活動継続にメンバーも歓喜!D-selectionsの3rdシングルTVアニメ『賭ケグルイ××』EDテーマ「AlegriA」発売記念インタビュー

小林竜之、澁谷梓希、若井友希、青山吉能、吉岡茉祐というDIVE II entertainmentレーベルの所属メンバーで構成されるユニット、D-selections。これまで2枚のシングルをリリースしてきた彼らが、TVアニメ『賭ケグルイ××』とのタイアップソングを含む3rdシングル「AlegriA」を2月27日にリリースした。リスアニ!WEB初登場となる今回は、実に1年半ぶりにリリースされる新譜を中心に、D-selectionsへの取り組み方、今後の展望を語ってもらった。

――D-selections(以下、Dセレ)としてはリスアニ!WEB初登場となるため、まずはこのユニットへのそれぞれの思いを伺います。若井さん、澁谷さん、青山さん、吉岡さんは、普段のi☆RisやWake Up, Girls!(以下、WUG)としての活動とどういった違いを感じていますか?

若井友希 i☆Risは自由度が高いと思っています。メンバーそれぞれの色や個性が強く、曲の幅も広い。それに比べてDセレはしっかりコンセプトが決まっている印象があります。

澁谷梓希 私は逆かも。基本的に自分はどこにいても変わらないけど、i☆Risでいるとき以上にDセレでいるときのほうが自由度マシマシで。いい意味でまったく気を遣わないでいられるメンバーなので、みんなで喋っていても私ひとりで作業したり(笑)。楽でやりやすいですね……もちろんi☆Risも楽しいですよ!(笑)

青山吉能 私はDセレが大好きなんです。いや、WUGも好きなんですけど。

吉岡茉祐 さっきからフォローしているみたいになってる!

青山 (笑)。WUGはユニットとしての方向性がきっちりと決まっていて7人でひとつのユニットという感じですが、Dセレではそうした枠を抜け出して活動しています。だから普段とはまったく違う私やまゆしぃ(吉岡さん)の姿をWUGファンにも楽しんでもらえるかもしれません。わかりやすいところだとWUGで写真を撮ってもらうときは基本的に笑顔ですが、Dセレでは笑わず、シックな感じですしね。

吉岡 私はWUGではセンターに立つことが多いのですが、センターだと「しっかりしなきゃ」とか「まとめなきゃ」みたいな立ち回りをしてしまいがちなんです。Dセレではそんな意識が一切なく、肩の力が抜けた状態でいられるので違います。一緒にいるときの、ほかのメンバーの見え方が違いますね。

――小林さんはソロ活動をメインに、最近ではアニメ『アイドルタイムプリパラ』のユニット・WITHとしても活躍されていますよね。

若井 どうなんですか? WITHは?

小林竜之 やっぱり男の子と活動するのと、女の子とするのは少し違うなと感じていて……。

澁谷 そもそも男でしたっけ?

小林 一応、男ですよ! 僕はアニソングランプリで合格して、ソロとして活動を始め、最初に挨拶したのが初お披露目の舞台・ANIMAX MUSIXで一緒になったi☆Risだったんです。

若井 覚えてないなあ……(笑)。

小林 いやいや。その後に少ししてWUGの皆さんにもお会いしていたんですけど、そのときはまさかその子達と一緒に歌うなんて思ってもいませんでした。声優の方々と一緒にWITHとして歌うのもそうですけど。ずっとひとりでどう歌うかとかライブで何を話すかとか決めてきたので、最近は純粋に「みんなで助け合えるグループでの活動っていいな」と感じています。

若井 人との交流が得意だもんね。

小林 ひとりより誰かといる方が好きですね。しかもDセレのメンバーとはデビューからずっといろいろなお仕事もさせてもらっているから、気兼ねなく楽でいられるファミリーみたいな感覚です。あとDセレはアーティスティックな部分があるから歌のテクニックの話もできるし、やっていて楽しいですよ。

――なるほど。そんな5人によるDセレが久々に新曲をリリースすることになりましたが、その話を聞いたときはどう感じました?

