GARNiDELiA「SPEED STAR」レビュー

『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』の主題歌となる6枚目のシングル。劇場版のスケールを感じさせるダイナミックなサウンドが展開!

2017年6月17日より全国で公開される映画『劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女』。原作者の佐島 勤が映画のために書き下ろしたオリジナルストーリーが展開されている。

TVアニメ『魔法科高校の劣等生』2期オープニングテーマ「grilletto」に続いて、GARNiDELiAがこの劇場版の主題歌「SPEED STAR」を担当。シングルには主題歌を始め、アッパーなダンス・チューン「Diamond」と、セピア色のニューウェイヴ・ナンバー「Angel’s ladder」を収録している。

「SPEED STAR」

ソリッドなギターと煌めくシンセが“光追い越して”進む意志を描き出す、疾走感あふれるナンバー。ややつんのめったビートに誘発されたかのようにリズムやギターが激しく呼応しながら続き、颯爽としたストリングスがサウンドをさらに加速させる。聴く者に問いかけるように、立ち止まっている者を鼓舞するように、惑いを決意に変え、焦りや不安を打ち破るエネルギッシュな歌声はカタルシスを生み出し、またサビでは強い昂揚感を引き起こす。それは遥か彼方へとともに飛翔しているような感覚だ。“怯えた過去も色褪せる程に”と前に踏み出す勇気を歌詞に込めて、しなやかに歌い上げるメイリアのヴォーカルは星のように輝きを放つ。劇場版のスケールを感じさせるダイナミックな楽曲となっている。

ハイレゾではクリアな空間を切り裂きながら進むギターの音色がひときわ鮮やか。そのギターの荒々しさとは対照的にストリングスは清冽なイメージが伝わり、開放感が一面に広がる。勢いのあるサウンドを構成する音要素やその緻密さがよく理解できる。

「Diamond」

ドラマチックなロック・ナンバーから一転、こちらはマッシヴな4つ打ちトラックによるダンス・チューン。全編に渡って繰り広げられるアシッド・フレイヴァーあふれるエレクトロニック・サウンドが実に刺激的だ。合間に打ち鳴らされるパーカッシヴなビートも鮮烈で、フロアで盛り上がること間違いなしのアッパーな仕上がりとなっている。周りに流されることなく己の意思を表わし、高みを目指して突き進む歌声は力強く、そして気高く華やか。パワフルなサウンドに負けぬ声の存在感が伝わってくる。

ハイレゾではビートなど低域が押し寄せてくるような音の迫力、またエッジの効いたシンセのキレのよさが印象的。音作りにこだわるtokuらしくこの曲も立体的なサウンドとなっており、上下や奥行きを活かした音空間はヘッドホンはもちろんのこと、スピーカーで聴くとなおいっそう楽しめる。

GARNiDELiA
SPEED STAR

Sony Music Labels Inc.
2017.06.14

FLAC 96kHz/24bit

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mora

 収録曲

 1.SPEED STAR
   作詞:メイリア 作曲:toku 編曲:GARNiDELiA

 2.Diamond
   作詞:メイリア 作曲:toku 編曲:GARNiDELiA

 3.Angel’s ladder
   作詞:メイリア 作曲:toku 編曲:GARNiDELiA

 4.SPEED STAR -instrumental-

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