次々飛び出す“神ライブ”は、最高のプリスマスプレゼント！ “プリパラ クリスマス☆ドリームライブ2016”レポート

2016年12月25日、舞浜アンフィシアターにて“プリパラ　クリスマス☆ドリームライブ2016”が開催。作品も3年目に突入し、『プリパラ』単独としては2度目のクリスマスイベントは、昨年とはガラリと趣を変えてほぼライブ一本で勝負する、濃密なライブイベントとなった。本稿では、その昼の部の模様をお届けする。

過去最大規模の“プリスマス”は、ライブで勝負！

それもそのはず。この日ステージには、真中らぁら役：茜屋日海夏、南みれぃ役：芹澤優、北条そふぃ役：久保田未夢、東堂シオン役：山北早紀、ドロシー・ウェスト役：澁谷梓希、レオナ・ウェスト役：若井友希、黒須あろま役：牧野由依、白玉みかん役：渡部優衣、ガァルル役：真田アサミ、黄木あじみ＆ジュリィ役：上田麗奈、北条コスモ役：山本希望、紫京院ひびき役：斎賀みつき、ファルル役：赤﨑千夏、緑風ふわり役：佐藤あずさ、真中のん役：田中美海、月川ちり役：大森日雅、太陽ペッパー役：山下七海、赤井めが姉ぇ役：伊藤かな恵といった総勢18人のキャスト陣、そしてPrizmmy☆とプリズム☆メイツが立ったのだ。これほどまでに広がった『プリパラ』の世界に観客を誘うには、もうバラエティコーナーなど必要ないのである。

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開演後、まず紹介VTRを背負って登場したのはPrizmmy☆。昨年のプリスマスで初披露した「LOVE TROOPER」を、より磨き上げたスタイリッシュな形で披露。そしてセンターステージへと移動し、どんな会場でも一発でアゲられるキラーチューン「Jumpin’! Dancin’!」を続ける。ステージの縁まで行って最前のファンを巻き込みながら、いつまでも4人を見ていたくなるようなキレのあるパフォーマンスが続く。バックにしたメインステージにはプリズム☆メイツを従えつつ、ラスサビ明けにはステージいっぱいを駆け回って、最後まで盛り上げきってくれた。のちのMCでも告知されたが、3月いっぱいを持って解散する彼女たちのラストライブが、2017年3月30日に新宿ReNYで開催される。彼女たちの最後の勇姿となるフルライブも、ぜひチェックしていただきたい。

さて、改めてスクリーンに映し出されたのはクリスマス当日にふさわしい光り輝く雪空。それを背に、SoLaMi Dressingの6人がセンターステージからせり上がりで登場。3rdシーズン1stOPテーマ「Ready Smile!!」を披露する。Aメロソロパートに「ぷり♪」を織り込むみれぃを筆頭にそれぞれが歌声にパフォーマンスにキャラらしさを織り込みつつも、生ハモも含めてテクニカルな面でもしっかり魅せてくれる。加えて、Dメロでの「Crystal rainbow!!」の大合唱では会場に一体感ももたらし、2016年のプリスマスのOPテーマの役割を十二分に果たしてくれた。

そしてめが兄ぃ(CV：諏訪部順一)のナレーションとともに、キャラのチームごとに出演者が紹介され、ステージ上に登壇。“プリパラ舞浜支部”に、続々とアイドルたちが集っていく。ナレーションを受けて、「かしこまっ！」をキメたらぁらが全出演アイドルをバックにこの日のライブの開会宣言を行えば、いよいよライブが本格スタートする。

トップバッターを飾るのは、SoLaMi♡SMILE。久方ぶりの披露となる「Pritty Prism Paradise!!!」に歓喜する客席の“プリパラアイドル”たちからは、冒頭から完璧なコールが返ってくる。1サビ明けの各人の「イエス！」のコールも、キャラに入った三者三様のものだった。続けて3人はこの会場の特徴・円形のセンターステージへ移動し、3人での最新曲「トライアングル・スター」へ。冒頭の3人一斉でのジャンプの高さはらぁらがいちばん高く、曲中の指差しなどの魅せ方はみれぃがぱ～ふぇくと。そふぃも前曲からパフォーマンスのダイナミックさが際立っており、それぞれのこの日の魅力がハッキリと出た1曲となった。

続いては、DressingPaféの出番。3人のセリフのナレーションを経て、こちらも久しぶりの「CHANGE! MY WORLD」からスタート。Bメロでの三位一体ぶりなどで息も合いながら、冒頭からのシオンのキレっぷりにレオナのキュートさ、そして間奏でのドロシーの的確な会場への煽りと、それぞれの個性が高いバランスで成り立っているさまを見せてくれた。さらにセンターステージに移り、今度は最新曲「ラン♪for ジャンピン！」を披露。こちらでもシオンの、エアギターのフリは冴え渡る。ともにステップ数の非常に多い2曲となったが、それに臆することなく3人は駆け抜け、再びメインステージへ。

すると「Love friend style」のイントロ、オルゴールの音色をバックにらぁらが登場。袖からみれぃ・そふぃも合流し、6人揃うと会場は大盛り上がり！　センターステージに移るとほとんどのメンバーが駆け回って客席近くで躍動していたが、そふぃだけは彼女らしくゆっくりと客席へ歩み寄り、座って手を振っていたのが印象的。そうしたキャラらしい振る舞いもさることながら、もちろんダンス自体のクオリティも高い。テンポも速く難しいフリにもかかわらず、ステップやジャンプの高さをきっちり揃え、SoLaMiDressingの6人としてのステージを展開してくれた。