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INTERVIEW

2026.03.23

【連載】「学園アイドルマスター」初星学園3rd Singleリリース記念キャスト連続インタビュー:第3回目 飯田ヒカル(藤田ことね役)

【連載】「学園アイドルマスター」初星学園3rd Singleリリース記念キャスト連続インタビュー:第3回目 飯田ヒカル(藤田ことね役)

ことねのアイドル力を詰め込んだ楽曲は、ボロ泣きするほど感謝の気持ちも

――それも経て、「STEP3」で登場したのが「自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング」(以下、「しゅきしゅきソング」)です。タイトルからインパクト抜群ですが、第一印象はいかがでしたか?

飯田 タイトル面白すぎでしょ!と思いました(笑)。聴いてみたら、“ピンポンパンポーン”って自分の自己肯定感が大きく下がっていることをニュース風に伝えるシーンから始まりますし。それをやっていることねを想像したら、かわいすぎて笑っちゃって。しかも、最初からファンを思いっきり煽って、ボルテージをどんどん上げて、サビは全部ファンに歌わせるという、まさに異例の曲というか。アイドルが最後しか歌わないアイデアでくるなんて、(作詞・作曲・編曲の)ヒゲドライバーさんは天才だと思いました。よくぞここまで、ことねが培ってきたアイドル力をフルパワーで詰め込んだ楽曲を作ってくださったなと。

――ヒゲドライバーさんといえば、前回のインタビューで飯田さんは「『あんきら!?狂騒曲』を1人で歌っていたこともあります」と話していました。「あんきら!?狂騒曲」もヒゲドライバーさんが手掛けた楽曲ですよね。

飯田 そうなんですよ。最初は「え?嘘でしょ?」と思いましたが、すごく嬉しかったです。それこそ、さすが「あんきら!?狂騒曲」を作った人だなって。光栄だからこそ、この面白い曲を最大限みんなに楽しんでもらえるように歌おうと決めました。

――サビをファンに歌わせるわけですから、レコーディングも今までとは勝手が違ったのでは?

飯田 違いはありましたが、レコーディング自体はスムーズにいきました。これまで色んなコール曲を歌ってきて、「もっと煽ってください」とよく言われていたので、その経験が活きたと思います。でも、「しゅきしゅきソング」は「STEP3」の楽曲。これで“あの人”に勝たないといけない。ことねは自己肯定感が上がることで、パフォーマンスが爆発的に素晴らしくなりますよね。なので、私もレコーディングでは、最初の“「しゅき」及び「だいしゅき」以外の言葉を…禁止します!!”から“(しゅきっしゅきっ しゅきしゅきっ)ちょうだい♪”のところは、自分自身が褒めてもらっているのを想像しながら、どんどんテンションを上げていきました。

――ことねの気持ちをそのまま感じていたのですね。

飯田 はい。レコーディングで使った歌詞カードを見直したら、「とにかく調子に乗る」って書いてあります(笑)。ことねは褒められたら素直に受け取って、とにかく調子に乗っちゃう子なので、調子に乗ったちょっとおちゃらけた表現も入れてみました。それに、“元気に(しゅきぃ~)”や“大きな声で(しゅきしゅきぃ~)”のところなど、とにかく表情豊かですよね。私も“初 TOUR”で初めてことねとしてパフォーマンスをした時に研究したのが“表情”。表情をずっと見てほしいという気持ちを込めながら、鏡の前で色んな表情の練習をしたんです。今回も表情筋をかなり動かして、みんなを楽しませる色んなパターンを考えながらレコーディングしました。

――そういうところも、本当にことねとリンクしていますね。ゲーム内のライブシーンもすごく表情豊かですし。

飯田 私もあんな感じで表情をコロコロ変えながら歌っていましたし、“大きな声で!”のところは本当に大きな声で叫んでいました。完成したものはボリューム調整されていますが、実際には巨大なアリーナ会場にいるくらいの、ものすごい大声だったんですよ。

――そうやって煽りに煽った後、最後はことねがお返しに歌うのもいいですよね。

飯田 ここは、MVで描かれていたような映像が頭の中に流れていました。「誰に向けて歌ってください」とは言われていなかったですし、MVがどんな映像になるのかは聞かされていませんでしたが、まさにあんな感じで。歌詞カードに「私を選んでくれたプロデューサー」「応援してくれているお客さん」「自己肯定感をたくさん上げてくれたお客さん」「家族のみんな」「友達のみんな」などと、ことねに関わる人たちのことを書いて、そこに向けて感謝の気持ちを込めて歌ったんです。

