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2026.08.23

「学園アイドルマスター」の新たなライブツアー“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”が開幕!七瀬つむぎ、花岩香奈、薄井友里、松田彩音が出演した福井公演の模様をレポート!

「学園アイドルマスター」の新たなライブツアー“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”が開幕!七瀬つむぎ、花岩香奈、薄井友里、松田彩音が出演した福井公演の模様をレポート!

「学園アイドルマスター」(以下、「学マス」)の新たなライブツアー“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”(以下、“標ツアー”)が、2026年8月20日(木)、21日(金)の福井公演で開幕。各会場で出演者を変更しての少人数ライブだからこその内容や、その組み合わせの雰囲気を楽しめるツアーの魅力を、今回も随所でみせてくれた。そんな“標ツアー”福井公演より、本稿ではDAY2の模様を中心にお届けする。

TEXT BY 千葉研一

「アイドルマスター」史上初の福井公演!個性が光るパフォーマンスで幕開け

ついにスタートした“標ツアー”。「学マス」のツアーとしては、ゲームサービス開始の2024年に開催された“学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR”(以下、“初ツアー”)以来。ツアーファイナルであるKアリーナや周年ライブほどの大きな会場ではないとはいえ、約2,000人のキャパはソールドアウト。幸運なプロデューサー(「アイドルマスター」ファンの呼称)たちが、福井公演の舞台であるフェニックス・プラザ エルピス 大ホールに集結した。

福井公演の出演者は、七瀬つむぎ(有村麻央役)、花岩香奈(葛城リーリヤ役)、薄井友里(姫崎莉波役)、松田彩音(花海佑芽役)。“初ツアー”では花岩と薄井がいわゆる“初心組”であるが、他の2人はそれぞれ別公演に出演しており、ツッコミが七瀬1人であったことも含め、新たな化学反応も楽しみな組み合わせとなった。

また、セットリストに目を向けると、サプライズでそれぞれの新たなソロ曲を初披露したほか、これまでのソロ曲を全て披露したことが“標ツアー”の大きな特徴。リスアニ!WEBでは、2回にわたりキャスト陣にインタビューを実施しており、今回の新曲以外のソロ曲について語っていただいたので、改めてインタビューでも楽曲に込めた想いを感じていただきたい。

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DAY2のOPナンバーは花岩による「極光」。1stシングルの衣装に身を包み、思いの詰まった歌声を突き上げていく。目線にも気合が溢れ、間奏のダンスやターンもキレが抜群。より成長したパフォーマンスはメリハリをつけることでの表現力もアップしており、それでいて必死感もあるのはリーリヤらしい。花岩は「1曲1曲に込める思いや強さ、2年間やってきた経験をすべて詰め込んだ」と口にしていたが、1曲目からそれを感じられるステージとなった。

続いて、薄井が「L.U.V」を愛情たっぷりに歌い上げる。彼女の魅力である笑顔はもちろん、切なさやいじらしさを浮かべる表情や仕草でもオーディエンスを魅了。「L.U.V」はこれまで披露した回数も多く、今回は今までに比べて余裕さをプラスして歌ったとのことで、そういうところもライブならではの面白さだろう。

ステージ下手から登場した七瀬は、「Fluorite」のお洒落でかっこ良い世界を表現。ウインクを決めつつ歌う彼女の広がりのある歌声や、全身を使ったキレのあるダンス、大きな瞳でプロデューサーたちを向く表情まで、一段と成長した姿をみせる。スクリーンで隣にもう1人の自分を映し出す演出も、麻央の心情を表す素敵な演出だった。

DAY1でトップバッターを務めた松田は、DAY2では逆にソロ4人目に登場。「Wooooooooooooow!!」と叫びながらステージ駆け込み、「グースーピー」を元気いっぱいに披露。曲中もステージを走り回って声を求めると、大歓声が響く。楽しそうに歌い踊る松田は客席を笑顔にするパワーがあり、会場も配信も巻き込んで大盛り上がり。ちなみに、曲中でジャンケンをするシーンは、最初がグー、次がチョキだった。

