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2026.09.19

今を大切にしながら、“その先へ”――陽高真白 1st LIVE「and future」の模様をレポート!

今を大切にしながら、“その先へ”――陽高真白 1st LIVE「and future」の模様をレポート!

2026年2月にソロアーティストデビューし、先日2nd Single「Sugar Gravity」をリリースした声優・陽高真白。その待望の“1st LIVE「and future」”が、8月30日(日)に大手町三井ホールで開催された。陽高の人生を共有するセットリストや演出で、彼女の過去、現在、未来のすべてをステージで表現。素敵な空間が広がるなか、観客と一緒に楽しんだ本ライブの模様をお届けする。

PHOTOGRAPHY BY Kyoka UEMIZO
TEXT BY 千葉研一

シングル曲やカバー曲で陽高真白の人生を追体験

記念すべき陽高真白の1stライブ。今夏の東京は雨模様な日も多く心配されたが、陽高のポジティブパワーのおかげか雨が降ることなく開催日を迎えた。会場がある東京・大手町は平日ビジネスマンで賑わう街でありつつ、皇居の側で緑あふれる立地。そんな素敵な場所で陽高の初単独ライブは幕を開けた。

ステージセットに目を向けると、上手側にはピンクのテーブルと椅子、さらには今年2月開催の“春咲暖×陽高真白ツーマンライブ「Luminous 2026」”で着用したピンクの衣装が飾られており、女の子の部屋さながらな雰囲気が漂う。ライブコンセプトは『0歳から私(陽高真白)の好きな曲を振り返っていく』。開演前に「モーツァルトの子守歌」のオルゴールが流れていたのも、0歳の陽高を優しく寝かしつける様子を象徴しているようだった。

ワクワク感に包まれていた会場が、時間となり暗転。颯爽とステージに登場した陽高がオープニングナンバーとして披露したのは、2ndシングル表題曲「Sugar Gravity」だ。陽高真白らしさが詰め込まれた楽曲で一気に会場を自分の世界へと変えていく。ステージを移動する足取りは軽く、ダンスはキレキレ、気持ちのこもった歌声を響かせる陽高。“「今日可愛くない?」”のセリフを笑顔でかわいく決めると、会場後方まで埋め尽くした観客たちは曲に合わせて“Let it go”“Oh Yeah”などのフレーズにあわせ声をあげて一緒に盛り上がった。

歌い終わり、嬉しさを全身に滲ませた陽高が笑顔で挨拶。この日最初の衣装は、シックなチェック柄のジャケット&スカートをキラキラに装飾したもの。黒のロングブーツも長身でスタイル抜群の彼女の魅力を引き立てる。目元にはラインストーンでハートが形づくられており、ピンクのチークも華やかでかわいい。ステージセットやライブのコンセプトを紹介すると、「盛り上がれる準備できてるのか!」と気合を入れて次の曲へ。

2曲目は「きらきら星」。誰もが知っている楽曲を、その美声でかっこよく歌い上げていく。ライブのコンセプトからすれば、幼少期にこの曲を聴いて育ったのかとの思いがありつつ、“キラキラ星”で“ギャル”な彼女を表してもいて納得の選曲だろう。そして、陽高真白の人生を彩ってきた大好きな楽曲たちを、彼女の人生を振り返るように披露していった。1stと2ndのシングル曲を上手く組み入れられていたのも粋な演出だ。

続いては、2ndシングルより「Grow up」。この曲はライブで以前披露しているが、その時よりもブラッシュアップされ自身の成長と合わせて見事なパフォーマンスをみせる。キャッチーに繰り返すワードもかっこよく決め、観客は思い思いのペンライトを振りながら陽高が描く世界と歌声を堪能していた。そして、「Grow up」とのタイトル通りすくすくと成長していった陽高が、次に見つけたのは友達だった。

「ライブでは初公開の曲です!」と叫んだ陽高は、同じく2ndシングルより「BFF」を披露。先日実施したインタビューで、ファンに対する気持ちも含まれていると明言し「ライブでもみんなの心にストレートに届くんじゃないかなと思います」と話していたように、目の前や配信で観ているファンに気持ちを届けていく。サビ前の“Love you forever!”で手を広げて気持ちを溢れさせると、それを受け取って歓声を送る観客たち。陽高のボルテージもさらにあがり、ラストには思わず嬉しさから声が漏れていた。

陽高真白が2nd Single「Sugar Gravity」をリリース!1stシングル「Area」を経て芽生えた自覚と叶えていきたい想いとは

そして、ここからは陽高が大好きだった曲たちを次々とカバーしていった。まずは、“One, two, three, four”の掛け声からAKB48の「ヘビーローテーション」。2010年のリリース時点で、少女・陽高真白は小学生。自宅でテレビを観ながら踊る姿が目に浮かぶようで、カラフルに染まったステージで元気いっぱいに披露すると、ハイテンションなコールも会場に響き渡る。

そのまま、ゆうゆによるVOCALOIDの代表曲「深海少女」へ。ライブ終盤のMCで披露楽曲を振り返った際に話していたように「深海少女」は陽高が初めて聴いたVOCALOID曲で、ターニングポイントにもなったという。その楽曲をセットの椅子に腰掛け、胸に手を当てつつ想いを込めて歌い上げていく陽高。Dメロからのラスサビや、気合の入ったロングトーンも圧巻だった。

さらに、ジャジーな伴奏にのせて椎名林檎の「人生は夢だらけ」を歌い始める。音楽にハマってから椎名林檎のことが大好きになり、その中でも特に好きだったのがこの曲だという。歌唱力も日々成長している陽高は、リズムを取るのが難しい独特の曲調も見事に歌いこなし、ビッグバンド調などの曲調変化に合わせて様々な表情をみせていく。“これが人生 私の人生”との歌詞も今回のコンセプトにマッチしており、心の叫びを感じる抜群のパフォーマンスに大きな歓声と拍手が起こっていた。

次ページ:驚きの課題曲やブラッシュアップしたステージを披露

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