――MV制作サイドにも気持ちが伝わったんだと思います。

飯田 この部分は“しゅき しゅき だいしゅき”だけで、歌詞らしい歌詞がないですよね。歌詞がないのはどうなのかという意見も見かけましたが、私は逆にこれが激エモだと思っていて。レコーディングでもありがとうの気持ちが溢れて、涙で声が震えちゃったんですよ。一旦落ち着いてから、しっかりと歌ったものが採用されましたが、最初はもうボロ泣きで「ありがとう~(震え声)」って(笑)。

――さすがに泣きながらの歌声は使われなかったですが、気持ちはそのくらいだったと。

飯田 そうなんです。先日の“THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD 2025”(以下、“MOIW2025”)で披露した時も泣きそうになってしまって、正直かなり声が震えていたと思います。

――“MOIW2025”といえば、この曲の初披露が京セラドーム大阪とはビックリしました。

飯田 私も“MOIW2025”でやりますと言われた時、ライブ担当のスタッフさんに「え?なんでですか?」と聞いたんですよ。「合同ライブですよ?やって大丈夫なんですか?」って。嬉しい気持ちはもちろんあったのですが、それ以上になぜここでやるのか超疑問で。理由を聞いたら、“初星大運動会”での出来事がきっかけみたいでした。“初星大運動会”では、ライブパートの前に3rdシングルの告知映像が流れたんですね。その時に会場のプロデューサーさんが“しゅきしゅき”コールをしてくださって。出番直前の私もステージ袖で聴いていましたが、皆さんのコールが完成されすぎていて、ライブ担当スタッフが「これは今すぐにでもやらなきゃ」と思ったらしいんです。

――なるほど。

飯田 私、あの日は体調不良で前半パートに出られなくて、そんなことは初めてだったから自己肯定感が下がりまくっていたんです。そんな私を“しゅきしゅき”コールが力づけてくれました。だから、私もお返ししたいと思ったんです。歌うことになった理由は納得でしたから、あとは頑張るしかない。やるぞ!って気持ちで“MOIW2025”に挑みました。

――そして、最大級の“しゅきしゅき”コールを浴びたわけですからね。実際に会場で観ていて、ドームに響き渡るコールは圧巻でした。

飯田 合同ライブなので、「学マス」のプロデューサーさん以外もたくさんいたと思うんです。でも、私には会場の全員が歌ってくださって、全身「しゅきしゅきソング」に包まれた感覚でした。あれは忘れられないです。あと、2番は「学マス」のみんなが出てきてくれましたが、1番は1人で歌っていたので「飯田さん、ド緊張しただろうな」「あそこに1人で立つのはすごい度胸だよね」といったコメントも結構ありました。でも、実際には全然緊張しなかったんですよ。目で追えないほどたくさんのプロデューサーさんがコールを返してくれるのが、楽しみで仕方なくて。ステージに出る前は一瞬緊張しましたけど、出た瞬間にノリノリになっていました。とにかく楽しかった記憶しかないですね。

――この曲でもう1つ気になったことがあって。「しゅきぃ」などのコールは仮歌ではヒゲドライバーさん本人が入れていたそうですが、最終的には誰の声が使われているのですか?

飯田 私の声とヒゲドライバーさんの声を両方使っています。私が録った時は「まずはいったんオタク(ファン)側の気持ちで」と言われたので、ことねの声だけどオタクとして全力でコールしました。低い声でコールしている部分もありますから、そこはヒゲドライバーさんの仮歌の声をそのまま使っていると思います。「藤田ことね with ヒゲドライバー」と言っても過言ではないので、ぜひコール部分も注目して聴いてもらいたいです。

描かれた情景や心情が思い浮かぶ、コミカライズ発の楽曲やユニット曲たち

――前回のインタビューでは聞けなかった、そのほかのソロ曲についてもお聞きします。「ふわふわ」は片思いの女の子を描いた正統派ソング。

飯田 「ふわふわ」はこれまでの曲とは違い、等身大の高校生の恋心を歌っています。初めて聴いた時も、ステージで披露した時も、緊張ではない別のドキドキがありました。ウブな心を思い出させてくれるというか。少しずつ相手との距離が縮まっていき、苗字呼びから名前呼びになっていく様子は、応援したくなりますね。

