INTERVIEW
2017.08.08
声優・中村繪里子がDJとして出演する、8月12日開催の“リスアニ!PARK Vol.01”にむけて、リスアニ!WEBの特別企画「NAKAMURA IN THE HOUSE!!」が三度復活!
一昨年のDJデビューでは自身の半生をアニソンに乗せ、昨年はラジオ形式でのDJを展開するという、まさに“中村繪里子だからできるDJ”でフロアのみならずアニクラ業界にも衝撃を与えたわけだが、果たして3回目となる今年は……?
今回も講師として、アニメーションラボラトリー(アニラボ.)所属のchefoba(シェフオバ)さんをお迎えして、きたる“リスアニ!PARK”に向けて意気込みを語ってもらった。
またリスアニ!WEBでは、当日中村繪里子にかけてほしいアニソンを絶賛募集中!
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――8月12日の“リスアニ!PARK Vol.01”開催まで、いよいよ1週間を切りました!
中村繪里子 フゥ~!(笑)。あっという間ですね!
――現時点での予報では今のところ……晴れ、だそうです!
中村 おお~!
chefoba よかった!
中村 屋内とはいえ、楽しい気持ちで会場まで来てほしいですからね。当日まで晴天を願いましょう!
――さて、中村さんは昨年のLIQUIDROOMで開催された“リスアニ!ナイトVol.07”以来、1年ぶり3回目のDJですが、今回はところ変わって新木場STUDIO COASTになります。
中村 大きいよう!(笑)。ただ一昨年のLIQUIDROOMでのデビューDJは大変だねっていろんな方から言われたんですが、あのときは大きいぶんステージも大きかったんですよ。私がイメージするDJって、本当フロアとすごく近い距離だったんですけど、“リスアニ!ナイト”はハコが大きいぶん、気持ちのうえで少しゆとりはあったんですよね。
――なるほど。狭いハコだったらもっと緊張していたかもしれないと。
中村 で、そのなかでDJをして、まず途中で音を止めてしまうということをしてしまい。でもそこでたくさんの人たちが助けてくれたというか、次の曲までの繋ぎのフレーズを「歌って、みんな!」ってなって(笑)、皆さんが声を合わせて合唱してくださって。ある意味曲から曲という繋ぎ方じゃなくて……。
chefoba お客さんを経由して繋ぐという。
中村 そうそう! 生の繋ぎだっていうのはあの場だからできたのかなって感じました。
――ある意味DJをやるにあたっての緊張や失敗はひと通り経験されましたよね。
chefoba 僕もいまだに止めたりしますから大丈夫です(笑)。そういう、何かしらトラブルがあるというが経験して想定できるのであれば大丈夫だと思います。「あらかじめこうなるかもしれないから、しゃべること考えておこう」とか、そういうのは大事ですね。
中村 あと、リスアニ!という名前のイベントに来てくださるお客さんがみんなあったかい! これがすごいなと。アニソンという大きなみんなで楽しもうという文化がそうさせるのもあるんですが、みんなで助け合う、みんなで楽しみ合うというのに満ちているというのはすごく感じますよね。
――そのなかでの中村さんのDJですが、一昨年の“リスアニ!ナイトVol.06”では中村さんのバイオグラフィーに音楽がリンクするような、まるで披露宴で流すスライドのようなセットになり……(笑)。
中村 生い立ちからこんにちまでの私をね(笑)。
――昨年の2回目はなんとラジオ形式でのDJという。
中村 DJといってもいろいろあるだろうと思って(笑)。
――その発想は中村さんぐらいですよ(笑)。
中村 もちろんアニソンDJのなかで、ではあるんですけど、1回目は“私だからできること”というのが大きなテーマになっていたんですよね。2回目もそこはなるべく崩したくないなって思って。アニソンDJと私だからそこで何ができるかということで、声優でもあるけれど、私はラジオ・パーソナリティの側面も年々大きくなってきているので、そこでラジオ、そして公開録音はどうだと(笑)。
――あれはまさにラジオでしたね。
中村 それも初めて皆さんからリクエストというかたちを募って、そこに皆さんからのメッセージを添えてくださいねってなったときに、「これってふつおた……?」って(笑)。しかもラジオをやるというのは当日まで伏せていて、勘の良い方はわかるかと思いますが、まさか本当に「NAKAMURA IN THE RADIO!!」という架空のラジオ番組、しかも公開録音をですイエィ! というのは(笑)。
中村 自分自身がアニソンのアーカイブをどれだけ持っているだろうと思ったときに、まずchefobaさんや澄川さんもびっくりするぐらいアーカイブを持っているじゃないですか。曲数だけじゃなく、「この曲が来たからこの曲にしよう」とかも頭に入っている。でも私は物量がそもそもがない、じゃあ皆さんのアーカイブを私と直結できたらと思って、リクエストというアイデアが生まれたんですね。
chefoba ソーシャルですね(笑)。今の時代っぽいです。
――例えばリクエストを送ってくださる方の多くは、普段から中村さんのラジオを聴いている方なので、おたよりもラジオ的なんですよね。でもそれ以外でも、例えば当日“リスアニ!PARK”に遊びに来てくださる方も、参加したほうが面白いと思うんでよね。
中村 そうなんですよ。あとはやっぱり皆さんがどういうものを聴きたいんだろうってダイレクトにわかるので。限られた時間やテーマで、すべての曲を満遍なくかけるというのは難しいんですけど、「この人は2017年の8月12日のために思いついてくれたんだ」っていうのは大きな財産になると思いますし、またそれが次に繋がっていくものだなと思います。
――さて、気になるのは“リスアニ!PARK”でのDJがどんなものになるのか、ですが……これは今回も当日のお楽しみに、ですね。
中村 そうなんですよ。ただ、とりあえず三部作っていうじゃないですか。
chefoba おっ、集大成ですか?
