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INTERVIEW

2015.10.23

「Butter-Fly」で待望のメジャー・デビュー!10人組声優ガールズ・ユニット“Trefle”全員インタビュー

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2013年4月~2015年7月まで、文化放送超A&G+で放送されていた「A&G Girls Project Trefle」から生まれた声優ガールズ・ユニット「Trefle(トレフル)」が、11月18日に発売されるシングル「Butter-Fly」でメジャー・デビューする。

メンバーは鹿野優以(チーフ)、石川由依(いっしー)、一木千洋(ひろち)、後藤友香里(ごとり)、高橋未奈美(みーな)、田上真里奈(タノウェイ)の初期メンバー6人と、昨年新メンバーとして加わった柏山奈々美(かっしー)、鈴木絵理(えりぴょん)、高橋花林(かりりん)、高宗歩未(むねこ)の10人。母体になったラジオの番組コンセプトが“全国のマネージャーがTrefleを育成する”だったということもあり、鹿野がチーフマネージャーとして全体を見て、ダンス経験豊かな後藤友香里が振付やダンス指導面を担当している。

今回はメンバー全員に集まってもらい、Trefleのこれまでとこれからを語ってもらった。

メジャー・デビューの話を聞いたときはびっくりしたけど、わー! じゃなくて、えっ? みたいな。
こんなテンションの低いメジャー・デビューの発表はないと思います(笑)(鹿野)

――Trefleというユニットを簡単に紹介してください。

鹿野優以 それでは私から。Trefleは10人組のガールズユニットです。元々はラジオで番組をやっていて、アニソンカバー・ユニットとして出発しました。その頃のメンバーは6人だったんですが、途中で4人増えて今の完全体、10人のTrefleになりました。番組はこの夏に終了したんですが、今度は「Butter-Fly」でメジャー・デビューさせていただけることが決まりました。声優であったり、舞台メインで活動している子がいたり、個性豊かなのが特徴です。

――ではメンバーの皆さんの自己紹介やチームでの役割などをお願いします。

後藤友香里 後藤友香理です。Trefleでは8割~9割ぐらいの楽曲でダンスの振付を担当しています。今回の「Butter-Fly」もそうですね。

高橋未奈美 はい、高橋未奈美です! みーなと呼ばれています。ごとり(後藤)は、ごとりと呼ばれています。付け加えたかった(笑)。私はTrefleではそうですね……そうですね……そうですね。

鹿野 そうですね担当?(笑)。

高橋(未) そうですね担当なんですけど、楽しいことをやっていけたらいいなと日々思っております。

一木千洋 みーなが言っている口癖とかはメンバーの中で流行るよね。

高橋(未) 流行を作る女です! 

石川由依 石川由依です、いっしーと呼ばれています。

一木 Trefleの癒やし担当だよ、いっしー!

田上真里奈 いっしーの歌声からはマイナスイオンが出ています。

鈴木絵理 鈴木絵理です、えりぴょんと呼ばれております。よく空回りしてるって言われます。言われたくないんですが、なかなか脱することができないですね……。

後藤 5月10日にライブをやったときに、えりぴょんから、「側転がしたいです」って連絡が来たんです。できるの?って聞いたらできなくて、事務所の人に聞いた? って聞いたら言ってなくて。それはやめてください、ってなりました。

鈴木 練習しようと思ったんです……。アクロバットをやってみたい気持ちはあったんです。あ、前転は得意です!

後藤 以上空回りエピソードでした。

高橋花林 私はタノウェイさんにかりりんってあだなを付けてもらったんですが、全く定着しません! Trefleの末っ子です。

一木 歌声がすごくいいよね。

高橋(花) 歌っているときと普段話しているときが別人とはよく言われます!

田上 田上真里奈です、タノウェイと呼ばれています! 自分で言うのもなんですが、Trefleでは男前とかイケメン担当と言われることが多いです。メンバーが不安なときに大丈夫だよって言ってあげたりしますね。

一木 ひろちと呼ばれています。Trefleはこんなにいいチームです! というのをよく宣伝してます! わりと元気で、黙っていられない性格です。

田上 スポーツ・ブランドが好きで食べるのも好きだよね。

一木 大好きです。アディダスとか好きです。

鹿野 東京ゲームショウの時に、Trefleと関係ないところで掲示板にTrefleのちらしを貼ってくれていたのを覚えてます。ほんとに広報を頑張ってくれてます。

高宗歩未 むねこと呼ばれています。Trefleに入ってから発覚したんですが、私はコミュニケーション能力があるねと言っていただくことがあります。誰とでもすぐ話せるほうではあると思います。

柏山奈々美 柏山奈々美です、かっしーと呼ばれています。性格はまったりマイペースです。私も食べることが大好きです! 家ではお茶碗ではなくどんぶりで食べるぐらいです。前は二、三人前ぐらいは食べていたんですが、今はダンスのために節制しています。

鹿野 Trefleのチーフマネージャーという形で、皆さんからはチーフと呼ばれています。まとめ役という立場なんですが、私はお母さんのような気持ちでみんなを見ています。うちの子たちが一番かわいいわ~って。個人的にはごとりがお父さんだと思ってます。

後藤 出稼ぎに行くお父さんか(笑)。

一木 チーフは実は女子力が高い! おしゃれ!

