REPORT
2026.09.03
声優として多彩な作品で活躍する一方で、ソロアーティストとしても精力的に活動する愛美が、親交の深い声優アーティストを迎えて“最高の試合”を届ける企画ライブ「AIMI Presents 2MAN LIVE SHOW『A-GAME』」が、8月8日・9日の2日間、ヒューリックホール東京で開催された。1日目の田所あずさに続き、2日目の対戦相手に指名されたのは、愛美と同じ声優事務所・響に所属する相羽あいな。“大ガールズバンド時代”を共に盛り上げてきた両者による、熱い対バンライブの模様を振り返る。
※DAY1のレポートはこちら
https://www.lisani.jp/0000317175/
PHOTOGRAPHY BY 高田真希子
TEXT BY 北野 創
前日(DAYのURL入る)と同様、金網が置かれたステージには“DANGER”と印字されたテープが張り巡らされ、まるで格闘ゲームのステージのように物々しい雰囲気が立ち込めるなか、まずはこの日の演奏を支えるバンドメンバーたちが登壇し、OPムービーへ。スタイリッシュな映像と共に愛美と相羽あいなのプロフィールが紹介されると、懐かしのゲーム風のスタート画面に切り替わり、いよいよ『A-GAME』がプレイ開始。キャラクター選択画面から一番手として選ばれたのは、相羽あいな。愛美との共演作『BanG Dream!(バンドリ!)』発のリアルバンド・Roseliaのボーカリストとしての印象が強い彼女だが、それと並行して2016年よりソロアーティスト活動を行っており、実はRoseliaと同じく今年でデビュー10周年を迎える。そんな彼女が盟友との対戦の一発目に持ってきた楽曲は「REASONS」。TVアニメ『多数欠』第2クールEDテーマにして、彼女の深みあるボーカルスタイルにもマッチした濃密にして苛烈な高速ゴシックロックだ。得意のハイトーンを活かした鮮明なボーカルに煽られて、客席は赤いペンライトを振って燃え上がる。
歌い終えて「皆さんどうも、相羽あいなでーす!盛り上がっていきますよ!」と檄を飛ばすと、上松範康(Elements Garden)が作曲した重厚なロックナンバー「Beauty or Beast」へ。女子プロレス団体「スターダム」の2020年団体テーマ曲だったこともあり、闘魂を奮い立たせるような熱いメロディと歌声が会場のボルテージをさらに上げていき、クラップや「オイ!」といったコールが発生。そこから平成アニソンの名曲である「創聖のアクエリオン」(TVアニメ『創聖のアクエリオン』オープニングテーマ)のカバーに繋げる流れも見事で、悠久の想いを代弁するような優雅で力強いボーカルが心を熱くさせる。ちなみに相羽と愛美は『BanG Dream!』のキャラクターソングとして、この楽曲を2人でカバーしたことがあり、今回はその縁もあってセットリストに加えたとのこと。粋なカバーとなった。
そしてスクリーンに再びキャラクター選択画面が登場すると、今度は愛美と相羽あいなの2人がセレクトされる。すると愛美もステージに姿を現してコラボレーションの時間に。歌うは、二人が声優として出演するTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード 新右衛門編』シのオープニングテーマでもあった相羽の楽曲「Lead the way」。しかも作曲は両者と縁の深い上松範康ということで、あらゆる意味で熱い選曲だ。レーザーが照射されてステージが派手に煌めくなか、2人は互いを高め合うようにエモーショナルな歌をぶつける。Dメロで向かい合って歌う場面、落ちサビで腕をクロスさせながら歌う場面もあり、ラストは背中合わせになって締め。2人の絆も浮かび上がる鮮烈なパフォーマンスだった。
MCでは愛美が相羽の衣裳に触れて「ヒョウ柄やで!」とテンションを上げたかと思えば、相羽も愛美の衣裳を「かわいい」と評価。愛美はDAY1と打って変わって「ドレッシーな感じでかわいげを出してみました」とのことで、2人でクルッと回って衣装をアピール。「うちら、そんなんやるタイプやっけ?」(愛美)、「ちゃう。やってきてない」(相羽)と関西弁で楽しいトークを繰り広げていく(愛美は兵庫、相羽は大阪出身)。さらに「Lead the way」のコラボの話題に触れた流れで、「久しぶりにスタンドアップしたい」(愛美)と、ヴァンガードのカードゲームで遊ぶ際の掛け声「スタンドアップヴァンガード」を会場のみんなと一緒に声出しして楽しんだりと、かなり自由な雰囲気。また、マイクをクロスさせるパフォーマンスの際に手が逆だったとのことで、アンコールで再挑戦することを約束すると、愛美は「ほな帰るわ」と降壇。再び相羽のソロパートに。
「今まではかっこいい曲を届けてきましたけど、次はちょっと爽やかな楽曲を聴いていただきたいなと思います」と予告した相羽は、ミディアムテンポのポップチューン「センスオブワンダー」を歌唱。ブラスシンセの華やかな音色や打ち込みのリズムも加えた軽やかなグルーヴに身を揺らしながら、先ほどよりも明るくキラッとした歌声を届けていく。ラスサビではミラーボールが回転してさらに煌びやかな景色が広がった。さらにMCで、自身が過去にプロレスラーとして活動していたことを改めて紹介すると、スターダムのオフィシャルテーマソング「S.T.D.M.」を披露。ラウドに疾走するバンドサウンドとレーザービームのように真っ直ぐ突き刺さるパワフルな歌声の相性は抜群で、「声出して―!」との呼びかけに会場は瞬時に沸騰して「オイ!オイ!」と荒ぶる声を上げる。
そして早くも相羽のパートは最後の楽曲に。「この曲は皆さんの声が必要なんです!」と練習の時間を設けて練度を高めると、彼女がラストナンバーとして放ったのは、TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う2nd season』のエンディングテーマ「僕だけの地平線」。冒頭からタオルを手にしてみんなで振りながら、「ラララララララ♪」と合唱して会場の気持ちを1つにすると、明るく開放的な歌声でその場にいるすべての人たちの気持ちを“地平線”の向こうに広がる遥かな世界へと連れて行く。照明が煌々と灯るなか、晴れやかに自身のパートを締め括った。
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