リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2018.04.25

くっすん1stシングル「ハッピーシンキング!」が完成!楠田亜衣奈インタビュー

くっすん1stシングル「ハッピーシンキング!」が完成!楠田亜衣奈インタビュー

――今回のシングルでは、カップリング曲は2曲とも楠田さんご本人の作詞となっています。おそらく今表現したいことを書かれたと思うのですが、まず「会いたいよでも言えないの」はどんなイメージで歌詞を書かれたのでしょうか。

楠田 これは少女マンガの曲です! 私の中では少女マンガがアニメ化した時にエンディングで使われる曲かなと思ってます(笑)。しかも最近ではなくて、ちょっと懐かしい少女マンガのイメージなんですよね。私、少女マンガがすごく好きで、「何が好きですか?」と訊かれた時はずっと少女マンガと答えてるぐらいなんです。電子書籍で300冊以上持ってますし、紙の本も家にたくさんあるので、年間に結構すごい量を読むんですよ。レコーディングの前にも『怪盗セイント・テール』を読んでたぐらいですし(笑)。

――なぜ少女マンガの世界観を歌詞にしようと思われたのですか?

楠田 少女マンガは私にとって当たり前のものというか、私自身を表すものでもあって。いままで何回か作詞させていただいたんですけど、どれも自分自身の気持ちや体験談を書いていたので、今回は初めてフィクションを書こうと思ったんです。それで自分自身ではない女の子のことを書くのであれば、いちばん身近な少女マンガがいいなと思いまして。

――この曲の歌詞では、主人公の女の子が好きな相手にアプローチしようとする過程が描かれてて、いわゆる付き合う前の盛り上がる時期がクローズアップされてますね。

楠田 最初の出会いのところではないんですよね。好きな気持ちに気づく前の段階でもなくて……。私は少女マンガの中でも特にヒロインががんばるお話が好きなんですよ。なので、この曲でも1曲のなかでヒロインを成長させたいと思ったので、最初は「もしや?」と思いながらも自分の気持ちを否定してるところから始まって、最終的には勇気を出して一歩踏み出してみるところで終わるんです。結末は書いてないところがポイントですね(笑)。この続きのお話が続編としてあってもいいかなと思って。

――主人公の態度が最初はツンデレっぽい感じもあって、そこがまた可愛らしいです。

楠田 私、ツンデレの女の子が大好きなんです! ツンデレと言うと萌え系アニメの印象が強いと思うんですけど、ツンデレの女の子って要は素直になれない女の子じゃないですか。自分の気持ちを素直に言葉にできない子って、現実の世の中にはたくさんいると思うんですよ。そういう素直な気持ちを奥底に隠してる女の子のことが、私は単純に可愛いと思うんです(笑)。それに、すごく共感もできるんですよね。

――僕は個人的に『リルリルフェアリル』で楠田さんが演じられてるローズがすごく好きなんですけど、彼女もちょっとツンデレ感ありますよね。

楠田 ありがとうございます。私も大好きです(笑)。素直になれないところはありますけど、負けず嫌いで、頑張り屋さんで、すごく努力家なんですよね。私もいずれはローズちゃんをモデルに歌詞を書きたいなと思ってるので、ピッタリの曲があったらこっそり書こうかなと思います(笑)。

――楽しみにしてます。もう1曲、CDでは通常盤のみに収録されるカップリング曲「やさしいヒカリ」はどんなテーマで歌詞を書かれたのですか?

楠田 これはファンレターのお返事という意味合いで書きました。いつもたくさんファンレターをいただくんですけど、今までお返事を書いたことはないんです。初めていただいた時から、書こうかなと思ったことも何度かあったんですけど、一人に書いたらみんなに書かなくてはいけないし、誰かが特別になるのは絶対に嫌だったので。でも、この曲のメロディを聴いた時に、言葉だけでは伝えきれない想いを、歌だと伝えられるんじゃないかなと思ったんです。歌詞を書く機会も与えていただいたので、今ならファンレターの返事を書けると思って作詞しました。

――その返事にはどんな想いを込めたのでしょうか。

楠田 ファンの方にはたぶん一歩通行だと思われてるんですけど、でもそんなことはなくて。実はファンの方からいただいたお手紙で元気をもらってるので、一方通行じゃないということを伝えたかったんです。それと私の活動を応援してくれることで、「すごく勇気をもらえて私もやりたかったことに挑戦してみようと思います」とか「会社で頑張ってみようと思います」「学校で試験をがんばります」という内容のお手紙をたくさんいただくので、みなさんへの応援ソングにもなればという想いもありました。

――歌詞の<突然の別れに 言葉にできなくて>というフレーズは?