そして、4人がステージに集結し、最初のブロックラストは“標ツアー”のために制作された楽曲「修楽旅行」。全国を回るツアーらしく修学旅行をテーマにしたこの楽曲。冒頭の枕投げをイメージしたポーズから、個性全開のソロパートやセンターに集まって大きなハートを作るかわいい振付でもみせていく。DAY1の時点でコールは完璧だったが、ステージパフォーマンスも予習済みのDAY2はさらに一体感がアップし、4人の表情にも笑顔が溢れる。曲後半に写真撮影をするパートは、激しい動きだからこその難しさもあったようだが、それも含めての楽しいステージとなった。

冒頭から駆け抜けたライブは、ここでMCパートに。福井公演のDAY2だからと手を“カニ”にするなど、随所に福井らしさを交える4人。薄井の提案でプロデューサーたちにウェーブを求めたり、松田が2本食べたサバエドッグなどの福井グルメの話になったり、和やかで自由なトークを展開。松田と花岩からは「胃に福井県がいます」との言葉も飛び出していた。
さらに、衣装を紹介する場面では、謎ポーズをしながら回る4人。DAY2は“恐竜……と見せかけて、福井県の形”のポーズとのことで、この日「全ツッコミはむぎ(七瀬の愛称)」「巻き込まれボケが一番輝く」と言われていた七瀬が、周りの自由な行動や発言に胃が痛くなるような表情を浮かべていたのも面白かった。

葛城リーリヤと姫崎莉波の新曲はアイドルの新たな魅力満載

福井弁でみんなに気合いを入れ、次のブロックへ。まずは七瀬が「Top Secret」をお洒落に披露。サビの“Ring-a-ling-a-ring”のキャッチーなフレーズも流暢に決めつつ、「内緒だよ」の仕草でもドキッとさせると、ラストのウインクでもプロデューサーの心を掴んでいく。

そのまま、松田の「真っ白いページと水彩の主人公」へ。ゲーム内の親愛度コミュ「#STEP3」の楽曲らしく、これまでのソロ曲とはまた違った一面を見せつつ、佑芽らしい楽しさや早口、コミカルな動きも全開だ。サビでの感動的な歌声や後半の壮大なメロディもライブだからこそ映えるもので、“私はキミの主人公(ヒーロー)さ”の歌詞が象徴するような、一歩成長した佑芽と松田の姿をみせてくれた。

「歌声は君いろ」で素敵な歌声を響かせたのは薄井。MV公開されてから初披露であり、オレンジのライトに照らされながら、彼女が紡ぐ温かく柔らかな雰囲気に会場が包まれていく。優雅に“見えないあの人”との踊りもみせると、「ねっ!」と微笑む姿も多幸感に溢れるものだった。

そして、花岩がリーリヤの新たなソロ曲「いつかのわたし」を初披露。前述したように、“標ツアー”では新ソロ曲がサプライズ披露されており、DAY1では麻央の「L’Espoir」と佑芽の「春と光」が披露された。残りの2人の新曲も既定路線ということで、聴き慣れないイントロが流れると期待の空気が一気に広がる。「いつかのわたし」は珠玉のバラード。言葉を1つ1つ噛み締めて歌う花岩は、「優しさの中に、燃える熱いハートも込めた」と話していたように、しっかり前を向き、目には熱い心を滾らせる。“一歩ずつでいいよ”や“一つずつでいいよ”との歌詞もリーリヤらしい。曲中にスクリーンの前に立って横を向くと、その向かい側には“いつかのわたし”が登場。過去の自分と向き合って一緒に歌い上げ、最後に上を向いて微笑むのも胸が熱くなるものだった。

新曲に浸るプロデューサーたちのもとへ、改めて全員が登場。MCでは披露した楽曲を振り返りつつ、七瀬は前髪をわけていない髪型にも言及。麻央の原点である“ホントのボク”の姿で歌えたことが嬉しかったと顔をほころばせる。「グースーピー」では他の3人も舞台裏でジャンケンをしたらしく、花岩と薄井があいこ、七瀬が負けだったと明かしていた。

次のブロックは新たなサマーソング「「ねえ、言っちゃうよ。」」から。実装されたばかりで、DAY1がライブ初披露となったこの曲。スクリーンに実写の風景が映し出されるのも趣があり、映像やライティングがステージを彩るなか、4人は苦しいほどの恋心を歌い上げていく。ソロパートでも一味違うアイドルの魅力をみせ、松田のちょっと溜めを入れた歌い方もライブならでは。最後に縦に並んでポーズを決めるのも美しく決まっていた。

