“ナガノアニエラフェスタ2025”では2日間の開催の大トリを担い、会場に熱気の渦を巻き起こしたFLOW。残念ながらそのステージでは病気療養中だったベースのGOT’Sが不在だったものの、熱い楽曲と共にその存在感を刻みつけた彼らが、今年は2日目のトップバッターで登場する。フェスの1日の勢いを加速させるステージへの意気込みや思いを、KEIGO、KOHSHI、TAKEに聞いた。
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
■連載一覧はこちら
——“ナガノアニエラフェスタ2026”への出演が決まった今のお気持ちをお聞かせください。
TAKE 大好きなフェスなので、すごく嬉しいです。やっぱり野外の開放的な公園での開催で、お酒を飲みながらアニソンが楽しめるという環境は他にはないですから。初めて出たのが2023年なのですが、一発で「最高のフェスだな!」と思いました。
KEIGO アニソンに特化したフェスは屋内開催が主で、野外フェスというのはなかなかないですし、いいなあって思いますね。2025年も出演させてもらって改めて感じたのは、“アニエラ”自体が愛されているなってことだったんです。来ている人がみんな、“アニエラ”のことが大好きなんです。それが伝わってくるんですよね。そうしたものも含めて素敵なフェスだなって思っています。
KOHSHI メインステージもそうですが、楽屋から歩いていくとサブステージのライブやDJでオタクたちがめちゃくちゃ盛り上がっているのを、後ろから見て「楽しいイベントだな」って感じられるところもいいですね。
KEIGO 衝撃的だったのが、初年度に出演した時に、FLOWの演奏が始まったら丘の上からお客さんが走って降りてきたシーンでした(笑)。
KOHSHI 後ろの方がよく見えるんですよ。
TAKE TEMPESTステージからは見えるよね。横にある座れるエリアでゆっくり楽しんでいた人たちが、推し曲が来たり、推しのアーティストが出てくると走ってくるんだよね。
KEIGO ばあああ!って音がするような勢いで、丘から駆けてきた!っていうのをすごく覚えています。
KOHSHI 横とか後方が気になるんだよね。走ってきたり、すごく盛り上がっている人もいるし。
——今年の“FLOW THE FESTIVAL 2026”では後方に“ワンパクエリア”と冠されたスタンディングエリアがありましたが、どこかそのお話を彷彿とさせますね。
TAKE 通ずるところもありますし、楽しみ方は1つではない、という意味でも“ナガノアニエラフェスタ”の遊び方を選べるという部分は参考になりましたね。
——“アニサマ”や“ANIMAX MUSIX”、 “リスアニ!LIVE”などありますが、バンドにとっての“ナガノアニエラフェスタ”はどんなフェスだと感じますか?
TAKE とにかく野外の開放感です。そこでアニソンを演奏できるというのは、他には経験できない場所ですよね。野外ロックフェスもありますが、アニソンに特化していて、ラインナップも錚々たる顔ぶれで、というのは“アニエラ”ならではじゃないですか?
