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REPORT

2026.09.25

「学園アイドルマスター」の新たなライブツアー“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”伊藤舞音、湊 みや、春咲 暖、陽高真白が出演した岩手公演の模様をレポート!

「学園アイドルマスター」の新たなライブツアー“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”伊藤舞音、湊 みや、春咲 暖、陽高真白が出演した岩手公演の模様をレポート!

「学園アイドルマスター」(以下、「学マス」)の新たなライブツアー“学園アイドルマスター LIVE TOUR -標-”(以下、“標ツアー”)。地方公演の締め括りとなる第3公演の地は岩手。今回も各アイドルの新たなソロ曲が披露されたほか、今後のガシャ情報の後に即その楽曲をサプライズ披露するなど驚きと興奮のステージに。2026年9月22日(火・祝)、23日(水・祝)に開催された本公演より、DAY2の模様を中心にお届けする。

TEXT BY 千葉研一

その土地ならではのトークあり、サプライズの新曲ありの岩手公演

まだ見ぬ土地へ向かい、まだ見ぬ誰かへ届ける――

可能性と希望に満ちたコンセプトでスタートした“標ツアー”は早くも第3公演。降り立った地は東北・岩手。2024年開催の“学園アイドルマスター DEBUT LIVE 初 TOUR”(以下、“初ツアー”)で訪れた都道府県は、西から広島、大阪、愛知、東京だっただめ、福井、福岡と巡ってきた今回のツアーは、地方でみても「学マス」のライブが初めて開催された地となる(※福井は愛知と同じ中部地方に含まれることもある)。また、岩手での「アイドルマスター」の公演としては、“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS UNIT LIVE TOUR ConnecTrip! 岩手公演”(2024年3月10日開催)以来2度目であり、「アイドルマスター」初であった福井公演(第1公演)に続き貴重な機会となった。

会場はトーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館) 大ホール。出演者は伊藤舞音(倉本千奈役)、湊 みや(紫雲清夏役)、春咲 暖(秦谷美鈴役)、陽高真白(十王星南役)の4人。“初ツアー”では春咲と陽高が一緒だったものの、伊藤や湊はそれぞれ別公演に出演しており、“岩手組(岩手チーム)”も新鮮な組み合わせでプロデューサー(「アイドルマスター」ファンの呼称)たちを楽しませた。

DAY2のレポートの前にDAY1についても新曲中心にお伝えすると、岩手公演DAY1は春咲による「Superlative」で幕を開ける。初めてのトップバッターとは思えない見事なパフォーマンスをみせると、新曲以外のソロ曲では春咲が「たいせつなもの」、湊が「Love & Joy」「Ride on Beat」「カクシタワタシ」、伊藤が「憧れをいっぱい」「Wonder Scale」、陽高が「小さな野望」「Choo Choo Choo」「Cosmetic」を披露。歌もダンスも表現力もパフォーマンスの成長が素晴らしく、各アイドルらしさ全開のステージをみせた。

DAY1で新たなソロ曲を披露したのは春咲と伊藤。まずは春咲が美鈴の新ソロ曲「海奏ララバイ」を歌い上げる。タイトル通り“海”をテーマにした子守唄を思わせる楽曲で、MCでも「美鈴の中で一番優しい楽曲」と口にしていた。スクリーンにクラゲが漂い、海中の幻想的な雰囲気が漂うステージで心地良い歌声を響かせる春咲。間奏のダンスは優雅さもあり、陶酔するような表情も吸い込まれるようだった。

伊藤は千奈の新ソロ曲「ワタシカワイイアヒルノコ」を披露。セリフから始まるミュージカル調の楽曲は千奈の魅力が凝縮されており、自分の羽で夢の大空を目指す気持ちが、歌い方にも全身を大きく使った動きにも表れていて、初披露にして完成度の高いステージをみせる。MCでは、曲中で「いってらっしゃい、オオワシさん!」と手を振ると2階席や3階席のカッパさん(この日のプロデューサー)が手を振り返してくれて心強かったと、顔をほころばせていた。

そして、この日最大のサプライズだったのが、新曲「Agitato」。アンコール前の告知でガシャ情報と共に流れた直後に、なんとアンコール1曲目として4人がいきなり初披露したのだ。“小悪魔ガシャ”の楽曲だけに、歌い方やダンス、叫び、表情も小悪魔感がたっぷりで、ジャジーなピアノの伴奏も楽曲を盛り上げるなか、それぞれのアイドルが普段とは違うあざとさでみせて、プロデューサーたちをドキッとさせていた。

ソロ以外の楽曲やMCでは、岩手公演ならではのポーズやトークが随所に飛び出す。美味しいものを堪能した話題では、冷麺やそこに入っていた梨、芋煮(いもの子汁)、アラ汁、前沢牛、南部煎餅などに舌鼓を打ったと笑顔。秋田出身の春咲は「岩手はマブ」と口にし、この地でライブができたことを喜んでいた。

