ALI PROJECT「卑弥呼外伝」レビュー

デビュー25周年プロジェクトの第1弾となるシングルは、JAM Projectがコーラス参加。7分にも及ぶ壮大でドラマチック、豪華絢爛なサウンドが展開。

2017年7月7日にメジャーデビュー25周年を迎えるALI PROJECT。これを記念したプロジェクトの第1弾としてリリースされるのが新曲「卑弥呼外伝」。シングルに収録されているのはこの「卑弥呼外伝」のみだが(CDにはMVなどを収録したBlu-rayやDVDを同梱)、悠久の時を超える大河ロマンといったイメージを7分に渡って描いた、一大スペクタクル巨編と呼びたくなるような内容で、ALI PROJECTのアニバーサリー・イヤーを飾るにふさわしい、豪華絢爛な作品に仕上がっている。

「卑弥呼外伝」

タイトルから和のテイストを基調としたサウンドと思いきや、壮大なシンフォニック・サウンドと、異国情緒が漂うエレクトロニック・トラックが融合した楽曲がドラマチックに展開。猛々しく打ち鳴らされるパーカッションと大編成のオーケストラによるサウンドは押し寄せるような迫力で、ハイレゾではそのスケールの大きさに驚かされる。そして、中近東までをも思わせる大陸的な、妖しく舞い踊るシンセのフレーズも刺激的で、期待にたがわずALI PROJECTならではの鮮烈なサウンドが聴く者を惹きつけて離さない、没入感が強い非常に濃厚な楽曲だ。

荒々しさと気高さを併せ持つ宝野アリカのヴォーカルは、まさに火の國の巫女を表わすかのようで、風雲捲き起こる怒涛のサウンドの中、歌声が羽衣のように美しくしなやかにたなびく。語り部というよりも、世界そのものと化したような声の存在感が圧倒的で、優雅にそして情熱的に、広大なイメージを描き出している。今回、JAM Projectがコーラスに参加しており、力強く放射される歌声に宝野アリカのオペラ風の歌唱が絡む、スリリングな後半のパートも聴きどころ。

ALI PROJECT
卑弥呼外伝

Lantis
2017.03.29

FLAC・WAV 96kHz/24bit

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 収録曲

 1.卑弥呼外伝
   作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也

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