――ことねを主人公にしたコミカライズ「学園アイドルマスター GOLD RUSH」の特装版に収録されている、オリジナル曲「かちドキ」もカバー曲「GO MY WAY!!」も印象深いです。

飯田 「かちドキ」は、聴いた瞬間にコミックスで描かれていた情景がばーっと思い浮かんできました。特に、サビの“ほら見て! あたしに恋して!”から始まるフレーズはアイドル感が満載で。上手くいかないこともあるけれど、どんどん駆け上がっていくことねの始まりを感じさせてくれます。聴いていて心がぽかぽかする大好きな楽曲です。レコーディングではコミックスを(譜面台に)貼りながら歌ったんですよ。

――「GO MY WAY!!」は自分自身を支えてくれた楽曲とのことで。

飯田 はい。「GO MY WAY!!」は今でも超大好きです。上手くいかないことがあったら「GO MY WAY!!」を聴くのが私のルーティンなので、歌えて本当に幸せでした。この曲はことねにもすごく合うなと個人的に思っているんです。ことねって語尾に音符感があるというか、ちょっと語尾を上げてかわいさを出していますが、この曲の歌詞も“ノンストップで行ってみましょ♪”とか“フルスロットル飛ばしてみましょ♪”となっていますよね。ルンルンな感じもコミカルな感じもことねらしいですし、想いを込めやすかったです。ただ、最初に原曲をリスペクトして歌ってみたら、「もっと思いっきりやっていいですよ」と言われて。いつもの顔芸じゃないですけど、ことねなりの表現をふんだんに込めて全力で歌いました。

――そして、今回の3rdシングルには「標」と「ENDLESS DANCE」のソロバージョンも収録されています。

飯田 「標」は初星学園の校歌なので、学園で歌っているのをイメージしながら歌いました。ことねはライブだと音程を外すほど自由にやっちゃいますが、校歌を歌う時は優等生側だと思うんです。基本はきちんと歌いつつ、語尾をちょっと跳ね上げたり小さくハートを入れた歌い方をしたりすることで、かわいさも散りばめました。あとはやっぱり、フェイク部分は聴きどころですね。アイドルによってまったく違っていて。ことねといえば他の曲でも「イエーイ!」ってよく言うので、ここだけは自分の独壇場になったつもりで、元気いっぱいに「みんな見て~!」という気持ちで歌っています。

――「ENDLESS DANCE」はいかがですか?

飯田 この曲は“初陣公演”で初めて聴いて、すっごくノリの良い、一緒に踊りたくなる曲だなと思いました。“jump up jump up 踊り狂え 揺らせ揺らせダンスホール”とか“この歌の虜になれ”とか、ちょっと狂気的というかダーク要素もありますが、ことねといえばダンスが武器ですから、純粋に「ダンスがしたい」「みんなでこの瞬間を楽しみたい」という気持ちを込めています。最後の“終わらせないよエンドレスダンス”のフレーズも笑顔で楽しんでいる感じを出したので、そこも注目してもらいたいです。

――曲の後半は、実際にステージでテンションが上がっていく感じといいますか、ライブ感がすごくあります。

飯田 実際にそのようなディレクションをいただいたので、大きなミラーボールのあるダンスホールで本当にライブをしている姿を想像しながら歌っていましたね。

――ソロ曲以外では、Re;IRISの「雨上がりのアイリス」も思い入れが強いと思います。この曲の印象やレコーディングのこともお聞かせください。

飯田 この曲は、Re;IRISがユニットを組んでいくストーリーを先に収録していたからこそ、想いをたくさん込めることができました。最初はそれぞれが1人ぼっちで上手くいっていなかった3人。でも、サビに向けて1人から2人、2人から3人になっていくんです。歌いながら「メンバー集めが大変だったな……」とストーリーを思い出しました。そして、“もうすぐ希望が届く”からバーンとサビに行くのですが、ことねだったら「こんなにすごい子たちとユニットを組むんだから、絶対行けるっしょ、私たち!」みたいな感じで、強い味方が参加してくれたことにキラキラした希望を抱いたと思うんです。

――3人がそれぞれの想いを胸に王道な楽曲を歌っていて。

飯田 ゲームのライブシーンでも、歌っている時に3人がすごく目を合わせるんですよ。いつもは喧嘩ばかりしているけど、歌っているときは心が1つになる。「3人でもっともっと高見を目指そうね」「これからもっと大きくてキラキラしたステージが待っているよ」というワクワクや希望を込めて歌いました。本当に大好きな曲です。

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