アプリゲーム『22/7 音楽の時間』主題歌『風は吹いてるか?』で新境地へ――。22/7インタビュー

今年1月から放送されたTVアニメ『22/7』に続き、5月からはアプリゲーム「22/7 音楽の時間」が配信開始され、さらに多くのファンを獲得されたデジタル声優アイドルグループ・22/7が、新曲「風は吹いてるか?」をリリースした。今回は、11人のメンバーの中から、帆風千春、天城サリー、宮瀬玲奈、白沢かなえ、高辻 麗の5人にアニメやゲームの感想、新曲の注目ポイント、そしてこれからの活動についてをたっぷりと語ってもらった。

アニメを経ての新たな世界観を描いたゲーム「22/7 音楽の時間」

――2020年1月からTVアニメ『22/7』が放送され、4月からは再放送もされています。オンエアをご覧になっての感想を教えてください。

帆風千春 1月の初回放送はすでに遠い過去のように思えてしまいますね(笑)。第1話は自分で演技を聞いても、とても緊張しているなと思いました。当時は当時で一生懸命精一杯だったなったなと。声優としての一歩を踏み出せたという嬉しい気持ちを思い出しながら見ていました。こうして再放送で見直すことで改めて、自分のやりたいことを再認識できたと思います。

天城サリー 私の場合、初回放送をリアルタイムで見ていた時は、作品のストーリーというよりも反省点ばかり目についてしまって。観てくださっているファンの方も、ストーリー上では“壁”が出てきたり、バラエティ番組「22/7 計算中」で見せていたキャラクターとはまた違った性格のキャラクター像をご覧いただけたのではと思います。再放送で観ると自分の演技よりも、一つの作品として全体的なストーリーを追えたので、ファンの方も改めてご覧になると、キャラクター同士の関係性などが目に止まるのではないかなと思います。

宮瀬玲奈 私の場合、初回放送は一視聴者としてドキドキしながら観ていました。そこから時間が経って見直したときに、より「こうすればよかったな」と思ってしまいました。アフレコをしたときはあれが自分の精一杯の実力だったと思うのですが、ゲームの収録をしてからは、今だからこその反省点が出てきてしまいました。そういう感覚を得ることができたこと自体はありがたいと思いますし、また収録をできる機会があれば試してみたいなという演技プランが今はたくさん溜まっています。

白沢かなえ 私は今まで「計算中」の番組中で丸山あかねちゃんを演じるとき、ほとんどアドリブで行なっていたんです。アニメで脚本家さんが考えてくださったものに基づいて演じると、鮮明に描かれているなと感じました。迷ったりわからなくなったときはアニメを観て「あかねちゃんってこういう性格だった」と確認することができました。

高辻 麗 私の演じる東条悠希ちゃんはTVシリーズでは第12話の最後に出てきただけで、本格的に登場するOVAの第13話はまだアフレコ前なんです。昨年末に河瀬 詩ちゃんが加入して、彼女やスタッフさんも含め、不安を抱えていたなかで一つのものを完成させた、みんなで乗り越えたという実感をTVシリーズを観たときに思いました。私としては3人(東条悠希、神木みかみ、柊つぼみ)が登場するところまで頑張ってくれてありがとうという気持ちです。第13話のアフレコはこれからなので頑張っていこうと思います。

――5月27日よりリズムゲームアプリ「22/7 音楽の時間」の配信が開始されました。プレイした感想を教えていただけますか?

帆風 個人的にすごくゲームが好きなので、一緒に過ごしてきたキャラクターたちがゲームになるということそのものに感動しました。「本当にゲームだ……」と、語彙力を失ってしまって(笑)。プレイをしていくなかでアニメからずっとキャラクターたちの物語が続いていて、私たちが知らないところでもキャラクターたちが生き続けているんだなと感じたり、カード一枚一枚にもストーリーがついていたりと、本当にまだまだ知らないところがあるし、これからも続いていくものができたことを嬉しく思いました。

天城 アニメや「計算中」でキャラクター同士が会話をすることはありましたが、ゲームではそれぞれのキャラクターが画面のこちら側に話しかけてくれて、私自身もそれぞれのキャラクターたちのことが大好きなのでそれがすごく嬉しかったです。ゲーム中には私たちの曲だけでなく、AKB48さんやほかのアイドルの曲をカバーさせていただいているので、普段のキャラクター達が歌わないような曲を聴けるのがプレイしていて楽しかったです。制服もまた今までとは違う可愛らしいものだったりと、また新たな一面がゲームに詰まっているなと思いながら、楽しくプレイさせて頂いています。

