ワンマン・ツアーを経ての決意!鈴木このみ、「Beat your Heart」リリース記念ロング・インタビュー!

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2016年最初のシングルとして、1月27日にTVアニメ『ブブキ・ブランキ』のOPテーマ「Beat your Heart」をリリースした鈴木このみ。1月11日に開催された歌い始めのライブ“新春このみーてぃんぐ2016”でとある重大な決意表明も行った彼女に、あらたな扉を開く今回のシングルと、2016年の展望について話を聞いた。

――以前のインタビューでは「昨年はライブの年」とおっしゃっていましたが、改めて振り返ってみていかがでしょうか?

鈴木このみ 毎年、年の終わりに「今年も一年充実してたな」って思うんですが、去年は例年以上にたくさんいろんなことに挑戦させていただけた年だったと思います。バラエティ番組の「ゴッドタン」に出させていただいて、それをきっかけにFly or Dieさんと“COUNTDOWN JAPAN”に出させていただいたりとか、初めてのことと言えばやっぱり1stワンマン・ツアーをできたことが自分の中ですごく大きかったのかなと思います。自分の中でターニング・ポイントになる年でした。

――“アニサマ”で「銀閃の風」をピアノ伴奏のみで歌いだしたときはびっくりしました。

鈴木 そうですね、あれも初めて“アニサマ”で “飾らない歌を聴かせる”ってことに挑戦して、今まではアップテンポの曲で挑んでみんなで「ハイ!ハイ!」ってアゲていく感じが多かったんですが、あの大舞台で「歌で勝負する!」という経験は未知の体験でした。「シーン」となったさいたまスーパーアリーナの感じっていうのは歌いながら感動しました。

――すごい状況ですよね(笑)。またFly or DieさんやQ-MHzさんといった、いわゆるほかのユニットにお邪魔しての“対外試合”にも次々と参加されていますが、それぞれ収録の様子はどうでしたか?

鈴木 Q-MHzでは2曲歌わせていただいて、「星の名は絶望」では、私のデビュー曲「CHOIR JAIL」を作ってくださった田代(智一)さんと畑(亜貴)さんに「あの頃からの成長を見てもらいたい!」っていうプレッシャーが自分の中であって、すごく緊張しましたね。でも歌い終わったあとに畑さんに「すごく頑張ったんだね!」ってお言葉をいただいて、その瞬間にホッとしました(笑)。もう1曲、「『ごめんね』のシンデレラ」のほうは、田淵(智也)さんに直接ディレクションをしていただいて、今までと全然違う年相応な歌い方になったかなと思います。今までは大人っぽくてカッコイイ楽曲で歌い方もそちらに寄せることが多かったんですが、この曲では19歳っぽい感じが出せたかなと思います。すごくキラキラした曲です!

――それは聴きたいですね(笑)。Fly or Dieさんのほうは「ゴッドタン」の出演がきっかけと、成りたちが特殊ですがどういう曲なんでしょう?

鈴木 「残響FANATIC BRAVE HEART」という曲です。セリフも入っていて、普段のレコーディングと違った楽しさがありました。そこで「どうやってエンターテインメントを作るのか?」と考えて録るのは経験がなかったので、すごくいい経験をさせていただきました。楽しかったです!

――いろいろな関わりや活動のなかで、心境の変化はありましたか?

鈴木 今まで“歌手としてずっと歌っていきたい”という想いはあったんですけど、今まで以上にその想いが強くなったなと思います。去年の2ndワンマン・ライブの追加公演のときに、のどの調子が悪くなってしまいまして、ライブのときに「声がうまく出ないかもしれない」という不安を感じることが初めてだったんです。復活して、1stワンマン・ツアーで東名阪を回らせていただいて皆と一緒に楽しい時間を作っているうちに、「やっぱり自分は歌手として生きていきたいんだな」ということを強く思いました。

ジャケットから歌い方までさらなるチャレンジの一曲!

――そんな、決意をあらたにしての今年一発目のシングルがアニメ『ブブキ・ブランキ』OPテーマ「Beat your Heart」になります。作品の印象は?

