【『Wake Up, Girls! 続・劇場版 前後編』9月・12月公開記念 Wake Up, Girls! 全部見せちゃうぞ!】第6回 奥野香耶 インタビュー

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偉大な先輩たちの背中への憧れ

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──作品の話に入る前に、菊間夏夜の紹介と、今までに感じた変化などについて教えて下さい。

奥野 菊間夏夜はWUG!のメンバーでは一番年上で、未夕との組み合わせではボケツッコミのツッコミ担当です。普段は強めな感じの子で言葉が荒かったりもするんですけど、最終的には優しい言葉を掛けてくれたり、背中を押してくれたりする優しい子です。勝負事が絡むと本気になりすぎる子供っぽいところはあるんですけど、基本は年上らしいしっかりした女性です。彼女の変化は、最初はなんとなく流されるままに生きている子だったのが、WUG!ってアイドルに加わることになって。最初はそれもバイト感覚だったのが、だんだん自分がやりたいことに変わっていって、前向きに生きるようになったと思います。

──いよいよ続劇場版後篇『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』が公開直前です。今の心境はいかがですか?

奥野 後篇で、私すごくジーンとくるエピソードがあるんです。それを早く皆さんに見てほしいなと思っていたので、早く公開して!という気持ちです。

──ジーンとしたシーンというのはどんなですか?

奥野 丹下社長とサファイヤ麗子さんのやりとりがすごく素敵なんです。どんなお話をしてるかは劇場で見てください(笑)。サファイヤ麗子さんって、『Wake Up, Girls!』のアニメの一番最初に名前が出てきたキャラクターなので、それがこんな風に関わってくるんだって驚きました。そういう物語の構成も楽しいし、サファイヤ麗子さんのキャラも大好きなんです。

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──後篇の収録で、何か印象に残っていることってありますか?

奥野 サファイヤ麗子役は佐久間レイさんなんですね。丹下社長役の日高のり子さんと佐久間さんが演じていらっしゃる後ろ姿を見ていて、こんな素敵な大人の女性の役者さんたちがいて、こんなお芝居をされているんだな、なんだかすごくいいなと思いました。自分も、いつかこんな素敵な背中の役者さんになれたらいいな、それまで演技を続けていけたらいいなと憧れました。

──日高のり子さんと佐久間レイさんは『トップをねらえ!』やそれ以前からの盟友的な関係ですから、20年、30年といった付き合いだと思います。たとえば『Wake Up, Girls!』の仲間と20年後に共演とか、イメージできますか?

奥野 まずそのときまで続けていられるのかなぁ……(笑)。でも続けていけたらいいし、そんなことがあれば素敵だなと思います。

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──後篇の夏夜絡みのシーンで印象に残ったところはありますか?

奥野 夏夜が「後悔しないの?」という台詞があって、それが後篇の予告映像にも入ってるんですね。その台詞でなんだか感動しましたって手紙をいただいて、台詞だけでも伝わるものがあるのかな?と思いました。その台詞を言われる側の子の心をちょっとえぐるような厳しい言葉なんですけど、それを思ったままにはっきり口にするのは夏夜らしいなと思いました。

──高木さんがよく、続・劇場版ではかやみゅーの距離が近づいてうれしい!と話してますね。

奥野 私ももっと仲良くなってるなーと思ってうれしかったです。演じてる私たちも、今みゅーとまゆしぃと私でラジオをやっているんですけど、みゅーと私がタッグを組んでまゆしぃをいじるような感じになっているので、2人の息が合ってきた気がします。キャラも自分たちも距離が近づいて、かやみゅーいいなって思います(笑)。

──夏夜と言えば実波には甘々ですが、奥野さん的に後篇のみにゃみはどうですか?

奥野 みにゃみはほんとーにかわいいですね……。みにゃみが泣いちゃうシーンがあるんですけど、泣いてる姿があんまりかわいすぎて、泣き顔がもっと見たいって思っちゃいました(笑)。伝えたいことがあって頑張ってるんだけど涙がこぼれる感じがかわいいなーって思いました。

──泣き顔が見たいんですか。

奥野 私、かわいい子が泣いてる姿って好きなんです。かわいっ!ってなります。

──現実でメンバーが泣いてることもありますけど、そういう時はどうですか?