若井 「Dセレを続けられるんだ!」と素直に喜びました。

澁谷 『賭ケグルイ』第1章のイベントで「第2章をやる際はまたDセレで歌いたいです」と言っていたので、その希望が叶って嬉しかったです。アニメを観てくれている人やリスナーが「Dセレの曲がよかった」と言ってくれたおかげで作れた1枚だと思うので、感謝しています。

青山 私とまゆしぃは2人揃っているときにマネージャーから聞かされたんですけど、私はまたこのメンバーで歌えることが嬉しくて泣きました。

若井 この中で、よっぴー(青山さん)だけ異常にDセレ愛が強いんですよ。

小林 「だけ」って(笑)。

青山 マネージャーにギョッとされました。

吉岡 泣いてる様子を見たマネージャーに、「本当に歌うことになってよかったの?」とか心配されていたよね。

澁谷 Dセレはフェードアウトしがちだから、気持ちはわかる。

若井 いつ終わるかわからない崖っぷちに立っているから。

青山 ステージに立つときはいつもラストライブだと思っていますし。

――ファンだけでなく、メンバーにとっても歓喜の一報だったようですね。その「AlegriA」を一聴した際の印象は?

若井 前作の「LAYon-theLINE」は攻撃的な曲だったけど、今回は一周回って落ち着いて、無の境地に達した感じ。(『賭ケグルイ』の主人公である)蛇喰夢子が滾って盛り上がったあとに「すんっ」てなっているような感覚というか。

小林 僕も最初に聴いたときは「落ち着いたな」と思いました。強い抑揚があるわけでもないし、ソロパートもそんなに多くなくって「上げどころが見つからないな」って。でも、完成したものを聴いたら全然そんなことない。すごく不思議な曲です。

吉岡 今回はアニメ『賭ケグルイ』の第2章の曲ということで、アニメの雰囲気や世界観を知っているからこそ歌に込められたものがあったのかもしれません。

若井 (作詞、作曲、編曲を担当した)TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND(以下、TECHNOBOYS)さんからは、まず「今回も“Y”なんで」と言われたしね。

青山 私も言われました。

澁谷 『賭ケグルイ』の曲を歌うときだけ、Y-selectionsにユニット名を変えてもらえばいいんじゃないの?(笑)

若井 やっぱり第1章のエンディングでYの字(※ 両腕を上に広げた体勢)になって闊歩する夢子のインパクトがすごかったので、今回はイメージしやすかったですね。第2章のエンディングの映像も観ましたが、今回はもう“Y”を超えて“T”くらいになっていましたけど(笑)。

――それぞれ、どのような工夫をして歌われたか教えてください。

澁谷 私はすごく力を抜いて、あえて口の中の空間だけで歌ってるみたいな感覚で歌いました。だから歌っている言葉の裏に隠された深さみたいな部分を楽しんでほしいです。
若井 私はあまり感情を込めないで感じで歌を作って収録に臨んだんですけど、「もっと感情を出して」と言われました。「もっと沼に引きずりこむくらいの感じで」って。だから元々考えていたより抑揚を付けました。

小林 Dセレの曲はこれまで歌ってきたものと違うし、キーの問題もあって結構難しいんです。それでも「LAYon-theLINE」はまだ男らしさを出せたので歌いやすかったけど、今回はみんなと合わせるということだったので本当に大変でした。

若井 「今回のコバタツは天使だから」ってTECHNOBOYSさんも言ってたもんね。

小林 でも結果的には自分で聴いてもどこで歌っているかわからないくらい、みんなの歌声に溶け込めたと思います。特に「余りにも赤裸々な劣情に浮かされ乍ら」とか「得るのは…」辺りですね。

――MVを観ると「ここ、小林さんが歌ってたんだ」と驚く箇所も多いです。残るおふたりはいかがですか?

青山 私は5人の中で最初に歌ったんですけど、少し抑えて歌っていたので「もっと感情を出して」「もっと夢子のことを考えて」と言われました。特に「渇望する魂よ」の落ちるところは「メロディ通りでなくていいから、感情だけで歌って」と言われたのを覚えています。だから「とんでもない歌声がいるな」と思ったらそれは私ですのでじっくり聴いてもらえたら。

一同 (笑)

吉岡 私はほとんど感情を出さず、幸福感や柔らかさを出すよう言われました。みんなの話を聞いているとTECHNOBOYSさんからの指示が全然違うんですね。でも、それぞれの歌声を合わせたときのバランスみたいなものが、TECHNOBOYSさんには最初から見えていたんでしょうね。

――たくさん聴きどころがありますね。少し話を変えて、若井さんは『賭ケグルイ』に皇伊月役として出演されていますが、2章はどんな作品になっていますか?

若井 顔芸も引き続きの見どころですが、今回はとにかく新キャラクターが多いんです。彼らと第1章で登場していたメンバーが戦うのが主になっていて、その中でどう新キャストが『賭ケグルイ』らしい演技をしているか楽しんでほしいです。

――他のメンバーはアニメ『賭ケグルイ』を観られていましたか?