鈴木 シナリオを読んでからレコーディングに臨んだんですが、すごく奥深い作品だったのでなかなか理解するのに時間がかかりました(笑)。ひとつ話が進む度に謎が増え、最後に近づくにつれてそれがどんどん解けてゆき、って感じでシナリオでも次の展開が気になったので、アニメではもっともっと次の週が楽しみになるんじゃないかと思います。

――ジャケットで着ている衣装もアニメに寄り添ってSFチックですね。

鈴木 今まで黒とか赤とかが多かったんですけど、今回アニメの世界がちょっと未来で、透明感がある感じだったのでそれに寄せて白い衣装になっています。撮影のとき、表情も今までは“ニカッと笑う”か、“眼力で睨みつける!”かっていうのが多かったんですけど、今回は“ふとした表情”っていうのを意識しました。私はよく気合いを入れるときに「よしっ!」って言っちゃうんですけど、「よしっ!」って言っちゃうとどうしても顔に気合いが入っちゃうので、今回は「よしっ!」禁止で撮影しました(笑)。あとMVでは念願の、バンドの皆さんとの撮影が初めてできたので、いつもよりにぎやかに撮影できました! 縦ノリの激しいリズムにノるのが難しかったんですが。

――縦ノリの激しい楽曲で、今までの鈴木さんにもないトリッキーな曲調ですが、楽曲をもらっての印象はいかがでした?

鈴木 最初に聴いて「この曲絶対歌いたい!」っていうことを思いました(笑)。そのときは仮歌詞状態だったんですけど、サビの“ブレずに生きていくんだ”の部分は変わってなくて、サビの冒頭でドッと胸に刺さったんです。あといまだに皆さん気づいてくれなかったりするんですけど(笑)、最初のイントロが始まってすぐにマシンボイスが“ブブブブキブランキ”って言ってたりするんですよ。そこがすごくお気に入りなんですけど……いつみんな気づくかなって。

――え!? 言ってます?

鈴木 私も最初「なんかブカブカ言ってる?」って思ってたんですけど、スタッフさんが一発で「これブブキブランキって言ってるじゃん」って気づいて(笑)。すごい! って。気づくと結構聴こえるんですよ。

――あ、ほんとだ! 最初のギター入る直前ですね。これはたしかに気づくと聴こえる(笑)。

鈴木 間奏部分でも言ってるので、ぜひフルで聴いて確かめてください。(笑)。

――はい(笑)。今回は英語詞やラップを取り入れるなどいろんな挑戦が見えるのですが、いかがでした?

鈴木 難しかったです! テンポが単純に速かったのもあるんですが、“stop”って単語ひとつとっても“スタップ”って言うらしくて、そういう細かい発音のことも全然知らなかったのですごく勉強になるなと思って。英語歌詞を書いてくださったAIJさんにご指導いただいたおかげもあってすごくかっこよく歌えたかなと思います。

――さらに今回サビが低めなのも今までにない要素だと思います。

鈴木 そうなんです。そこは本当に苦戦して、今まではキーは高めにスパーンと出す感じだったんですけど、今までの楽曲に比べるとキーも少し低いので、自分の引き出しをどう出して歌声を活かすか試行錯誤しました。勢いは出したいけどどうやったらいいかわからなかったりとか。

――結局どうクリアしていったんでしょうか?

鈴木 今回はアニメ自体ともリンクするんですが「心臓」がテーマになっているので、心臓から血液が送られているように、勢いを途切れさせないよう、ずっと血が流れているっていうイメージをしながら歌っています。その中でも“1, 2, 3, 4, 5”とか結構経ち切ってしまってドキッとするところもあったりして。

――ここはすごくライブで聴きたいところですね!

鈴木 すでに数回歌っているんですが、皆さんそこを歌ってくださってて。サビの最後に “アー!”って溜めるところがあるんですが、レコーディングではちょっとずつ自分の声を重ねて人数が増えていくようにしたんですけど、ライブでやると実際に皆さんがどんどん声量を出して歌ってくれるので、これはライブで成長する曲だなと思いました!

――そこもすでに対応してるんですね(笑)。

鈴木 さすがお客さんもプロですね!(笑)

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