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2020.07.03

オーディション経験者・May’nに聞く!週刊少年ジャンプ連載の話題作「アクタージュ act-age」の2022年の舞台化決定に伴い、ヒロイン「夜凪景」役 全国リモートオーディションを7月10日まで開催中!

オーディション経験者・May’nに聞く!週刊少年ジャンプ連載の話題作「アクタージュ act-age」の2022年の舞台化決定に伴い、ヒロイン「夜凪景」役 全国リモートオーディションを7月10日まで開催中!

現在行われている、 舞台『アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~』ヒロイン、夜凪景役のオーディション。

いよいよ応募期限も目前に迫ってきた。今回は、プロデューサーで舞台版『デスノート THE MUSICAL』など数々の舞台を手がけてきた梶山裕三氏と、(株)ホリプロインターナショナルに所属、アーティストとして日本のみならず世界をまたにかけて活躍し、今年デビュー15周年を迎えたMay’nの対談が到着した。

舞台「アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~」オーディション 梶山プロデューサー×May’n 対談

梶山: 今日は、歌手という世界に飛び込んで15周年を迎えたMay’nさんがいま振り返って、オーディションに挑戦して歌手になって良かったと思っていることを聞きたくて。 今までの経験を聞くことも、まだ不安で迷っている、という人が知りたいことだと思ったんです。何歳くらいからオーディションを受けていたんですか?

May’n: 最初は親がよくコンテストに応募してくれて、人前で歌う機会がたくさんあったんです。それが楽しくて、ずっと歌っていたいっていうのがきっかけで、9歳くらいの時から自分で沢山調べて一年に10本くらいオーディションを受けていました。最初はまったく受からなくて、決勝まで残ったのもホリプロのオーディションが初めてだったんです。夢を諦めるつもりはなかったけど、13歳になって、高校は出身でもある名古屋へ行くのか、東京へ行くのか葛藤も出始めた頃でした。

――オーディションに落ち続けることによって躊躇とか葛藤みたいなものはなかったんですか?

Ma’yn:夢なので躊躇はなかったんですけど、なかなか受からないからこそ、どうしたらいいのかな?という葛藤はもちろんありました。自分に足りないものは何なのか、どうしたら受かるのかは、考え続けていたと思います。

梶山:ホリプロのオーディションには、なんで受かったと思うの?

May’n:自分の中で区切りをつけなきゃいけない、っていう気持ちがいつもと違ったのかもしれない。あとは、審査してくださった方との運命の出会い、っていうのもあります。歌とダンスの練習は、落ちた理由を自分なりに考えて、それをもとに毎日ずっと続けていました。

梶山:今回、募集している役でもある夜凪景という子は、何かになりきったりするのが大好きなんだけど、まだ原石そのものだからあり得ないミスとかも、たくさんする。完璧じゃないんです。そういう子の役を募集しているから、誰にでもチャンスはあると思っていて。演じることが好きっていう子は努力ができると思うから、無理だって思うんじゃなくて、まず踏み込んで欲しいんです。君にも才能があるかもしれない。ぜひ、見させてほしいと。May’nさんも夢があって好きという気持ちがあったから、落ちても諦めずに努力し続けて挑戦できた。

May’n:何よりも必要なものって、好きっていう気持ちだと思います。だから、この作品が好きだとか、演じることが好きだとか、女優になってみたいとか、ホリプロインターナショナルに入りたいとか……その気持ちがあるのだとしたら、大丈夫です。実際にオーディションに受かってからも、つらいことがたくさんあると思うんですけど、好きっていう気持ちがあれば打ち勝っていけるし、梶山さんも、そしてホリプロインターナショナルという事務所も優しい方が多いので、きちんとバックアップしてくださいます。

――May’さんも、梶山さんがプロデューサーを務められていたミュージカル『生きる』(2020年10月より再演)で、初めて女優として舞台に立ちました。

梶山:ライブを見させてもらって、ファンにとっては本当に太陽みたいな存在だったというか。みんな元気をもらいにいっているように感じたんですよね。それが『生きる』の小田切とよというキャラクターと繋がって、ヒロインとして出てもらうことにしたんです。

May’n:初めて出演させていただいたミュージカルでした。演技経験がなかったので、本当にできのるかっていう不安な思いからスタートしたのですが……。

梶山:本当に稽古場から、すごく苦しい思いをしていたと思います。市村正親さん、鹿賀丈史さんらベテランの俳優さんの中に入っていって、いきなり自分を出すのって大変なことなんです。

May’n:最初は演技が初めてというのと、人見知りというのもあって誰にも相談できずに悩んだりして。今回ダブルキャストとして共演もした唯月ふうかちゃんが舞台経験も豊富だったので、彼女が作り出す雰囲気に寄せたほうがいいのかな? という葛藤や、原作の映画に似せなきゃいけないのかとか、いろいろと考えてしまっていました。

梶山:でも、舞台稽古に入って明日が本番です、っていうくらいの時にみんながざわついたんです。ちょっと、May’nちゃん稽古場と全然違うじゃん、って。舞台入ってからはもう、別人でした。何か掴んだんだよね?

