等身大のオトナさとオシャレさを表すための、みっくのこだわりとは? 伊藤美来「恋はMovie」リリースインタビュー

約半年ぶりのリリースとなる伊藤美来のニュー・シングル「恋はMovie」は、最近の彼女の楽曲からはガラリと雰囲気を変えたゴージャスでオシャレなナンバー。21歳の女性らしいオトナさと、彼女らしいかわいらしさが共存した1曲に仕上がっている。またカップリング曲として収録された「all yours」は自身のレギュラー番組を通じてファンと一緒に生み出したナンバーで、こちらでは作詞も手がけている。そんな挑戦含みの本作で、彼女が表現し、伝えたかったこととは?

今の等身大の、伊藤美来のオトナさが味わえる表題曲

──今回の表題曲「恋はMovie」は、前作までとはかなりテイストの違うものになっていますね。

伊藤美来 そうですね。今までのシングルA面曲の中でいちばんポップでハッピーな感じで。「次のシングルどうしましょう?」みたいな話をディレクターさんたちとしていたときに、「今回は、“かわいい伊藤美来”で行きましょう!」みたいな感じになりまして。そこから、いつもとは違うかわいらしさと、21歳の女性が歌う大人っぽさとがあるような楽曲にしたいです……っていう話を経て、ちょっと洋楽チックなリズムの取り方とかもある,オシャレかわいい楽曲になりました。

──たしかに、オシャレというのは今回第一に感じました。

伊藤 でも歌詞を読んでいくと、実はすごくストレートでわかりやすいものになっているんです。今回は「私が自分の恋をプロデュースする」っていうような気持ちが込められた歌詞になっていて、出てくるワードもタイトルにかけて“ミュージカル”とか“ハッピーエンド”といった言葉も散りばめられている、楽しいものになっています。

──“Movie”だというぐらい恋に夢中になっている女の子、という部分も感じられたのですが。

伊藤 完全に夢中になってますね。妄想の世界みたいな自分の世界に入り込んでいるような感じは、すごくあると思います。

──そこから思い浮かんだ主人公像を、歌声でどのように表現されようと思いましたか?

伊藤 やっぱりかわいいだけじゃない大人っぽさというか、恋を楽しんでるような大人の余裕は出したいなと思っていたので、レコーディングのときもかわいすぎずに「恋愛なんて、余裕よ♪」みたいな感じを出せるようにというか(笑)、ちょっとオシャレに歌いました。

──でもサビは本当に楽しそうで、等身大さもかわいさもともに出ているように思いました。

伊藤 ありがとうございます。最初にプリプロっていう仮レコーディングのときに、キーを今のキーか半音下かで悩んでいて。最初はずっと半音下のキーでやってたんですけど、それだといつもよりも大人っぽい感じに仕上がりそうな予感がしたので、今の高さの音で歌ってみたら、「やっぱり、伊藤美来といえばこの音域だよね」みたいになりまして。「サビもすごく明るく聴こえるし、こっちで行きましょう」ということになったんですよ。

──そのほか、歌う際に特に気をつけた部分はありますか?

伊藤 オシャレに聴こえるように、英詞の部分の発音の仕方にはすごくこだわりまして。「Movie」の“vie”とか「Showtime」とか、ネイティブに聴こえるように指導してもらったので、ぜひそこを聴いて「頑張ったんだぞ!」っていうことに気づいてほしいです(笑)。こういうオシャレでリズム感が大事になってくるような曲はなかなか歌ったことがないので、苦労もしましたし歌うまでに練習もたっくさんしたんですけど、うまい具合にできたんじゃないかな?と自分では思っています。きっと聴いている人は、ライブではコールとかよりも、体で乗ったりクラップをしたりして楽しんでもらうような感じになるんじゃないかな、と思います。

──曲の世界観もあって、最初は夜のきらびやかな街を想像したのですが、聴いていくうちに晴れた昼下がりでもアリだなと思って。いろんな想像のできる曲だと思いました。

伊藤 そうなんですよ。Aメロはどちらかというと元気めなハツラツとした表情があって、Bメロになるとちょっと乙女感が増して。で、サビでしっかりと自分の気持ちを伝えて楽しそうになって……本当にいろんな捉え方のある曲だな、と思います。それと今回、レコーディングの前に、楽器の音入れも見学させていただいて。それも初めての経験だったんですけど、「こんなにきれいな音を使ってくださってるんだ」ってすごく感動しました。

──実際演奏されている様子をご覧になると、やはり気分もだいぶ乗りましたか?

伊藤 はい。「ここに私の声が乗るんだ」みたいな想像を膨らませながら見ていたんですけど、それがすごくうれしくて。もちろん今までも歌入れは光栄だなと思いながらやっていたんですけど、「私の楽曲に、こんなに時間を費やして作ってくれてるんだ」っていうのが実感できて、より「頑張ろう!」っていう気持ちになりました。

──サウンド面で、特にお気に入りの部分はありますか?

伊藤 ビブラフォンの音が、「この世にこんな美しい音があっていいのか?」って思うような、夢みたいな音色をしているところですね。私の声と合わさった曲の中でもすごく存在感があって、この曲はこの楽器ありきだなと思うぐらいお気に入りなんです。なのでぜひ、インストも聴いてほしいですね。

──そしてMVも拝見したのですが、また非常に楽しそうなものになっていて。

伊藤 もう、楽しかったです。今までは自然な表情を“撮ってもらう”っていう感じだったんですけど、今回は曲自体が「自分で恋をプロデュースする」っていうものなので、MVでは自分が映画監督になって、自分の思い描く恋愛映画をプロデュースする、っていうものになっているんですよ。なので、ちゃんとカメラを見ながらリップシンクしたり、妄想の中の女の子をたくさん演じたりしています。監督のシーンは、基本的にドヤ感とふざけてる表情しかないんですけど(笑)。

──妄想の中の女の子だと、たとえば序盤のレースクイーンとか……。

伊藤 はい。ほかにもメガホン持って応援しに行ったり、後半にはSF映画チックな雰囲気を演じたり……その妄想映画のタイトルがMV中にバン!と出てくるんですけど、あれはその場でみんなで3分ぐらいで考えたものなんです。「とりあえず、メモしてるシーンが撮りたい」っていうことだったので、そんなにちゃんと使われるとは思ってなかったんですけど、めっちゃ重要なタイトルになってて。「これ、みんな気に入っちゃったなぁ(笑)」って思いました。

──でも英語と一緒に表示されると、サウンドもあってすごくオシャレに見えて。

伊藤 そうなんです。本当にちょっと昔のアメリカの映画のオープニングみたいなんですよね。

──そして今回、ソロのMVでは初のダンスシーンもございます。

伊藤 ファンの方からも「踊ってるのが見たいな」っていうコメントをいただいていたのでその要望にも応えたくて、キャッチーでかわいくて、なおかつちょっと面白い……みたいな個性的なフリをつけてもらいました。ひとりで踊るだけでもすごくわちゃわちゃ感の出る手振り多めの振り付けで、皆さんにもマネできると思うので、ぜひマネして楽しんでもらえたらなと思います。

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