりもっと大事なこと(=換気)があるんですよ」と割り込み、独特のペースで回していく。かなり口数の少なかった仲川だが、最近はよく饒舌をふるうようになり、咄嗟の一言でかっさらっていくこともしばしば。なぜか内田のことを雑に扱う場面もよく見受けられるため、一人の時間が好きな彼にとっても、このグループが居心地の良い場所になっていることがうかがえる。

スタッフに会場の換気を合図すれば「換気の次は、どう考えてもこの衣装の話」(仲川)と、デザインはそのままに白を基調としたカラーリングになった新衣装や、先ほどの早着替えについてもトーク。星野は「俺らの早着替えはまじでテクいと思う! 十八番(おはこ)よ!」と得意げだ。そして、ハイテンションなメンバーを落ち着いて見守っていた相沢も途中、「テンション上がってアレンジしまくっちゃった。楽しかった、マジで」とコメント。高ぶる気持ちは歌に出るタイプらしく、「俺らもっともっとぶち上げていくけど、まだまだ盛り上がっていこうぜ!」と拳を上げた。

ここで恋焦曲「君の全部」~慰め曲「星になれ」~失恋曲「Don’t leave me alone」とミュージカルチックな3曲が続けて披露された中で、特に「星になれ」は異質と言うべきか、パフォーマンス自体もミュージカルらしい構成となっている。壁面全体の電飾が点灯し、夜の街へと様変わりして始まった「星になれ」。この曲の歌詞も実話がもとになっており、1コーラス目では、<個人仕事のオーディションに落ちて公園で落ち込んでいる星野><寮で夕食の準備をする内田&南><外で乾杯する相沢&仲川>という三つの物語が同時に進行。2コーラス目ではそれが<帰宅して南とともに食卓を囲む仲川&相沢><星野を探しに向かいアイスを買ってあげる内田>となり、無事に寮に戻った星野をみんなで「おかえり!」と温かく迎えたところでサビへ……、という流れだ。

サビではダンス&ボーカルグループらしく5人揃ってのダンスを見せるが、連続した物語性がここまで強調されているのはまだこの一曲だけで、個性あふれる一人ひとりの動作はどれも見逃せない。あえてセリフのようにしている内田の「また凹んでるのか」という声かけや、星野が買ってもらうアイスはライブごとのお楽しみになりそうだ(今回は「パピコ」をチョイスしている)。「誰にも飛べない高い壁も 僕らならば越えてゆける」は「みんなとなら越えてゆける」と歌われ、ここまで来られたのはファンのみんなのおかげだと常々語っている彼ららしいアレンジも聴かせてくれた。5人がスターとなり光り導いてくれる日を期待せずにはいられない。

「Don’t leave me alone」まで歌い終えた5人が一度退場すると、それぞれが活動1年目を振り返るメッセージムービーを挟み、ソロコーナーへ。トップバッターは星野だ。カフェのテラス席に腰掛けており、「みんなお待たせー!」と元気よく両手を振ると、「This is ラブソング」で”いつものカフェで見かける君”への片思いを歌う。楽曲の展開に合わせてセットの木々も色づき、やがて季節が冬になってもまだ続いている片思い。月日の経過とともに”君がいるゴールデンタイム”はばらばらになってしまい、その寂しさから低く囁かれる「ねえ」の一言には胸を締め付けられる。

続いて内田は、ニューヨークの街並みを望む開放感あふれるビルの屋上で、「Don’t think, Feel」を歌唱。アコースティックなサウンドに合わせてのびのびと歌い上げ、包み込むように背中を押してくれる。大失敗したかつての自分を「自分の世界に他人を入れなかった。誰の世界にも入らなかった」と振り返っている内田から今発される「ひとりじゃないから」の言葉には、「スニーカー」と同じく頼もしさを感じた。

徐々に日が落ちていき、同じ空の下、マンハッタンブリッジでマイクを構えているのは相沢。「みんなお待たせ。これが俺の愛の形です」と宣言してからの「That’s shape of my love」では、歌声のニュアンスからはもちろん手振りからも洗練された色気がにじみ出ている。恋人への一途な気持ちを歌う中で、ファンにも「最高だなお前ら。大好きだよ」と一言添え、さすがはジュネスのセクシーテロリストだ。