May’n:梶山さんから『僕は、May’nちゃんのステージのMay’nにひかれて、とよをお願いしたんだよ』って言ってくださったことがきっかけで、今まで演技をしなくてはいけない、と気持ちが強すぎたことに気付いたんです。もっと自分らしく、自分を出していければいいんだな、って思うようになれたことが大きいです。恥ずかしいところもすべて出して、もう何でもやってみようという気持ちになることができて。

梶山:最初は、もちろん緊張のせいもあったと思うけど『もしかして楽しめていないのかな?』と感じていたけど、もう、本番が始まってからはずっと楽しそうでした。

May’n:もう、ずっと、すごく楽しかったです!(笑)

梶山:あとは1力月間、稽古ができたっていうもの大きかったのでは?

May’n:いつものアーティスト活動だと、私がフロントに立つことをみんながサポートしてくださっているという感覚があって。だけど、ミュージカルは同じテンション感で同じ温度で舞台に立てる仲間がいることの心強さっていうのを稽古の間に感じることができて。一人じゃないんだ、っていうか。

梶山:舞台は、そういうところがあります。逆に言うと、怖いけど一人じゃないんだって思えるところです。

May’n:本当にたくさんの方が助けてくださって。最初なんか、ソロでの活動が多かったこともあって、みんなライバルだから人に相談したところで聞いてくれるわけないとか被害妄想がふくらんだりもしていて(笑)、分からないことを聞くことができていなくて。ある日、共演者の方と帰りが一緒になった時に質問したら、優しく答えてくださったんです。そこから、初歩的なことでも聞くことができるようになりました。みんなで力を合わせて一つの舞台を作ろう!っていう思いがすごく強いのが舞台なんだと感じました。

梶山:僕は、May’nさんはアーティストを第一線で15年間やってきているので、絶対にやりきることができると思っていました。いきなりダブルキャスト、それもヒロイン”とよ役”ともうひと役の2役演じるということで大変だっと思うのです。結果としてお願いをして大成功だったと思っています。

――夜凪景も、突然、女優の世界に入って「生きる」でのMay’nさんと同じような感じでした。一つ一つ、経験を経て成長していきます。そして、今回のオーディションに応募してくる方にもどこか重なる部分があります。

梶山:夜凪景も魅力があるから、みんなが助けてくれようとしてMay’nさんと同じことが起きたんだと思うし、一生懸命に好きでやっている子に対しては、芸能界は厳しい部分ももちろんあるけど、優しい場所でもあると思います。

May’n:本当にそう思います。

梶山:あとは『アクタージュ act-age』の中にも出てくるけど、居場所を見つけることができる所でもあると思う。本当にこの世界に入ったからこそ、輝いた人もたくさんいる。そして、その都度、事務所の人やスタッフだったりが支えてくれるんです。May’nさんもホリプロ、そしてホリプロインターナショナルに入って支えてもらいながら、夢を叶えていったんですよね?

May’n:そうですね。そして、夢が終わらない場所に立たせてもらっていると思っています。15年間で歌手になりたい、ワンマンライブがしたいと大きい夢をいくつも叶えさせてもらったんですけど、まだまだ叶えたいこともある。仮にそれをクリアしたとしても、また新たな夢が出てくるはずで。

梶山:夢が終わらない場所……本当にいい言葉です。

――May’nさんは武道館や横浜アリーナなど大きいステージにも立っていますが、この15年間で海外でもたくさんライブをしています。

梶山:言葉が通じない人の前で歌うことって、すごいことですよね。初めて海外でやった時のことは覚えてますか?

May’n:最初にオファーをいただいた時は、違う言葉を使う遠い場所で、私のことを知っている人がいることにびっくりして。でも、ライブをしたら日本語で全員が大合唱してくれたりする。日本以外の場所でも知ってくれている人がたくさんいるのならば、海外でもたくさんライブをしてみたい!という別の夢が生まれて。そこからアジアツアー、ワールドツアーに広がっていったと思います。

梶山:今回、ホリプロインターナショナルに所属することになるんですが、このオーディションに受かることは、スタートでもある。この舞台をきっかけに、世界にうって出る女優になってほしいと思っています。今まで家でジャンプを読んでいた人が、自分がまさか、海外の人たちにも演技を見てもらうことになるなんて考えていないかもしれないけど、好きという気持ちがあれば、May’nさんのように実現していけるはずです。そのために、事務所もバックアップしていくつもりです。

May’n:今回のオーディションは、12~17歳までの方ということで、ホリプロインターナショナルは10代の頃にデビューされた方ばかりでホリプログループ自体の歴史もありますし安心ですよ!ずっと面倒をてくれる事務所でもあると思うんです。

梶山:サポート体制は、外から来た私だからこそ思うことでもあるのですけど、夢に向かって頑張ることができる素晴らしい環境が揃っています。

May’n:先輩として、私も焼肉に連れていってあげます!(笑)

――梶山さんは、さまざまな舞台をプロデュースされてきて、そしてMay’nさんはアーティストとして色々なステージに立ってきて、それぞれの立場で表現活動をされています。やってきて良かったと思う瞬間ってなんですか?