奥野 美海が泣いてたときは、ほんとうにかわいそう~~、う~~ってなりました。みにゃみ~って感じです。すごくかわいいから。

──夏夜にとって実波が特別なように田中さんもちょっと特別なんですね。

奥野 特別です! 美佑が泣いてたら泣いてるーおもしろーいって思います(笑)。

──後篇のライバルたちで印象に残っているユニットやキャラクターっていますか?

奥野 ナマハゲーズ!「男鹿ナマハゲーズが帰ってきた!」と思いました。頭振るのはちょっと怖いけど、ライブ楽しそうだなと思います。あと私秋田好きなんです。岩手の盛岡出身なんですけど、ちっちゃい頃、よく車で秋田まで遊びに行っていたんです。犬も一緒に行って吊橋を渡ったり、楽しい思い出が残ってます。キャラだと、後篇の志保は応援したくなっちゃいますね。

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──後篇主題歌の「Beyond the Bottom」は、今までのWUG!楽曲とはかなり雰囲気が違いますね。

奥野 一番印象に残っているのがイントロのメンバーの声を組み合わせたような不思議な音声で、仮歌とかの音源には入っていないので、完成版を何度もリピートして聴き直しました。そういう経験ってあんまりなかったです。聴きながら、この神秘的な楽曲にどんな振付がつくんだろうと想像していました。

──「Beyond the Bottom」の収録はどうでしたか?

奥野 菊間夏夜じゃなくて、奥野香耶として歌って下さいと言われたんです。キャラを意識しなくていいよって。なので菊間よりちょっと歌い方が弱々しくなってしまうんですけど。でも自分の歌い方で歌うのは「タチアガレ!」以来だったので、今の自分として歌えたのはうれしかったです。

──歌声としては素の歌より夏夜のキャラ声が「強い」という感覚なんですね。素で歌って、と言われるのは歌いやすいんですか、難しいんですか。

奥野 歌いやすいのは歌いやすいんですけど、声に芯が無くなるって言うのかな。どっしりと構えている感じがなくなるんです。あとはぶれやすいのかなー。でも自分では自分自身の歌い方のほうが聴いていて安心はするので、複雑な感じです。

──曲調とかはどう感じましたか?

奥野 今のWUG!には合っているのかなってすごく感じました。だから私はしっくり来たかもしれません。はかなげな、消えちゃいそうな感じは、今のWUG!だから合うのかなーって。こないだマイクを持って歌って踊って合わせたんですね。ゆっくりじっくりな曲なので、ダンスにブレがあると目立っちゃう曲だなぁと感じました。だからこれからしっかりとダンスを固めていかないなと思ってます。一箇所「打ち砕かれいーま僕は」というパートのあたりで首をかっと下げる振付があるんですね。そこで顔を伏せているので歌声がブレてしまうので、そこは練習しないといけないなぁと個人的には思ってます。

──先日「Beyond the Bottom」のMVも撮影しましたね。

奥野 寒かったー!お台場の海辺で撮影していたんですけど、すぐそばで釣りをしてるおじさんがいたんです。へー、お台場でも魚が釣れるんだ、そのお魚は食べられるのかな?と思いました(笑)。だから釣れてるかなーって気にしながら撮影してました。

──ビルの屋上では衣裳を着て、夕暮れから日没後まで本格的なダンスシーンを撮影しました。

奥野 すごく暗くて、足元に光のパネルがあって。ああいう環境で踊って収録するのは初めてでした。冬の屋上なので空気が澄んでいました。ダンスシーンの前にみんなで合わせて練習したので、本番よりもMV撮るぞって集中してみんなで練習している時間の方が印象に残っています。あの日は朝からずっと撮影だったので、私もみんなもお腹がすくじゃないですか。休憩スペースにからあげとかが置いてあったので、まずはみんな食べたりするのかなーとか思ってたんですけど、実際はみんな「今は練習しよう」って言って、相談しながらずっと練習をしていたのが印象に残ってます。

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