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2019.04.18

『ヒロアカ』の世界が、目の前で動き出す!「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage ゲネプロレポート

『ヒロアカ』の世界が、目の前で動き出す!「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage ゲネプロレポート

「これは僕が最高のヒーローになるまでの物語だ」
2014年から週刊少年ジャンプで連載され、10月からはアニメも第四期に入る堀越耕平による人気コミックス「僕のヒーローアカデミア」。世界の総人口の約8割が何かしらかの超常能力である“個性”を持つ超人社会が物語の舞台。そこでは”個性”を悪用する敵<ヴィラン>、そして“個性”を発揮してる敵<ヴィラン>から人々を守るヒーローが存在していた。人々はヒーローに憧れ、そんなヒーローの中でも“平和の象徴”と謳われるオールマイトに憧れる少年・緑谷出久(みどりやいずく・通称:デク)がこの物語の主人公である。しかし超人社会に於いて、出久は“個性”を持たずに生まれる“無個性”の少年でもあった……。

過酷な現実を突きつけられてもなお夢を諦めず、ヒーローを目指す出久とその仲間たちが繰り広げるウルトラ級のヒーローアクションストーリーに日本のみならず海外でも多くのファンが心を躍らせている『ヒロアカ』の世界が、今、目の前で動き出す!4月12日、東京・天王洲 銀河劇場で、舞台「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageが開幕。ここでは、初日前に開催されたゲネプロならびに囲み会見の模様をレポートする。

本作の主役である緑谷出久を演じるのは田村 心。ミュージカル『刀剣乱舞」で陸奥守吉行を演じるなど、今、注目の役者だ。舞台化が発表されてから、田村をはじめ“個性豊かな”キャストが“豊かな個性”を持つキャラクターたちを演じることでも注目を集めてきた。

囲み会見では、出久役・田村のほか、爆豪勝己(ばくごうかつき)役の小林亮太、麗日お茶子(うららかおちゃこ)役の竹内 夢、飯田天哉(いいだてんや)役の猪野広樹、轟 焦凍(とどろきしょうと)役の北村 諒、オールマイト(マッスルフォーム)役の岩永洋昭、そして演出の元吉庸泰氏が登壇。まずそれぞれ意気込みを語った。

「初演と言うことで、今日が『ヒロステ』にとって伝説の日になればいいなと思っています。2.5次元作品って今は沢山ありますけれども、この『ヒロステ』を2.5次元作品を代表する作品にします!」(田村)

「約1ヵ月間の稽古期間、スタッフさんと共演者全員で全力で創ってきたつもりです。お客さん全員に本当に楽しんで笑顔で帰ってもらえるような作品になっていると思います」(小林)

「長いようであっという間だった稽古期間も終わり、劇場に入ると素晴らしい照明や舞台セットが用意されていて、本当にたくさんの方に支えられて今日という日を迎えることができました。観てくださるお客様がどんな反応をしてくださるのか、今からドキドキして、とても楽しみです。これから毎公演、全力で命を注いでお茶子を演じ切りたいと思います」(竹内)

「本当に長いようで短い、やることがたくさん詰まった稽古期間でした。カンパニーとして出せる最高の『ヒロステ』が出来上がったので、あとはお客様と一緒に、もうひとつ上のステージへ、”Plus Ultra”の精神でやっていきたいと思います」(猪野)

「怪我なく、最後まで皆さんにヒーローをお届けできたらなと思っています」(北村)

「早く皆さまに、この作品をお届けしたくて仕方ありません。すべてに於いて”Plus Ultra”でいきたいと思います。よろしくねっ!」(岩永)

「一年以上前からの打合せ、試行錯誤の末にようやく幕を開けて皆さまにご覧いただけると思うと本当に光栄です。楽しんでいただければと思います。(舞台では)役者を観ていただきたいと強く思います。この作品を戦って、ずっとアイディアを出し合いながらやってきた誇り高い役者たちです」(元吉)