続いて、この曲もMV公開後の初披露となった「金の斧、銀の斧、エメラルドの斧」を、松田が演じるように歌っていく。マイナー調のメロディと明るい歌声との不思議な親和性がありつつ、金と銀が交互に繰り返すライティング演出やにらめっこをする遊び心も満載だった。2月の“学園アイドルマスター 初星音楽祭”ではダンサーと一緒だったが、今回は再び1人での披露だったため、MCではいつかまた誰かにやって欲しいと話していた。

アイドルたちの新たなソロ曲のうち、最後に披露されたのは薄井による「重なる夜空の痕跡に」。莉波のソロ曲といえばラブソングの印象も強いが、この曲はちょっと大人の雰囲気も漂う青春ソング。エンディングで走る熱い青春の感じをイメージして歌ったという薄井は、莉波の星座である魚座を型どる振付もみせつつ、スクリーンの星空をバックに美声を響かせる。初披露でありながら素敵なステージをみせてくれた。

さらに、七瀬が「#STEP3」の楽曲「見て」を想いたっぷりに歌い上げていく。0番(センター)でスポットライトを浴びるのはやはり緊張したと振り返っていた七瀬。しかし、彼女の成長を感じさせるパフォーマンスは、歌だけでなく優雅なターンやスムーズでキレのある足の運びにも表れていて、目も耳も吸い込まれるような感覚になるほどだった。

そんな七瀬のもとに手を振りながら花岩が登場して、2日間に渡る全ソロ曲のラストに披露したのは「白線」。最初のソロ曲としてこれまで10回以上披露してきたが、冒頭からこれだけ笑顔を浮かべて、コールを積極的に求めるのは新鮮。何回も披露してきたからこそ、その時々でいろんな色が出せると話していたように、今回は振り数をいつもより少なくしたという。客席からのコールを受けて、歌声も動きも弾む花岩。最後の「愛しているよ!!」の叫びも魂を震わせるもので、この2年で培われた新たな「白線」となった。

各楽曲で新たな姿をみせる4人だが、MCでは楽しさいっぱい。「福井バージョンの振付を披露したいと思います」と宣言したかと思えば、恐竜の動きでセンターに集まってポーズを決める。七瀬がティラノサウルス、松田がラプトル(ヴェロキラプトル)、薄井がネッシー、花岩がエリマキトカゲ。後半は伝説の生き物や、前世が恐竜だったはずと言い張るものであり、うつむく七瀬の苦笑や「あななたちのかわいいの基準が信じられない」との言葉がすべてを物語っていた。同時に、このノリと雰囲気、七瀬の巻き込まれ感が、“福井組”の魅力でもあると感じられるものだった。

そして、ライブは本編ラストの曲に。恒例の「今来たばっかり!」の声に対して、松田が頑張って考えた「嘘つきはダメガネ」と返すも、言った本人が恥ずかしがってしまう。さらに、自分たちは次のメンバーにバトンタッチしてファイナル公演で待っていることなどを口にし、プロデューサーたちに気合いを注入……ここまではよく見る光景だが、そこはこの4人による福井公演。気合い注入の言葉には「もっと鮮やかに」「華やかに」「明らかに」と“カニ”が隠れており、そこから「越前ガニ」「タラバガニ」「ズワイガニ」「毛ガニ」とカニまみれな状況に。これには七瀬が早く次にいってほしいと涙ながらに訴えるほど。ちなみにDAY1では、「今来たばっかり!」への返しとして薄井が考えてきた「今来たばっカニ!」や、“メガネ”のあいうえお作文が飛び出していた。

そんな福井公演ならではの楽しさから、本編ラストはツアータイトルである「標」。松田の「校歌斉唱」の掛け声から、プロデューサーの声が会場に響き渡る。“友と 今”の歌詞でそれぞれを見合うシーンも素敵で、4人で歌うからこその歌い分けやソロパートも新鮮。DAY2のフェイクパートは、薄井がお洒落に決めていた。

次のページ:福井公演らしいメガネ姿も披露し、最後は「ガラクタロード」で締め

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