KOHSHI 徳島の“マチ★アソビ”も同じだけど、ダイレクトにお客さんたちの熱や好きの温度が伝わってくるんですよね。室内フェスでは感じられない熱がステージまで届く感覚がすごくありますね。そして、“熱い”というのもあるけど、“温かい”んですよ。
KEIGO みんなの「アニエラ愛」が伝わるんですよね。「“アニエラ”だから観に来ているんだ」という感じがすごくするんです。みんなが持ってきている愛情を感じられるからこその温かさなんだろうと思いますね。
TAKE それを長野でやり続けていることにオリジナリティがあると思っています。関東とか関西でもやろうと思えばできるかもしれないけれど、主催者が長野県にこだわってやり続けていることは、お客さんにも伝わっていることなんじゃないかと思います。
——2025年のステージの思い出を教えてください。
TAKE 去年の話でいえば、一昨年の件があって、中止せざるを得ないという苦渋の決断を制作側のみんなはしていたと思うし、だからこそ「もう1回必ずやってくれ」「来年、帰って来てくれ」というお客さんの思いが集まっていたのが2025年だったんです。とにかく開催できたことが、非常に良かったですし、その思いを持ってお客さんが来てくれていたことも伝わってきました。最後に代表の(コバヤシ)リョウさんが挨拶している時には、みんな泣いていて。お客さんも含めてみんなで作ってきた歴史があるからこその空気感があって、そこでトリをやらせていただいたことは光栄の極みだったと思います。
KEIGO MCでも言わせてもらったんですけど、演者としては、止めなかったスタッフの皆さんに、ありがとうございますという気持ちでした。オーディエンスのみんなも、その場で共感してくれていたんです。気持ちは同じだったんだなって感じました。
TAKE 好きなフェスだから、止めてほしくなかった。実はクラウドファンディングを、俺もやりましたから。リターンで法被をいただきました。そんな2025年は、初のトリをやらせていただいて、RAISE A SUILENのみんなと、藍井エイルちゃんを巻き込んで、フェスならではのコラボレーションを「GO!!!」でやれたことがすごく楽しかったです。
KEIGO 僕らのトリを、迎えてくれたお客さんの反応がすごく印象的でした。待っていてくれて、「トリを楽しむぞー!」とか「最後までやりきるぞ!」という思いが溢れてきたことを覚えています。
——トリを務める際のお気持ちはいかがでしたか?
KEIGO どちらかと言うと、イベントやフェスでは最初に出て来て、やり逃げするみたいなライブが好きなんですけど、20年以上バンドを続けるなかで、“アニサマ”や“リスアニ!LIVE”でもやらせてもらったことがありますが、大トリを任せてもらえるというのは、ある程度信頼感がなければ、そうした機会はいただけない気もしているんですね。そうした部分を任せてもらえるということはすごく光栄なことだなと思います。
——オーディエンスとの信頼感もありますよね。
KOHSHI 確かに。
——FLOWはアニメとの親和性を持っているけれど、“JAPAN JAM 2026”や“男鹿ナマハゲロックフェス”のように、名だたるロックバンドが居並ぶフェスにも出演されます。アニソンファンにとって、トリを任せるに相応しいバンドだと思われていることは、ここまで積み上げてきたものがあるからこそだな、と感じます。
KEIGO 本当に嬉しいことですよね。「FLOWがいいよ」って思ってもらえているということですからね。
——ラインナップで考えた時に、アニソンシーンだけじゃない様々なステージを経験してきたFLOWがトリにいる“アニエラ”をやってみたかったという主催側の思いがあったと聞きました。ファンの反応も納得している様子だったことも印象深いですね。
TAKE 初年度は我々がトリ前で、トリがangelaさんで、お客さんもブチあがっていたんですよね。
KOHSHI 納得のトリだった。
TAKE 初めて出てトリをするのとは違って、段階を経てトリにいけたことはバンドとしてもストーリーを持ててよかったですね。
KEIGO 嬉しいですね。
KOHSHI じゃあトップバッターをまだやっていないので、次はトップバッターで。1発目をぶちかましたいな、と思います。
TAKE トップバッターを前提に「出演させてください」ってお願いしましたからね。そうしたら、そのあとずっとクラフトビールを飲んで、楽しみながら全アーティストを観られるし(笑)。
KOHSHI 一番大好きな出演位置ですよ。
TAKE トリの一番良くないところは終わるまで酒が飲めないことなんだよ!!(笑)。
KOHSHI しかも終わったら、バックヤードのケータリングがみんな撤去されてるんだから。
KEIGO あはははは(笑)。すごく思いを込めてトリにしてもらっていたのに、そんなこと言うな!
TAKE 2025年にトリとしての役割を果たせたと思うので、今年はトップバッターとして……。
KEIGO (先頭打者として)塁に出ます!
TAKE ロケットスタートしたいと思います。
SHARE