そして、仲川の「Maybe Maybe Not」。「雨ってなんか、いいよね」というつぶやきに合わせて雨が降り出し、ほかに誰もいない夜のタイムズスクエアの景色も相まって不思議な空間に吸い込まれてしまいそうだが、「知りたい? 内緒だよ」と語りかけてきたり、1オクターブ下で歌ってみたりと、その歌声を音源以上に堪能できる仕上がりだ。自身が作曲したピアノソロに合わせて内田が歌で参加する箇所では、セット上の透過スクリーンにその二人の様子が映し出され、思いのままに音を浴びる仲川の姿が印象深い。

ソロコーナーの最後は南が「終わらない恋のリサーチ」をパフォーマンス。リリックは「自分はモテない」と各所で語っている南自身の恋愛経験や恋愛観がもとになっているが、ライブという場で”あの子”ではなく”あなた”の興味を惹こうとアレンジするあざとい一面も見せ、今後どう変化していくのかを楽しみに思わせてくれる。また、南が「勇仁みたいな危険な香りを手に入れたい」と相沢の名前を挙げたことからその発言が引用され、相沢も参加しているこの楽曲。二人のラップと歌が絶妙にマッチし、ほかの組み合わせのデュエットソングへの期待も膨らんだ。

場面がクロスフェードで切り替わり、音楽番組での中継のように三者三様のステージングが届けられたソロコーナー。次は何が始まるのかと待ち構えていると……。キャップを深くかぶっているためはっきりと映っているのは口元だけだが、メンバーの3次元の姿が大きく映し出された。ソロコーナー前の転換中は2次元の姿でファンにメッセージを贈っていて、その3次元バージョンということだ。一人ずつ意気込みを語るメッセージのあとは、ステージにおそろいのジャケットとNEW ERAコラボキャップを身に着けた3次元の5人が登場した。紗幕越しに読み取れるのはシルエットと衣装の色合いのみ。それでも5人が確かに目の前に存在しており、予告されていなかったまさかのサプライズ続きに息つく暇もなく「JUST」がスタートした。トラップビートに澄んだハイトーンボーカルが重なって生み出されるのは、至極のハーモニー。ダンスパフォーマンスについても、初の実写ダンス動画公開から約半年を経て、さらに磨きがかかっている。グループ結成以前からブレイクダンスを嗜んできた南以外は未経験からのスタートだが、重力を感じさせない5人の軽やかな身のこなしは美しく、その浮遊感がたまらない。そして、翻る衣装や細かな指の表情など2次元の姿からは得られなかった情報が盛りだくさんで、解像度が急激に上がったように思う。

「靉靆運命 次元なんて超えて」。そうサビで歌った曲の直後に、南は「改めまして、皆さんこんにちはー! 次元、超えてきちゃいました」と挨拶。それぞれ感慨深げに客席を見渡し、もう一度名乗ったあと、内田は「一番端のやつ(=星野)、着替え中に泣いてました。『やっと立てるぅ……。みんなありがとぉっ!(泣)』って」とステージ裏でのメンバーの様子を暴露する。感受性豊かで人一倍それが表に出やすい星野だが、笑うときは口を大きく開けて笑い、そのとびきりの笑顔はシルエットだけでも愛らしさ満点。それだけで人を元気づけられるパワーを間違いなく持っているし、”誰かの何か”になれているはずだ。なおその後、内田自身も『ノンフィクション』を聴いて泣きそうになりながらこの会場に向かっていたことをばらされていた。

本編ラストには、初めてファンに向けての気持ちを歌った約束曲「Happy Ever After」を歌唱。80’sソウルテイストの漂うミュージックに想いを込め、「2次元を超えて」「素顔なら いつか君だけに 見せるから」「キャリブレ覚醒する 今 リアルの君と触れ合える」という、先ほどの「JUST」ともリンクした学芸大青春らしい歌詞を届ける。ユニゾンが多いこともあり、音で、歌で遊び、体でも遊び、その楽しさがひしひしと伝わってくる。ライブストリーミングでは、harevutaiのステージ上で2次元の彼らがパフォーマンスしているかのようなAR映像(※事前収録されたもの)が交えられ、コンセプト通りまさに2次元と3次元を行き来していた。