一同 観てました!

澁谷 ドラマも観ていた人が多いですよ。あんなに実写化されてキャストに違和感がなく、面白い作品ってなかなかない。あれだけすごい表情はアニメでしかできないと思っていたんですけどね。

吉岡 役者さんってすごい。

澁谷 アニメのキャストも、顔芸のシーンをやるときは近い顔をするの?

若井 私はしてるし、(生志摩 妄役の)伊瀬茉莉也さんもかなり近い。でも夢子が滾っているときの早見沙織さんもすごいよ。あんなにおしとやかな方なのに「こんな表情するんだ」って驚いた。もう、収録現場はアドレナリンが出まくっています。

――今日もせっかく『賭ケグルイ』関連の曲なので、みなさんの顔芸も撮影しようかと考えていたのですが……。

澁谷 i☆Risは全然オッケーなんですけど。

若井 清楚で売ってる子達がいるんで(笑)。

青山 私たち、変顔なんてしたらモザイクかけられちゃいます。

――ではやめておきます。続いてカップリング「Swingin’ Friendship」ですが、こちらを聴いた際の印象は?

若井 この曲を聴いて、Dセレでライブをやらせてもらえると確信しましたよ。

澁谷 終盤の曲だよね、ラストかアンコールに歌う曲。

青山 (曲に合わせて)手を振る準備なら、すでにできています。

――今までのDセレの曲にはない、肩の力が抜けた雰囲気ですよね。

吉岡 歌っていて楽しかったです。

若井 でも、これまで歌った曲で一番フェイクを入れたかも。しかも「本当に自由にやっていい」と言われたのは、それぞれの活動を入れても初めてだったんじゃないかな。

青山 自由なフェイクって全然わからなくて、難しかった。

吉岡 実はまだ完成したものを聴いていないから、誰のフェイクが使われてるかわからないんですよ。

小林 僕は聴きました。結構友希ちゃん主体だった。

澁谷 やっぱりフェイク先生だから。

――では、ここで完成版を聴いてみましょうか。

若井 最後のよっぴーの「Dセレ最高! 天才!」とか、ず(澁谷さん)の「うるさい!」が入ってない! めっちゃ面白かったから聴いてほしかったのに。

澁谷 それは配信限定とかで出してもらおう(笑)。

小林 TECHNOBOYSさんや(作詞した)松井洋平さんも、最後は「俺たちだけ入れないのは寂しいから」って「イエー!」とか入れてたよね。

澁谷 「Swingin’ Friendship」は、TECHNOBOYSさんがDセレのことを好きでいてくれるからこそ作られた曲かなと思っています。TECHNOBOYSさん、仮歌も少しみんなの真似をして録ってくれているんですよ。

吉岡 ノリノリでね(笑)。

青山 しかもDセレの曲はあまり歌い分けも固定されていない。普段、友希やまゆしぃはメインを歌うことが多いけど、「Swingin’ Friendship」ではハモに回っていたり。Dセレは全員が主役という感じがして素敵です。

吉岡 でもやっぱりこの曲を聴いていると、サビはお客さんも含めてみんなで歌いたいですね。

澁谷 生演奏ありでね。TECHNOBOYSさんはもちろんバンドメンバーに入ってもらって(笑)

若井 やっぱライブやるしかないね。

――最後に「今後、Dセレでやってみたいことは?」と伺いたかったですが、そこはやはり……。

若井 たぶんみんな同じですね、ワンマンライブです。

吉岡 でもワンマンをやるとして、今何曲あるんでしたっけ?

若井 6曲。あとカバーとかも入れたら……。

澁谷 それを全部まとめて、新曲も作ってまずはアルバムだね。そうすれば12曲くらいになるからワンマンライブでも大丈夫なはず。

小林 確かに。

澁谷 まずはベストアルバムみたいなものを出して、それを引っさげて東京だけでなく大阪とかでもライブやりましょう。「東名阪で」と言いたいところですが、それはまだ少し怖いので。

一同 (笑)。

Interview & Text & Photography By はるのおと


●リリース情報
「AlegriA」
NOW ON SALE

【CD+DVD】
品番:EYCA-12219/B
金額:¥1,944(税込)

【CD only】
品番:EYCA-12220
金額:¥1,296(税込)

<CD>
01 AlegriA
02 Swingin’ Friendship
03 AlegriA(Instrumental)
04 Swingin’ Friendship(Instrumental)

<DVD>
「AlegriA」ミュージックビデオ

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