一同 おしゃれ! 爪がちゃんとしている! 料理が上手(口々に)!

一木 鹿野さんがくれた服を着てるとおしゃれだって言われます。

後藤 名前が彫ってあるリップとかもらったことがあります。

鹿野 逆に、みーなのリップの色を褒めたら、プレゼントに買ってきてくれたりもあるんです。

高橋(未) たまには親孝行しておこうかと思いまして!

――10人になったTrefle、パフォーマンスや振付に変化はありますか?

後藤 (10人の振付は)たいっへんです! メンバーそれぞれが舞台をやっていたり、声優活動の中で歌ったり踊ったりしたりはあるんですが、このユニットはダンスがすごく得意な人から、Trefleの活動で初めてダンスを踊りますって人までいるんですね。だからどのあたりに合わせて調整するのかをいつも迷います。でもせっかくの活動なので、ダンスがあまり得意でなかったり、経験が少ない人に少し頑張ってもらうスタンスでやっています。でも当初に比べると苦手と言っていた子たちも覚えが良くなりました。あとは、フォーメーションが複雑になったことに毎度頭を悩ませていますが、動きの動線が衝突したりもなくなったので、やっぱりステップ・アップしてると思います。

田上 やっぱり練習でも10人揃うと迫力が違いますね。ごとりが、キマるととっても映える振付やフォーメーションを考えてくれるので。あとは新しく入った4人がとても覚えが早くていろいろなタイプの子なので、刺激にもなるし、色とりどりなユニットになったなと思います。

鹿野 ダンスの技術的なことに関しては、私は踊りが得意ではない組なのであまり言えないんですが。精神面では、元々いた6人のうち、年下だったメンバーに責任感が芽生えたな、と感じます。今までにないコミュニケーションも生まれて、精神的に成長したなと母は思います。

石川由依 あの子はこれまだ教わってないな、とか思ったときに自分から行けるようになったかもしれません。

――昨年新メンバーとして加わった4人の皆さんは、Trefleというチームに加わってどうでしたか?

高宗 6人時代のTrefleを観て、かわいい、踊りも歌も素敵、と思っていたので、自分が入るなんて思いもしませんでした。新メンバーとして入ることになって、自分が客席から観ていた人たちと一緒に活動するうれしさと驚きがあって、受け入れてもらえるかな? という不安もありました。でも先輩たちがすごく優しくて、新メンバーで一緒に頑張っていこうって団結感も生まれたので、6人時代の良さを引き継ぎながら新しい風を吹かせていけたらと思いました。

柏山 私は「キズナの物語」のPVを見た時に、曲もPVもすごくかっこよくて、踊りもうまくて、美しくて、自分にはない要素を持っている人たちが集まっているグループだなって思いました。自分が入っていいのかなって不安もあったんですが、自分にないものだからこそ吸収して自分の幅をもっともっと広げていけたらなと思いました。自分の成長につなげて、Trefleのことももっと大きくしていろんな人に知ってもらいたいと思いました。

高橋(花) 私も6人時代のライブを観に行っていて、すごく踊るなぁと思っていました。自分が新メンバーに入ることが決まったとき、踊れる?って聞かれて、踊れないけど頑張りますって答えたのを覚えてます(笑)。頑張らなきゃなっていつも思ってます。

鈴木 私も、6人が築きあげてきたものを崩さないようにしたいと思いました。頑張りたいという気持ちはあります!

――高橋花林さんは自己評価だと踊れないとのことでしたが、後藤さんから見るといかがですか。

後藤 ダンスを教える側から見ると、彼女はラスボスですね! 私はダンスの勇者としてみんなに挑みに行くんですが……。

一木 わたし中ボスー!

後藤 一木さんはTrefleに入って初めてダンスを踊ったんですよ。だから一番手が掛かる子だったんですが……。

高橋(花) ふふふ。

後藤 あ、やつ(一木)は中ボスに過ぎなかったんだと。真の魔王はここにいたのかと。幸い彼女(高橋花林)は私と所属事務所が同じなので、遠慮なくビシバシやってます。

高橋(花) 厳しくも温かい指導をいただいております。ダンス初心者なので、言っていただけるのは本当にありがたいです。自分では何が駄目なのかもわからないんです。

後藤 彼女なりに一生懸命やっているのは認めております。

一木 (高橋花林は)歌の力はすっごくあるよね!