「アンコール待ってるよ」(星野)と小声で呼びかけてから捌け、当然のように湧いた客席からの拍手を受けて再登場した5人。星野は「まさかアンコール来ると思わなかった!」とはしゃぎ、さらにはダブルアンコールを匂わせるなど、その涙を隠すように茶番を繰り広げた。

それから今回のライブを振り返る中で、相沢は「一言で言わせてもらうとエメェ。2個目が、エモみの極みと言っても過言じゃない。3個目が、今ちょっとど忘れしちゃったんだけど……。あっ、ライブしか勝たん! 生しか勝たん」と、頑張って勉強してきたのであろうスラングを披露してみせる。仲川が「『そういう勇仁しか勝たん』は?」と重ねれば「てぇてぇ! 今のてぇてぇな」とつぶやき、満足そうだ。しかしその隣では、涙もろい星野と内田に代わって自分がしっかりしなくては、との思いを胸にここまでメンバーを引っ張ってきた南もついに涙を堪えきれなくなったよう。「僕たちは、弱小から始まってるんです。事務所も新しいし、ここから挑戦って人が集まってるし。だからほんとに、俺たちには……」と言葉に詰まってしまう。思わずその肩に手を伸ばした内田の支えも借りながら、「皆さんがすべてだし、このメンバーがいなかったら、この舞台に立てていません。これが第一歩なので、ここから一緒に駆け上がっていきましょう」と続けた。仲川の「二人が泣けば泣くほど泣いてない僕が際立っちゃうから(笑)」という発言がしんみりとした場を和ませ、いよいよ訪れたラストナンバーの時間。ずっと星野の背中をさすり続けていた相沢は「いこっか」とその背中を優しく押し出し、5人がフォーメーションにつく。

「皆さん、絶対にまた会いましょう」(相沢)

バックの全面LEDに映し出されていた幕が上がり、シアターを模した配信ライブ時のバーチャルセットが覗くと、彼らのデビュー曲であり配信ライブでもラストを飾った「JUNES」がスタート。イントロで一人ずつJ・U・N・E・Sの文字を描く直前、今度は仲川が星野の背中を軽く叩き、星野もそれに応えるように仲川に顔を向けた。5人が強い絆で結ばれていることはよくわかり、これまでの歩みを思い返すと見ているこちらにも込み上げるものがある。ステージをいっぱいに使って順にバトンをつないでいきサビへと突入すると、すべての始まりの曲らしく5人での純粋なユニゾンを聴かせ、これからどんな世界を見せてくれるのだろうかと心が弾むパフォーマンスを披露してくれた。「れいわ、エモ。」を掲げ学芸大青春がこの世に飛び出したのは2019年9月2日のこと。今回のライブで、またあの日と同じ感情を抱くこととなった。

全員で手をつないで「今日は本当にありがとうございました!」と深く頭を下げ、今一度この景色を目に焼き付ける5人。そのままステージをあとにすると、ニューシングルのリリース情報がリリックビデオとともに解禁された。

活動2年目を迎えた学芸大青春から新たに送り出されたのは、自戒曲「Hit me !」。人に傷つけられ涙した一方で、自分も人を身勝手に傷つけてきた過去。それらに対する怒りや悔しさを背負って未来へと立ち向かおうとする、強い意志が表れた一曲だ。重厚なストリングスとコズミックなデジタルサウンドが調和した新時代の幕開けを感じさせるイントロから始まり、「どんな未来待っていたって 諦めはしない!」と南のフロウが力強く響く。これまでにはなかった相沢と内田のがなりやポルタメントが印象的で、もともと高音域を得意としていた星野と仲川も、キーの高さに苦戦したというソロ曲制作を乗り越えた成果か、最高音hiCの発声がよりスムーズになっているように感じた。「抜け出せない不条理の中 We gotta do this!!」から続く自らを鼓舞するようなフレーズのバックからはボーカルをサンプリングしたような音の数々が耳に飛び込み、何もかもが新鮮である。様々な困難に打ち勝ってこの場所にたどりついた彼らとも重なるこの楽曲が、どのようなダンスで表現されるのか……。ミュージックビデオの公開が待ち遠しい。