May’n:私は『生きる』に出演して良かったな、と一番思えたのはカーテンコールの時ですね。お客様が「うわーっ!」って言いながら思いっきり手を振っていただけて、私も「ありがとうーー!」っていうテンションで手を振り返すことができた。何よりも心に残っている瞬間ですね。

梶山:とよで出演した際は、特に、ライブの最後にファン一人一人に手を振る時みたいな勢いでやっていたよね。

May’n:それくらい楽しかったんです(笑)。梶山さんは、どうですか?

梶山:僕もそうですね……カーテンコールの瞬間ですね。お客様が本当に喜んでくれているか、そうじゃないかっていうのは分かるんです。本当に喜んでくれたんだって分かった時は、すごく嬉しいです。目の前で自分の仕事に対する喜びを受け止められることって、とてもぜいたくなことです。

――観客に伝わったな、っていうのが本当に分かるんですね。

梶山:それは、本当に分かります。うまくいった時って、ザワザワした感じがあって。

May’n:分かります、それ!うまく説明できないんですけど、みんなが感動していたり、伝えたいものが伝わった時の空気感とか。感動して一つの空気になる感じって分かるんです。ライブでも『あぁ、絶対に良いものになったな』っていう確信がうまれる瞬間があります。

梶山:それが、みんなで一つのものを作りだすということだよね」

May’n:一度経験をしてしまうと、やみつきになってしまうというか……本当にやりがいがあるし、本当に楽しい。

――人に感動を与えることができる素晴らしいお仕事ですね!今回のオーディションは舞台『アクタージュ act-age ~銀河鉄道の夜~』という大きな舞台でのヒロインを選ぶという、 時期とヒロインであるというが決まっているという、ありそうでなかった大きいオーディションです。まさしく、夢を掴むチャンスですね。

May’n:私もお世話になった皆さんがこれだけ力を入れてやられる舞台のオーディションには、ワクワクしてしまうんです。本当に熱いハートでお仕事をされている方々なので。絶対におもしろいものになるはずですし。皆さんが絶対に最後まで、優しく面倒を見てくださると思うので、経験がある人はもちろん、経験がなくても女優になりたいと思っていた人にも安心して飛び込んできてほしいです。

梶山:今回のオーディションでグランプリになる人には、才能を信じて選びますし、これくらいのスタートを用意しても僕は惜しくない。それくらいの人だからこそ脇役などからじゃなくて、主役からスタートしてほしいんです。たくさんオーディションがあるなか、ヒロインという役と舞台を2022年に用意している。スターを探しているということです。選ばれた方には、ホリプロインターナショナルのスタッフも、あなたがスターになるために努力を惜しみません。我々グループ全体がバックアップするし、人生の中で、それこそ夢をずっと見続ける夢がまた夢を生む。そんな人生を送ることができるために一生懸命ぼくらも頑張るから、安心して応募してきてほしいです。

text: shinpachiro.kimura

オーディションの応募締め切りは【2020年7月10日(金)23:59】まで。
申し込み・詳細はこちらから


●公演情報
May’n 出演 
ミュージカル『生きる』
日程:2020年10月9日(金)~10月28日(水)
チケット発売:8月22日(土)
演出:宮本亞門
主演:市村正親 鹿賀丈史(ダブルキャスト)
公演HPはこちら

<May’nプロフィール>
愛知県出身。 ホリプロインターナショナル所属。
「第28回ホリプロタレントスカウトキャラバン」をきっかけに2005年若干15歳でメジャーデビュー。 POPS、 ROCK、 DANCE、 R&Bと歌いこなす実力派女性歌手。 多くのTVアニメ、 ドラマ、 映画、 ゲーム主題歌を担当しトップチャート入りを果たす。
また日本武道館や横浜アリーナにて5度に渡る単独公演の開催や、 世界ツアーも多数開催。 全世界でのライブは90本以上にものぼる。
2018年ミュージカル『生きる』のヒロインに抜擢、 その演技力と歌唱力を各所から好評を得た。
2018、 19年、 中国WEIBO主催「WEIBO Account Festival」にてROCK歌手賞、 最優秀ライブパフォーマンス賞受賞。 同19年中国深圳にて開催された「ASIA MUSIC AWARD 2019」でも年度最優秀突破歌手賞の受賞を果たした。

(C)ホリプロ

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