宮瀬 私はこれまでリズムゲームにあまり触れてこなかったので、最初にEXPERTモードでやってみたら全然クリアできなくて(笑)。EASYにしてから一歩ずつ進めた結果、今では人並みにできるようになりました(笑)。練習を続けることで初心者の方でも上達していけるアプリになっています。ゲームを始めるとまずキャラクター11人の声が聞こえてきて、それがすごく嬉しかったです。22/7の良さやキャラクターたちの可愛さが存分に出ているのでプレイしていて楽しいです。ゲームの中の世界観が今までと違うことで、ほかのキャラクターの知らない面もたくさん見ることができて、これはすべてのキャラクターを推したくなるのは必然だなと。3人のキャラクター(※神木みかみ、東条悠希、柊つぼみ)に対しても、これまでのメンバーと同じようにニックネームで呼ぶことができたのも嬉しかったです。

白沢 私は自分の声が体からではなく画面から聞こえてくることにまだ慣れなくて、最初にアプリを起動したときにびっくりしました(笑)。実際に遊んでみるとゲームのノーツ(音符)を入力するときの動作が、私たちのダンスの動きとシンクロしていて、これはメンバーとライブを見てくれているファンの方々には分かる、お得なポイントだなと思いました。

帆風 私もテストプレイをさせていただいて、「シャンプーの匂いがした」をプレイしたときに感じました。開発チームの愛を感じますよね。

高辻 私は今回のゲームアプリで初めて悠希ちゃんを自分の外側から見ることができました。「計算中」で私の中から演じるのではなく、シナリオライターさんが書いてくれた悠希ちゃんを一人の女の子として存在を認識できた感じがして嬉しいです。アイドルものって、萌えの要素が絶対に必要で、ストーリーのパートではシナリオやLive 2Dで視覚的にキャラクターの可愛さを感じることができるのも嬉しいですね。

――ゲームでの収録はいかがでしたか?

高辻 私の場合、悠希ちゃんとして決められたセリフを読むのは本当に初めての状態で、セリフからは自分が思っていた以上にサッカーが強かったりという、彼女の人となりを知ることができましたし、自分が内に秘めていた悠希ちゃん像を採り入れてくれたりもして、温かい収録の現場でした。ゲームのアフレコを通じてより悠希ちゃんのことがわかったので、これから「計算中」ではもっと自信を持って演じられると思います。

帆風 ゲームのメインストーリーを録るときは集まれる子は全員集まって掛け合いをしました。アニメは8人だったのですが、ゲームでは11人の掛け合いとなることで、アニメで今まで演じてきた11人のキャラクターたちの関係性をゲームの台本から読み取って声に出すのは新たな発見がたくさんありました。例えば優等生の佐藤麗華ちゃんがギャルの柊つぼみちゃんと濃く掛け合うストーリーは、二人の正反対の性格がとてもわりやすく出ていて、彼女の新しい部分を演技として引き出せて楽しかったです。

天城 アニメの収録は、ある程度絵が付いた状態で映像をいただいて、それを見て家で練習してからアフレコに臨むという形だったのですが、ゲームの場合は台本だけから演技プランを組み立てて収録に臨む形でした。相手がいる会話シーンの場合は想像と違うこともあって、寂しげな感じのセリフだと思っていたものが、相手の返しを読むと明るい感じの会話になったりしていたので、その場その場で、言われた言葉に対応して、アニメのとき以上にお互いの台詞を考えて発する必要がありました。

宮瀬 私の演じる立川絢香ちゃんはオフのときは漫画家としての面があって、アニメではその様子がたくさん描かれていたのですが、ゲームのときはオンのときのアイドルとしての絢香ちゃんを演じることが多かったです。「思いっきりやって」と言われたので、アイドルとしての絢香ちゃんを全力で見ていただける場だと思っています。あと、絢香ちゃんはプレイヤーさんたちを翻弄させるストーリーが多くて、そのときはメンバーではない画面の向こうに話しかけることになるので、音響監督さんにブースに入っていただいて相手をしてもらいました。メンバーと話すのとはまったく違うお芝居の感じで、これも私にとって新たな経験になりました。

白沢 丸山あかねちゃんはゲームの方が感情を出すことが多かったです。カードのストーリーでも、すごく怖がっていたりとか、壁にぶつかるくらいショックを受けたりとか、けっこうお茶目な面がいろんな場面で出せました。メインストーリーにある学食のシーンでは、初めて彼女の“心の中の声”を演じることになりました。そこでは彼女の無邪気さを前面に出す場面だったのですが、彼女の低めの声でそのお芝居をどうやって表現するか。音響監督さんには今まで「あかねちゃんはもっと感情を抑えて」と言われることが多かったので、そこでどうやっていつもと違う可愛らしさが活きる演技ができるか、とても考えを巡らせました。結果、その場面の収録は一発で終わって、自分としては新たな演技のスキルアップになれたし、あかねちゃんの新たな魅力を皆さんにお伝えできるシーンができてすごく嬉しかったです。

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