最後はバックステージからの音声が届けられ、南が「2年目の新生ジュネスをお楽しみにっ!」と1stライブを締めくくった。

周囲とうまくいかなかったり、夢を諦めたりと、ここに来るまでに何かしらの悔しさを味わってきたメンバーばかりの学芸大青春。全員が人の弱さや痛み、悲しみを知っているからこそ、応援する側も安心してついていくことができるのではないだろうか。五つの運命と想いが交わって、新たな未来が切り開かれようとしている現在。どのジャンルにも属さない唯一無二の存在ゆえ、この道を進み続けることにどれだけの勇気が要るのかは計り知れないが、苦しい過去を持つからこその前向きさとメンバー同士寄り添う姿からは元気をもらえる。アリーナでのライブを実現させ、いずれは日本中が青春まみれになることを、心待ちにしている。

TEXT BY 友安美琴(セブンデイズウォー)

<セットリスト>
01. スニーカー
02. WHO WE ARE !
03. Race !
04. ノンフィクション
05. youthful days
06. 君の全部
07. 星になれ
08. Don’t leave me alone
09. This isラブソング (Yosuke from 学芸大青春)
10. Don’t think, Feel (Masaki from 学芸大青春)
11. That’s shape of my love (Yuto from 学芸大青春)
12. Maybe Maybe Not (Ren from 学芸大青春 feat. Masaki)
13. 終わらない恋のリサーチ (Yuki from 学芸大青春 feat. Yuto)
14. JUST ※3Dドラマ『漂流兄弟』主題歌
15. Happy Ever After
アンコール
16. JUNES


●リリース情報
1st アルバム
『HERE WE ARE !』
発売中

購入:アニメイトオンラインショップ
【アルバム】学芸大青春 1st Album HERE WE ARE ! 完全生産限定盤 A
【アルバム】学芸大青春 1st Album HERE WE ARE ! 完全生産限定盤 B
【アルバム】学芸大青春 1st Album HERE WE ARE ! 通常盤

学芸大青春 公式 EC サイトはこちら 

【完全生産限定盤 A(CD+Blu-ray)】
品番:VOYZ-2~3
価格:¥6,000
※縦型 Blu-ray パッケージ

2020年5月8日に開催された配信 LIVE「WHO WE ARE !」を全曲映像収録。さらに、新型コロナウイルスの影響で当日披露できず幻のパフォーマンスとなった5thシングル『星になれ』を特別収録。加えて、学芸大青春5人で初の実写ロケ収録を行った特典映像企画「じゅねすの休日」を収録。B4 サイズの 4 つ折りポスターも封入。

【完全生産限定盤 B(CD+グッズ)】
品番:VOYZ-4~5
価格:¥6,300
※シューズ BOX型パッケージ

アルバム限定で製造された、「ソックス」「コインケース」「ラバーバンド」「缶バッジ 3点セット」「冨士原良氏描き下ろしブロマイド 5枚セット」の豪華限定グッズを封入。

【通常盤(CD)】
品番:VOYZ-6)
価格:¥2,700

これまでデジタルリリースされてきた全シングル曲に加えて、新曲と5人それぞれのソロ曲を収録した全16曲入り。

<収録曲>
1. JUNES
2. WHO WE ARE !
3. This is ラブソング (Yosuke from 学芸大青春)
4. 君の全部
5. Don’t leave me alone
6. 終わらない恋のリサーチ (Yuki from 学芸大青春 feat. Yuto & Junko)
7. Race !
8. 星になれ
9. Maybe Maybe Not (Ren from 学芸大青春 feat. Masaki)
10. youthful days
11. JUST
12. That’s shape of my love (Yuto from 学芸大青春)
13. ノンフィクション
14. Happy Ever After
15. Don’t think, Feel (Masaki from 学芸大青春)
16. スニーカー

