こばたつ&このみんのNEVER-END FELLOWSHIP【第四回】重なる歌声で熱くなる!小林竜之/鈴木このみ「NEVER-END TALE」ロング・インタビュー!

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鈴木このみと小林竜之。ともに全日本アニソングランプリ優勝者であり、アニソン・シンガーユニットAG7のメンバーでもあるふたりが、スピンオフ・ユニットとして初のシングルをリリースする。
『FAIRY TAIL』という人気作の新主題歌に大抜擢されたタイトル・チューン「NEVER-END TALE」は、作品の世界観とふたりのアーティスト性が融合した、骨太なロック・ナンバーだ。
両者の確かな歌唱力が結実したこのシングルの、レコーディング時の心境や制作時の裏話をうかがってきた。

レコーディングでは引っ張っていこうって考えていました。先輩として(笑)。(鈴木)

――まずはじめに、おふたりが今回タッグを組まれた経緯をお聞かせください。

鈴木このみ 私たちがAG7で歌っているのを見たプロデューサーに、コンビでやってみないかと言われまして。

担当プロデューサー 実は同じタイミングで『FAIRY TAIL』の主題歌のお話をいただいて、作品としてパッと思いつくのがナツとルーシーのコンビということもあり、男女ふたりで歌うっていうのは面白そうだなと。

――AG7からこの組み合わせでコンビが生まれるのはまさに予想外でした。お話のとおり、今回の新曲「NEVER-END TALE」は『FAIRY TAIL』の新主題歌ですが、おふたりは原作はご存知でしたか?

鈴木 私はタイトルは知っていたんですが、改めてレコーディング前に原作のマンガを読み込んで、自分の中でイメージを作り込んでから臨みました。

小林竜之 自分はアニメと原作両方のファンでした。週刊少年マガジンといえば『FAIRY TAIL』というイメージで、大人気作品という印象がありました。真島ヒロさんの作品では『RAVE』も好きです。

――完成した楽曲を聴いて、鈴木さんのボーカルがかなりパワフルになっていて驚きました。

鈴木 ありがとうございます!今回はディレクターさんが初めましての方だったんですが、そのおかげか今までとは違った歌声が出せたと思います。

――対する小林さんが、今回かなりハイトーンで歌っていると感じたのですが……。

小林 そうなんですよ!(笑)。

鈴木 私に合わせてもらって(笑)。

――かなりギリギリのところで歌っている感じが、タルタロス編にマッチしていると感じました。レコーディングはいかがでしたか?

小林 それはもう大変でした(笑)。まずデモを聴いたとき「高っ!」と思って。僕のもともとのキーからすると本当に高かったんですよ!(笑)。なので今回はさすがに「出ません!」って相談したんです。それで音合わせのときにキーを調節することになって、このみんと一緒にスタジオで上げたり下げたり試してみたんですよ。でも結果的に曲としてベストなキーだったのが今の、というか最初のデモのキーだったんです。だから新しい挑戦というか、自分がステップアップするためにも高いトーンの練習をしました。その甲斐あって、キー的にはそれほど限界という感じにはならなかったんですけど、このみんとお互いのニュアンスに寄り添うというか、どちらか片方がやりたいことだけをやるのではダメだと思って、歌の試行錯誤は入念にしました。

――ハイトーンで声を張っている小林さんを、鈴木さんが引っぱっているイメージもありますね。レコーディングはご一緒にされたのですか?

鈴木 同じ日に、私が先に歌う形でした。なのでどちらかというと合わせるよりは引っ張っていこう!とは考えてました。自分の歌で先にイメージが決まっちゃうなと思ったので、イメージもブレないようにして。あとレコーディング時間も一日で二人分録らないといけないので、かなり事前に練習しました。いつもだと「こっちがいいかな、どっちがいいかな」と探りながら進めたりするんですけど、今回は自分の中でもうズバッと一本筋が通ったイメージを決めていたので。

小林 さすが先輩(笑)。

鈴木 一応ね!先輩として引っぱらないと(笑)。

――見事にチーム感が出ていると思います(笑)。以前リスアニ!WEBでAG7の「Endless NOVA」のインタビューをさせていただいたときに、小林さんが先の展望としてT.M.Revolution×水樹奈々の「革命デュアリズム」のようなパフォーマンスをやりたいとおっしゃっていて、今回の「NEVER-END TALE」はまさにその展望が実現したイメージがあります。

小林 確かにそんなこと言ってましたね(笑)。

鈴木 おおおー!(笑)。

小林 こんなことが起こるとは思ってなかった!(笑)。もしかしたら喜多(修平)さんと男同士で何かあるかもとは思っていたんですが、まさか男女でやれるとは思いませんでした。

鈴木 自分は女性の中でもキーが高い方なので、男の人とのデュエットとなると特にキーの問題があって。だから今回ちゃんとできて良かった(笑)。

小林 水樹さんと西川さんの場合は高音と低音でハモってるじゃないですか。でも僕らはほとんどユニゾンなんですよ。だからちょっと変わった感じになってるかなとは思います。

――譜割りの中で男声と女声が切り替わっていく、パート分けの妙という感じですね。

小林 だからレコーディングしながら「なんでハモリがないんだろう」とは思ったんですけど(笑)。

鈴木 そうだね(笑)。がっつりハモるとこDメロだけだもんね。

小林 ずっとユニゾンっていうのは珍しいですよね。男女で歌ったら普通はハモリになるじゃないですか。それなのにハモるのは最後のDメロだけだから、そこはお互いの一番綺麗に出る音階でやろうとディレクターが言ってくださって。それ以外のところはもう限界突破です(笑)。ぶつかり合いみたいな感じで、それが曲の中で良いバランスでまとまったと思います。

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