高橋(花) そうだといいなぁと思います。

――Trefleメジャー・デビューの話を聞いたときはどう感じましたか?

鹿野 そりゃもうびっくりしたよね。わー! じゃなくて、えっ? みたいな。こんなテンションの低いメジャー・デビューの発表はないと思いますよ(笑)。気がついたらここにいて、みんな少しずつ実感したのかなと思います。

高宗 ドッキリなのかなと思いました。

――デビュー曲は「Butter-Fly」ですが、「Butter-Fly」や『デジモンアドベンチャー』に関わりや思い入れがある方はいますか?

一木 世代的に『デジモン』はみんな観てましたね。

田上 私、以前Trefleで出したアルバムで「Butter-Fly」をソロでカバーしてるんです。ライブで披露したときのお客さんの反応がものすごくて、打ち合わせしたわけでもないのに会場が声を揃えてくれたので、楽曲の持つ力が本当にすごいんだなと感じています。だからデビュー・シングルに決まったときも、この曲なら絶対盛り上がって、気に入ってもらえるって確信はありました。

――田上さんのソロのときと今回で振付は違うんですか?

田上 ソロで歌うときは自分で振付をしました。

後藤 そうなんです。それで10人用に振付をするときに、彼女の振付のニュアンスをちょっと拝借しました。あとはお客さんの盛り上がりやすさを重視しつつ、10人の顔を覚えてもらうことを考えました。フォーメーション移動が複雑だと誰が誰かわかりにくいと思うので、シンプルにしたり。

田上 振付を取り入れていただいたのはすごく感じます。私も歌詞に合った振付にしよう、元気でエネルギーあふれる振りにしようとかなり頑張って考えたので、取り入れてもらえて光栄です!

――「Butter-Fly」の原曲は和田光司さんのかなりパワフルな男性ボーカルですが、Trefleとしてのレコーディングで良さを出すうえで意識したことはありますか?

石川由依 収録はひとりずつバラバラだったので、タノウェイのソロ・バージョンを聴いて練習してレコーディングに臨みました。今回はTrefleメンバーがそれぞれ声質も全然違うことを活かそうという方針だったので、自分らしく歌いたいように歌いました。それぞれが個性を出すことで、Trefleってこういうユニットなんだよ、ということを伝えられたらいいなと思いながら歌いました。それを素敵な感じで編集して下さったので、さわやかな感じで新しい「Butter-Fly」になったんじゃないかと思います。

――ご自分の担当パートでここを聴いてほしい、というポイントはありますか?

田上 ソロ曲とは歌い方を変えました! ソロのときはアニソンっぽさというか、元気で明るいというイメージを出したんですね。でも今回私が担当する二番の頭のところはちょっと静かなところだったので、かっこよく、落ち着いた感じで歌ってみました。

鹿野 私はこのメンバーでは一番お姉さんなんですね。私はタノウェイの次のパートを担当していて、“曖昧な言葉って意外に便利だって叫んでるヒットソング聴きながら”という歌詞なんですが。ちょっと大人になった私からすると本当にその通りだな! と思うフレーズで、私が歌うとちょっと説得力があるんじゃないかと思います(笑)。子供たちに向けたアニメなのでストレートに元気が出る曲でもあるんですが、大人が聴いても、そうだな、と、元気を出そうと思える楽曲だと思うんです。だから、当時子供だった人に、大人になって聴いてみてほしいなと思います。

――「Butter-Fly」は360°PVが話題になりましたが、収録はどんな感じでしたか?

一木 特殊でした!

後藤 球体に色んな角度でカメラがついてるって言うんでしょうか。

高宗 とにかく全部が映ってしまうので、スタートの時点では全員撮影室から出ていないといけないんです。だから誰もいないスタジオで曲が始まって、私たちが出て行く。そんな感じだから途中でカットができないんです。

鹿野 編集とかできないんだよね。

高宗 だから3テイク通しで撮影して、一番良いものを使ってもらう感じでした。

一木 楽しい雰囲気を大事にしていたので、ボールを投げ合ったり、キーボードを弾く子がいたり。みんなが遊んでいる楽しい雰囲気を味わってもらえたらうれしいです。

――衣裳カラーが黄色を基調にしているのは理由があるんですか?

鹿野 『デジモン』のイメージカラーが黄色なんです。あとは、いちばん最初のライブで私たちが着た衣裳が黄色をいちばん大きく使っていたので、メジャー・デビューで原点に戻ってきたような、そんな感じもあります。

高宗 衣裳のデザインが一人ひとり違っていて、自分たちの意見も取り入れてもらいました。

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