他にも、「カッパさ~ん」と呼びかけて声出しをしたり、盛岡さんさ踊りの動きを取り入れたウェーブをしたり、小芝居からの“わんコーレス”(わんこそばの言葉を使ったコール&レスポンス)を求めたりと、岩手ならではの楽しさが盛りだくさん。次が最後の曲だと告げた時の「今来たばっかり」に対する恒例の返しは、伊藤が「カッパさんの嘘つき~!」だった。なお、その伊藤がDAY1では「標」のフェイクパートを担当し、CD収録のソロバージョンとは違ったフェイクを響かせていた。

地方公演を締め括る岩手公演DAY2は、伊藤舞音が初のトップバッター

“標ツアー”の地方公演最終日であり、シルバーウィーク最終日でもあった岩手公演DAY2。トップバッターを務めたのは伊藤だ。「皆さま~!ごきげんよう!」と高らかに挨拶をして、素敵な笑顔と共に「日々、発見的ステップ!」を披露する。弾むようなパフォーマンスは歌もダンスも安定感がアップしていて、笑顔で手を振る伊藤の姿にプロデューサーたちも自然と笑顔が浮かぶ。今回はゲームのライブシーンに合わせた足の動きを追加したとのことで、自身初のトップバッターをしっかり務めるだけでなく、新たな魅力もみせていた。

続いては、湊が「Tame-Lie-One-Step」でダンサブルなステージを披露。軽快に踊りながら、プロデューサーたちの声を求めて「いいね!」「最高!」と嬉しそうな表情を浮かべる。意外にも久しぶりの披露となったが、彼女も成長を重ねたことで表現の幅も広がっており、なにより嬉しそうな姿が印象的。アウトロでもクラップを求めて盛り上がっていた。ちなみに、この日の湊の髪型は「Tame-Lie-One-Step」の清夏に合わせたストレート&編み込み。DAY1では「#STEP3」の楽曲「Love & Joy」のポニーテール姿で、そういった違いも両日の見どころだ。

そして、スクリーンに月が浮かび上がり、後ろを向いていた春咲が振り向いて「ヨルニテ」を披露すると、会場は一気に美鈴の世界に。透明感のある高音やキレのあるダンス、心をすべて見透かすような表情、その吸い込まれるような魅力にプロデューサーたちは虜に。ラストのロングトーンからの不敵な笑みも息を飲むほど魅惑的だった。

4人目に登場したのは陽高。荘厳なイントロが流れ、圧倒的な存在感と美声で「Our Chant」を歌い上げる。曲中のセリフパートも大歓声が沸き起こり、ラスサビでの全身全霊を込めるような圧巻のパフォーマンスは、叫ぶような歌い方にも気持ちが溢れていた。

このブロックラストは、“標ツアー”のために制作された「修楽旅行」。湊のダンサブルなソロパートをはじめ、伊藤が「あげていきますわ」と叫ぶなど、個性が爆発してハチャメチャに盛り上がる。曲中の記念撮影は、カッパのポーズだったDAY1から変わり、DAY2は岩手を舞台にしたドラマ「あまちゃん」にちなんで「じぇじぇじぇ」のポーズ。ラストも湊がじぇじぇじぇ、伊藤がカッパ、春咲が盛岡さんさ踊り、陽高が麺(冷麺orじゃじゃ麺orわんこそば)をすするポーズを決めていた。

MCでは「修楽旅行」でのポーズのことや、ケータリングで食べたもののことを楽しそうに話す4人。衣装を紹介する際に「私たち、めんこい(かわいい)ですか?」と方言を使うなど、トークも地方公演ならではの楽しさがいっぱいだった。

星南と清夏の新ソロ曲「Roar」「Private Glitter」を初披露

次のブロック、まずは静寂を切り裂く息づかいから春咲が「ツキノカメ」を歌い上げる。ふんわりした歌声を響かせたかと思えば、レーザーやライトが点滅するなかでキレキレのダンスもみせる春咲。踊る時に微笑みを浮かべるのも逆に怖さがあり、震えるような指先や息のひとつまで繊細なステージ。ちなみに、春咲はこの「ツキノカメ」の衣裳に合わせて髪の毛を青く染めたそうで、より美しさがプラスされていた。

続いては、伊藤が「#STEP3」の楽曲「空と約束」を披露。想いのこもった高音の伸びが素晴らしく、優雅で壮大に歌い上げる姿は次期生徒会長としての千奈を彷彿とさせるもので、曲の最後には感慨深げに優しい微笑みを浮かべていた。伊藤の動きに合わせてスカートがふわっとひるがえるのも素敵だったが、以前この衣装を着た時は布の重さもあって「衣装に翻弄されていた」とMCで振り返る伊藤。そういった部分も含めて思い出深いステージとなったようだ。