楠田 なかには「自分の生活が忙しくてなかなかライブに行けなくなっちゃいました」と言う方もたくさんいらっしゃるんです。そういう人たちに「私はここにいるからいつでも会いに来てね」という気持ちを伝えたくて。私が会いに行くことはなかなかできないんですけど……会いに来てくれたら会えるから。いつも来てくれてた人が突然来なくなったりして、寂しくなることもあるんですよ。そういう気持ちも入ってます。やっぱり急に会いに来れなくなってしまうと、私からは何もできないので。

――それこそお別れの言葉を交わせるわけでもないですものね。

楠田 そうなんですよ。こちらからは何も言えないけど、この歌に乗せてだったら伝えられるかなあという想いを書きました。

――今のお話で楠田さんのすごくファン想いなところが伝わってきまして、ちょっと泣きそうです。

楠田 泣けますかね(笑)。私もそういうのを思い返しながら歌うとちょっと辛くなっちゃうので、ライブで歌う時はなるべくそういうのを思い返さないように歌います(笑)。

――レコーディングの時は大丈夫でしたか?

楠田 レコーディングの時はそんなにウルッときたりはしなかったんですけど、レコーディングが終わって出来上がった音源を聴いてる時がいちばんウルッてきます……自分の歌で泣くのも変なんですけどね(笑)。「そういえばあの人元気かなあ」とか思い出しながら聴くと、寂しくなったり、切なくなったりして。「でもきっと元気でやってるんだろうなあ」とか思いながら聴いちゃいますね。

――今は会えなくなった人も含め、今まで応援してくれたすべてのファンに向けての手紙だったんですね。

楠田 本当にそうなんですよね。もちろん今ナウで応援して下さってる方もすごく大切ですし、ここまで応援してきてくれた方もすごく大切ですし、どちらの方たちにも届くといいなと思ったので、歌詞はストーリー仕立てにしたんです。あえて片仮名の「ヒカリ」と漢字の「光」で使い分けてるんですけど、漢字の「光」はそのまま照明的な光のことで、片仮名の「ヒカリ」はファンレターの比喩表現のつもりで書きました。

――楠田さんにとってファンレターは、何より光り輝いて見えるものなんでしょうね。

楠田 そうですね。この歌詞を書く時にファンレターを読み返したんです。すごくあたたかくなるけど、希望とも違うし、これをなんて表現すればいいんだろうと思いながら歌詞を書いていくうちに、窓から陽射しが射しこんで光ってるようなイメージが思い浮かんだんです。この曲のタイトルだけを公開してる時点では、みなさんがツイッターとかでどんな曲なのか予想してるのをよく見かけたんですよ……私はそういうのを見るのが結構好きなので(笑)。そのなかには「ヒカリ」がサイリウムのことだと思ってる方が結構いらっしゃったんですけど、私はそれを見てサイリウムが光るものと気づいたぐらいで。あたたかい陽だまり的なものを思って書いたんです。

――楠田さん自身がファンレターを読むとそういう気持ちになるし、それがまさしく「やさしいヒカリ」ということで。

楠田 タイトルも最初は別の案で考えてたんですよ。「Dear」にすれば手紙のお返事みたいになるかなと思ってたんですけど、書いてるうちに違うなと思って(笑)。最終的にパッと思いついた「やさしいヒカリ」にしたんです。今までは歌詞を書き終わった後に悩みながらタイトルをつけることが多かったんですけど、今回は書きながら「これだわー」としっくりきて。こんなことは初めてでした。たぶん歌詞を書いてる時にファンレターをすぐそばに置いてた影響だと思います(笑)。

――たくさんの人に楠田さんの返事が届くといいですね。

楠田 今は離れてしまった方も、ふとしたきっかけで耳にしてくれたらいいなあとすごく思います。でも、それが今からファンになってくれる方に向けてないかと言えばそうでもなくて、いろんな人に届いてほしいですね。

――今回のシングルに収録される3曲で、ご自身が今やりたいことは表現できましたか?