そんな本作の見どころについて「歌」だと言う元吉氏。この舞台での歌は、気持ちを吐露するような歌ではなく、自らを、世界を、鼓舞していくような歌になっているのだと話す。その歌を全員で歌い上げることは非常に誇り高く、場面作りにも重要なファクターとなっているのだとか。本作の音楽を担うのはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の音楽を担当していることでもその名を知られる和田俊輔氏。ここで演出の元吉氏から熱く語られた歌に、ステージが幕を開けると圧倒されることになる。

また、キャストからは本作の見どころとして、
「『ヒロアカ』の独特な世界観や“個性”の表現」(田村)「個人的にはデクとかっちゃんの気持ちを、心くんと沢山話しながら作ったので注目して欲しい」(小林)「生地もこだわって選んでいただいて、細かいところまで再現されている衣裳」(竹内)などが挙がる。カンパニーが一丸となって作り上げた『ヒロステ』の世界はこうして幕を開けた。

緞帳があがるなり、目の前に現れたのはヒーローたち。そして始まるデクの物語。魂を鼓舞するような歌声が響く中、暴れまわる敵<ヴィラン>、それを押さえようと戦うヒーローたちのシルエット。そこに現れたのは――「もう大丈夫。何故って? わたしが来た!」。そうオールマイトだ。そんなオールマイトに憧れるデクと、そのデクの幼なじみの爆豪。同じ雄英高校を目指していることを爆豪に知られてしまった“無個性”のデクは、ある日、敵<ヴィラン>に襲われてしまう。そのピンチに駆け付けたのは憧れの人、オールマイトだった。デクは思わず訊ねてしまう。「“無個性”でもヒーローになれますか?」と。

答えは哀しいものだったが、オールマイトと別れた帰り道、デクは敵<ヴィラン>に襲われている爆豪と遭遇する。ヒーローがきっと助けに来てくれる。そう思うデクだったが、爆豪を助けに思わず身体が動いてしまう。そこにオールマイトが到着し、爆豪は助け出される。無謀にも身体が動いてしまったデク。小心者で“無個性”の彼の姿を見て気持ちが動いたオールマイトは、デクに告げる。「君はヒーローになれる」と。

その感動的な場面にも、力強い歌声が響く。オールマイトの想いが、デクの意志が、どれほど熱く強いものかを、その歌声が届けていくのだった。無事に雄英高校の試験に合格することが出来たデク。同校の教師となったオールマイトが見守る中、お茶子や飯田、轟らA組の仲間たちと出会う。同じクラスになった爆豪とは相変わらずなデクだったが、ヒーローになるために、受け継いだオールマイトの力とも向き合いながら日々精進を重ねていた。そんなA組に、ある日、凶悪な敵<ヴィラン>たちが襲い掛かる!まだヒーローになるために学び始めたばかりのデクたちA組の生徒たちは、このピンチをどう切り抜けるのか―――!?

「2.5次元を代表する作品に」と田村が言葉にしたように、この「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageは目の前に『僕のヒーローアカデミア』の世界がリアルに息づいている。コミックスを読み、アニメを観て、心が躍ったのと同じく、一瞬も目を離すことができない舞台。幕が開けてから、最後のカーテンコールまでドキドキ鼓動は逸りっぱなし。きっと千秋楽まで“Plus Ultra”。進化していくことは間違いない。

そんな本作は、4月29日の大阪千秋楽公演が全国の映画館に完全生中継されることが決定。さらに千秋楽の翌日4月30日に後夜祭イベントの開催、6月の上海公演が発表されている。彼らの姿を、ぜひその目に焼き付けて欲しい。

Text By えびさわなち


●公演情報
「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage

東京公演:天王洲 銀河劇場
4月12日(金)~4月21日(日)

大阪公演:サンケイホールブリーゼ
4月26日(金)~ 4月29日(月・祝)

大阪・千秋楽ライブビューイング実施決定
4月29日(月・祝)17:00~
会場:全国の映画館 ※開場時間は映画館により異なります。
チケット料金:3,600円(税込)※映画館により特別シートなど追加料金がかかる場合がございます。

一般発売中
詳細はこちら

©堀越耕平/集英社・「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage製作委員会

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