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2014.10.02

9月27日に開催された、サイキックラバーの全国ツアー“RAISE YOUR HANDS Ⅱ”ファイナル公演の公式レポートが到着!

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9月27日に初台DOORSで開催された、サイキックラバーの全国ツアー“RAISE YOUR HANDS Ⅱ”のファイナル公演の、オフィシャル・レポートが到着した。

【“RAISE YOUR HANDS Ⅱ”東京公演 オフィシャル・レポート】

9月に発売した最新LIVE DVD『サイキックラバーLIVE 2014″BRAVE THE STORM”』を手に行われたサイキックラバーの全国ツアー“RAISE YOUR HANDS Ⅱ”。そのファイナル公演が、9月27日(土)に初台DOORSで行われた。熱狂と興奮渦巻いたその日の模様を、ここにお伝えしよう。

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荘厳かつスペイシーなSEに乗せ、ゆっくりと姿を表したメンバーたち。YOFFYに至っては、舞台上で伸びをする余裕さえ見せていた。
ライブは『デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち』の挿入歌「タギルチカラ!」から幕を開けた。荒々しく、力強い演奏か炸裂。触れた人たちの気持ちをうれしく武者震いさせてゆく高揚ナンバーだ。誰もが、身体中にたぎる力を振り上げる拳に変えて舞台上のメンバーたちへぶつけてゆく。一瞬にして一体化したライブを作りあげたサイキックラバーの面々。エナジー籠もった拳を大勢の仲間たちが振り上げていた様は、最高の風景だ!
高ぶった場内の空気へ、さらに熱気を注ぐよう流れ出した「SAVE MY SOUL」。激しくドライブしてゆく演奏が、どんどん気持ちを熱くかき立ててゆく。もはや、騒がずにいれますか状態。YOFFYの雄叫びも、誰が止められようかっ!

「特撮好きかー!アニソン好きかー!胸の導火線に火をつけろよー!」

スケールあふれるシンフォニックな演奏が場内に広がり出した。『タイタニア』のEDテーマ「LOST IN SPACE」が描き出したのは、演奏が進むごと感情を熱く熱く高揚させてゆくハードシンフォニックなドラマ。客席の人たちも身体の疼きが止まらない。その高ぶる気持ちを、誰もが拳に込め、舞台上へ返してゆく。熱狂する様を見ながらテクニカルなギタープレイを見せてゆくIMAJO。歓喜導くロックなドラマ。その興奮と熱狂を「LOST IN SPACE」が作りあげていた。
「東京に集まった冒険者たちよ、でっかい声で聞いてくれ!」と叫んで奏でたのが、『轟轟戦隊ボウケンジャー』のEDテーマ「冒険者 ON THE ROAD」。雄大ながらも、口ずさみたくなるキャッチーさを備えた楽曲のように、いつしか誰もがクシャクシャの笑顔を浮かべ、YOFFYの歌に掛け合う形のもと、拳を振り上げ歌っていた。いいよね、このひとつに溶け合い熱唱と熱狂していく様が。
沸き上がる歓声。その興奮へさらに熱気を注ぐよう、荒々しくシンフォニックな音の波が襲いかかった。雄大な、とても力強い躍動性を持ったハードナンバー「Prisoner」だ。感情をうれしく激しく揺さぶる演奏に乗せ、力強く拳を突きあげてゆく観客たち。むしろ、天へ向けた拳を振り降ろす理由なんかない。ただただサイキックラバーの呼びかける熱気に、同じよう熱狂で想いを返していくのみ。それが、この日唯一の楽しむためのルール!

「サイキックラバーヴァージンも、10年以上追いかけてくれたストーカーも、一緒に混じりあって楽しもう!」

YOFFYの歌に掛け合う形で、誰もが笑顔で歌い出した。『カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編』のOPテーマ「Vanguard Fight」だ。熱狂しながら歌の掛け合いをしてゆく様が、最高に楽しい。疾走感も満載だ。カラッと開放的なアメリカンハードロックのテイストをたっぷり満載したこの曲こそ、まさにサイキックラバーの真骨頂。一緒に歌い騒ぎ出すや、身体がどんどん火照ってゆく。何も恐れない熱狂を、この歌が届けてくれた。
一転、厳かな空気が場内中に流れ出した。沸き上がる感情に身を委ね、情熱的に歌いあげてゆくYOFFY。ミッドバラードながらも、IMAJOの奏でる旋律には音のドラマが紡ぎ出されている。『ウィッチブレイド』の挿入歌「鼓動 -Get Closer-」が描き出した哀切な風景。それまでの熱狂を一変させてゆく緩急のドラマが、むしろ振れた人たちの心を奪っていた。
IMAJOのエッジの立ったギター演奏が響き出した。次々と爪弾き出される音色がキャッチーさがゆえだろう。とてもスリリングでハードエッジなインスト演奏にも関わらず、IMAJOのギターのフレーズの数々が耳を捉えてゆく。そんなテクニカルな演奏冴え渡るドラマチックなインスト・ナンバーを奏でたうえで、舞台は、次の熱狂を生み出すステージへ……。