●番組情報
『学芸大青春の青春ラジオ』
毎週月曜21時配信
配信先:TOKYO FM・JFN アプリ「AuDee」
番組ページはこちら

『漂流兄弟』
学芸大青春 公式 YouTube チャンネル&公式 Twitter にて配信中(全11話)

Season1 第1話~第6話 配信中
第1話 「兄弟と地球滅亡の危機」
第2話 「兄弟とマグマオーシャン我慢大会」
第3話 「兄弟とティラノサウルス襲来」
第4話 「兄弟とクレオパトラの誘惑」
第5話 「兄弟と恐怖の幽霊船」
第6話 「兄弟と縄文土器ゲット大作戦」

Season2 第7話~第11話 2020年内配信予定

『漂流兄弟』HPはこちら

<イントロダクション>
都内某所、ひとつ屋根の下でケンカ三昧の日々を送る、樹根洲(ジュネス)家の兄弟。
「もう我慢できない、今日で家族は解散だ!」
そう決めた翌朝、目を覚ますと、窓の外にはマグマの海が広がっていた――。
突如現れたクマ型ロボット「くまま」が、兄弟に驚愕の事実を告げる。
地球滅亡が確実となり、政府は全人類を過去の時代に移住させようと計画。
テスト被験者に選ばれた兄弟は、住み慣れた一軒家ごと、時間旅行することに!
白亜紀、古代エジプト、深海に縄文時代……
時空を超えて繰り広げられる、兄弟ゲンカの行方やいかに!?

全編ヴァーチャル空間で撮影された、アニメでもない実写でもない、新しい感覚の3D ドラマ。
2019 年 9 月に活動を開始したばかりの、2 次元と 3 次元を行き来するボーイズグループ「学芸大青春」の 5 人が、
初めて「俳優」として挑んだ意欲作。
時空と次元と国境を超える、新感覚ホームコメディ、ここに開幕!

【キャスト】 
樹根洲マサ:内田将綺
樹根洲ヨウ:星野陽介
樹根洲ユウ:相沢勇仁
樹根洲レン:仲川蓮
ユキ:南優輝
くまま:大久保ちか
ミスターP:花江夏樹

【スタッフ】
監督・演出:篠田利隆
キャラクターデザイン・イラスト:冨士原良
企画・構成・脚本:三本恭子
音響監督:えびなやすのり
劇伴音楽:日向萌
プロデューサー:杉沢達哉・大久保“youkiss”優樹(異次元 TOKYO)・伊藤慧
製作:VOYZ ENTERTAINMENT
主題歌:学芸大青春 『JUST』

●アプリ情報
スマートフォンアプリ
「学芸大青春 バクステアプリ」

歌が好きで、ダンスが好きで、誰かを幸せにすることが夢だった。
エンターテインメントの世界に、初恋みたいに、焦がれていた。
けれど、現実という名の壁が、ぼくとぼくの理想を引き裂いた。
初恋は叶わない、らしい。
そんな言葉を信じかけたとき、ぼくらは出会った。
立ちふさがる壁を超えて、手放しかけた憧れを、
もう一度捕まえにいく。青春には、まだ間に合う。

価格: 無料
シナリオ: 三本 恭子・福井 あや

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<学芸大青春プロフィール>
青春と書いて、ジュネスと読みます!

厳正なオーディションによって選ばれた、相沢勇仁・内田将綺・仲川蓮・星野陽介・南優輝の 5 人が 2 次元の姿で活動する、本格派ダンス&ボーカルグループ「学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)」!
寮での共同生活を営みながら、長期に及ぶ強化訓練期間を経て、2019年秋、1st シングル『JUNES』でデビュー。
2020年からは、5人が「俳優」として主演する3Dドラマ『漂流兄弟』をネットで配信放送。
5 月には配信 LIVE『WHO WE ARE !』を開催。活動 1 周年となる9月2日、待望の1st アルバム『HERE WE ARE !』を CD リリース!

(C)VOYZ ENTERTAINMENT INC.

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