新ユニットで色合いを変える個性と関係性。『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY03&04』発売記念イベントレポート

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『アイドルマスター ミリオンライブ!』の新CDシリーズ『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY03&04』発売記念イベントが10月13日、都内で開催された。

『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY03&04』は、『アイドルマスター ミリオンライブ!』で7月末より約2ヶ月間開催された「プラチナスターライブ シーズン2」内で結成された新ユニット「クレシェンドブルー」と「エターナルハーモニー」メンバーのソロ曲とユニット曲を収録したアルバム。発売記念イベントには「クレシェンドブルー」より箱崎星梨花役の麻倉もも、北沢志保役の雨宮 天、北上麗花役の平山笑美、「エターナルハーモニー」より徳川まつり役の諏訪彩花、豊川風花役の末柄里恵、エミリー スチュアート役の郁原ゆうが出演した。

いわゆる「回し役」不在のメンバー構成で、諏訪と末柄はリリースイベントには初参加。雨宮も緊張モードだったりするなか、最初にマイクを持って進行を担当したのは麻倉もも!しかしふわふわした世界観と個性の持ち主で、あちらこちらに意識が飛んでいく麻倉の進行は注意がちょっと心もとない。そこで(私が何とかしなければ……!)と目覚めたのが、普段は控えめな郁原ゆう。「今日は大変だったかな」と言いながらも要所で進行をアシストし、頼れるところを見せていた。

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お題に対してチームの解答を揃えるゲームコーナーでは、エターナルハーモニーチームが“ハーモニー”に関しては一日の長で勝利を収め、エミリーの好きな抹茶の生チョコをゲット、麻倉たちを悔しがらせていた。

 

前シリーズ「LTP」とは違った色合いを強く感じるライブパート

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ライブコーナーのトップバッターは、リリースイベントには初登場の諏訪彩花!「カーニヴァル・ジャパネスク」は日本の夏祭りを強く意識した楽曲で、前曲「フェスタ・イルミネーション」の“イルミルミルミ…ネーション♪”のフレーズのサンプリングから一気に幻想的なお祭のハレの世界へ客席をいざなった。

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テーマは同じ祭りでも今度は“夏”の祭りということで、諏訪は浴衣っぽい袖の布地に遊びが大きい衣装で登場。袖をひるがえしながら客席をびしっと指さし、舞台を軽快に舞い、その場で走りだしたりとパフォーマンスは自由そのもの。和ロックテイストな楽曲に乗せて客席とともに盛り上がっていく。クライマックスは「それそれそれそれ♪」「ほっほっほっほ♪」のコール&レスポンスで、まつり姫ならではのお祭り空間を作り上げていた。「皆さんの素晴らしいコールで緊張が吹き飛んで、すっごく楽しかったです!」

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平山はノリの良すぎる英語の口上から、メロディラインそのものが躍動するようなキュートでハッピーな「サマ☆トリ〜Summer trip〜」を披露。サビは手を差し伸べて歌う元気さが印象的だが、落ちサビはオレンジの照明のなか訴えかけるようなニュアンス。一曲の中でめまぐるしく色や表情を変えながらも、ずっと明るい笑顔を浮かべていたのが印象的だ。歌い終えた平山は「夏っぽい明るくかっこいい曲で、冬も近いけど夏を感じてトリップしてほしいです」

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麻倉の「夢色トレイン」は冒頭の汽笛からのコミカルなイントロ、そしてとびっきりキュートな英語アナウンスでもちょワールドに引き込まれてしまう。指差し確認から、「出発です」に合わせて敬礼!ピンク一色の会場の中で、くるくる指をまわし、軽快なサビに合わせて大きく手を振る様子はまさにアイドル!