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ハイパーなデジタルビートが鳴り響き出した。一転、IMAJOのギターが唸りを上げると同時に、演奏は『爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア』のOPテーマ「超!最強!ウォーリアーズ」へ。魂を熱く歓喜させてゆく、激しくも疾走性満載な楽曲だ。ふたたびうれしいくらいに武者震い出した感情。ウズウズした魂の疼きが止まらない。ともに騒ぎたてなきゃこの興奮は治まらない。無邪気にはしゃぐって、きっとこういうことだよな!

「これからは、アニソン界のアイドルとして正々堂々と」と宣言したのは、YOFFY。

スリリングな変拍子の演奏に、瞬時にして耳が虜に。『ウィッチブレイド』のOPテーマ「XTC」が導き出したプログレッシブでハードエッジな演奏。なんて凛々しく心地好い緊張生み出すドラマなんだ。ヤバいくらいに気持ちが痛く、熱く掻きむしられてゆく。開放的な演奏を届けるサイキックラバーも魅力だが、この手の、スリリングさ生み出す演奏も、聴き手のハートや身体を虜にしてしまう大切な魅力だ。
流れ出したのが、荘厳かつ雄大な景観描き出す『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』のOPテーマ「GAIKING」。スケール感あふれながらも熱さを携えた楽曲を通し、場内中の人たちを雄々しく包み込んでいたサイキックラバーの面々は、続いて美しい鍵盤の旋律を背に「Precious Time, Glory Days」を歌いだした。高揚した演奏が、触れた人の魂にエナジーを注ぎ込んでゆく。YOFFYの歌に合わせコールを返してゆく大勢の観客たち。ひとつに溶け合ったその風景が素敵じゃない。

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IMAJOの奏でるアコースティック・ギターの音色に乗せ、ゆったり高らかに歌いだしたのが「ALWAYS」。ここまで激しくスピーディな楽曲たちばかりを叩きつけてきただけに、一風の爽やかな風を送り込むこの曲が、ハートフルな想いの歌として胸に響いてきた。とても温かい曲のせいか、胸がキュッと締めつけられる想いも。きっとそれが歌の持つマジック。サイキックなラバーソウルなのかも知れない。演奏が終わっても止まない拍子が、それを物語っていた。

「サイキックラバーは毎年革命的な曲をリリースしています。今年も革命を起こしました。それは昭和の死語を蘇らせるっていうね」と語り、YOFFYいわく超絶灼熱なハードロック・ナンバーである『超爆裂異次元メンコバトル ギガントシューター つかさ』のOPテーマ「ギガントシューターだっちゅーの!」が炸裂。♪だっちゅーのギガロシューラァー♪♪目からビーム ギガロシューラァー♪と高らかに歌い上げてゆくYOFFY。IMAJOのギターも、気持ちを奮い立たせる躍動的なフレーズを次々と奏で、場内に灼熱の空気を注ぎ込んでゆく。ライブも後半戦。限界など気にすることなく、ここから一気に熱狂しまくれば、それでいい!
「だっちゅーの!」コールに続き、武者震い立つハードドライブ・ナンバーが飛びだした。『特捜戦隊デカレンジャー』の挿入歌「SWAT ON デカレンジャー」だ。往年のハードロックなテイストを持った楽曲という理由もあるのか、誰もが疾走する演奏に合わせ身体を大きく揺らし、唸りを上げた演奏へうれしそうに溺れていた。

「皆さん一緒に夏を感じようぜ!」。この曲が流れ出すと、一瞬にしてその空間が常夏の夏色に染まってゆく。カラッと弾けた「RAISE YOUR HANDS!!~Reach for the sky~」の演奏に合わせ、会場中の人たちが手にしたタオルを振り回し、舞台上へ想いをぶつけだした。ここからまた熱狂が始まる。これまで以上の熱いエナジーを客席へ注ぎ込んでいった「RAISE YOUR HANDS!!」。そして……。
軽快に流れる演奏に合わせ、会場中の人たちが手拍子やジャンプを繰り返してゆく。サイキックラバーのライブには欠かせない、場内中の人たちが気持ちをひとつに笑顔を作りあげてゆくナンバー「JUMP!」だ。♪ラーラーラー♪と、手を揺らしながら延々と続いてゆく合唱。YOFFYも、モニターに座り歌いかけたりと、とてもフレンドリーな姿のもと、心地好く身体を揺らし、飛び跳ねる観客たちと笑顔の握手を交わし続けていた。

