『チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~』イベント上映記念!フィーナ役・佐倉綾音インタビュー

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2013年7月より配信され、現在もなお絶大なる人気を誇っているスマートフォン向けチェインシナリオRPG『チェインクロニクル』。本作が待望のTVアニメ化を果たすにあたり、ヒロイン、フィーナを演じる佐倉綾音に作品への想いなどについて話を聞いた。

――役者としていちばん長く『チェインクロニクル』に参加されているわけですが、本作がアニメ化されるということについてどのような想いがありますか?

佐倉 ゲームは3年が終って、4年目に向かっているところですが、改めて思うととても感慨深いですね。とはいえ、初期の段階から関わらせていただいているものの、『チェインクロニクル』という作品がどんどん大きくなっていくところを、割と外側から見守ってきたという印象があります。それというのも、プロモーションの部分はほかの役者さんがやられていたり、私が関わる機会といえば主に1人で行うゲームの収録だけで、唯一参加させていただいたのは1周年祭直前のファンミーティングでした。そのときに「多くの方に支持されているんだ」ととても驚き、うれしくなったのを覚えています。そこから追加収録もさせていただきつつ、改めてアニメのアフレコが始まったり、こうしてコンテンツのプロ―モーションに関わらせていただいて、「こんなに大きく育ててもらえたことはとてもありがたいな」と改めて感じる今日この頃です。

――アニメ版ですが、ゲームとは趣のちがうストーリーとなるようですね。

佐倉 そうですね。最初に「戦記物になります」というお話を伺って、それだけでも気持ちの中でハードルが上がった気がします。そこからしばらくして台本をいただいたのですが、とても良い雰囲気のアニメーションになるな、と思いました。新しい台本が届くたびに新鮮な驚きがあります。

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――今回ユーリ以外にアラムというオリジナルキャラクターが主人公格で登場しますが、どのようなキャラクターなのでしょう?

佐倉 私もユーリが主人公だと思っていたのでびっくりしました。ユーリはゲームをプレイされている方には慣れ親しんだキャラクターであり、戦友のようになっていると思うんです。ただそんな彼は、主人公としてできすぎているという気もしていて、そんなユーリとこの世界を掻きまわす役割としてアラムが登場したのかな、と。アフレコ現場で山下大輝さんのお芝居を聞いていても、アラムのみんなをひっかきまわしながらも前に進ませる前向きな性格に、とても良い科学反応と新鮮さを感じています。

――ゲームの中ではほぼ個性のないユーリがアニメになるとアラムの後見人のように描かれているのがおもしろいですね。

佐倉 本当にそうですね。アフレコ現場でも、石田 彰さんと山下さんが並んでしゃべっていると、“ユーリの先輩感・お兄さん感”と“アラムの後輩感・弟感”を、ふたりの背中が物語っている気がして、ちょっと微笑ましいです。石田さんが足を揃えてスッと立っている隣りで、山下さんが足を広げて地を踏みしめて立っているのを見ると、背負っているものの差や余裕の差が見える気がします。

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――フィーナについてもお伺いします。アニメ版ではどんなフィーナを演じたいですか?

佐倉 すごく初歩的なことなんですが、ほかのキャラクターと絡むことが初めてだったので、「ほかの人と話すとこんな風になるんだ」というところや、「ユーリをこんなに頼りにしているんだ」ということを再確認しました。ゲームの収録は顔の見えない誰かへ向けてひとりで行うので、少しお芝居の輪郭がぼやけている感覚だったのですが、他者との関わり合いの中でその輪郭がはっきりしていくのを感じます。アフレコを重ねるたびに、ほかのキャラクターとしゃべるたびに、「この人とはこんな風に話すんだ」「この人との距離感はこんな風なんだ」と、掴みづらかったフィーナの自己が明確になっていくような感覚です。折角アニメーションになって、みんなと旅をしているなら、フィーナの人間味をしっかり出してあげたいと思って演じています。それと……フィーナはとても交友関係が広いんだなぁと。「○○さん!」と気付いて呼びかけるシーンが多くて顔が広いなぁ、と思っています。

――ユーリといつも一緒にいるので、大概の人は知っているんだと思います。

佐倉 せっかくなので、しっかりみんなとコミュニケーションを取っていきたいですね。『チェインクロニクル』は絆の物語ですから(笑)。

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――その絆についてお伺いしたいのですが、フィーナとの絆を見たいキャラクターは誰ですか?

佐倉 私はもっとユーリとの絆が見たいです。物語が始まると早々にごたごたに巻き込まれてしまうので、アニメーションではゆっくりコミュニケーションが取れていない。もっとユーリとしっかり絆を深めたいと思っています。それと、フィーナって劇中で人の名前を呼ぶことがとても多いのですが、もっとみんなとゆっくり、団らんの中で日常会話がしたいですね。安息とコミュニケーションが望みです。

――最後に『チェインクロニクル』を待ち望んでいるファンやアニメから本作を知るであろう方にひとことお願いします。

佐倉 きっとみなさんもどこかで『チェインクロニクル』という作品をお聞きになられたことがあると思うんです。ゲームをプレイされている方には新しい道を示していかなければならないので、受け入れてもらえるか不安もあるのですが、おなじみのキャラクターたちがアニメーションで動く姿が見られるのを喜んでいただけると信じています。ゲームの『チェインクロニクル』を礎に、新しい一歩を踏み出すところを見守っていただけたら嬉しいです。

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Photography By 山本哲也 Interview&Text By 田中尚道(クリエンタ)


●作品情報
『チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~』
12月3日より2週間限定イベント上映
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【キャスト】
ユーリ:石田 彰
アラム:山下大輝
フィーナ:佐倉綾音
ピリカ:内田真礼
カイン:豊永利行
マリナ:内田 彩
ミシディア:今井麻美
ユリアナ:小岩井ことり
シュザ:緑川 光
ヴェルナー:柳田 淳一
ファティマ:佐藤美由希
ラファーガ:日野 聡
リリス:伊藤美来
ブルクハルト:川原慶久
キキ:村川梨衣
ロロ:大坪由佳
エイレヌス:沼倉愛美
黒の王:大塚明夫

【スタッフ】
原作:セガ
監督・キャラクターデザイン:工藤昌史
副監督:花井宏和
シリーズ構成:待田堂子
美術監督:陳場大輔
色彩設計:大塚眞純
撮影監督:荻原猛夫
CG監督:篠原章郎
編集:齋藤朱里
音響監督:はたしょう二
音楽:甲田雅人
音楽制作:フライングドッグ
音響制作:サウンドチーム・ドンファン
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム×グラフィニカ

©SEGA/チェンクロ・フィルムパートナーズ

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