そして、この日も2人が新たなソロ曲を立て続けに披露する。陽高が披露したのは、星南の新曲「Roar」。“吠える・咆哮”を意味するタイトルを冠した楽曲は、吠えるポーズを取り入れた振付も印象的で、星南らしいかっこ良さと同時にステージを目一杯楽しんでいる様子が表情からも伝わってくる。プロデューサーたちはさすがの順応力をみせ、“Ro-ro-ro-ro-ro-roar”に合わせて声をあげ、その声に笑顔を浮かべた陽高は、煽るように腕を突き上げるとさらなる声を響かせていた。

湊が披露したのは、清夏の新たなソロ曲「Private Glitter」。リズムに乗せて、ギャルなピースも交えながらのダンサブルなパフォーマンスをみせる。この曲はオフの1日をイメージしており、チルい雰囲気がありつつ、メイクをするような仕草やハートを作る振付などかわいさもいっぱいだ。ありのままの自分で前に進んでいく内容を、楽しそうに歌い踊っていった。こちらの曲もプロデューサーたちは初見ながらコールを入れていたが、MCで改めてサビの“it’s Okay!”や“Shining! Shining!”のところを歌ってほしいとお願いしていた。

新曲の連続に興奮冷めやらぬなか、4人が登場して楽曲を振り返る。そして、前日に続いて盛岡さんさ踊りのような優雅な動きをするウェーブで盛り上がると、ライブはいよいよ終盤戦に突入。

より成長したパフォーマンスで、ソロ曲をすべて披露

まずは、湊による「Kira Kira」。ビブラートやシャクリといった声の揺らぎもお洒落感が増しており、ただ上手く歌うだけでないライブならではの表現がプラスされたパフォーマンスだ。サビ前のフェイクは毎回変えているとのことで、今回も新たなかっこ良さをみせていた。

続いて、伊藤が「ときめきのソルフェージュ」を優しく歌い始める。いつもより声の厚みやクレッシェンド感を意識したとMCで語っていたが、にこやかに突き上げる声、スキップするように移動する動きなどで表情豊かに物語を紡いでいく伊藤。千奈の心に寄り添って、今生まれる音楽を届けたいと願う気持ちが、この日だけのステージなりプロデューサーたちに届けられた。

圧巻だったのは陽高の「赤裸々」。この前後に歌うのはプレッシャーがあったと伊藤や春咲が話していたように、力強い歌声を突き上げるその表情は感傷的でもあり、想いが溢れるようでもあり、プロデューサーたちの胸を突き刺してくる。凄みのなかに楽しさも漂わせる陽高は、ラストシーンで玉座に腰かけてラスボス感たっぷりに王者の微笑みをたたえていた。今回着用していた1stシングルの真っ白な衣装は、「赤裸々」での真っ赤な衣装と対照的であるのも感慨深い。

岩手公演2日間のソロ曲ラストは、春咲による「VEIL」。赤と青のライティングに照らされたステージで、「おいで」の一言や笑い声など、雰囲気たっぷりなパフォーマンスでプロデューサーたちを魅了。ステージセットの違いもあり、前回披露時とは振付も少し変わったそうだが、彼女にしか出せない世界観はより一層惹きつけられるものだった。

そして、ステージに集結した4人が「古今東西ちょちょいのちょい」を披露。腰には、カッパとアイドルを組み合わせた岩手公演のグッズ“公式ストラップつきぬいぐるみポーチ”を装着しており、楽しく賑やかに躍動する。曲中には岩手コール&レスポンスもあり「やっぱり岩手は最高!」とノリノリ。ちなみに、DAY1ではライブグッズではないカッパのぬいぐるみを身に着けていていた。

披露してきた曲を振り返り、次が最後の曲であると告げると、プロデューサーからはお馴染みの「今来たばっかり!」の言葉が。すると伊藤が3人に耳打ちし、“初ツアー”の恒例の言葉にアレンジを加えて「カッパさんの嘘つき~!」と叫んで盛り上がる。さらに、本編ラストの曲……の前には、わんこそばを食べたい小芝居もあり、お腹がいっぱいになった4人が、改めて本編ラストとして「標」を披露。プロデューサーたちも一緒に歌うと、陽高や伊藤はイヤモニを片方外してその声を直に浴びていた。「標」の聴きどころの1つである、フェイクパートは春咲が担当。DAY1の伊藤と同じように、CD収録のものと聴き比べてみるのも面白いだろう。

なお、2日間ですべて披露したソロ曲について、新曲以外はインタビューで語っていただいているので、ぜひこちらでも楽曲に込めた想いを受け取ってもらいたい。

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