中村 そうそう(笑)。中村繪里子がDJをやらせていただくにあたっての3つの指針の最後、というか……。もし、4回目の機会があったら、平たいかたちでDJプレイをするかもしれない。そこに行くためにどうしてもやり残していることがあるというのが今年なんですね。
――おおっ、これは大きなヒントですね。
中村 もし逆に今年じゃなきゃだめなのかなって。新木場でやることだったりとか、あとは来てくださる皆さんが「来たい」と思う動機となるラインナップってあるじゃないですか。その誰と今年を楽しめているかというのも大きいと思うんですよ。そのなかで中村繪里子だったら、「これやっときたい!」っていうのがあって。いつも素晴らしいDJをされるかたもいっぱいいて、あと初めてご一緒する方もたくさんいらっしゃって、その方たち誰とも被らないものをやりたいというか。
――そこは間違いないですね。
中村 どなたのプレイでも同じものはないんですけど、そのなかで声優・中村繪里子がアニソンDJをやらせていただくのなら、というものでの今回は最後の弾かなと。これやっといたらあとはなんでもできますよね?
chefoba できます! とにかく今回も新機軸ですよ。
中村 それは3年前のデビューがあって、2年目のときにラジオのかたちをやらせていただいたから、ラジオを改めて考えるということができたので、今回のコンセプトが生まれたのかなって。
――ますます当日が楽しみですね!
中村 もしも、このかたちがこけたらなかったことにして(笑)。「ごめーん! なかったことにして!」って(笑)。
chefoba そのときは4回目が3回目になるだけです(笑)。
中村 あと、私の周りでもDJプレイにはなかなか技術などでは難しいんですけど、プレイすることに関わりたい、その場にいたいっていう方たちがいっぱいいて。そう思ったら新しいアニソンDJの見せ方というのがもしかしたらできるのかなって。「みんなこれやればいいじゃん!」ってできたら楽しいかなって……でもめっちゃ大変ですよ(笑)。
――一当日は、一昨年から始まった中村繪里子DJ計画も、ひとつの集大成が見られるかもしれませんね。
中村 私とchefobaさんとのコラボでもあるし、リスアニ!PARK今回だからこそできるコラボでもあると思うし、あとやっぱり皆さんとのコラボでもあると思うんですよね。ぜひ皆さんのお力で成功に導いてもらえたらなって思います。みんなが盛り上がれば成功になりますよね!
chefoba 出るからには優勝ですよ!
中村 そうだそうだー!(笑)。
chefoba というか3連覇を狙いましょう!
中村 ここだけで言っているだけの話ですけど(笑)。
<中村繪里子 プロフィール>
『アイドルマスター』シリーズの天海春香役、『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~』風郎太役、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』桐生美影役ほか、数々のアニメ、ゲーム作品に出演する声優。
また多くのラジオ番組に関わっており、今年4月からはアニメ情報番組「パワーボイスA」でパーソナリティを務めている。
<chefoba(シェフオバ) プロフィール>
中学生で初めてユーロダンスに出会い、高校1年生でターンテーブルを手に入れてから、トランス、ハウス、ブレイクビーツなど様々なジャンルの現場を転々と巡る。現在はアニソンDJグループ“AniLab.”に所属し、秋葉原MOGRAで毎月第一土曜に開催されるANISON MATRIX!!を中心に、これまで培ってきた知識や感性を、アニメ・ソングのDJというスタイルに落とし込むプレイを展開する。また、ベース・ミュージックに特化したネットレーベル“Lowfer Records”の主宰も務め、自身も作曲活動など音楽への多角的なアプローチの仕方を日夜模索し続けている。
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■アニメーションラボラトリー HP
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