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INTERVIEW

2015.03.10

アニメ、コスプレ好きアイドルユニット・プラニメのルーツに迫るロングインタビュー!

アイドルとアニメ
境界上を行き来するプラニメ

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――大分お2人のルーツを聴いてきましたが、改めてプラニメとして、今年1月にはニューシングル「UNIT」をリリース、さらに2ndワンマンをやられてましたね。現在の心境は?

カミヤ 個人的には「一区切りついた」って感じです。年末に向けてプラニメについていろいろ考える機会が多くて、結成してまだ半年くらいなんですけど、最初見えてこなかったものがいろいろ見えてくるようになったりとか、改めて「プラニメの活動について考えていかないとな」っていうふうに思ってた年末から、「UNIT」のリリースイベントを終えて、再スタートというか、私たちもファンの方も足並みをそろえて進んでいく転機が今かなと思います。
ミズタ そうですね。ユニット結成発表してからがむしゃらにプラニメの活動をしてきたので忙しなかったんですけど、代官山UNITでお客さんの反応も見ながら、今のプラニメってこんな感じなんだっていうのをちゃんとアピールできたかなって。大事なライブになった感じがしました。「これがプラニメなんだ!」っていうのをちゃんと伝えられたかなと思います。

――なるほど、ライブではアニメソングのカバーを歌われていますね。

カミヤ 最初は「アニメのお仕事に携わるのが目標です」っていうのを言わないで、匂わせていこうって思ってたんです(笑)。それならワンマンライブでアニソンカバーを入れたらお客さんにも注目してもらえるかなという趣旨で始めました。選曲は自分たちの好きな曲を選んでいて、アニメを知らない方もいるので、出来るだけメジャーな曲や、知らなくてもじっくり聴けるバラードを選んだりと工夫しています。

――カミヤさんはEGOISTの「Departures ~あなたにおくるアイの歌~」を選んでいますが、かなりじっくり歌い込む曲ですよね。

カミヤ もともと『ギルティクラウン』やEGOISTは好きだったんですが、自分に出来るかはすごく不安だったんですよ。私はバラードを歌ったことがなかったし、BiSでバラードをやっても私のパートは1フレーズくらいで、歌い通すのは初めての試みだったのと、なかなか自分の得意としてない声質が必要とされるものを、ある意味挑戦で選んだんです。ファンの方があとの特典会で「あんな声出るの知らなかったよ!」とか仰ってくださったので、やってよかったと思います。
ミズタ サキちゃんは盛り上がる選曲しかしないんですよ!だから私がちょっと止めて「一回バラード歌お」って(笑)。カバーやるときって人の曲なので普段の自分が出せない顔を出せるチャンスだから、せっかくなので是非バラードを歌って欲しいってごり押ししました。エビ中の真山さんの曲ばっかり選ぶんですよ(笑)。

――なるほど(笑)。ミズタさんは宇多田ヒカル「Beautiful World」とこれまたディーヴァな選曲ですが、選んだきっかけは?

ミズタ 私も元々『エヴァ』が好きなんです。それとは別に宇多田ヒカルさんも大好きで、幼稚園のときの十八番は宇多田ヒカルさんの「COLORS」だったぐらいで。めっちゃ難しいから「宇多田ヒカルさんにちょっとでも近づけるように」って歌い込みたくなるんですよ。ずっと好きだったんですが、そしたら『エヴァ』のタイアップが決まって「最強のコラボだ!」って(笑)。

――ミズタさんにとってはカレーとハンバーグみたいな組み合わせですよね(笑)。

ミズタ そんな風だったので、初めてワンマンしたときも宇多田ヒカルさんの「光」を歌ったんです。そしたら難しい曲に挑戦する姿にみんなが「がんばったね!」「難しいよね」って言われてしまって、それがショックだったんですよ。もちろん宇多田ヒカルさんほどとは言わないまでも、難しそうに聴こえてしまったんだなって。だからもう一回宇多田ヒカルさんの曲を歌って「めっちゃよかったよ!」って言われたくて選びました。

――チャレンジブルですね。そして2人で「創聖のアクエリオン」と、これはド直球で来ましたね。

カミヤ 本当はファーストワンマンで歌いたかった曲だったんですけど、なくなってしまったので、せっかくだから代官山UNITで挑戦しようと。
ミズタ ずっと暖めてね(笑)。これぐらい有名だとさすがに知ってるファンの方もけっこういました。

――ワンマンを続けるうちにだんだんファンの方もアニメに詳しくなっていきそうですね。

ミズタ 毎回歌った後にアニメの紹介するので、「どんなアニメなんだろう」って調べてくれたり見てくれたりもするんです。

――いい関係ですね(笑)。そんなライブを終えて、今改めておふたりが考えるプラニメというユニットはどういうものですか?