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ワルツ調の間奏ではバレエっぽいゆったりしたダンスを見せたが、とにかく歌声、動き、雰囲気のすべてがキュートで、「プロデューサーのみなさん、もっと声聞かせてくださーい!」「しゅっぱつしんこー」と煽る姿は“アイドル”としか形容しようがない。「みんなで一緒にー!」の声とともに会場が声を揃えた「ラララ」の大合唱は最高のハッピー感だった。しかし歌い終えた麻倉は息も荒かったが、「すごーいアップテンポで、すごーく楽しかったです!」と満足気だった。

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初のライブ出演で緊張しきりの末柄の「bitter sweet」は、ボーカルを聴かせることに特化したステージング。どこか郷愁や切なさを感じる楽曲をしっとりていねいに歌っていく。サビの広がりを感じさせる歌い上げも印象的だ。間奏では大きく手を広げゆったりと回って見せ、音の中を泳いでいるようなイメージ。ラストのファルセットで引っ張ったあとの、優しい優しい「I love you baby」の余韻が印象に残った。「『bitter sweet』は風花ちゃんの内側に入ってきたような、いじらしい心を表現している歌なんです」。初ライブの末柄は初めて生で見る一面のサイリウムに大感動だった。

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郁原が歌う「君だけの欠片」は夕暮れ時の切なさを感じさせるスローバラード。“長く伸びてく影”で手を掲げ、“君”に差し伸べる手が少し震えているのが郁原の緊張を伝えてくる。ゆったりとした曲調だが、ゆったり寄せては返す波のようにテンションをじっくりと高めていく。強さや痛みを語るメッセージ性の強いフレーズでは情感豊かに力強く。感謝の気持ちをエミリーっぽいお辞儀で表現するのもキャラクターへの思い入れが強い郁原ならではか。控えめな印象だった郁原だが、この日はMCでも進行役のアシストで活躍。「聴かせるためのバラードで、あなたのための曲です」「まだまだ進化していきますのでよろしくお願いします!」ときっぱり言い切る姿に、少し姿勢の変化を感じたかもしれない。

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ソロのトリを務めたのは雨宮。「ライアー・ルージュ」が激しさとクールさに針を振った曲とすれば、この日披露した「絵本」は優しさの中のしなやかな強さ、だろうか。前奏で視線を伏せ、広げた手をゆっくりと回す仕草だけで世界を作り上げてしまうのは雨宮ならでは。優しいボーカルで、かたくなな志保の中のやわらかな部分を描き出していく。

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バラードではあるが、サビの圧倒的な音圧と存在感はやはり圧巻だ。軽く拳を握り、高く差し伸べた手が照明の眩しい光を掴み取るように見えた。優しい楽曲だからこそ、彼女の芯の強さを強く感じるステージだった。祈るような仕草から現実の世界に戻ってきた雨宮は、「……緊張した!深呼吸させてください」とひと言。「『絵本』はバラードで、志保さん自身を歌った曲なので、大切に歌いたいなと思っていました。すごく、緊張しました!」。会場から鳴り止まない歓声と賞賛が届くと、うれしいような、どうしていいかわからないような、はにかんだ表情を浮かべていたのが印象的だった。

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最後は麻倉が「寂しいんですけど、最後の曲です。みんな、大丈夫?せーの!」と音頭を取って、全員での「Welcome!!」。共通曲だからこそメンバーの個性が際立つ。個人的には志保として、クールな表現が多い雨宮が見せるキュートなドヤ顔や拳を突き上げる姿、「ずっと一緒だよ」と呟く姿の新鮮さが印象に残った。また、おそらく初の“全員での歌唱”である末柄が、全身で乗ってライブを楽しんでいたのも印象的だった。転調後の会場のテンションは天井知らず。声を揃えての「ありがとうございました!」で、「クレシェンドブルー」と「エターナルハーモニー」のファーストステージは幕を下ろした。

Text by 中里キリ


『THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY03&04』発売記念イベント昼の部
2014.10.13@都内某所

【セットリスト】
M01:カーニヴァル・ジャパネスク(諏訪彩花/徳川まつり役)
M02:サマ☆トリ〜Summer trip〜(平山笑美/北上麗花役)
M03:夢色トレイン(麻倉もも/箱崎星梨花役)
M04:bitter sweet(末柄里恵/豊川風花役)
M05:君だけの欠片(郁原ゆう/エミリー スチュアート役)
M06:絵本(雨宮 天/北沢志保役)
M07:Welcome!!(クレシェンドブルー&エターナルハーモニー)

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