本編最期に登場したのが、お馴染みの戦隊ナンバー!♪チャンチャンバラチャンバラー♪の大コールが巻き起こった『侍戦隊シンケンジャー』のOPテーマ「侍戦隊シンケンジャー」だ。会場中の人たちが、お馴染み、刀を振りまわすポーズをしながらYOFFYとともに熱唱すれば、コールも入れてゆく。もちろん最後の決めホーズの「あっぱれ!」だって、みんながひとつになりバッチリ決めていた。誰もがサイキックラバーのメンバーとなりシンガロングしてゆくこの光景こそ、戦隊ナンバーの醍醐味。サイキックラバーのライブで味わえる至福のひととき。まさに、この熱狂と興奮は「あっぱれ!」だぜっ!

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「みんなの声に応えて清く正しく1から5まで数えたいと思うんだけど」。その言葉に合わせアンコールで流れ出したのが、サイキックラバーのライブには欠かせない超熱狂炸裂ナンバー『特捜戦隊デカレンジャー』のOPテーマ「特捜戦隊デカレンジャー」だ。「ワン!」「ツー!」の掛け声に合わせ、歌を重ねていくYOFFY。対してYOFFYの歌にコールを入れてゆく観客たち。互いが求め愛(あい)、高め愛(あ)ってこそ、作り出されるこの高揚こそ楽曲としてあるべき姿。むしろサイキックラバーの曲は、観客たちの掛け合いの声や合唱してゆく歌声も重なってこそ、あるべき形になる。こうやって、舞台上と客席が気持ちをひとつに歌い熱狂してゆく様を見ていると、改めてその意味を強く実感させられた気分だ。
最期の最期は、「ライキックラバーラバー」の掛け合いが巻き起こった「サイキックラバーのテーマ」だ。軽快にファンキーに弾けた演奏の上で、思いきり拳を振り上げ、熱狂の祭りの風景が描き出されていた。そう、祭りなんだよ、サイキックラバーのライブは。音頭を取るサイキックラバーのメンバーのリードに合わせ、その場に参加した人たちが一緒に心を開放し、無邪気に暴れまくってゆく。その楽しさを2時間に渡って遊べるからこそ、何度も彼らのライブに足を運ぶ人たちが出てくるわけだ。
ライブ本数を重ねるごと、確実に動員が増え続けているのも、サイキックラバーのライブが生み出す、一緒に大騒ぎしていける演奏に乗せ、童心に戻り、一緒に歌いはしゃいでゆくリアルカラオケ気分を味わえるから!?なのかもしれない。次のライブの便りも、楽しみにしているよ。

Text by 長澤智典

“RAISE YOUR HANDS Ⅱ”
2014.09.27@東京・初台 LIVE-BAR-The DOORS

<SET LIST>
タギルチカラ!
SAVE MY SOUL
LOST IN SPACE
冒険者 ON THE ROAD
Prisoner
Vanguard Fight
鼓動 -Get Closer-
超!最強!ウォーリアーズ
XTC
GAIKING
Precious Time, Glory Days
ALWAYS
ギガントシューターだっちゅーの!
SWAT ON デカレンジャー
RAISE YOUR HANDS!!~Reach for the sky~
JUMP!
侍戦隊シンケンジャー
-ENCORE-
特捜戦隊デカレンジャー
サイキックラバーのテーマ

■ライブDVD リリース情報
『サイキックラバーLIVE 2014″BRAVE THE STORM”』
発売中
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価格:¥4,800+税
品番:COBC-6662
日本コロムビア
<収録曲>
1.Overture 
2.Break your spell
3.Don’t Give Up!!
4.LOST IN SPACE
5.Eternal Flame ~永遠の炎
6.Prisoner
7.FLASHBACK
8.タギルチカラ!
9.Rewrite
10.Vanguard Fight
11.BIG BANG
12.Instrumental ~Drum Solo
13.ギガントシューターだっちゅーの!
14.RAISE YOUR HANDS!!
15.Card of the Future (with Suara)
16.Now and Forever (with Suara)
17.XTC
18.デカレンジャーアクション
19.キョウリュウゴールド!いざ!!
20.特捜戦隊デカレンジャー
[encore]
21.RAISE YOUR HANDS!!
22.侍戦隊シンケンジャー

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