カミヤ 今目標に掲げているのは、アニメの世界に携われるお仕事に出来たらいいなということですけど、そこにむけてまだ真っ白なキャンパスがある状態かなと思っています。やっと代官山UNITでのワンマンが終わって、これから色をつけていくってところだと思うんですよ。だから、アニメ以外のお仕事とかもいろいろ経験していって、ファンの人とカラーを作っていきたいです。今ってたぶん「EDMっぽい」とか「衣装がロボットっぽい」とかの表現になると思うんですけど、たぶんこれからみんなで作っていけることが増えるユニットだと思っているので、「これから色が足されていく様子をみんなで楽しんでいけますよ!」って感じです。

――ファンの方と一緒に作っていく感じですね。

カミヤ ファンの人からも「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」とか意見していただくときもあります。私たちもまだまだ自分たちでプロデュースしていける部分があると思うので、本当にいま「アニメ」という目標に向けて、みんなで作っていく最中のグループかなって。

――ある意味発展途上中といった感じですね。ミズタさんはいかがですか?

ミズタ サキちゃんはBiS、私はいずこねこがありきのプラニメと思われがちだったんですけど、今後はプラニメがプラニメとして活躍できたらいいなって思ってますし、お客さんと一緒に世界観を作っていけるように、これからはがんばろうと思います。プラニメを一言で表すのはすごく難しいんですけど、お互いがやりたいことをやっていくみたいなことは大事にしていきたいなって。
カミヤ すごい自由な感じで、自分たちのやりたいことと行動力があれば何にでもなれるグループってとこですね。そこに行き着いたら「これです!」って言えると思います。
ミズタ 今その一言を探しているのかもしれないですね。なんかかっこいい!(笑)。

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――みみめめMIMIさんとの視聴覚アカデミーへの出演もありますが、これはどんないきさつで決まったんですか?

ミズタ これは私がソロでやっていたときに、関西でラジオをやってたんですけど、そのときにラジオ経由でCDをいただいたときにアニソンのタイアップが決まったのでデビューシングルの「センチメンタルラブ」を紹介させていただいたんです。そこから興味もってずっと聴いていて、「いつか共演できたらいいな」って思ってお声がかかった感じです。だからお会いしたことはなかったんですけど、間接的に私が知っていて。

――みみめめMIMIさんから気にしてくださってなんですね!そんないろいろがありつつ、今後のプラニメの活動は?

カミヤ 発売時期は未定なんですけど、次はミニアルバムを予定していて、プラニメはライブでは12曲くらい持ち曲があるんですけど、音源としてあるのは4曲なので、音源になってないライブで皆さんが聴いている楽曲がミニアルバムに入る、かも(笑)。まだ収録曲も決まっていないです。あとは定期公演が決まっていて、毎月やっていくと思います。
ミズタ アニメフェスも行くんじゃなくて出たいって話もしてますよね。

――なるほど、ではそのときはリスアニ!WEBでまたインタビューにおうかがいできるといいですね!ありがとうございました!


●プラニメ2nd single「UNIT」楽曲レビュー
中川翔子やBiSなどの楽曲編曲を手掛ける松隈ケンタが全面プロデュースし、多ジャンルを横断して本格的な音楽をリリースするプラニメ。
最新リリースである2nd single「UNIT」の各曲を紹介しよう。

「UNIT」
1stシングルでのEDMな印象から一転、その香りを残しながらも、いっそ泥臭いまでにストレートなロックサウンドに仕上がった本曲。骨太な音が届けるのは、2人が自ら書き下ろした非常にエモーショナルな歌詞だ。先行きも前後も分からずただもがきながら歩く、確かな物は隣を同じように歩くもう一人の存在だけ……そんな彼女たち自身の物語を凝縮した濃厚な一曲、是非歌詞・MVと共に聴いてみてほしい。

「盗られそう」
ハードな編曲が光る本格ロックサウンド+EDM。問答無用でテンションを上げるスピーディな曲調に力強いボーカルで、ライブでは盛り上がること間違いなし。激しいダンスによる運動量の高いパフォーマンスにも注目したい。一方でカミヤサキが作詞を手掛けた歌詞は、ネガティブに見えるワードを連ねながらも、不退転の覚悟がうかがえる。表題曲と合わせ、悩みながら前に進むプラニメというユニットを表わしたシングルと言える。

●CDリリース情報
プラニメ2nd single「UNIT」
141204_P2M_2ndSG_JK_f
価格:¥1,000+税
品番:TPRC-0123
<CD収録内容>
01. UNIT
02. 盗られそう
03. UNIT(inst)
04. 盗られそう(inst)

プラニメ1st single「Plastic 2 Mercy」
131128_Especia_2ndSG_JK_6
品番:TPRC-0105
価格:¥1,000+税
<CD収録内容>
01. Plastic 2 Mercy
02. too misery
03. Plastic 2 Mercy (inst)
04. too misery (inst)

 

 

 

 

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