声優・青木陽菜がここまで「ロック」の似合うアーティストだったとは思わなかった。いや、正しくは「知ってはいたけれど想像を遙かに凌駕していた」という表現の方が合っているかもしれない。音源での印象とはまた異なる、バンドマンとしての風格が、5月31日のワンマンライブを観て感じられたのだ。
2023年、ソロでの音楽活動をスタートした頃の彼女は、アコギでの弾き語りをメインにライブを行っていた。そんななか、2025年4月開催の単独イベント「Pre-Piyo-Sound 2nd」より、自身の愛称“ひなぴよ”を冠したパーマネントなバックバンド・HINAPIYOBANDとのステージングを展開。今年1月に東京・Kanadevia Hallで行われた1st LIVE「BLUE TRIP」を経て、バンドメンバーとの関係値がより深まったなかで実施されたのが、今回の初ライブツアー“青木陽菜 LIVE TOUR 2026「衝動ROCK」”というわけだ。
その折り返し地点となる4公演目、本ツアー最大規模の会場となる東京・LINE CUBE SHIBUYAで、ひなぴよとバンドが見せたロックの衝動に満ちた公演の模様をお届けする。
TEXT BY 北野 創
PHOTOGRAPHY BY Jun Tsuneda
SHARE