楠田 できました! だからもし次に「歌詞を書いてください」と言われたら「どんな歌詞にしよう?」ってなっちゃうかも(笑)。今のところ、3rdアルバムに収録した「Anniversary」もファンの方に向けてのものだったし、もうそこについては書くことがないかもと思ったりして(笑)。なので、今後はフィクションを交えて書いたり、自分の出演した作品への愛だとか、自分自身の気持ちを書ける作品を作っていこうかなと思います。

――今回は初めてのシングルサイズの作品ですし、時間をかけてゆっくり作られたこともあって、ご自身の作りたいものにできたんじゃないかなと思います。

楠田 たしかにそうかも。アルバムはいろんな遊び要素があって、曲もたくさん入ってるじゃないですか。そこから私らしい曲をピッピッピッと抜き出してシングルにしたイメージですかね。

――今後は夏にツアーも決まってますが、2018年はどんなアーティスト活動を送りたいですか?

楠田 2017年はわりとのんびりやらせていただいたので、2018年はガツガツやりたいと思ってます。すでにライブツアーのスケジュールが結構すごいことになってますけど(笑)。こう……(指をスキップのように動かして)ピョンピョンピョンみたいな感じで、駆け抜けるんじゃなくて、テンポ良く軽快な感じで行きたいです。

――「ハッピーシンキング!」の曲のイメージにもバッチリハマりますね。

楠田 そうですね。楠田の粉みたいなものをたくさん撒きながら、妖精のようにフワフワ~と飛んで行きたくて……。

――フェアリーステップというか……。

楠田 それだ! フェアリーステップで行きたいです(笑)。

Interview&Text By 北野 創


●リリース情報
「ハッピーシンキング!」
4月25日発売

【初回限定盤A(CD+DVD)】

品番:VPCG-82663
価格:¥2,130+税

<CD>
1.ハッピーシンキング!
作詞:こだまさおり 作曲:山崎真吾 編曲:山崎真吾
2.会いたいよでも言えないの
作詞:楠田亜衣奈 作曲:杉森夕栞 編曲:倉内達矢
3.ハッピーシンキング! -off vocal ver.-

<DVD>
2018年2月3日(土) 楠田亜衣奈さんくっすんBIRTHDAY 2018
~COLOR PALETTE SHOW~ <東京公演> @豊洲PITより
1. magic
2. spring heart
3.トドケ ミライ!
4.ラブリージーニアス
5.舞台裏オフショット

【初回限定盤B(CD+DVD)】

品番:VPCG-82664
価格:¥2,130+税

<CD>
1.ハッピーシンキング!
作詞:こだまさおり 作曲:山崎真吾 編曲:山崎真吾
2.会いたいよでも言えないの
作詞:楠田亜衣奈 作曲:杉森夕栞 編曲:倉内達矢
3.会いたいよでも言えないの -off vocal ver.-

<DVD>
1.“ハッピーシンキング!” Music Video
2.“ハッピーシンキング!” Music Video メイキング映像
3.イラストアニメーションムービー「レディスポ」エンディング・ノンクレジット映像

【通常盤(CD)】

品番:VPCG-82346
価格:¥1,111+税

<CD>
1.ハッピーシンキング!
作詞:こだまさおり 作曲:山崎真吾 編曲:山崎真吾
2.会いたいよでも言えないの
作詞:楠田亜衣奈 作曲:杉森夕栞 編曲:倉内達矢
3.やさしいヒカリ
作詞:楠田亜衣奈 作曲:宮崎 誠 編曲:宮崎 誠
4.やさしいヒカリ -off vocal ver.-

●作品情報
イラストアニメーションムービー「レディスポ」
毎週月曜深夜25:20~TOKYOMXにて放送中

●ライブ情報
“3rdライブツアー”
2018年8月4日(土) 名古屋 Electric Lady Land
2018年8月11日(土) 仙台 darwin
2018年8月12日(日) 横浜 Yokohama Bay Hall
2018年8月18日(土) 福岡 BEAT STATION
2018年8月19日(日) 大阪 Banana Hall
2018年9月1日(土) 東京 恵比寿ガーデンホール
※チケット情報など公演詳細は後日お知らせします。

●イベント情報
「ハッピーシンキング!」発売記念イベント
2018年4月25日(水)タワーレコード渋谷店
2018年4月28日(土)HMV&BOOKS HAKATA あるあるcity
2018年4月29日(日)ディスクピア日本橋店、ソフマップなんばザウルス1
2018年4月30日(月)タワーレコード名古屋近鉄パッセ店、とらのあな名古屋店
2018年5月4日(金)アニメイト横浜
2018年5月5日(土)ソフマップAKIBA1号店、AKIHABARAゲーマーズ本店
2018年5月6日(日)HMV仙台E BeanS、アニメイト仙台
2018年5月19日(土)札幌 パセオ

関連リンク

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP